【全体公開版】スケベスキルで世界最強~やっぱ最強はちんぽっしょ!!~ 5
Added 2020-01-29 11:47:18 +0000 UTCさて、楽しいことになったかと言えば、少なくとも娼館はさらなる大盛況になった。
「ちんぽ❤❤ちんぽちんぽぉ❤❤」
ステージの上ではこの前リブラに落とされた竜を中心に、腰振り射精のショーが行われている。
ずらりと並んだ筋肉は壮観で、そのすべてが頭に手を回して腰を落としたまま、勃起ちんぽを前後に振って気持ち良さそうにしているのだ。
知らない人が見れば狂気の催し物だろうが、なぜだかこれが人気爆発。この世界どうなってるんだ。
プロデュースしたリブラの腕がいいのは当然なんだろうけど、おれとしてはちょっと怖い。新興宗教が発足する瞬間を見てるみたいだし。
竜はでれでれと破顔しており下品な相貌をさらけ出していて、それは他の雄も一緒だ。さすがにおれらと違ってここでの生活があるから大丈夫かよって思ったのだけど、さすがに同一人物とは思われないらしい。もともとが傭兵とか冒険者とか小銭欲しさに身売りしてもおかしくないのもいるが、軍関係者もちらほらいるから気になるよね。
選考基準はリブラの審美眼によるものだから、かわいそうの一言に尽きる。だが、リブラに言われるがまま、屈強な雄を落としてきたおれも間違いなく共犯者なのだろう。
「ちんぽちんぽちんぽぉおぉっほ~~~~っ❤❤❤今日もおれらのおちんぽショーを見に来てださって、ありがとうございまち~んぽっ❤」
『ち~んぽっ❤❤❤』
竜が音頭をとれば他の面々も追従し、挨拶と共に腰をグイっと前に突き出した。
そんな彼らの醜態にやんややんやとヤジが飛べば、コインがちんぽめがけて投げつけられる。
リブラたちのショーがパンツに小銭を入れるのならば、彼らのショーはちんぽに小銭をぶつけるショーだ。『射精管理』によってコインによる刺激でしかいけなくなった彼らの中で、誰が最初に射精するのかを競うという、もうなんか馬鹿なんじゃないかなって言いたくなるお遊び。
だが、これがまた大盛況で、煌びやかな流れ星が幾筋もちんぽめがけて落ちていくのだ。射精した雄が値下がり大乱交部屋行きとなれば、熱も入ろうというものなんだろう。
リブラたちと違って、彼らは見習い――アイドルか何かかよって思うけど、価格帯を下げた娼夫だ。射精回数とか、人気によってランクが上がるという、えげつないシステムに組み込まれている。
おれ知ってるよ、課金っていうんだそれは。この世界でも聞きたくなかったなぁ!
「おちんぽドラゴーン! 今日も立派な射精を頼むぞー!」
「おちんぽタイガー! おれが一人前にしてやるからな!」
完全に地下アイドルを推す会と化している。エッチな熱気とガチの熱気が合わさってもう魔境かここは。
ちなみに、見習いを卒業すると本格的に客をとるようになる。ソロデビューか。
それまでの間はこうして、企画ステージで必死に媚を振っているというわけだ。
……おれらの目的、見失ってないかなぁ?
「左端にいるトカゲの雄、あれは酒場でいきり散らしていたやつで。なんでもどんな攻撃でも耐えられるとかぬかすからどんなものかと期待したのだが、ちんぽ一突きで落ちてしまった。まったく、くそつまらんやつだったからおれ様が鍛えなおそうと思ってな」
魅了耐性デバフを撒いて休憩しているおれの横で、リブラの雄説明が始まっている。別に頼んではないです、はい。
「さらにその隣にいる虎な。見た目こそ屈強で男らしいが、その実彼女もいたことがない童貞だというじゃないか。奥手で不器用、さらに口下手。これでは一生嫁などもらえんだろうから、婿にもらえるようにとおれ様が一肌脱いでやったわけだ」
かんっぜんに余計なお世話だ。しかもわかったうえでやってるからたちがわるい。
「立ちが悪い? 勃起不全ならおれ様がしゃぶってやろうか、ご主人様?」
「エロスキル使いのおれにそれはありえないだろうが。わかってていうなよな」
「ふっくぅ、悪い悪い。ちょっと今機嫌がよくてな」
身内席で酒をあおった獅子は言葉通りに上機嫌で饒舌だ。
娼館の運営が右肩上がりというのもあるだろう。おかげでジェルからもらえるお小遣いの何倍ものお金が転がり込んできている。
「それもあるが、おれ様はすごく楽しいんだ」
しなだれかかる獅子からはいい匂いがする。甘く、それでいて透き通った男らしさがある、きりりとしたイケメンライオンにふさわしいそれが、おれの鼻腔をとろかそうとしている。
「お前が来てから退屈してないからな。ああ、こんな面白い遊び、いくらおれ様が金持ちでイケメンで天才だとしてもできなかったとも」
「自画自賛がすぎるって言いたいところだけど、こいつの場合は全部本当だしなぁ。だいぶ酔ってるだろ」
喉もごろごろ鳴らしてちゃ、誰にだってわかることだ。
「リブラがここまで心を開くとはなぁ。珍しいこともあるもんだ」
