XaiJu
jiro
jiro

fanbox


(支援者限定)その後 ~セイル~

(2)エピローグ:セイル 「またお手手の中でぴゅっぴゅしてください♡ はいどーぞ…♡」 リリーナはそう言うと、セイルのペニスに絡ませた右手の指に今一度力を込めた。 キュッと閉じられた指の合間、オイルと先行するカウパーや精液の混合液が圧を受けて漏れ出す。 「この体位は好き? さっきのヤツとどっちがいいのかな~♥」 一方のオリガは彼の左側から、掌をペニスに纏わせている。 セイルはベッドの淵に腰掛けたまま、ペニスを弄ばれている。 背中側から2人のサキュバスに密着されながら──。 そのサキュバスの名はリリーナとオリガと言った。 2人はセイルの背中の左右半身を2等分する様にピッタリと寄り添い、セイルの背中には柔らかな2人の胸の膨らみが当たっている。 そしてセイルの赤く節ばったペニスは、ニュッと伸びたサキュバスの手指に背後から包まれていた。 『ぐちゅ…♡ぐちゅ…♡』『ぐぷ…ぐぷ…♥』と聞こえる水音。 「ん、硬ぁ~い♥」 「もう限界って感じの固さですね…♡」 射精の間際、一層硬く怒張したペニスを嬉しそうになぞりながら、サキュバスはセイルの耳元に口を寄せる。 「射精<だ>してください…♡」 「ほらぁ♥次のピストンで射精<だ>せるよ♥」 『にゅるん♡♥』 下がり落ちた手のひら。 ツヤツヤと輝きを放つ亀頭に、10本の指が奪い合うように引っ掛かる──。溝やクビレを検めながら根元まで。 『ビュグ、どぷっ、ドブ』 予告通り即座に、指の隙間から濁った粘りが放たれた。 しなやかな指の間隙を埋め、蜘蛛の巣の様に絡まり糸を引く白い濁り。 ぼたっ。ボトボト。 手指の檻から逃れた精液は板張りの部屋の床に落ち、重たい音を立てる。 「うふふ…♡いっぱい出てる…♡」 「全部出るまで動かしてあげる♥ じっとしてて…♥」 一頻り射精が終わってからも、リリーナとオリガの指からは力が抜けない。 寧ろ、亀頭をコリコリと半ば潰し、濾し出すような意図を見せる。 くりゅくりゅ。ゴシゴシ。とした竿磨きにより、通り道に滞留していた残存の粘液も『ぽたぽた…』と順次抜き取られた。 そして、これ以上精液が残っていないと判断した頃、2人はペニスを手放した。 「たくさん出ましたね♡カッコイイですよ…♡」 「えらいえらい♥ あんな遠くの床まで飛んじゃったね♥」 セイルを優しく褒めそやし、2人のサキュバスは清潔なタオルで手に付着した穢れを拭き取る。 次いで、竿やその根元に溜まった精液溜まりも清めた後、射精の余韻に打ち震えたセイルの頭を撫で、愛おしそうに頬にキスをした。 そしてさも当然の様に、次の射精へと準備を進めていく。 「よいしょ…♥」 吐精の脈が冷めやらぬうちに、2人の妻は体勢を変化させていく。 ──正確には2人はまだ妻では無いが、その未来を疑うものはいないだろう。 リリーナとオリガ──。 闇夜に良く映える黒紫色のロングヘア。 大きく垂れ目がちの目元が柔和さと色気を演出し、大人びた印象を与える。 遠目には見分けがつかない程よく似た2人の外見は、2人が血縁、或いは姉妹であることを推測させた。 その美しい彼女達が身を寄せあい、金髪碧眼のセイルと密着すればたちまち金髪と黒髪、そして成熟と未成熟の美しい対比が現れる。 先程からセイルの身体はこの2名のシスターから甘く、時には意地悪く弄ばれているのだ。 正式な婚姻前の余興──といった趣だろうか。 用いるのはもっぱら手と指先。 