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ホゾヒカル
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おヘソを狙う宇宙人~その2~

ブキミ星人の新たな作戦隊長、ビークル伍長とそれを補佐するテロン博士の罠にかかり、一人おびき出されたところを二人が仕掛けた催眠装置により気を失ってしまったバンキッドラビットことラビ。


彼らは気絶したラビをラボに運び込み、作戦の次段階としてその体にある"改造"を施そうとしていた。


「………」


手術台上に仰向けに横たえられているラビ。


大きく拡げられた手足には頑丈な拘束具が幾重にも取り付けられ、その体を完全に台に固定してしまっている。


そんな磔同然の状態にされたラビが着用している黄色のポロシャツ…


その裾は大きく捲り上げられ、お腹が無防備にさらけ出されてしまっている。


手術台の傍らにいるテロン博士とビークル伍長は、そんな彼のむき出しの腹の中心に存在する“穴”に注目していた。


「見なさい、これが地球人の"ヘソ"というものだ。人によって"形"も違う」


「博士、これは何という"形"なのだ?」


「臍の底が浅く外からも奥がよく見える…、おそらくこれは“浅ベソ”だろう」


彼らの目の前に据え付けられたモニターに大きく投影されたラビの臍。


皺の一本一本まで克明に映し出されたその臍を示しながらテロン博士が解説する。


「臍の中心にあるこの小さな突起状の物体…これは"臍乳頭(へそにゅうとう)"と呼ばれ、人体で最も敏感な部位とされる。バンキッドラビットの臍はここから5本の皺が放射線状に伸びている」


「皺の間に埋まった粒のような黒い物体はなんだ?」


「これは"へそのゴマ"と呼ばれる臍に溜まった腐敗物の塊だ。本来であれば穴が深い臍に見られるものだが、この臍のように皺が複雑な臍にも溜まりやすい。また臍の掃除を怠っている証でもある」


「なるほど…」


「どれ、せっかくだから他の形も見ておくとするか」


棒状の照射機を取り出すと、それをラビの臍穴に向けるテロン博士。


彼がスイッチを押すとその先からオレンジ上の光線が彼の臍に向けて照射された。


ヴィィィィィィィィ

謎の怪光線の直撃を受けたラビの臍。


すると即座にそこに異変が発生する。


まるでひとりでに盛り上がっていくラビの臍の底。


瞬く間にその穴の縁から飛び出し、さらに天に向けて伸張していく。



ようやく膨張が止まったラビの臍。


なんとその長さは腹の面から7,8cm近くも飛び出していた。


「おお…」


「私の調査によれば、この形を地球人は“デベソ”と呼んでいるらしい。最も忌み嫌われる形とされている」


「ハハハ、確かに不細工な形をしているな」


気を失った状態で好き放題に臍を弄られ、あまつさえデベソにされてしまったラビをあざ笑う二人であったが、光線の効果が切れたのかその臍はすぐに縮み始め元の形へと戻る。


ひとしきり"臍弄り"を堪能した後、いよいよ本目的の実行を開始するテロン博士。


「…さて、"手術"にかかるか」


「博士得意のヘソ解剖か…ハハハハハ!!!!!」


「フハハハハ!!!!!!」


「ぅ…」


今まさに自身の最大の急所に危機が迫ろうとしている最中、ラビの目がゆっくりと開かれた。


【続】

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