静かな部屋にギシィと椅子がきしむ音が響く。目の前にいる虎が体重をかけた音だった。勉強机とセットであろうチープな椅子が、巨躯に悲鳴をあげた。
肘置きには元から置かれていた手に虎の手が重ねられ、強く握られる。まるで、逃がさないぞとでも言うように。
クーラーの音が嫌に大きく聞こえるのはなぜだろう。窓から差す日光に反して室内は快適なはずなのに、二人の間には生々しい熱気が渦を巻いている。
生活感あふれた部屋に、スーツ姿の虎と生徒が一人。淫靡な気配を漂わせるここで、何も起きないはずがなく。
くすりと、虎が笑う。
優しい顔だ。眼鏡とスーツで飾られた理知的な目の奥に隠し切れない柔らかさが根付いている。虎という種族の中でも大柄な部類であろう体躯も、全身から発せられる雰囲気でほんわかしてしまう。
きっとこの人は生徒を怒らない先生なのだろう。だけど、どうしてこんなにもベルン先生との距離が近いのか。
優しい顔がこんなにも近くて、雄々しい体が影を落とす。分厚い肉体はスーツに押し込められているけれど、どうしたって雄としての匂いは隠し切れない。
「怖がらなくていい」
低く、落ち着いた声で語り掛けられる。それがあまりにも自然とでた声だったから、演技なんかじゃないのがわかる。
はちきれんばかりに隆起したスーツは今にも破れてしまいそうだけど、ベルン先生は気にしない。
「大丈夫、おに……先生に任せて」
今何かを言いかけたが、気のせいということにした。
ベルン先生の手が生徒の鎖骨から下へなぞっていく。毛皮のついたむくつけき大男の手が、表面を滑り落ちていった。
「い、いけない子だ……そんな、はしたないものを立たせて、せん、せいを誘っているのだろう……?」
急に演技臭くなった。さっきまであった人を安心させる包容力はどこへやら。今は慣れないことに頑張る不器用な虎先生だ。
ベルン先生が言っているのは他でもない、生徒の股間だ。もっこりとしたそこが、興奮の象徴として虎を誘っていた。
「まったく、いけない子だ」
股間の先端に手をもっていき、指先でなでる。薄着の先端にシミが広がっていくのを見て、ベルン先生の頬に朱が散った。
「おにい……先生といけないことを、したいと考えてたんだね? こんなにスケベなおちんちんを勃起させていたら、勉強も手につかないはずだ」
震える亀頭を布越しに撫で続け、性欲を刺激しながらベルン先生は笑う。
スーツで包まれででかい尻をもじもじとさせ、尻尾がのたうっているのは羞恥からか、興奮からか。それはわからないが、雄を誘う動きであることに間違いはないだろう。
ベルン先生がさらに体重をかけると椅子がきしむ。眼前に迫る虎教師の双眸は優しさの中にいやらしさがある。混ざり合った淫靡な光を眼鏡の奥に潜ませて、虎は言う。
「ふふふ……先生と、いけないことをしようか」
そして噛みつくようなキスを。マズルのせいで眼鏡が邪魔になることはないから、存分に噛みつき合うことができる。
肘置きにおかれた手が暴れているが、ベルン先生の手が覆いかぶさって逃げることを許さない。最終的には指をからめとられ、恋人つなぎになっていく。
「んちゅ、むうぅ……はぁ……んっ」
口の隙間から見える光景では舌が踊っていた。唾液を絡め合うように、奪い取るように。歯の隙間から舌の根元まで、唾液を求めて縦横無尽に動いていく。
生徒と先生では絶対にありえない逢瀬が、部屋の温度を上げてしまう。虎の毛皮に汗が浮かび、スーツの襟首から芳醇に香るのがわかってしまう。ただでさえ厚着をしているのだ、この日光が強い季節に。自身の性的魅力を分かっていなければとてもできない芸当だ。
「んっんっううぅぅ……ジュルゥ、はっ、あ……」
やがて互いの口周りをべったりと汚しあったのちに、ようやく満足したのか、ベルン先生の口が離される。
毛皮を唾液でへたらせ、きっちり決まったスーツとのギャップがとても淫らだ。ベルン先生はジャケットの袖で口周りを拭きとると、そそり立つ頂点に手を置いた。
「キスだけでこんなになってしまったのか? くす、それは嬉しいな。私なんかで興奮してくれ……て……あ、違う」
そこで咳ばらいを一回。そしてテイク2。
「キスだけでこんなになってしまったのか? ふふ、エッチでとてもお行儀がよろしくない。そんな子には先生が特別な授業をしてあげないとな」