逆隣りに座っているヤードが感心しながらジョッキをあおる。見た目通りの酒豪で、すでに何杯目かのお酒かすらわからない。
けろっとした顔をしているくせに、負けじと体重をかけてくる鮫。
筋肉の塊が二人、おれを押しつぶそうとしているが、その熱がどこか心地よかった。
「っま、おれもお前のことは嫌いじゃないがな。でもこれはさすがにやりすぎだと思うぞ」
「おれもそう思うけど、リブラがさぁ」
「おれ様の楽しみに水を差すと、いくらヤードとはいえ容赦せんからな」
「はいはい、お前が楽しんでるときに邪魔する奴はうちの部隊に一人もいませんよ。……っま、こいつはどうかわからんがな」
あきらめきった嘆息が耳朶をくすぐった。ヤードはそれ以上何も言わず、おれによりかかったまま酒を飲む。
何でも聞いた話、リブラの邪魔をするやつは金と地位に物を言わせて徹底的に追い払われるらしい。まあこいつ敵には容赦ないタイプだろうから容易に想像できるわ。
「はぁ、こいつがリブラに当てられて性根がこれ以上腐っちまったら、ジェルになんていえばいいのやら……」
「すでに腐ってる前提なのやめて」
「いやもうどろっどろだろ。ここまで雄を狂わせる存在が腐ってないわけない」
「大っ正論だわちくしょう!」
「くくくぅ! やめろ、酒を吹き出すところだったぞ」
にやりと笑う顔もイケメンに決まっている。やはりイケメンは格が違う。
おれは一体いつになったら帰れるのだろうか。早くジェルの顔が見たい。できればもう会いたい。
思わずため息をついてしまうが、リブラがもっとでかい成果をくれるっていうから。そうしたら政治が苦手なジェルの役に立つっていうし……。
それに、せっかくの自由な環境だ。もっとスキルを研鑽するのもちょうどいいとは思っている。さすがに部隊の面々ばかりだと上達がわかりづらい。
「おほおぉ~~~~❤❤❤❤射精っ、じまずうぅぅ❤コインでおちんぽぶるんぶるん❤ありがとうござぁいまあぁ~す❤❤」
どうやらステージでは結果が出たようだ。
目をやるとトカゲの雄が巨根から白濁をびゅーびゅー噴射しているところだった。
眼球をひっくり返して笑みを浮かべ、突き出した腰は快楽に震えている。筋肉で膨らんだ肉体を涎や汗が滴り落ちていて、一生懸命腰を振っていたのがわかった。
「どんな攻撃にも耐えるって豪語してたくせに、今じゃあコインの刺激にも耐えられないんだ。ここは笑ってやるところだぞ」
「さすがにお前ほど性根がねじ曲がってるつもりもないし……まだ」
この獅子ほど性格が悪くなったらジェルに反抗期かと思われるだろうが。
「さてと」
そう言いながらヤードは席を立つ。胃袋を酒で満たしていたとは思えないほどにしっかりした足取りだ。
「それじゃあ、あのトカゲを大部屋に突っ込んでくるか。んで、竜を連れてくればいいんだよな」
「お願いヤード」
「はいよ。おれは今日の予定客もいねえし、そのあとはゆっくりさせてもらうぜ」
とか言いながら視線はおれを見すえている。夜這いかけてくる気だこいつ。
まあ最近はリブラに付き合っていろんな雄を落とすのに忙しかったから、たまにはヤードともしたいしいいかな。
奥へと消えていく鮫を見送って、手持無沙汰にお茶を飲んでいるおれに獅子がさらに体重をかけてきた。
「何言ってんだ、おれ様はあの竜と遊ぶ予定なんだから見てけよ」
「ああ、そうやって予定入れていくのね」
「後学のためにもな。お前はスキルこそ抜群だが使い方が甘いんだよ。もっと雄を無様に落とすにはどうしたらいいか研究しろ」
「えー、それは別に。おれはスキルを使いこなせればそれでいいからさあ」
「おれ様がつまらないんだ。お前ならもっともっと面白く遊べるだろうが。そうしたらこの世界がもっと面白くなるだろうとも、ふっくくぅ」
喉をごろごろ鳴らしながら楽しそうに酒をあおる獅子。こいつは本当に自分の快楽のためなら世界とかどうでもいいと思ってるよな。
そして、ヤードが戻ってきた。
筋肉の鎧を着こんだ鮫に連れられて、たくましいがどこかむっちりした竜が上気した顔でやって来た。ちんぽはいまだびんびんで、歩くたびに先っぽから汁をまき散らしている。
これがこの町を守る軍部のお偉いさんとか、聞いただけじゃわからないよなぁ。
「よく来たなドラゴンおちんぽ」
さっきまでの甘えた態度から切り替えて、リブラが冷たい声で出迎えた。体こそおれによりかかったままだが、目線の切れ味は愉悦を孕んだ通常運転へと戻っている。
むっちむちなドラゴンはそうするのが当然とばかりに腕を頭の後ろで組み、がに股で腰を突き出した。流れるような動作はすでに身に染み込んでおり、精神の堕落を物語るには十分すぎるほど。
「ふぁい❤❤このドラゴンおちんぽ、リブラ様に呼ばれてちんぽブルンブルンさせてやってまいりましたぁ❤ちんぽちんぽぉ❤」
屈強な雄がよく分からないことを言いながら腰を振るって、無様でかわいそうじゃない?
