ブキミ星人の地球侵略を阻止するため、宇崎博士によって結成された少年円盤遊撃隊『バンキッド』。
その一員、バンキッドラビットこと宇崎純二はメンバー最年少ながら懸命に仲間たちと共にブキミ星人と戦い続けていた。
そんなバンキッドの活躍により地球侵略が思うようにいかずにいたブキミ星人。
そんな最中新たに地球に派遣された『テロン博士』は、作戦隊長となった『ビークル伍長』に新たな作戦を提言する。
それは他メンバーに比べて精神的未熟さが残るバンキッドラビットをターゲットにしたものであった。
早速2人は地球の親子に化け宇崎一家に接触。
言葉巧みにバンキッドラビット、通称『ラビ』を一人連れ出し家へと誘い込むのであった…
居間に通されたラビの目の間に入ってきたのは、巨大なクリスマスツリーであった。
「うわー凄いなぁー」
「ママが飾ったのよ」
答える少女。
「お部屋を暗くするともっと綺麗よ」
そう言いながら、部屋のカーテンを閉める母親。
そしてツリーのイルミネーションを点灯させる。
「ホントだ!綺麗だなぁ」
色とりどりに発光するツリーに見惚れるラビ。
「………」
そんなラビの姿を静かに見つめる親子。
「………ぅ?」
ライトを見続けている内にどこか頭がボーっとしてくる。
目をこすり意識をハッキリ保とうとするも、まるで頭の中を侵食してくるかのように霞がかってくる。
「…うぅ……」
何故かライトから視線を逸らすことが出来ず、その点滅をボーっと見つめ続けるラビ。
やがてその意識は完全に失われていった。
「………うまくいったようだな、博士?」
呟く少女。
「あぁ、さて…一応"アレ"も確かめておくか」
そう言いながら、ラビの傍らに近付く母親。
彼のトレードカラーである黄色のポロシャツに活発な少年らしい半ズボン姿のラビ。
そんな彼のシャツの裾を捲り上げる。
「フフフ…なかなかいい"形"をしている。"改造"しがいがありそうだ」
裾がめくり上げられ、お腹をさらけ出されていることにも気づかないラビ。
そんな彼のお腹の"中心"を見てほくそ笑む二人。
「コイツを"手術室"に連れて行くぞ」
「あぁ」
ラビにとって最悪の作戦が始まろうとしていた…
【続】