セイルの師であるクラムが先ほど敗北した部位である。 「手で」と頼んだわけではないが、尊敬する師でさえも負けてしまう魔性の官能をセイルが知りたかったのは事実だ。 セイルは先ほどより何度も指先で摘ままれ、そして絶頂へと上り詰めていた。 リリーナとオリガは打ち合わせをせずとも、お互いの考えている事がわかるようだ。 抜群のコンビネーションと指遣いにセイルは為されるがまま身を委ね、極上の快楽を受け取る。 そして。今また2人はセイルを抱きかかえ、次の体位へと導いていく。 ベッドの奥深くに腰掛け、八の字に脚を延ばしたオリガ。 その脚の間に、同じく真っ直ぐに膝を伸ばしたセイルが座る。 オリガの長身に後ろから抱き締められ、セイルの身体はしっかりとホールドされる。 セイルの脚の間にはリリーナが膝を突いて正座し、セイルと向き合う。 「次は少し趣向を変えて、対面でお射精してください♡」 ──前。 「力抜いててね♥ この後の本番エッチの予行練習にもなるんだよ♥」 ──そして後ろ。 方向を異にする2人の言葉が鼓膜に吹き掛けられ、早くも下腹部に芯が作られる。 正面のリリーナが机に置いていたガラス瓶を手に取り、顔の高さから傾けた。 トロリとした液体が尾を引きながら零れ落ち、セイルの甘く勃起したペニスに垂れ落ちていく。 目の前で肉棒に垂らされていくオイル。ヒンヤリと少し冷たい。 垂れ落ちた部分からゆっくり重力に従って重い油が竿を降りていく。 次いで、リリーナの掌にもオイルが塗りたくられ、指先はシェードランプの光を妖しく反射する。 花樹の精油を使っているのだろうか、リラックスするような香りがセイルを脱力させた。 「次はいっぱい甘えて下いね…♡私達がセイル君のママになってあげますからね…♡」 「奥さんでもあるしママでもあるんだから♥ いっぱい甘えていいんだよ」 セイルは母の温もりを知らない。 生まれて直ぐに両親を亡くし、身寄りのない子供として修道院で引き取られてきたのだ。 だがその寂しさは、今や2人の魔族の妻が埋めてくれるのだ。 母がいたらこんな感じだろうか。と、セイルの心に安らぎと温かさが広がっていく。 2人の柔らかくて、いい香りのする肢体に抱きしめられながら、多幸感に包まれていく。 「じゃあ…いきますね♡」 「沢山ぴゅっぴゅしていいからね♥ 我慢しないで♥」 リリーナはクラムに見える様に両の手をゆっくりと組んでいく。 左手の親指、右手の親指、左手の人差し指、右手の人差し指…。 という様に互い違いに両手を組み上げる。 そして小指までを組み終えた彼女の掌は、存外にセイルの良く見知った形となった。 即ち。祈りを捧げるときの合掌のカタチ。 先刻捨てたはずの聖教のアイコン。こんな形で早くも再会しようとは──。 だがオイルを纏って妖しく光るその掌に、敬虔な色彩はまるでない。 むしろ下品に、小指側の入口からポタポタと糸引く雫をダダ漏らしている。 ゆっくりと──。 その合掌は亀頭の先端にまで運ばれ、一呼吸置いた後で『ぐちゅん…♡』とペニスを呑みこんだ。 『くちゅ…♡ぐちゅん♡』 オイルに濡れた左右の掌は同じ速度で、ペニスを滑り落ちその中身を求めて蠢く。 手筒の親指側出口からは、ぴょこぴょことセイルの亀頭が見えたり隠れたりを繰り返し、オイル摩擦の滑りを感じさせる。 『くちゅ…♡くちゅ♡くちゅ♡』 手の間を硬いペニスが通り抜けていくニュルニュルとした感覚は、幼い肢体を一瞬で昂らせる。 『くちゅ…♡くちゅ…♡』 十分な圧力の掛かった掌の肉がカリ首をすり抜ける。 