「これがいいんだろうに。くっく、お前もいずれわかるさ」
わかりたくないなぁ。いや、でもちょっとエッチだなって思ってる自分もいるんですけどね。ヤードがやめてくれよって目線で訴えてるから、まだそっちにはいきません。
「それで嬉しくて勃起ちんぽからお漏らししてここまでやって来たと?」
「っは❤申し訳ありません❤このドラゴンおちんぽ、年がら年中おちんぽのことしか考えられない脳みそザーメンマッチョですので、つい勃起ちんぽから興奮先走りをお漏らししてしまうのです❤」
仕込まれたのかと思うほどのセリフをぺらぺらとよくもまぁ……。
ちょっと見ないうちにリブラの調教がだいぶ進んでいるようだ。自分を貶める発言をしながらも、竜は嬉しそうに勃起ちんぽをゆすっているのだから。
言葉通り本当に先走りが止まらないのだろう。近くなるほどにむわりと雄の臭気が強まっていく。すでに嗅ぎなれたものではあるけれど、やはり性欲を刺激されてしまう。
「ちなみにだ、今回のステージ。お前の『射精管理』だけ条件が厳しくてなぁ」
あ、リブラがかなりあくどい顔で笑ってる。こいつ、こういうことをさせると活き活きしすぎでしょ。
「絶対にお前の勝利はなかったんだ。なぜだかわかるか、ドラゴンおちんぽ❤」
「はいぃ❤それはこうしてリブラ様にこのドラゴンおちんぽをご披露するためです❤他の有象無象に選ばれるより、リブラ様やご主人様に選ばれる方がずっと光栄ちんぽ❤❤」
言い切った瞬間に先走りをびゅるりと飛ばして、竜は誇らしく胸を張った。分厚い胸板は汗まみれで、すっかり開発された乳首がぴんと立って自己主張している。
面倒くさいことに、リブラからご主人様としての権利を丸ごともらってしまったからなぁ。意地でも共犯者にするぞという獅子の熱意を感じる。自分の楽しみに人を巻き込みすぎか。
「乱交部屋はいいのか?」
「もちろんですちんぽ❤勃起ちんぽでおマンコされる喜びは最高ですが、やはり一番はご主人様たちの前でいかに自分が全身ちんぽなのかを知ってもらうことの方が大事であります❤どスケベ腰振りオナニーで濃ぉい雄臭汁をびゅーびゅー噴く姿を見ていただければ、ご主人様たちはおれをさらなる淫乱どスケベちんぽにしてくださるのですからぁっはぁ❤ちんぽちんぽぉ❤❤」
などと言いながら腰をカクカク振る肉厚な雄。すっかり脳みその隅々まで快楽が浸透した結果、元来持っていたはずのプライドや使命感がドロドロになってしまっている。
「よし、これならいいだろう」
快楽で躾けられてしまった竜を見聞して、リブラは満足そうに微笑んだ。
「立派な忠誠心だ、ドラゴンおちんぽ❤もう快楽にしか興味がない、そういう顔だ❤」
「はい、ありがとうございまちんぽ❤おれをこんなどスケベ淫乱ちんぽにしていただいて、ありがとうございまちんぽ❤ちーんぽ❤❤」
隣にいるヤードがかわいそうなものを見る目をしている。さすがにここまでしなくてもよくないか? と目線でセリフが聞こえそう。
いやね、おれもそう思いますけどね? リブラは止まらないんですよ。
「では、今から貴様の無様射精を存分に楽しみたいと思う――のだが。そろそろ帰らなければならんのだろう?」
「そんなことはございません❤おれはもっともーっとここでどスケベ腰振り射精をしていきたいです❤❤」
「何を言う。貴様にはゴライザに仕えるという仕事があるじゃないか。こんなところでこんな無様をさらしていることがばれたら、それももはや叶わぬことになるのだぞ?」
竜の瞳が揺れたのを、おれは確かに見た。
とろかされて崩れていく理性の中で、彼を支える柱。そこに手を加えられようとしている恐怖心が、竜のわずかな警戒心を呼び起こす。
