XaiJu
葉一
葉一

fanbox


お話の書き方(1)

※本稿の内容は全て私見です。 この文章の要約:えっちなお話をさくさく書きたいのである。 ☆本文に関係の無い前文 ○本稿の主旨について(前文に代わる言い訳) 文章を書くということについてあれこれ言うのは恥ずかしいので、いつも黙っているのだが、しばしば尋ねられることもある。ただ、一般公開するのも自意識過剰で恥ずかしい(こう思ってるところも恥ずかしい)ため、いつもお茶を濁していたのであるが、こんなに制限されたところなら、多少文章を書くことについて考えを述べることも許されるのではないかと思い、こうして文章を作成しているのである。とういうことで、自分はこんな風に頭を使ってお話を書いてるよーということをつらつらと書き記して何かの(何だろう)足しにしたい。 ○自己評価について で、作者自身の技量はどうなのよと思う訳である。本当に人に何かしらの指針を示せるだけの技量があるの?と聞かれると自信は全くない。自己評価としては(あまり自己卑下をしても仕方がないので)率直に言うと、文章のレパートリーや話の構成が上手な方ではないと思う。ただし、興味関心のある分野が割合幅広で、継続年数×ジャンル数でブックマーク数がそこそこ伸びる中堅どころといった認識である。ちなみに作者自身は自分の話が人気になると嬉しいけれども、それでどうこうしようとか(例えばもっと読者を増やしたいとか)、思いのほか不人気で落ち込むということは全くない。というのも、趣味でやっていることなので、自分の書きたいときに書きたいものを書きたい程度にしか書けないし、それでいいや、と思っているからである。創作活動に対してあまりにも無頓着な人ではあるので、以下、そのつもりで読まれたい。 ☆執筆前のあれこれ ○普通の小説とえっちな小説について まずそもそも、普通の小説とえっちな小説は話の展開及び表現方法が異なる。というのも、えっちな小説には読者のニーズが割と一意に定まっている(要するにえっちなことに使う)ため、それに間に合うように書くことが前提となるのではないか。というわけで、ぼくはこんなことを考えながら書くようにしている。 ・そんなに重たい話を書かない。 「重たい」という言葉は多義である。話が複雑であるとか、感情が込み入っているとか、キャラクターの説明に大幅な文章量を費やさなければならないとかを意味する。というのも、そんなに人間の脳は上品にできていないので、パンツを脱いで便座に跨ってケータイを見ながら読んで使えるかどうかといったところに重きを置くと、あまり関係の無い話を延々とされるのも下半身が寒くて大変なのである(※)。ただし、伏線を上手に練るなどの工夫をして話を書きたい時もあるので、そんなときは「さあ、ここからえっちなシーンですよ」というのを分かりやすくしておくのが良いと思う。例えば栞を挟みやすいところに盛り上がるシーンなんかを持ってくると、読み手が読み返すときに便利なのではないだろうか。 ・さっさとえっちなシーンを入れる。 イントロの段階でえっちなところを書いちゃおう、という作戦である。さっさと自分の書きたいシーンを挿入できるので書いてて楽しい、かもしれない(個人的に「先制エッチ」と呼んでいる)。また、読み手に「今回はこんなお話ですよ」ということを簡便に伝えられて良いというメリットもある。名もなきモブを犠牲にしてもいいし、ネームドでこの後活躍してもらうのも良い。ただし、最初にえっちなことをさせられる人は助走の短さ故にキャラクターの掘り下げをするのが難しいデメリットもある。 ・世の中の人はそんなにこだわって読んでない。 微細な表現にこだわってやきもきすることはあるが、実のところ、自分がえっちな話を読むときにそんなに気にしてないなあとも思う。なかなか難しいときは一旦読み手に戻ってみて、多少自分の文章を許しながら執筆を進めることも大切である。 あとは本当に個人的な意見であるけれども、一般小説と比べてえっちな小説は「ストーリー・キャラクター≦シチュエーション・文章表現力」になりがちなので、最初はそれを意識しつつ、たまにがっつりストーリーを練るみたいな書き方で研鑽を積むと上手になりやすそうって思っている(ぼくもなりたい)。 ☆執筆するときのあれこれ ○書きたいシーンを決める ぼくの場合は一枚絵のように、こういうシーンを書きたいなというイメージを抱くところから始まる(宮部みゆきもそうらしい)。話の骨格を決めて、概ね書くことが全部定まってから書くタイプの人もいる(トルストイもそうらしい)。以下、ぼくの場合を書いてみたい(3パターンくらい考えてみた)。 1:書きたいシーンをイメージする→好きな要素を足す  ①兜合わせ→双方発情している感じ→汗だく+手を使わない+キス  ②床オナ→そのまま獣に変わる→背骨が艶めかしくしなるのが良い→ケモチン+黒豹+動物的な腰の振り方  ③敬礼→体格の良い若者がぴしっと敬礼し続ける→認識が歪んでると良さそう→軍人+全裸勃起+訓練 2:ジャンルやシチュエーションを決める→得意・不得意はさておいて話の筋になりそうなものにする(設定の矛盾等を予め知る)。  ①フェロモン系:お互いの汗の匂いに惹かれて発情してしまう/フェロモンやその状況についてどのように説明・設定するか。  ②TF系:オナニーの感度を高めたくて通販で薬を買い、服用している内に副作用で黒豹に変わってしまう/主人公一人だけでは無理そう。TF後はどうなるのか。  ③常識改変系:新兵訓練にて異常行動を強いられる内に誰も疑問視しなくなっていき、全ての命令に従うスレイブ・アーミーが出来上がる/ちょっと馬鹿っぽい。疑問視しなくなる過程をどう示すか。 3:登場人物の特徴・関係性を決める→ディテールを詰める時と詰めない時がある(読み手にキャラクターの造詣を委ねる割合を自分で決める)。 ①A:30歳手前くらい/厳つい・筋肉質・身体デカい・先輩  B:大卒すぐくらい/細マッチョ・足早い・明るい・頭弱い  A,B共に社会人アメフトチーム(ポジションとか調べて配置する)。そのチームではチームメイト同士の結びつきを強めるために、寮の同室者2名を「バディ」として共に行動させることにしている。Bの「バディ」は移籍の為不在となり、代わりに新卒のAがBの「バディ」となる。 ②A:20歳くらい/大学生・陸上部・スジ筋・性欲強い→黒豹  Aの先輩/割と逞しい・陸上部・からかい上手・強か→実は虎  Aの先輩がえっちな後輩にえっちな薬を勧める。 ③A:20代/逞しい(レスリングとかやってそう)・愚直・童貞  B:20代/逞しい(猿っぽい)・明るい・すぐ常識改変される  C:30代/Aの学校の先輩・かなり逞しい(逆三角形)・常識改変済み  AとBは同期で、訓練の進行とともにBがどんどん常識改変されていき、Aも違和に気が付かない。Cは時折訓練の模範として登場し、A・Bの今後を予期させるように動く。 4:簡単なあらすじを作る(脳内で可・ちょっと内容を補完しながら盛る)  ①社会人アメフトチームにはある掟があった。同室者と「バディ」となり、衣食住と共にすること。Aはその意味を図りかねていたが、「バディ」のBと接するごとに段々と恋慕の情を抱くようになっていく。Bも同様に、部屋に焚き染められた特殊な香によってAを愛し始め、特に嗅覚によって条件付けられた二人は互いの匂いに熱烈に惹かれるようになる。とうとう我慢できず、Bの脱ぎ散らかしたユニフォームで自慰に耽るA。それを見つけたBは「俺が手解きしてやるよ」と言い、既に先走りの滴り始めた肉棒をAのそれに擦り合わせる。オンナとのセックスの何倍も気持ちの良い兜合わせに、AとBはすぐに果ててしまう。互いの精液の匂いが彼らの「バディ」としての結びつきを決定的なものに変え、どちらともなく肉厚な舌を絡ませ合った。こうしてAはBの番いとしてチームに受け入れられたのだった。  ②時間があればオナニーばかりしているAは、とうとう精力剤に手を出そうとする。Aの先輩が「それなら良いのがあるぜ」と渡したのは精力剤とは名ばかりのヒトの遺伝子を強力に組み替え、それぞれに最適な動物に変化させるTF薬だった。服用するごとに性欲が高まり、身体が獣臭くなるAは、それでも得られる快感に酔い痴れて服用を辞めなかった。薬を飲み、狂ったように股間を床に擦りつけるその姿は、手の使えない野獣そのものとなっていた。Aは自分の身体がみしみしと骨格を変えていくことに気が付かない。これまでの快感を上回り、射精に至った瞬間、Aはヒトではなく巨大な黒豹そのものへと姿を変えていた。それまで監視していたAの先輩は本性の虎の姿となり、持て余していた野獣としての性欲を後輩だった黒豹にぶつけていく。性欲に狂ったケダモノが、世界の至るところで密やかに増え始めていた。  ③厚い胸板にバーコードと「甲003」と記されたCが敬礼をする。軍帽とブーツのみ着用したその姿はしかし、誰よりも凛々しく、誰よりも清らかだった。首から下は全て脱毛処理が施され、一切の遮りのない陰茎は雄々しく天を突いている。尻に入れられたアナルプラグから垂れ下がるドッグタグだけが、筋肉の緊張から揺れ動いていた。Aが隣のBを見遣ると、同じ姿で、何の疑問も無く、Bも同じ姿で敬礼をしている。当然、Aも。そこにいる全ての者が同じ姿勢で、炎天下の中裸体を晒し、つうっと汗を垂れ流していた。何かがおかしい、とAは思う。それが何だかは分からない。「射精許可!!」。「はっ!!」。敬礼したまま、全員が一斉に射精する。コンクリートの地面に幾筋も淫らな線が引かれ、むっと青臭い匂いが辺りに立ち込める。それで、Aの違和感は消し飛んでしまった。今日もまた訓練が始まる。そうした日々を繰り返し、徐々に個人から集団に、集団から物になっていくAとB。Aは「乙001」、Bは「乙003」となり、C同様胸板に烙印を押されるのであった。 5:肉付けしていく でも疲れたのでこの辺でとりあえず終わり。

Comments

Very nice tutorial, looking forward to more wisdom from yoichi sensei

klufsting


More Creators