XaiJu
葉一
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ダンジョンで拾った呪われた装備でインキュバスに転生しちゃう話(2)

一言メモ:村に行き過ぎてエッチな話を書くシーズンが終わろうとしている。そしてまだ転生しない。  〇 「行くか」 「ああ」  テントを素早く折り畳み、出発の準備を整える。ガジェもシドーも、就寝時のことを全く覚えていなかった。2人とも汚れた下履きに半勃ちの陰茎を擦り付けながら歩き出す。ごわごわとした違和感を抱きながらも、その猥褻な自らの状態に気付かない。呪われた装備によって発情状態になったガジェと、そのガジェに魅了されているシドーは認識が歪められ、淫らな行為への抵抗感が落ちていた。2人はそれでも、ダンジョンを掻き分け奥深くに潜って行ってしまう。 シドーが見つけた階段を下ると、そこは蔦状の植物に覆われた熱帯のような雰囲気のフロアだった。ムッとした湿気と熱でガジェは顔をしかめる。 「あちぃな……」  ガジェはグローブで額の汗を拭う。シドーは黙々と歩を進めていくが、逞しい肌に汗がじんわりと浮かび、肉体を艶めかしくぎらつかせていた。汚れた褌が汁気で透け始め、薄い体毛と陰茎がはっきりと分かる。ガジェは目のやり場に困りつつ、食い入るようにシドーの股間を見ていた。 (東の奴らはとにかく薄着すぎるよな……目に毒だぜ…………それにしても……)  蔦を掻き分けようと伸ばされたシドーの腕の筋肉の隆起に、その肉の軋みに、目を奪われた。 (シドーのやつ、また鍛えたな……) 「おい」  ぼうっとしていたところにいきなり呼びかけられて、ガジェは驚いた。 「何だよ」 「宝箱だ」  眼前にどかっと置かれた宝箱がある。シドーはガジェと一緒にいるときには宝箱は自分で開けないことにしている。1つは罠があった場合、対処が下手なこと。もう1つは、中に入っているものの価値がよく分からないことが挙げられる。東方のものならよく分かるが、入っていた例がない。 「どれどれ」  様子見してからゆっくりとガジェは宝箱を開ける。出てきたのは黒い薄布で、V字のような形状をしている。 「これは……下着だな……」  股間を覆う部分以外はほとんど紐のようであり、シドーは瞬く間に表情を渋くした。ガジェはその触り心地が、思った通りグローブやブーツと同じく柔らかく、伸縮性に富んだ素材でできていることを確かめる。シドーの許可も待たずに腰当を外して下履きを脱ぎ去ると、躊躇いなく下着に両脚を通した。シドーは呆れたように肩を竦めたが、汗で湿り、ぬらついたガジェの陰茎が露わになるのを見逃さなかった。半分皮を被ったチンポが、あまりにも面積に乏しい黒布に窮屈そうに押し込まれていく。 「あー、これちょっと、きついかな……」  ガジェが無造作に右手でポジションをごそごそと直すその様子に、シドーは顔を赤らめていく。へそ下の髪色と同じ焦げ茶の陰毛が、パンツのきついV字の形状からはみ出してしまう。振り返れば臀部は丸出しであり、T字の紐が綺麗に尻の割れ目に収まっている。女娼の踊り子が、似たような装束を纏っていたなとシドーは思い出していた。 「どうだ?」 「お前が良いなら何でも良いさ」  シドーは投げやりな気持ちで返事をする。おかしいということは分かっていたが、それを具体的に指摘するほど理性が保てている訳ではなかった。グローブやブーツと装備として揃いになっているのだろうということだけは直感的に理解できる。それくらいだった。 「実はな、ほれ!」  ガジェが手に隠し持っていたものを放り投げえう。シドーはモンクらしい俊敏さでそれを中空で掴み取った。 「なんだこれは」 「宝箱にもう一枚同じのが入ってたんだなあ」 「俺はこういう下着は好かん」 「いやいや、同じようなもんだろ?