しかし、リブラはそれを理解したうえで竜を躾けていた。周到に、周到に。計画を聞かされたおれもちょっとドン引きするくらいに。
「そろそろ戻るがいいドラゴンおちんぽ。お前にはお前の役割があるはずだ」
「そんな……せめて、射精だけでも❤お願いします、どうかこのドラゴンおちんぽにどスケベ射精を❤❤❤」
すでに竜は獅子の毒牙にかかっている。いつ死ぬか、遅いか早いか、それだけの差だ。
「なら射精だけは多めに見てやろう。『条件設定:自己紹介腰振り十回』だ」
「じゅ、十回ですかぁ❤❤❤」
竜が悲鳴のような声を上げたのは、射精を早くできる喜びなどでは決してない。あまりにも近すぎるからだ。
自分が何者なのかを誇示しながら腰を振る喜びはどんな快楽より甘美で、長ければ長いほど、竜はその蜜に浸っていられるのに。
十回では短すぎる。ただ射精をするためだけの行為でしかない。
「その十回すら要らぬの言うのなら、取り下げてもいいのだぞ?」
「いえ❤わかりましたぁ❤❤このドラゴンおちんぽ、自己紹介腰振り十回で射精させていただきます❤❤」
がに股をさらに深く、胸筋に力を入れてより屈強に。
そして、より激しく腰を前後に。
ちんぽの先から出る汁を遠くに飛ばせ。こんなにも自分はどスケベなのだと知らしめろ。
「自分はぁ❤❤腰振り射精大好きなドラゴンおちんぽぉおぉ❤❤❤❤」
これで一回。やはり早すぎる。
「ふんぬぅ❤❤ふんぬうぅぅぅ❤❤❤雌もマンコもないのに、腰振りだけで射精するどスケベちんぽ❤❤ちんぽちんぽぉおぉぉぉん❤❤❤もう四回だぁぁ❤❤❤❤」
おそらくそれなりに強い軍人であるはずの竜の相貌がくしゃりとゆがむ。もっと楽しみたいのにそれが叶わない。これでは生殺しだ。
腰だけは存分に動かして、ちんぽが何度も腹を打つ。その感覚がいくら気持ちよくても、彼はもう満足できない。
「腰振り射精大好き❤ちんぽおぉぉおぉぉぉおぉぉおおぉっ❤ちぃいぃぃんぽおぉぉぉぉおぉぉおおおっ❤❤❤❤❤」
一単語を伸ばすことでこの時間を楽しみたいという無駄なあがきが見える。
リブラがけなげな努力に思わず吹き出してしまった。楽しそうで何よりなのだが、現場は地獄みたいになってるぞ?
「ち、ちんぽっ❤ちんぽおおぉぉ❤❤駄目だ、口からちんぽでちゃうぅ❤❤」
これで九回。次でラストだ。
どれだけ竜が願おうとも、この時間は続かない。
だからこそ、せめて最後の一声はと腹の底から引き絞って叫ぶのだ。
「このおれは、どスケベ腰振り射精大好きな、どらごーーん……」
ちんぽを天に突き立てるように、思いっきり腰を――――そらしすぎた。
「おちんぽだああああっんほおおぉおぉおぉぉおぉぉぉぉぉっ❤❤❤❤❤❤」
弓なりにしなるだけでよかったはずが、あまりの勢いにバランスが崩れてしまった。
崩れて尻を突いてしまうなど腰振り射精を見てほしい竜にとってありえない痴態。すぐさま組んでいた腕を解き、立ち上がろうとするのだが快楽が強すぎて腰が笑ってしまう。それでも無理に体を起こそうとした結果、股間だけを突きだすこの体勢はどう見てもブリッジ。
強くたくましい竜は、ブリッジの体勢になってザーメンをびゅーびゅーしてしまっていた。
「おおぉっん❤❤❤ちんぽ汁びゅるるぅ❤❤ちんぽちんぽちんぽちんぽおぉぉおぉぉ❤おれはちんぽだああああぁあぁ❤❤❤❤」
おれの視界ではがに股になった股間だけが痙攣しながらザーメンを噴いている光景しか見えない。その後ろにあるであろう、アヘ顔の竜など全く見えない。
足の太さを強調するかのように股間を上げ、筋肉で分厚い肉体は射精痙攣し続けている。
「……っ!! ふっくうぅぅ!!」
隣でリブラが腹を抱えて笑い転げたせいで、コップに注がれた酒が舞う。おれの背中をバンバン叩くのめちゃくちゃ痛いんですけど!
