目を覚ました時、すでに太陽は真上に昇っていた。
ぼんやりと目を擦る男……ふうま小太郎は大きなあくびを噛み殺し、ボリボリと髪を掻きむしる。
(もうこんな時間か……時子がいたら雷が落ちてるな)
ガミガミと怒鳴りつけてくる腹違いの姉の姿を幻視しつつ苦笑し、のそりと布団から起き上がった。先日の任務の疲れがまだ残っているせいか少しばかり足元がふらつく。おまけに全身筋肉痛で壁伝いに歩くのがやっとだ。
ひとまず喉の渇きを潤そうと台所へ向かうが家の中は驚くほどにシィンと静まり返っている。いつも騒がしい居候たちは時子がいないのをいいことに遊びに出ているようだ。
ふうまもいつもならこれ幸いと出かけるところであるが生憎今はそんな気力も体力も残されていない。せめて居候たちが外で騒ぎを起こさないよう祈るだけである。
「ん?」
廊下の角を曲がろうとした際、ふとどこからか誰かの息遣いが聞こえた。熱にうなされているような、聞いているだけで苦しそうな声。
耳を澄ませて辿っていくと、やがて部屋の隅へと辿り着く。
(ここは……ユーリヤの部屋か)
ふうまの脳内に銀髪褐色メイドの姿が浮かび上がる。天真爛漫で少し抜けたところもある彼女はふうまにとっては手のかかる妹のような存在だ。
その彼女が今、事情はわからないが苦しんでいる。力になってやりたいと願うのは当然だろう。
「ていうか誰も残らなかったのかよ……薄情な奴らめ」
毒づきながらも部屋の前に立ち、コンコンと扉をノックする。すると中からハッと息を呑む声が聞こえてきた。
「ユーリヤ、俺だ」
「ご、ご主人様⁉」
姿は見えずとも驚愕に目を見開くユーリヤの姿が脳裏に浮かぶ。思ったよりも元気そうなことに安堵しつつ、
「大丈夫か? 体調が悪いなら病院でも……」
「だ、大丈夫です! 大丈夫、です、からぁ……!」
喉奥から絞り出すような上擦った声音に思わず眉がピクリと動く。
普段から朴念仁だの人たらしの鈍感野郎だの好き放題に言われがちなふうまであるがそれはあくまでも女性関係……異性との恋愛に関してである。むしろ普段の任務においては小隊長を任されるだけはあり観察眼自体は極めて優秀だ。
否、そうでなくともユーリヤの様子は明らかにおかしい。問答無用とばかりに扉へと手をかける。
「開けるぞ、いいな!」
「え、いや、ダメです――!」
バッと扉を開け放った瞬間視界に映り込んできたのは布団の上でM字開脚をするユーリヤ。顔は熟れたリンゴのように真っ赤になり、メイド服ははだけて薄ピンク色の乳頭さえ覗いている。
そして、捲れ上がったスカートから覗く見慣れぬモノ……否、男にとっては極めて身近な存在。
「……は?」
大蛇を思わせる剛直が、彼女の股座から生えていた。一見して作り物ではないとわかるほど雄々しくそそり立ち力強く脈打つそれが一際激しく戦慄いた直後、ユーリヤの腰がビクンッと跳ねぷくっと開いた鈴口から精液が放たれる。
――その時、確かに世界は止まっていた。
ギュッと唇を噛み締め射精の余韻に打ち震えるユーリヤ。
あんぐりと口を大きく開き目を見開くふうま小太郎。
綺麗な放物線を描き、天井すれすれを這うようにして落ちてくる精液。
やがてそれがべちゃッと音を立ててふうまの顔に着弾した瞬間、2人の悲鳴が見事なまでにシンクロした――。
***
「……なるほど。事情はわかった」
顔をタオルで拭いながら、申し訳なさそうな顔でしゅんと縮こまっているユーリヤに視線を移す。衣服を正してこそいるが股間の盛り上がりは先ほどと大差ない。
曰く、冷蔵庫に入っていたドリンクを飲んだらこうなってしまったらしい。十中八九リリムとミナサキの仕業であろう。彼女たちはこうした悪戯の常習犯であり、つい先日も怪しげな食材を冷蔵庫にぶち込んでいたばかりだ。