その際のピリピリと愛おしい間隔をモロに受けたのがトドメか、やがてセイルは射精の準備を整えた。 「あ、いっ、ちゃいそう。またぁ…でちゃう」 「ん、イく?イきたいのね♡」 「い~よ~♥2人のママに抱っこされながらいっぱい射精しちゃお…♥」 その時「ん…♡」とリリーナの唇がセイルの鼻先に突き出された。 目を閉じ、頬を少し赤らめて待っている。 その意味はセイルにもわかった。 キスをせがむリリーナの顔はこれまで見た事も無い程綺麗で、可愛らしかった。 射精前の切ないセイルはリリーナを受け入れ、その唇に自らの唇を重ねた。 『んちゅ…♡ちゅう…♡れちゅ』 舌を絡ませるキスの音が聞こえ始める。 セイルにとって初めてのキス。 リリーナの口内はヌルヌルと温かい。 『くちゅ…♡くちゅ…♡』 同時進行で合掌手コキの振り下ろしがフィニッシュまで突き進む。 上半身の甘いキスとは裏腹に、掌をピッタリと密着させた僅かな隙間にオイルをたっぷり纏わせ、亀頭を潰しながら無理矢理捻じ込む。 「んっ、♡ん゛っ♡…♡ふむ…ン゛♡」 セイルの伸びた膝がカクカクと震える。 即ちそれはセイルが射精の不帰点を超え、あとはタイミングだけの問題となったことを意味している。 「ん♥ もうイクね~♥ ラブラブお手手射精だね♥」 オリガは両手を背後からセイルの目元に回し、柔らかい手で目隠しをした。 「目を塞がれた方が興奮するでしょう…♥ リリーナの舌の動きと、私の囁き…♥それにおちんちんを包むお手手の感触だけに集中していてね…♥」 『ぶちゅ…!!ぶちゅんッ!』 リリーナの両手の振り下ろしが激しくなる。 わずかな隙間さえ与えないように掌は貼り付き、窮屈この上ない合掌の祈りの中で尿道はパクパクと開いたり閉じたりを繰り返す。 そして──。 『ドピュッ! ドビュル!ドプ!』 「お、イってるね…♥」 ビュルビュルとホースの先端を潰したような勢いの強い迸りが、リリーナの腹部に掛けられる。 シスター服の黒い布地の上にセイルの穢れた白が飛んだ。 『んちゅ…♡れろぢゅ…♡ぶちゅぅ』 射精中もセイルの唇には、肉厚のサキュバスの唇肉が吸い付いて離れない。 むしろ、リリーナの舌は射精と同時にセイルの口内を犯す様に深く這い来る。 舌を絡め取り、喉奥まで侵入する程の勢いだ。 すっかり受け身になったセイルの口内はムグムグと弄ばれるがままになっている。 『くちゅ…♡くちゅ…♡くちゅ』 『ぴゅっ ぴゅるっ』 リリーナの合掌が落ちるのに合わせて、セイルは先端から甘く精を弾けさせる。 亀頭の膨らむタイミングで掌がズリ落ち、最高の射精を味合わせようとする。 『ぽた…ぽた』 やがて尿道から精管内部まで、一度の射精で放出できる量は全て放出された。そのはずだ。 気になるのは、リリーナの掌ピストンのスピードが全く変わらない事。 射精という明確なゴールを置き去りに、そのまま次の射精を目指すような一定のスピードで祈りが振り落ちる。 『くちゅ…♡くちゅ…♡』と鳴る手の音は相変わらず一定の間隔で、急かすこともなければ緩むこともない。 カリ溝や裏スジといった、セイルが名も知らぬ性感帯が女の指の間で摘ままれ、甘く潰されている。 均等割りの官能が落ちてくるたびに、セイルは瞼の裏をチカチカと点滅させる。 「ん…♡んぁ゛、んむぅっ!」 仰け反り、押し込めようのない官能を爆発させるセイルは仰け反り、八の字の足先を糸で吊られた様に張り伸ばす。 暴れるセイルを2人の身体は柔軟に受け止める。 