笑っているくせにしっかりとリブラのちんぽがビンビンなあたり、本人にも素質があるってことなんだろうけど。
「おっほぉおぉん❤はひっ、はひいぃぃん❤ちんぽ射精ありがとうございまちんぽ❤ドラゴンおちんぽのど変態射精をもっと見てくださぁい❤❤❤❤」
下半身だけがスクワットしてるみたいに上下に揺れている。そのくせちんぽからは濃厚なザーメンがしっかりと出ているのだから竜の喜びもわかろうものだ。
山脈のように起伏を浮かべた太ももがカクカクへこへこと、痙攣しながらポンプのように動くさまは無様ながらもエロさを漂わせている。ごめんヤード、おれもやはりこっち側の人間だった。
「……おおぉ、ほぉ……射精さいっこぉお❤」
ようやく竜の射精が終わると、あたりの雄臭の密度がやばいことになっていた。鼻が曲がりそうなほどエッチな臭いが強くて、もうヤードと盛りたい。
「あー笑った。さいっこうだわほんとに」
涙が出るくらい笑ってるのな。外道か。
「申し訳ありません❤腰振り射精中に姿勢を崩すなど❤」
対照的に射精の余韻から戻ってきた竜は青ざめた顔でさっきまでのがに股体勢に戻っている。ステージ上ならありえないほどのミスだということは、本人も理解しているようだった。
「ふっくくく、抱腹絶倒だったからまあ今回は不問に処してやる。しかし、ブリッジ射精もいいなぁ……ふく❤」
あーあ、またよからぬことをたくらんでるよこいつ。
ひとしきり笑った後、獅子は手を振って退出を促した。もう用はない、そう言わんばかりの態度で。
「さあ、今日はこれで終わりだ。とっとと帰るがいい。次に来れるのはいつになるだろうな。地位が高いというのも大変だ、おれ様は嫌というほど理解できているがめんどくさいよなぁ❤」
「……」
じわり、じわり。真綿で首を締め付けるように言葉を紡いでいく。
隣で聞いているおれでも底冷えしている声音に恐怖を感じているんだ、対峙している竜の不安は相当なものに膨れ上がっていることだろう。
えげつないなぁ。おれとヤードは腹の中で竜に黙とうをささげた。
捕食者の三日月は獲物を逃がさない。満足するまで、徹底的にいたぶるのだ。
「また来たいか?」
「もちろんです!❤今度はより多くの自己紹介腰振り射精でアクメを決めさせてほしいです❤」
「そうか、そうか❤」
ここでおれに合図。はいはいと頷いて、スキル『精液操作』を発動。今しがた竜が出した精液をまとめてビンに入れる。
「お前の部隊に理解があれば、お前はこんな面倒なことをせずに好きに射精ができたのになぁ」
「…………」
竜は何も言わない。精神をどれだけ凌辱されようと、絶対に譲らない信念はまだ健在なのだから。
だけど、そこにほころびが発生していることをリブラは見逃さない。あとはその傷口を広げるだけだということを、このサディストはとてもよく理解している。
「なぁに、何もお前の部隊を差し出せ言っているわけではないさ。それは最初の時に確認しただろ。おれ様とて、スニーグスの街とこと構える気などさらさらない」
さらにスキル『性癖抽出』発動。おれの中でも使えないスキル上位に分類するであろうこれを、まさかこんなところで使うことになるとは思わなかった。
ビンにためた精液がさらさらと砂糖のようになっていく。匂いもなくなって、中の要素――竜が射精に至った性癖を凝縮したものへと変わっていった。
「これを」獅子はビンを差し出して嗤った。「これを飲ませれば、きっとお前の部下たちもわかってくれる」
「しかし……これは……」
「別に毒でも媚薬でもない。ただ、『理解』してもらうだけ。お前が傾倒する腰振り射精がいかに素晴らしいか、いかに気持ちがいいか。それを知ってもらうだけのものだ」
一時的とはいえ、他人の性癖を摂取させるスキルを使って、獅子はより面白いことをしようと持ち掛ける。
「別に裏切れと言ってるわけでもない。それに、こんなことをしているのがばれたら、お前の地位だって危ないんだろう?」
「……っ!」竜の動揺を獅子は見逃さない。
「お前はどスケベな変態になったが、街を裏切ったわけじゃない。だから、大丈夫だ。これはただ性癖を理解してもらうためだけなのだから」
震える手で、竜はビンに手を伸ばす。それが破滅につながっていても、もう止まれなかった。
なぜならば、竜にとってこの生活は苦痛なのだから。部下たちに隠れて娼館に通うだけではない。常日頃から普通のオナニーやセックスで満足できなくなった体を持て余し、仕事中でさえ腰振り射精やショーを思い起こして体をうずかせているのだ。
責任感も人並み以上にある将だ、なんとか股間の高ぶりをおさめなければとずっと思っていた。
そこに来て、リブラからの甘い誘いだ。断れるわけもない。
獅子がかんっぜんに悪役の顔でほくそ笑んでいることにも気づかずに、竜はビンを手にしてしまった。
「少しでいい、ほんの少し飲ませればお前のことをみんなが理解してくれる」
悪魔のささやきだよなぁ。
竜の揺れる瞳は葛藤を表現してはいるものの、ビンを握る手は固い。
さて、本当にリブラの思惑通りに物事が進むのか。
おれは少し――ほんの少しだけ興味を持って臨むことに決めた。
