XaiJu
prisoner-no6
prisoner-no6

fanbox


溢れ出る心と身体

「ん・・はぁ・・ん・・」 レンガ造りの薄暗い牢獄。 その片隅に置かれた粗末なベッドの上で、咲耶は荒い呼吸にまみれた喘ぎ声を不規則に上げながらしきりに何かに耐えていた。 身を捩りながら今ではすっかり肥大化して重たくなってしまった乳房を無造作に揉みしだく。 嘗てモデルとして世に出ていた頃の洗練されたスタイルは、 肥大化してしまった乳房のせいでもう見る影もなくなっていた。 「・・ふっ・・ふっ・・・んぅ!」 咲耶はそんな自分を気に掛けるどころか自らの乳房を乱雑に扱い愛撫した。そしてそのまま両手でベッドに強く圧しつけた。 するとその先端から勢いよく白い液体が音をたてて大量に噴き出した。 「んぎ!!」 母乳を噴出した瞬間、咲耶は踏み潰された蛙のような声を上げた。それと同時に咲耶の脳を焼かれるような快感の針が貫いた。 俯せのまま軽く痙攣するようにエビぞりのままぶるぶると震えた。そして全身を駆け巡る快楽の波に身を委ねた。ぽかんと空いた唇は、ぷるぷると小刻みにふるえながらだらだらとだらしなく涎を滴らせた。 勢いよく噴き出していた母乳が全てを吐き出した様に収まった頃、咲耶を包んでいた快楽の昂りも次第に靜まっていった。 咲耶はその余韻を、心地よい疲労と共にベッドの上で味わっていた。 噴き出した母乳でぐちょぐちょになったシーツの不快な感覚で、咲耶は己が置かれている状況を思い出し自責の念に駆られた。 「・・夢・・じゃなかった・・な・・」 咲耶は暗い表情のままのそりとベッドから起き上がり、すっかり肥大化してしまった己の乳房を見下ろした。そこには大きく膨らんだ二つの障害が、咲耶の見下ろす視界を大きく妨げていた。 かねてより咲耶の乳房は大きい方だったが、それはあくまでスタイルとバランスの取れたものだった。それが今では不格好なほどに乳房が肥大化してしまっていた。 咲耶が変わってしまったのは乳房だけでは無かった。 黒く灼けた肌、その肌に全身刻まれた謎の紋様、首に掛けられた冷たい枷、そして一糸まとわぬ己の裸体。 何故そんな状況下に置かれてしまったのか。 咲耶は今までの事を整理しながら、何とか思い出す事に努めた。 ここに初めて来た時、あの赤い鬼に魔法のようなものを掛けられた時、咲耶はそれ以前の事が深い夢のように思い出せないでいた。 だが日々努力していると、断片的にではあるが思い出せるようになってきていた。 或る日、事務所に来ると一人だった。 他に誰もいない。 テーブルに置かれた謎の物体。 それは不思議な裝飾が施された一枚の金属板。 好奇心に駆られ、手に取る自分。 持ち上げてみると裏は鏡面仕上だった。 それは古代の青銅鏡のようだった。 磨かれた金属板に鈍く映る自分。 不思議な感覚で見つめていると、その背後に何かの影。 自分の肩を摑もうとする紅い肌の手。 忽ち摑まれ勢いよく引かれる自分の肩。 途端に後ろへ高所から転落していくような恐怖の感覚。 暗い穴を落ちていく自分。 夢か現かあいまいな咲耶の記憶はそこで途切れていた。 咲耶は思案を止め、ベッドに腰掛けたまま項垂れながら深い溜息を吐いた。 あの鬼に術のようなモノを掛けられてからどれくらい経ったのか、咲耶は今いる牢獄で時間の経過も分からぬままずっと放置されていた。とはいえ咲耶は囚われている事以外は基本自由なまま振舞った。 牢獄には木で作られた机や椅子、机には燭台と水差し、粗末なベッドとシーツに薄い毛布と必要最低限の物は揃っていた。規則性が有るのか無いのか、時折机の上に温かいスープの入った器が現れた。それを食すると、またいつの間にか器に温かいスープが満たされていた。水差しも同様の品なのか、幾ら注いでも水が尽きることは無かった。排泄は部屋の片隅に置かれた蓋の付いた不思議な壺にしていた。中を覗くと明かりで照らしても真っ暗なまま。壺に用を足すと、排泄物は溜まるどころか匂いと共にどこかに消え去ってしまう。咲耶はこの不思議な壺と水差しのおかげで身辺の衛生面を辛うじて保っていた。 いつ解放されるとも知れない孤独で無為な日々。 咲耶はそれらを紛らわせる為に、牢獄内でダンスの練習を始めた。 狭いとはいえ、軽く動き廻れるくらいの広さは有った。 だがその試みはすぐに妨げを受ける事となる。 (重い・・) 咲耶は一挙手一投足の度に肥大化してしまった乳房に動きを制限させられた。そのうえ一糸まとわぬ裸体である。振れや揺れを制限するサポーターなど有る訳もなく、咲耶が跳躍する毎に乳房は存分に動き、そして揺れた。その時、咲耶の身体を不思議な感覚が走った。 乳房が揺れる度に身体の芯が熱くなってきたのだ。 それは運動による熱量とは違う、心地よい不思議な感覚。 「え?・・」 最初咲耶はそれが何なのか分からなかった。 だがその感覚には覚えが有った。 咲耶は動きを止め、そっと己の乳房に手を伸ばした。 そしてそっと乳首に指を這わせてみる。 「ん゛ぅ!!」 その瞬間、咲耶は雷に打たれたよに仰け反った。 (き・・いい・・!) 咲耶は反射的に手を離し、己の理性を保とうと努めた。 だが知ってしまったその感覚には抗えないでいた。 今度は乳首ではなく外輪からそっと指を這わせてみる。 「んう!!」 咲耶は身体を再び走り抜ける電撃に、 溜まらず足腰を保てずベッドに倒れ込んだ。 「・・だ、だめ・・これ以上・・」 堪えようとする言動とは裏腹に、咲耶の指は激しく乳房を愛撫し始めた。都度部屋に響き渡る咲耶の嬌声。後はもう転げ堕ちるだけだった。 咲耶は寝食以外、暇を見つけては乳房を弄ぶ行為に勤しんだ。 そして毎度決まって絶頂は勢いよく母乳と潮を噴出す日々。 それからと言うもの、咲耶のベッドは乾く事は無くなった。 それでもなお咲耶は毎日自慰行為に耽った。 その結果身体の感覚は開発しつくされ、それに呼応するかのように咲耶の乳房や乳首は肥大化を続けていった。 自慰の後の罪悪感と、時を置かずして再び訪れる性欲。 幾日か経過した後、咲耶の乳房は最早アイドル復帰など夢のまた夢と言わんばかりに肥大化してしまっていた。 それでもなお毎日重い乳房を恍惚の表情のまま揉みしだく咲耶。 「・・あひ・・いい・・おっぱい・・もっと・・」 その目には、もうあの頃の光は無くなっていた。 「んぎ!出るぅぅぶ!!」 今日もまた牢獄に白い光の筋が舞った。

溢れ出る心と身体 溢れ出る心と身体

More Creators