「フフ…♥逃げられないよ♥ もう一回出すまでね♥」 背中のオリガは寝転がる様にリクライニングし、仰け反る小さな肢体がはみ出ない様に包む。 前のリリーナもそれに合わせて前傾を深め、キスはより深くセイルの口内を蹂躙する。 ただ、これで彼女達の狙いはこの姿勢のままの連続射精であることがハッキリした。 リリーナの腹部辺りで屹立したペニスは、組まれた合掌に逆手で──即ち親指側の入口から『じゅぷん』と挿入され直す。 『ちゅぷ…♡にゅと…』『にゅと…♡にゅるん♡』 押し倒され、同時にリリーナに伸し掛かられる様な体勢で扱かれるペニス。 「お姉ちゃん2人に前と後ろからサンドされちゃったね~♥」 オリガの湿った吐息がゼロ距離で耳に掛かる。 「この体勢だと逃げられないよね…♥ その気になればお手手とキスだけで何時間でも嫐り続けられるんだけど…♥」 「うふ♥ うそうそ♥そんなことしないって♥ 次イッたら離してあげるからね~♥」 『ちゅこ…♡ちゅこちゅこ…♡ちゅこ』 射精直後で感度の増したペニスは絶妙な速度でシゴキ続けられる。 それまで目隠しに使われていたオリガの手が、背後からペニスの皮を下方向に引っ張り根元に束ねた。 これで正面のリリーナが亀頭の細かな構造にまで存分に刺激を送ることが出来る。 オリガは更に玉袋の表面を爪の先でカリカリと引っ掻く。 「あっ…♡んんぅ…♡むぐっ」 塞がれた口から、尚漏れるセイルの喘ぎ声。 『ちゅこ…♡ちゅこ…♡ちゅこ』 リリーナの手が亀頭に絡み、膨らんだ亀頭の縦幅を短いストロークで擦り続けていく。 解消されたはずの劣情は、靄のようにおぼろげな姿から、再び明確な欲となっていく。 「んう、むっ…♡ング。」 セイルがモゴモゴと発した音は射精が近いことを意味する。のだが、キスで塞がれた口ではそれさえも自分の言葉にならない。 リリーナによる甘美なくちづけだと思ったものは、実は戒めの口枷だったのかもしれない。 貪る様な舌遣いでセイルの言葉を奪う。 『くちゅ…♡くちゅ♡くちゅ♡』 逆手となったリリーナの祈りの手はまさに、今のセイルを象徴するシンボルに見える。 聖教に背き、肉欲の淀みに堕したという意味で──。 そして、セイルの棄教を裏付ける様に射精の脈動が始まる。 『びゅる…びゅる♡』 1度目より勢いと量は劣るものの、十分量の白濁が弾力のある粘り気としてリリーナの服のお腹の部分を汚していく。 「んっ♡ ん♡ んっ♡!」 トロけた善がり声をあげながら、仰け反る肢体。 ニュルニュルと亀頭に降り掛かる手指のピストンに応じ、レスポンスとしてキスの口枷の隙間から漏れ聞こえて来る嬌声。 「足の指先がぐーぱー。ぐーぱーしてる♥ お手手に合わせて、開いたり閉じたり…♥気持ちいいんだね…♥」 オリガも2度目の連続絶頂に、嬉しそうだ。 リリーナの逆手の祈りは、相変わらずの速度で竿をなぞり落ちる。 『ちゅっこ…♡ぢゅっこ♡』と響き続ける水音。 応じて響く、悦楽の善がり声。 「この後さ~、前後交代して…♥もう何回かぴゅっぴゅ終わったら『結婚』しよっか…♥」 最中に、オリガが提案した。 セイルは何度も何度も首を縦に振る。 これは罪だ。背徳だ。裏切りだ。 下品で、厭らしく、邪な行為であり、聖教の視点からは背徳以外の何物でもない。 かつての自分であればそう言っただろう。 だが、背徳の中にも救いはある──。 セイルは目の端に官能から来る涙を貯め、妻の提案に幸せそうな顔でまだコクコクと頷いていた。 (エピローグ:セイル 終)

(支援者限定)その後 ~セイル~

More Creators