それに、言いにくかったけど結構汚れてるじゃねえかお前の……名前なんだっけ、下着」  シドーはそれを指摘されて初めて自分の褌が汚れきっていることに気が付いた。羞恥心とともに、手触りの良い黒布が手中で存在感を増してくる。 「な、騙されたと思って履いてみろよ」  ガジェが馴れ馴れしくシドーの肩を叩いた。履いても良いかな、という逡巡がダメ押しされる。ここでこの見習い冒険者のパーティは分水嶺を越してしまう。即ち、不可避の敗北へと歩みを止められない。男らしく下着を取り払い、堂々とシドーは怪しい下着に脚を通す。ガジェよりもふっくらとした股間をゆさりと揺らし、シドーはガジェと全く同じ装備を身に着けた。 「…………悪くねえ」 「だろ?」  破廉恥な格好になった互いの姿を見つめあい、股間から先走りが垂れていく。ガジェもシドーも、その事実に気が付かない。外した腰当やアイテムを拾うことなく、ダンジョンの奥に歩みを進めていく。2人の顔はどこか虚ろで、だらしなく口元が歪んでいた。 ガジェ:見習い戦士/ステータス異常:発情、淫夢、従属(淫)(性的欲求に抗うことができなくなる+認識阻害)、絶倫(性行為に限定して体力増大) 武器:鉄の剣 頭:なし 胴:皮の鎧 腕:インキュバスグローブ+(力強化・発情効果) 腰:色欲の下着(従属(淫)効果) 脚:インキュバスブーツ+(素早さ強化・呪い耐性ダウン)  淫乱装備(3):魅力+100、絶倫効果 シドー:見習いモンク/ステータ異常:魅了、従属(淫) 武器:鉄の爪 頭:ねじり鉢巻き 胴:なし 腕:リストバンド 腰:色欲の下着(従属(淫)効果) 脚:布靴  ※  ダンジョンの主は暗く、深い、地の底で目を覚ました。  主が目を覚ました、ということは飢餓の表れである。即ち、ダンジョン内の魔力が不足している。そういうときは手っ取り早くダンジョン内の人間を消化して、魔を補充することを良しとしていた。ダンジョンの主にとって、ダンジョンの内部は腹の中とほぼ同義だった。これ見よがしに人間が食いつきそうな餌を宝箱に入れて置いといてやる。そうすると浅薄な人間たちは徒党を組んでダンジョンにやってくるのだ。ダンジョンの主は大雑把に、餌となる人間のことをそう理解している。  それにしても。  主が飼殺し、使役している魔物が極端に少なくなっていた。それもそのはず、主が前に目覚めたのはもう数百年も昔のことだった。魔物は魔物で補充しなければならない。魔力を固めて産み落とす方法もあるが、腹が減っているのに折角手に入れた餌で小間使いを養うというのは本末転倒だ。そのため、主は餌とは別に目ぼしい人間を見つけてこれを懐柔し、魔物へと転生させることにしていた。今回もそれをする必要がありそうだ、と主は微睡みに戻ろうとする頭の中で理解する。 「ガーゴイルよ」  主が虚空に向かって呼びかけると、どこかのフロアで、台座の上で完全に石像と化していた悪魔が返事をした。 「はい、我が主」  転移魔法で即座に移動し、片膝をついてガーゴイルが主の前に侍った。灰色の肌に流々とした筋肉、蝙蝠を思わせる大翼、鳥類の如く変形した鉤脚、魔族の証たる角と尾、濁った瞳で主を見上げる視線は畏敬に満ちている。人間だった頃はダンジョンの調査団長として派兵された騎士だった。呪われた首飾りにより石化し、長い年月をかけて部下共々ガーゴイルへと転生した。寸分も身体を動かせない状態で、常時絶頂が続く快楽地獄の中、騎士達の人間としての経歴や過去の一切は擦り切れるようにしてなくなってしまった。淫楽に溺れるごとに、人間の姿形を失っていき、みな一様に醜いガーゴイルへと変貌を遂げたのである。流々と陰茎を漲らせ、ガーゴイルは平伏する。主に、自らの屈従を示すかのように。 