(あいつら……帰ってきたらとっちめてやる)
「申し訳ございません、ご主人様……」
「気にするな。それより大丈夫なのか、それ」
「はい、一応……」
とは言うがやはり辛そうだ。頬を赤らめるユーリヤから視線を外し、ドリンクが入っていた容器のラベルに視線を向ける。
“陰陽薬”と呼ばれるそれはどうやら身体の一部を変換させる効果があるらしく、その上強制的な発情状態にしてしまうらしい。現にユーリヤは先ほどからずっともじもじと落ち着かない様子であるし、ゴミ箱から溢れかえるティッシュの山がそれを証明していた。
注意書きによれば一定回数射精すれば元には戻るらしいがそれにも個人差があるらしい。
ふうまは腕組みをした後小さく唸り、すっとユーリヤの方へと身を寄せた。
「何か手伝えることはあるか?」
「ふぇ⁉ だ、大丈夫です! ひとりでできます!」
「遠慮するな。俺とお前の仲だろ。それに、ずっとそのままでも困るんじゃないか?」
「そ、それは……そうですけど」
「決まりだな」
にこりと微笑むやそっとユーリヤの後ろへ回り、小さな身体に体重を預けながら逸物にゆっくりと手を這わせた。
「ひぁぅ⁉」
「す、すまん。強すぎたか?」
「い、いえ。ちょっと驚いただけで……どうぞ、続けてください」
小さく頷きを返し、逸物を握る手を静かに上下させる。薬の効果によって陰核が変質したモノではあるが見た目だけでなく質感も本物のそれとまるで同じだ。
竿にはびっしりと血管が浮き上がり、ぷっくりと赤く腫れあがった亀頭からはとろりとした先走りが絶えず滴っている。扱かれる度にビクビクと激しく脈打ち、握った掌から熱さと硬さが伝わってきた。
「ひぃ、んぅぅ……っ♡」
シュッシュッとリズミカルに扱いているうち、ユーリヤの腰がググッと浮いてきた。褐色の肌にじっとりと汗が浮かび、頬に朱が指してくる。
「ごしゅじん、さま……ぁっ♡」
潤んだ瞳を向け、ギュッと服の裾を握り締めてくる。庇護欲をそそる小動物のような姿に自然と口元が緩んだ。
「いいぞ、好きな時にイって」
「は、はい……ありがとう、ござい、ますぅぅ……っ♡」
逸物を扱く手を早めるとユーリヤは心地よさげに身を捩った。射精のタイミングを見計らい、手を勢いよく先端から根本へと走らせた瞬間――
「ひぃ、ぐぅうううううううううッ♡」
甲高い喘ぎと共に大量の精液が打ち上がった。びちゃびちゃと汚らしい音を立てて布団の上に着弾したそれは水分を吸い上げられてなお形を保っている。それだけ濃厚だったということだろう。
「ご、ごめん、なひゃい……おふとん、よごし……」
「いいって。気にするな」
射精の余韻に浸っているのか未だ呂律が回っていないユーリヤを一瞥し、布団の上に残った精液をティッシュで掠め取る。ずしりと重たいそれをゴミ箱に放り投げ、小さく嘆息した。
「やっぱりまだ戻らないか……」
巨大な逸物は未だに健在である。しかも射精したばかりだというのに衰える様子すらない。
どうやらこれは相当難儀しそうだ。
(さて、どうしたものか……)
しばし腕組みをして考え込んだ後、妙案を思いついたとばかりにニヤリと口元を吊り上げる。
「よし、ちょっと準備してくるから待ってろ」
ドタドタと廊下を走り、やがて戻ってきた時――彼の手には溢れんばかりのオナホやローターなどのアダルトグッズが抱えられていた。それらを前にしたユーリヤは目を丸くし、ぽかんと口を開ける。
「まずはどれを使うか……俺としてはこれとかオススメなんだが……」
「……ひょっとして楽しんでませんか?」
ジト目を向けられ、わざとらしく視線を逸らす。