****
あの日以来、世界が狂ってしまった。
腰振り射精による圧倒的な快楽で、これまで培ってきた価値観がたわむ。竜はほぞを噛みながらも、娼館での射精を思い出し股も股間をたぎらせていた。
日中であり、仕事中でもあるというのに、竜の内部を欲情がくすぶり焦らす。格式高い個室で竜は一人、訓練後の休息をとっていた。
軍服の股間部分は今日だけで何度先走りを吸っただろう。スリットを押し上げようとする感覚に何度慌ててトイレに駆け込んだだろう。
自分の何が変わったわけでもない、ただ気持ちがいいことを知ってしまった。
この世のすべての快楽を煮詰めてもまだ足りないような、暴力的なまでに甘いもの。
常に苛む飢餓状態は竜の精神を削り、こうしてビンの中身を捨てられないでいる。
躊躇しなかったわけではない。竜は部下を慮っており、この街を緩衝地帯にするために必要な武力だ。
「くぅ……❤」
射精がしたい。それも自分がちんぽだと公言したうえでの腰振り射精を。
厳威豊かな軍服を淫らにくねらせ、スリットに擦り付けるように腰が動いてしまう。
オナニーでもいい、マンコセックスでもいい。とにかく射精がしたい。
「ここで……」
ここで射精ができたらどんなにいいだろう。部下たちが自分の射精を当然のように認識してくれたならどれだけ楽だろう。
いや、それならいっそ自分を使ってほしい。ご主人様に開発されたマンコを便器にしてもらい、一緒に腰振り射精に勤しむのだ。
「んはぁん❤❤」
そうだ、それがいい。それならこんな我慢なんてする必要もない。
射精、射精、射精がしたい❤
リブラ様はこの前自分を満足に射精させてはくださらなかった。大部屋に連れていかれたトカゲの満足そうな喘ぎ声が頭から離れない。腰振り射精をさせてもらえただけではなく、おマンコまでしてもらえるなんてずるい。
自分も射精がしたい❤射精射精射精❤❤
次の仕事はなんだっただろうか。軍議か、会談か。
わからない。ああ、副官に聞こう。そうだ、そうだ、そろそろ来るはず。自分に次の予定を伝えに。訓練が終わってからもういい時間だ。
竜は血走った目でコップを掴むと、ビンの中身を思いっきりぶちまけた。
少しでいいと言われていたことすら、今の頭にはない。
人生を狂わせるほどの性癖をこれほど一気に摂取してしまえばどうなるのか。竜にはそれを考える余裕もなかった。
副官さえ取り込んでしまえば便宜を図ってもらえる。自分が射精する時間を多めにみてもらえる。
射精射精射精射精、射精がしたい❤❤したいしたいぃいぃぃ❤❤❤
仕事なんてその後でいい。今はとにかく射精がしたい。
完全勃起したちんぽが軍服を押し上げシミを作っていることにも気づかない。彼の頭の中には射精をすることしかないのだ。
リブラ様が『射精管理』してくだされば、こんなに悩まなくて済んだのだ。いつでも射精ができるなら、我慢なんてできるわけがない。
「ふひぃ❤ふひ、へへへへ❤❤❤」
これをあいつに飲ませれば射精ができる。それどころか仲間になってくれるかもしれない。そうなればきっと射精が簡単にできるし、リブラ様も喜んでくださる。
別に自分は裏切ったわけじゃない。情報は漏らしてしまったがこうして真面目に働いているではないか。だから射精ぐらい大目に見てほしい。射精がしたくてたまらないんだ。
竜が忘我の淵で妄想アクメを決めかけた時、扉をノックする音がした。
すぐにすまし顔に戻り――股間からは雄の臭いを漂わせてはいるが、入室を許可する。
「失礼します。アリギラド様、そろそろ次の予定が迫っておりますので、お呼びに伺いました」
入ってきたネズミは大柄な体躯を軍服に押し込んだような見た目をしており、歩くたびに豊満な尻肉や股間を見せびらかしているようだ。
ついぞこの前まで全く気にならなかったことが、今の竜にはとっては煽情的でしかない。
戦いでは真面目ぶった仮面を投げ捨てて切り込むため、いつも竜が手綱を取るのに苦労している主従だ。そもそも好色な竜とは違い、完全に戦闘馬鹿なネズミは浮ついた話など全く聞かない。あまり話がかみ合うことはないが、それでも信頼がある。
「……アリギラド様?」
呆けた竜に心配そうな声がかけられる。それで我に返った竜はそそくさとコップにお茶を淹れて、執務机の前に置いてある来客用のテーブルに置く。
ネズミの顔を見た瞬間、自分のしていることがあまりに愚かに感じられて。あれだけ共に武勲を立てた相棒を、この手で沼に落とすことへの罪悪感が竜を絡めとる。
だけど、射精がしたいのだ。止まらないのだ。
だからすました顔で竜は言う。大切なものを落とすための言葉を。胸中の罪悪感にすら興奮を覚えて。
「すまない、書類仕事に手を付けたら中途半端になってしまってな。すぐ終わらせるから、お茶でも飲んで待っててくれ」
****
結果として、ここに地獄絵図が誕生した。
『ちんぽっ❤❤ちんぽっ❤ちんぽぉぉーーっ❤❤❤』
なに、これ。
おれは眼前の光景に軽くめまいを覚えた。
右を見ても左を見ても、屈強な雄ががに股で腰を振りながらちんぽと連呼している。何をどうしたらこんな悲しいことが起こるんだ。いや原因はわかってますけどね!