「魔物が少ないな」 「はっ」 「手頃な餌が表層近くにいるようだ。転生させて手駒を増やすように努めなさい」 「はっ、我が主の仰せのままに」  ガーゴイルは深く頭を垂れると、来た時と同じように魔法陣の輝きを残して消え去った。面倒なことだ、と主は寝返りを打つ。ダンジョンが大きく揺れ、内部にいる冒険者たちに多くの苦難を与え始めた。  〇 「はあっ♡はあっ♡はあっ♡」  喘ぎ声。 「おおッ♡おおッ♡おおッ♡」  雄叫び。  テントの中で2人の冒険者が黙々と自慰に耽っていた。肩が付くほどの密閉空間で、仰向けになり、2人とも色欲の魔が染み込んだ下着に導かれるまま手淫に勤しんでいる。淫行への抵抗感が下がっていること、そして認識阻害の効果が彼らを蝕んでいた。『男だからムラムラすることもあるだろ』。だから互いに自慰をしている姿を見ても、見られても、平気である。そんなおかしな論理がまかり通る。 「あー、いくぅっ、チンポすげえ♡」  普段のシドーからは想像もつかないような卑猥な言葉が出る。その事実にガジェもシドーも興奮を高めていく。射精するたびに、彼らは魔に侵されていった。人間性を失い、理性を蕩かし、狂気に蝕まれる。ちょうど、ガーゴイル達がそうであったように。  精液が下着に吸われ、ダンジョンの主の糧になっているとは露も知らずに、男達は何度も、何度も果てる。時間としては明け方になり、文字通り精根尽き果てて汗だくのまま泥のように彼らは眠った。 テントの外に、ガーゴイルが忍び寄る。2人の痴態を悟ってほくそ笑んでいた。 「ケケ、転生に相応しい、浅ましい人間だ」  宝箱をこれ見よがしに置いて帰る。この冒険者達に最早理性は働かない。どんな邪具であっても悦んで装備するだろう。  生臭い肉体を引きずりながら、男達は目覚めた。起き抜けにガジェは手淫し、何でもないことのように射精する。生臭さの源が下着にたっぷりと染み込んでいく。シドーは装備が少ないからかさすがに萎えている。 「おい、宝箱があるぞ」 「昨日はなかったのに?」  訝しむガジェを尻目に、シドーは躊躇いなく宝箱を開けた。『自分のための装備があるのではないか』。そうした思いが無意識の内に強くなっている。そしてそれは、ダンジョンの主に筒抜けになっていた。黒い獣毛に覆われた、手首までのグローブ、その先端には赤く鋭い爪が五指揃っている。禍々しいオーラを放つそれに、シドーはほんの少し、装備することを逡巡した。 「おっ、お前用の武器じゃねえか。良かったな!」  ガジェのその一言で、逡巡は呆気なく流されてしまう。どうしてこうも都合良く装備が見つかるのか。そうした疑問は既にどこかに消え去ってしまっていた。吸い付くように両手に装備された爪は、まるで元来、自分の肉体の一部かのように馴染んだ。 「ああ……すげえ、良い装備だ……」  そう満足げに呟くと、シドーも自然と股間を揉み始める。「おッ♡」。また一つ、冒険者達は魔に堕とされていく。 ガジェ:見習い戦士/ステータス異常:発情、淫夢、従属(淫)、絶倫、自慰中毒(確率で行動ターンに自慰) 武器:鉄の剣 頭:なし 胴:皮の鎧 腕:インキュバスグローブ+(力強化・発情効果) 腰:色欲の下着+(従属(淫)効果・自慰中毒) 脚:インキュバスブーツ+(素早さ強化・呪い耐性ダウン)  淫乱装備(3):魅力+100、絶倫効果 シドー:見習いモンク/ステータ異常:魅了、従属(淫)、自慰中毒、狂化(攻撃力が上がるが状態異常にかなり掛かりやすい) 武器:魔獣の爪(狂化・魔防ダウン) 頭:ねじり鉢巻き 胴:なし 腕:リストバンド 腰:色欲の下着+(従属(淫)効果・自慰中毒) 脚:布靴


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