なんとか言い切ったベルン先生は生徒の股間に顔を近づけるとそのまま頬ずりをかます。ぴんと立った髭がしみだした先走りにまみれていき、髭同士で糸を絡め合う。
「お、雄臭いな……先生といけないことしたくてしたくてたまらないんだろう。スケベ盛りの悪い子だ」
髭の先端からとろーっと先走りをこぼしながら、ベルン先生は熱っぽい吐息を漏らす。
恋人つなぎをしていた手をほどき、生徒の両太ももに手を置いた。そして鼻面を勃起ちんぽにこすりつけながら、柔和に口角を上げる。
優しそうに笑う瞬間だけ、ベルン先生は自然体になる。それがたとえちんぽの前だろうと、彼はとっても優しい先生だから。
そしてスーツに包まれた尻を向ければ、そのでかさに驚くことだろう。
薄い布一枚越しでもわかるはちきれんばかりの肉。どれほど丸々と張りのよい尻肉が隠されているのかと思わず想像してしまう。
片方の球体だけでも手でつかみきれない。こんなにでかい尻を差し出されて冷静さを保つ方が難しい。
「じゃあ今日はおちんちんの正しい使い方を教えてあげよう。ベルン先生の特別授業だ」
相手の興奮に気づくことなく、立ち上がったベルン先生がベルトに手をかける。しゅるしゅるとほどけていくと、ためらいもなく先生はパンツを下ろした。
とたん、眼前に現れたのは巨大な球体だった。
スーツで隠していた豊満な肉体はこれでもかと尻肉を実らせ、片手でつかみきれないほどの厚みを持っている。張りのある果実は肉汁を滴らせるように毛皮をそよがせて、目の前の雄が喰らいつくのを待っていた。
鍛え上げた肉体に薄く脂肪を纏えば、どこもかしこも太ましい肢体が完成する。でかすぎる尻から伸びる太腿もまた巨木のようで、いたるところに雄としての魅力が凝縮されている。
こちらを振り返って口角を上げる虎の顔には赤色が花咲いて、うるんだ目が情欲をくすぐってくる。上半身のフォーマルさが落差を演出し、より痴態を映えさせた。
「ふふふ、それじゃあまずはオナニーのやり方から勉強しようか――――は、恥ずかしぃ……」
最後にぼそりと何かが付け足された気がするが、だれも反応はしない。
ベルン先生は一度だけ瞼をぎゅっとつむると、意を決して双眸に光を宿す。そして丸々と肥えた尻肉をゆすって、生徒を誘惑していく。
「オナニーのやり方は大丈夫かな。ふふ、そんなに一生懸命腕を動かして……。一人でしこしこ自主学習するのは得意だったようだ」
視界いっぱいにベルンのデカ尻を収めて、ゆするたびにマンコ肉が赤をのぞかせる。
「それじゃあ先生と一緒にしこしこしようか。はい、上げて」でかい尻が上がる。
「下げて」むちむちの尻が下がる。
ベルン先生の目頭に水滴が溜まっていくのは、興奮か羞恥か。追求されることはなかったが、スケベすぎるケツマンコの前では些事でしかない。
「これを繰り返していくから、しっかりついてきなさい。先生のとろと……ろ、おマンコ、に、つっこんで……いるところを想像しなさい」
淫語をしゃべらせると急に羞恥が勝るようだ。淫靡な眼光を隠すように瞼を閉じて、二つの球体が小刻みに震えた。
しかし、それでもベルン先生には生徒を導く義務がある。大きく深呼吸をして、再度教えを紡ぎだした。
「せ、せんせぇの、エッチなおマンコを、ぉ……オナネタに……して、ね」
そこで両手を尻肉にそえてクパァ。鍛えられた雄としての密林の終点は、雌にとろける淫部が待っている。
赤く赤く煌めく肉は宝石より生々しく、淫液で濡れそぼっている。使い込んでいるのだろう、痴肉は開閉を繰り返し、自身が淫売だと声高に叫んでいるに等しい。
さすがに恥ずかしさに耐えきれなくなったのか、ベルン先生はすぐさま手を離してしまった。たった一瞬の全貌だったが、それでも人の心をつかむには十分すぎた。
「さあ、オナニーのお勉強だ。上げて、下げて」
ゆっさゆっさと揺れるデカ尻。肉が密集するその奥に、淫靡すぎるマンコが眠っているのだ。
それを思うだけでオナニーする手も早くなろうというもの。しごいているだけで、すでに先走りがぐちゃぐちゃと音を立てていく。
まるで褒められたい一心で励む学徒さながらに、オナニーは止まらない。止められない。
ベルン先生の尻肉に合わせて踊れ、内壁をえぐるための準備運動だ。
「んぅ……っはぁ……。お兄ちゃんの、おマンコもぉ……高ぶってきてしまった」
オナネタにされていることに興奮してきたのか。ベルン先生の屈強な足腰がもじもじと動き始めた。上下に揺れながらではあるが、内またをこするような動きは快楽に耐えるもの。