竜やネズミをはじめとするたくましい雄たちはみな一列に並び、ビンビンに勃起したちんぽから蜜を垂らしている。誰もかれも皆蕩けた顔をして、匂い立ちそうなほど汗ばんだ体で必死に腰を振るっていた。
「ちんぽはじめーっ❤」
『はっ❤ちんぽちんぽちんぽちんぽっ❤❤ちんぽちんぽぉ❤❤』
竜の号令で一様に腰を振り、射精を目指して上り詰めていく様は圧巻だ。分厚い肉体がこれほどまでに情けなくなるなんてことがあるのだろうか。
娼館の大部屋、普段は乱交目的で使われているここは腰振り射精を求める雄でごった返していた。
竜の部下はもちろん、おれらが落とした雄、そして性癖を摂取してしまった雄もだ。
「ちんぽちんぽきもぢいぃいよおおっほぉおぉぉ❤❤❤」
「ちんぽちんぽちーーんぽっ❤❤❤❤」
理性なんてかなぐり捨てた言葉が飛び交う部屋は、すさまじい熱気に満ちている。部屋に入っただけでも濃縮された熱気と臭いが、脳髄をがつんとぶん殴ってくる感覚だ。
彼らの前には筒が置かれており、射精するときにはここにちんぽを入れるように言われている。まるで牛の乳しぼりのようだが、あながち間違ってはいない。
何故かというか『性癖抽出』のためだ。ここで抽出した性癖をばらまくことで、この街の雄たちを腰振り射精好きのど変態に落とすことができる。
これを軍部やギルドの飲食物に入れるとあら不思議、洗脳も魅了もなしで簡単に腰振り奴隷が作れちゃうってわけだ。えっげつねぇ……。
おかげでスキルもだいぶ進化したし。今では濃度増しましで、一舐めするだけでその場で腰振り射精させてしまうほどの性癖濃度を作れるようになってしまった。
傭兵街スニーグスは、今や腰振り射精に犯されつつある。いや、なんだそれ、ギャグかよって思うかもしれないが、大まじめだ。このスキル思ったよりやばい。
ただ摂取するだけでど変態になるってかなりやばいよなこれ。しかも調教済みで。
リブラは腰振り射精による傭兵街の陥落を大真面目にたくらんでたってことだ。馬鹿なんじゃないかなぁもーー!
おかげで冒険者が使う宿では夜な夜なちんぽ連呼が聞こえるし、ギルドにいたっては腰振り射精の相棒を探す発展場と化してるし。
軍部はまだばれたくないからおとなしいけど、一部はもう壊滅だ。ゴライザ派の双頭と呼ばれる竜のアリギラドと、その相方である虎のスレイスはすでに陥落済み。今では向かい合ってどちらが多くのザーメンを絞り出すかって競い合ってる。
「ちんぽちんぽちんぽっ❤❤おれらの方がどスケベザーメンを大量に出せるってことを、知らしめろぉおぉっほぉん❤❤❤」
「ちんぽちんぽちんぽっ❤❤馬鹿なアリギラドめぇ❤我らは貴様らほど単純ではないのだ❤ちんぽ我慢開始❤」
『はっ❤ちんぽ我慢開始ぃ❤❤』
おっぱいが大きな虎の一言で、片側の雄たちは腰を突き出したまま固まってしまった。
何の意味があるんだと思ったが、固まってる本人たちはでれでれと顔を阿呆にしていっている。どうやら腰振りがしたくてたまらないのだが、我慢してることにすら興奮を覚えているようだ。
「お゛、ぐりゅりゅうぅん❤❤腰振りじゃぜーしたあぁい❤❤❤えへ、えへへへぇ❤❤」
「どっちが馬鹿なんだかなぁ❤我慢の喜びにどMになってしまいおって❤❤おれらはこのまま突っ切るぞ、ちんぽ加速だぁ❤❤ちんぽちんぽちんぽっおおおぉぉ❤❤❤❤」
とまあこのようにゴライザ派は完全に力を失ってるわけです、はい。
ちなみに精液量が多かった方には次のステージへの出場、つまりは大乱交部屋行きと腰振り射精が大衆の前で出来るというご褒美をちらつかせてある。
でも、このままだとザーメンが溜まるまでまだ時間がかかりそうだな。ちょっと先に仕事を減らしておこうと思ったのだけど。
まあいいか、おれはそのまま大部屋を後にして、本命へと急いだ。
そこは小さな部屋だが、密会などに使えるように防音性などに優れた秘蔵の部屋。これから行うことは絶対の秘密のため、誰であろうと通すわけにはいかないのだ。
竜や虎に騙されて連れてこられた哀れな被害者にして、この街を牛耳る五大派閥の長が一人。
誰もが恐れる戦鬼、小山のように盛り上がった肉体を持つ狂犬、『鉄塊拳』ゴライザがそこにいた。
「てめえが首魁か……」
太い首から放たれる声はまるで地響きのように床を震わせた。短めのマズルにとがった耳、眉も太ければ目もいかつい。背中の盛り上がりが本当に山のようで、どこを見てもかわいいなどとは無縁の相貌をしている。