けれど満更でもないのは彼女とて同じことだ。現に先ほどから拒む様子すらなく、初めて見るアダルトグッズに興味津々の様子である。それを目にしたふうまはにやりと口角を吊り上げ、ある物を取り出す――ごくごく一般的な非貫通式のオナホールだがそれを目にした瞬間ユーリヤの喉が微かに上下し、逸物がピクンッと跳ねた。
やはり彼女も内心では期待しているらしい。
「よし、動くなよ」
とろりとしたローションがまぶされていき、ふうまの手によって馴染ませられていく。
「ひくっ、んぁぁっ♡」
「こら暴れるな。ちゃんと塗れないだろ?」
「だ、だって……ひんぅぅっ♡」
掌を使って亀頭を優しく揉みこまれ、たまらず甘い声を漏らしてしまう。
逸物から伝わってくる快感はいずれもユーリヤにとっては未知の類であり、たまらなく甘美な代物であった。ましてそれが愛しい男からのモノであれば尚更である。
こんな恥ずかしい姿を見られているという羞恥と彼に触ってもらえるという興奮がないまぜになってユーリヤの心を支配していた。それに呼応するが如く逸物はますます雄々しく隆起し、股座からはぽたぽたと愛液が垂れ始める。
すでに彼女の思考は快楽一色に染め上げられていた。息を荒げ、頬を赤らめながら潤んだ瞳でジッとふうまを見つめる。
やがてローションをまぶし終えるといよいよとばかりにオナホールが眼前に晒される。女の性器を模した入り口が亀頭に触れ、
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ♡」
オナホールが変形するほど深く挿入を果たした瞬間、声にならない悲鳴を上げた。姿勢を保つことさえ難しくなり、手を後ろについて無様に腰を前に突き出す。膝が不随意にガクガクと震え、瞼の裏で火花が弾ける。
(こ、これ、すごすぎます……っ♡)
びっしりと密集した無数のひだが一斉に逸物に絡みついてきた。ほんのわずかな動きさえも快楽へと変換されてしまい、心地よさで腰が抜けそうになる。
自分の手ともふうまの手とも違うぷにぷにとした柔らかく心地よい感触に戸惑いつつも勝手に腰がヘコへコと動いてしまう。それを眺める彼の口元には嗜虐的な笑みが浮かんでいた。
「動かすぞ」
「ま、待ってくださいっ♡ 心の準備が――あぁあああああああッ♡」
不意打ち気味に与えられた強烈な性感に耐えきれず、大きく身体を仰け反らせて悶え喘ぐ。逸物の先端から根本までオナホで扱きあげられる感覚はこれまでユーリヤが得てきたどの快感よりも強烈だった。
無数の細やかなひだが逸物に絡みつき、1往復する度敏感なカリ首や裏筋をぞりぞりと擦り上げていく。強烈すぎる快感に翻弄されるユーリヤは目を剥き、歯を食いしばって鼻息を荒げている。
「イっ、くッ♡ イぎ、ますぅうううううううッ♡」
腰が大きく跳ね上がり、オナホールの中に精液が吐き捨てられた。忘我に至るほどの快感からか瞳がとろんと蕩け、口が“お”の形に開いてだらしなく舌が垂れ落ちる。
「よしよし。ちゃんとイけて偉いぞ、ユーリヤ」
「え、へへ……ありがとう、ございます……っ♡」
大きな手で頭を撫でられ目尻を緩ませる様は子犬のように愛らしい。愛しい主人に褒めてもらえることが嬉しくてたまらないのかオナホの中の逸物が再びピクンッと脈動した。
その滾りをオナホ越しに感じたふうまはわずかに口の端を曲げ、ユーリヤの耳たぶを甘噛みする。くすぐったそうに身を捩る彼女を抱き上げ、舌先を耳穴へと捻じ込んだ。
「はっ、はひ……んえぇっ♡」
クチュクチュと卑猥な水音が耳中で木霊し、直接脳を舐められているようなむず痒さと心地よさが伝わってくる。未知の快感に蕩けている暇もなく固く尖った乳頭を指でつつかれ、転がされる。触れるか触れないかギリギリのところで乳輪を弄られた時などもどかしさで頭がどうにかなってしまいそうだった。
