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ネコとネズミ(おはなし)

あるところにネコが居ました。

そのネコはネズミをとることが大の苦手。追いかけるのですが、毎回逃げられてしまいます。どんな方法をとっても逃げられるので、とうとうネズミを捕まえることを諦めてしまいました。


あるところにネズミが居ました。

そのネズミは寒さで凍えそうでした。しかもこれから夜で、暖まれる場所を見つけなければ眠ることもできません。このままでは死んでしまいそう……。


するとばったりネコとネズミが出会いました。

ネコはネズミを見て、おっと思うのですが、どうせ捕まえれないんだと思って、目を逸らします。

ネズミはネコを見て、わっと思うのですが、よく見ればあの噂の、ネズミを捕まえれないネコではありませんか。ほっと安心して胸を撫で下ろします。

「まてよ…そうだ」ネズミはあることを思いつきました。


「ねこさん、ねこさんはネズミを食べたことがないんでしょ?」

「そうだよ。君たちいっつも逃げるから。」

「じゃあさねこさん、ぼくを食べてみる?」

「ええ!?」

ネコはおどろきました。

「噛まないと約束してくれるなら、食べられてあげるよ」

ネズミはそう言うと、猫さんの目の前にいきました。


ネコは願ったり叶ったり。ネズミを食べれるのです。ネズミを見てよだれが止まりません。

「じゃあ、遠慮なくいただくよ。君は優しいんだね。」

ネコはネズミをごくんと丸呑みしました。


「わあ、ネコのお腹はあったかいや。ここならぐっすり眠れそう。」

ネズミはネコのお腹の中でぽかぽか寝ました。


朝になりました。

ネズミは早起きしてネコの体の中を通って、口からひょっこり出ます。ネコはねぼすけで、朝になってもぐーすか眠っています。しめしめ、と思いながらネズミはその場を退散します。

ネコが起きると、なんだかすごくお腹が減っています。昨日食べたネズミが、お腹の中にいる感じがしません。「ああ、口から逃げられたんだ!」ネコは思いました。



その日の夜も、凍えるような風が吹いていました。ネズミは我慢できず、またネコを騙すことにしました。ねこさんに会って、また言いました。

「ねこさん、ぼくを食べてみるかい?」

ネコはまたか、と思いましたが、今度はネコにも作戦がありました。ネコは

「おや、奇遇だね。昨日も同じことを言ってきたネズミが居たよ。」

ととぼけました。


「そうなの、偶然があるものだね。とりあえず、噛まずにぼくを食べておくれ。」

「分かったよ。ありがとうね。」

ネコはネズミをひょいと掴んで、パクリと一飲みしました。


ネズミは「二度も騙されるなんて、鈍感なネコで良かった。」と思いながら、またネコのお腹で気持ちよく寝ました。


朝になりました。ネズミは、ネコが起きる前に口から出ようと、急いでネコの口を押し開けます。でも、なんとネコの手が行手を阻んでいるではありませんか。これでは外に出られません。ネズミが冷や汗をダラダラ流していると、とうとうネコは起きてしまいました。

ネコは「きっと逃げようとすると思って、あらかじめ手で塞いでおいたんだ」とネズミに言いました。

「ぼくはもう君を出す気は無いよ。うかうか猫のお腹に入る君が悪いんだ。」


ネズミはネコの口の中で叫びました。

「ごめんよ、外は寒くて、暖まりたかっただけなんだ、許してくれよう、許してくれよう」と言って、わんわんと泣きじゃくりました。でも、もうきっと出してくれることはないんだとも思って、さらにわんわん泣きました。


ネコは、あまりにもネズミが必死に泣くので、口の中が塩辛くなっていきました。最初はネズミを出す気はありませんでしたが、だんだん悪い気がしてきて、とうとう口を開けてネズミを出してあげました。


ネズミはまさか許されると思わずキョトンとして、ネコを見上げました。ネコはネズミの顔を見ると、涙をいっぱい流した跡があって、見ていられなかったので、手でネズミを追っ払いました。ネズミは慌ててタッタと走って、ちょっと振り向いて、でもすぐ走って去りました。



次の日のことです。ネコは、もう懲りただろうしさすがに来ないだろう、とネズミのことを思いながら歩いていると、誰かに後ろから声をかけられました。振り向くと、なんとあのネズミが居ました。

ネコは呆れた表情で

「懲りないやつだね、もう昨日のはしないよ」と言いました。

「ネコさん違うんだ。」

ネズミは言いました。

「もうお腹の中に入るつもりはないよ。……ほら、きのみをいっぱい持ってきたんだ。これをあげるから、どうか今夜、君の側で寝させておくれ。」


ネコは少し驚いた表情をして、そのあといいよと言いました。不安そうな表情だったネズミは、それを聞いてぱあっと喜びました。


その夜、2匹は寄り添いながら、ぽかぽかと寝ましたとさ。

おしまい





これ国語の教科書とかに載って英才教育できないかな

Comments

Vore適正のある子がみたら飲み込まれるまでの過程を妄想で深掘りしてみたり 精通した子がみたら奉仕活動まで膨らませたりしてくれそう( 'ω')

siroe


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