黒に近い灰色の毛皮が鉄の塊のように頑強であり、ナックルを武器に剣や銃相手にも全くひるまないことから『鉄塊拳』の字がついたとか。
拘束されてはいるが、無力化しているとか断言できない。ふとした拍子にこちらに殴りかかってくるかも。
床に置かれてこちらを見上げているその眼に、恐ろしいまでの覇気が宿っている。
「お前、あいつらに何をした? あいつらが俺を裏切るような真似をするとは思えねえ」
一言一言が重い。早口ではなく、こちらに殴りつけるような低く鋭い声音だった。
「別に何も。ただ、気持ちよくなってもらっただけだ。ここは娼館だからな」
口がからからに乾いたおれに変わって、リブラが応えてくれた。だが、さしものリブラと言えど、無駄口をたたく余裕はないようだった。
「とっととやっちまおう。反撃されたら面倒だ」
ヤードの意見ももっとも。予断を許さない、そんな気配がありありと漂っているのだから。
「その前に一回手合わせしてみたいんだが……駄目だよなわかってる」
フォグの意見は当然却下で。新進気鋭で努力家のせいか、こいつは強そうな相手との手合わせが大好きなんだよな。この街でも結構けんか相手を見つけて楽しんでるし。
おれは当然早く落として安心を得たい派だ。針のむしろでもこうはならないだろうって程、この部屋の空気は悪い。正直吐きそう。
「ふん、俺の覇気に当てられて死にそうな顔しやがって。場数も踏んでねえのに大事にされてやがる……てめえ、異世界人(ギフト)か。あっちでかくまってるって話だけは聞いていたが、なるほど、ついに秘密兵器でこの街を攻め落としに来たってわけか」
ぎらついた目でおれを射抜く豪傑は好戦的と知られるだけのことはある。おれが殴ったところで絶対びくともしない体躯から発せられる闘気に、いやもうまじで吐く。
「吐くならこっちにバケツ準備したぞ」
ヤードが背中をさすりながら部屋の隅に連れてきてくれた。その優しさが五臓六腑にしみるわ。
バケツを抱えたままのおれがボスって言うのが絵面的にもまったく締まらないのだが、大事なことは他のみんながしてくれるから……。
「あれは放っておいていい。後学のために見学してるだけだからな」
「ふん、いくら異世界人(ギフト)とはいえ、あんな軟弱を後生大事に世話しなきゃなんねえなんて、辛い役目だな」
「そうでもない、あれはいつかきっと世界をひっくり返すほど面白いことをしてくれるはずだ。そうなるように、おれ様が鍛えてるんだぞ、くくくっ」
リブラがしゃべると完全に悪役感がすごい。
そんな獅子が手に持っているのは香水瓶、もちろん中には凝縮した性癖がみっちり詰まっている。
「お前は見てろ。こんな面白い事、おれ様がするに決まっている」
おれのスキルなどもう不要とばかりにほくそ笑む性悪獅子。こいついつか痛い目見そうだよなぁ。
「……毒か。俺をどうするつもりだ?」
「おれ様を笑わせてもらう。ついでに、この街の勢力図に食い込めれば今後も楽しくなる。だからお前にはおれ様たちを大好きになってもらわないとなぁ❤」
「外道が。貴様は俺の一番嫌いなタイプだよ」
ゴライザの発言に鮫と熊も頷いてるの面白いな……。ジェルの部隊で一、二を争うほど人望無いのがまるわかりだ。
「おれ様はお前みたいなやつは好きだがね。いかにも高潔で屈しないという態度はそそるじゃないか」
「……」
眼光だけ鋭く鉄塊は押し黙る。話すことすら不快という態度がありありと見えている。
「お前も部下たちと一緒にこの街を盛り上げていこう。大丈夫だ、おれ様には地位もコネも才能もある。この街を悪いようにはしない」
「くだらねえ。俺が望むのはこの街の独立。それだけだ」
「そう吼えるな。おれ様に任せておけば、この街はよみがえるぞ❤❤」
「この街すべてを掌握するつもりか……! いくら異世界人(ギフト)があろうと、んなことできるわけがねえ!」
「それをやってしまうのが、異世界人(ギフト)の面白いところなんだ❤お前もすぐにわかる❤」
香水瓶を犬に近づけ、獅子はあざ笑う。
「そんな小手先の毒が、俺に効くと思うなよ」
自信満々ってところか。毒にさらされた経験なんてたくさんありそうな経歴だし、何とかなるとたかをくくっているのだろうか。
まあ毒耐性とか魅了耐性とか持ってそうではあるけど、それでこの性癖がどれくらい効いてくれるのか。
シュッと一噴き、これでどうだ。
~続きは来月公開予定の本編でお楽しみください~