「ごしゅじんさま、ぁ……っ♡」
全身をぬるま湯のような心地よい快感に包まれ、無意識のうちに身体を弛緩させてしまう。だらんと伸ばされた四肢は細かに痙攣を繰り返し、秘裂はくぱくぱと開閉を繰り返していた。
当然、それに気づかぬふうまではない。陰唇へと指を這わせ、ねっとりと糸を引く愛液を見せつけるように指を開く。
「こんなに濡らしているなんて、いやらしいメイドだなユーリヤは」
耳元で囁かれると背筋がゾクゾクと震える。快感が最大まで高まった今、彼からの罵倒さえも心地よい。逸物が勝手に震え、意図せず射精が巻き起こる。
「おいおい、またイったのか?」
「ふぁい……っ♡ イっちゃい、まひたぁ……っ♡」
幸せの絶頂にあるユーリヤにふうまは一際穏やかな笑みを向け、
「そうか。なら――もっとイかせてやるからな」
「え……んいぃいいいいいいいいいいッ♡」
突如として激しく逸物を扱きあげられ、たまらず身体を仰け反らせて絶叫するユーリヤ。これまでの甘やかな快感とは別種の半ば強制的に与えられる快楽に目を白黒させ、激しく身体を痙攣させる。
「な、なぁッ、んでぇッ⁉」
「なんでって。ユーリヤは虐められるのも好きだろ?」
「そ、それは……んぅううううううッ♡」
思わず口ごもってしまったのも束の間、不意に訪れた射精の快感にグッと唇を噛みしめる。
「あッ♡ あ゛ッ♡」
けれどその快感に浸る余韻さえ与えられず、なおも逸物への責めは続くばかりだ。
「ダメっ、ダメですッ♡ まだイってますからぁッ♡」
手を伸ばし、ふうまの手を掴もうとするも力が入らない。オナホを根元まで突き込まれ、ぐりぐりと先端を捩じられるといとも容易く達してしまった。快楽に悶えるユーリヤを弄ぶように、ふうまはオナホールを右へ左へ捩じり上げる。
「何言ってるんだ。射精しないと戻らないんだから仕方ないだろ?」
それが建前であることをユーリヤは理解していた。現に彼はこの状況を楽しんでいる。
「い、いじわるっ♡ ご主人様っ♡ いじわるですぅっ♡ あぁ、んぁああああんっ♡ イきますッ♡ また、イっちゃいますぅううううううううッ♡」
悲鳴じみた嬌声を上げながらもまた絶頂へと導かれる。オナホールの中はすでに精液で満タンになっており、溢れた分がぼたぼたと布団の上へと垂れ落ちていた。そこに追い打ちをかけるように叩きつけるような勢いで潮が放たれ、布団はあっという間に水浸しになってしまう。
「もっ、もうっ、ムリィッ♡ 気持ちよすぎてぇええええッ♡ おちんちん溶けちゃいますぅううううううッ♡」
涙ながらの懇願も嗜虐心を剥き出しにしたふうまにとっては逆効果だ。すでに限界間近の彼女を押し倒し、助けを求めるようにひくひく戦慄く秘裂へと逸物を添える。
それがどれだけの快感を生むか、ユーリヤは本能的に悟ると同時恐怖を覚えた。男性器から与えられる快感だけでも十分に強烈だというのにそこに女性器からの快感までもが加わったら――。
「待――」
制止する間もなく逸物が最奥へと到達し、子宮を穿ち抜いた瞬間。
「んひゃぁああああああああああああああああああああああッ♡」
雷に打たれたような衝撃が下腹部から脳天まで一気に貫き、彼女の脳を焼いた。思考する余地もないほど強烈な快感によって意識が幾度となく飛びかけ、絶頂へと上り詰めたまま戻ってこられなくなる。
完全に白目を剥き、意識を失っているにもかかわらず射精と潮噴きを繰り返す様はたまらなく淫靡だ。気づけば彼女の意識は離れ、口からはぶくぶくと泡が溢れ始める。
「ふぎっ、いッ♡ んぇっ、ひぎゅぅううううううッ♡」
子宮を強く穿たれたショックで意識を取りもどしたかと思えば蓄積された快感に耐えきれずあられもない嬌声を響かせるユーリヤ。
ふうまはサディスティックな笑みを浮かべたまま、なおも腰を揺らしてオナホを動かし続ける。
「やめっ♡ やめてくださいっ♡ これいじょっ♡ もぉっ、もぉおおおおッ♡」
「とか言いながら本当は喜んでるんだろ? ユーリヤは虐められるのが大好きな変態メイドだもんな」
「ひがうぅうううううっ♡ ちがいましゅぅううううううっ♡ お、おかひくなりゅっ♡ これ以上はぁあああっ♡ おかひくなっちゃうんれすぅううううううううっ♡ イってるのにぃッ♡ イってるのが終わらなくてぇえっ♡ こわれりゅぅうううううううっ♡」
絶頂に次ぐ絶頂。行き場のない快楽地獄へと捕らえられたユーリヤは失神と覚醒を繰り返し、身体中の水分が出切ってしまうのではないかと思うほどの精液と潮を噴き続けた。
すでに布団は少し体重を乗せただけでじゅわっと水が溢れてくるようになっており、部屋は濃い雌の匂いで充満している。それが一層ふうまの情欲を掻き立て、なおも激しく彼女を求めさせた。
「はひっ♡ はひゃぁああああっ♡ んぇぇっ、しゅごっ、ぉっ、おぉおおおおおおっ♡」
逸物から与えられる快感と膣穴から伝わってくる異なる快感が同時に押し寄せてくる。いずれか一つでも忘我に至るほどには強烈だというのに、その二つを同時に浴びせられたユーリヤはもはや完全に正気を失っていた。
涙はおろか鼻水さえも垂れ流し、白目を剥いた無様なアヘ顔でよがり狂っている。口では否定を口にしながらも知らずのうちに足をふうまの腰へと絡め、逃がさないようにしていた。
度重なる絶頂により思考は漂白され、残ったのは純粋な雌としての本能のみ。愛する男の精を受けようと一際強く身体を密着させた瞬間、ふうまの身体がグッと傾く。
「はぁ、ああぁああああああああああああああああああッ♡♡」
子宮を亀頭で押し潰され、熱く濃ゆい精液を放たれた直後ユーリヤの双眸がだらしなく歪んだ。すでに精液でいっぱいにされていたオナホは耐久力の限界を迎えたのか逸物によって突き破られ、噴き上がった精液が彼女の身体へと降り注いでいく。
褐色の肌が白く染め上げられていく様は得も言わぬほどに背徳的であった。それに興奮を覚えたふうまはオナホを握る手を彼女の腰へと回し、あらん限りの力を込めて腰を打ちつける。
ぶしゃぶしゃと身体に潮を噴きつけられようがまるでお構いなし。己のすべてをぶつけるような腰遣いで最後の一滴までも精を放った。
そしてついにお互いの動きが緩やかになっていき――完全に制止する。折り重なった二人は言葉もなく、ただひたすらに放心していた。
「はひっ♡ へっ♡ んへぇええええ……っ♡」
ユーリヤは潰れたカエルのようにひっくり返り、舌を突き出してへっへっと惨めに喘いでいる。射精の余韻から抜けられなくなった逸物はしきりに痙攣を繰り返し、秘裂からは愛液のみならず潮までも溢れかえっていた。
ふうまは薄く口端を緩めながら身を引き、膣内から逸物を引き抜く。彼の形に開き切った膣穴からどろりと精が溢れてきたが粘度が高いためかほとんど中に留まっているらしい。
満足げに鼻を鳴らすふうまであったが射精直後の賢者タイムで頭が冴えているからであろう。現状を改めて把握し、やり過ぎたと苦笑する。
「おい、ユーリヤ。大丈夫か?」
ぺちぺちと頬を叩くも当のメイドは不明瞭な呻きを上げ、完全に気を失っていた。しかも逸物は未だ健在であり、薬の効果は切れそうにない。
やれやれと頬を掻きつつ、小さく嘆息する。
どうやら彼女が意識を取り戻すのはまだまだ先になりそうだった――。