尻の谷間がじっとりと濡れていくのがわかる。ちんぽなんかよりずっと素直な淫部が、早く早くとわめきたてている。
スーツの中で熟成されたフェロモンがふわりと香り、マンコからあふれ出る雌の色香と相まって部屋を満たしていく。
どれだけエアコンを起動させても冷えない情欲の発火点は、爆発するまで消えやしないのだ。
「ん、ん……先生も、高ぶってきたなぁ。それじゃあ、先生が君のオナニーを採点してあげよう。手を止めるんだ」
ベルン先生が尻振りをやめ、オナニーの手も止まる。
虎は濡れていく下半身を動かしてちんぽまで来ると、黒い鼻を思いっきり根元に押し当てた。
「すぅーはぁー……うん、匂いは満点だ。雄臭くて、とってもすばらしい」
鼻面を先走りで光らせるベルンは根元から先端に至るまでを丹念に嗅いでいく。肺一杯に臭気を取り込めば、体の中からほてってしまう。
ちんぽの先端から鼻面にきれいな橋を架け、ふわりと笑う相貌はミスマッチも甚だしい。しかし、ベルン先生は気づいていないのか、そのまま言葉を続けていく。
「硬さも申し分ない。ふふ、オナニーで私が教えられることはなさそうだな」
ベルンは再度机に体重をかけ、尻を突き出した。むき出しの臀部は先ほどより湿っているようで、肉の隙間から今にもとろりと蜜が滴ってきても不思議ではない。
格段に雄の色香を増した性器を見せつけるベルンから羞恥の色が薄くなる。感情が欲望に食われていく過程がこうしてありありと眼前で描き出されていくのは、見ている方も興奮を誘われる。
「それじゃあ、そろそろちんぽの使い方を教えてあげようか。わ、私に、できるのかは自信がな……あ、いや、えっと、先生に任せておけば、すぐに満点がとれるはずさ」
尻尾をくねらせて、虎の口は唾液を言葉にまぶす。ねっとりと浸した言葉は、ただの誘い文句にしか聞こえない。
むちっと、呼吸するたびに揺れる尻からオノマトペが聞こえてくるようだ。手を伸ばして触ってみると、毛皮と筋肉にゆっくりと沈んでいく。
「んうぅ……」
見た目以上に肉が詰まっている尻だ。弾力は大きく、揉み心地が素晴らしい。
重力に引かれているのか、持ち上げて落とすとはずみで肉が震える。
「んっ……!」
尻肉をいじられるたびにベルン先生から熱っぽい吐息が漏れ出して、部屋の温度がまた上がっていく。でかい尻に隠れているが、ぶら下がった玉袋は柔らかく、金玉の形をくっきりと浮かび上がらせていた。
有毛種特有のフカフカした金玉を手のひらで転がすと、虎の口からくぐもった音があふれてきた。
「あ、あぁ……そんなところ、触られると……変な感じだ……」
性欲の強さを誇示するような大きさはだらんと垂れ下がっており、袋を引き伸ばして玉の形をくっきりと描き出している。
夏場に汗ばんだ毛皮ではあるが、いまだに柔らかさを持つ玉袋。雄としての急所を握られることに加虐的な快楽を覚える虎教師の相貌が、朱光際立つ光彩を頬に散らして色香を醸す。
「ふぅ……先生の玉々が好きなのか。ここから赤ちゃんの素がたくさん作られていくんだが、受精できる精子は限られている。つまりここにいる君はとても強い雄ということだ」
圧倒的に剛毅な肉体を持つ虎から賞賛の言葉が降ってくる。強い雄というのなら目の前のベルン以上の雄などそういないだろうに、彼はいつもの包み込むような微笑を向けて褒めたたえてくれる。
「生まれてきただけで、君は強い雄なんだ。だから自信をもっておにいちゃ……先生を犯すといい。先生とたくさん子作りの勉強をしよう」
雄子宮を見せつけながらベルンは笑う。自身が感じる羞恥を隠しながら相手を思いやる包容力が、この虎の魅力であることは疑いようがない。
太陽光から発せられる熱気が肌を焼き、欲求が発す熱気が芯を焼く。内外構わずあぶられる酩酊感は荒い呼気を誘発して、腰を振るだけの猿へと退化させる。
当然ベルンは体を清潔にしているだろう。しかし、汗や情欲の発露が室内に満ち溢れる様は、雄として隠し切れない魅力を物語る。
一つ、喉を鳴らしただろう。視界は黄色の縞模様。揺れる大きな尻肉に、中央で咲き誇る肉の華。
据え膳食わねば男の恥というのなら、時代錯誤という嘲笑も振り切って先端をあてがうしかないはずだ。
「ぅん……それでいい。君は優秀な雄で、私のかわいい生徒だ」
優しさと淫靡さを内包する、虎の相貌はあでやかに。
情事にふけりたい欲求を押しとどめ、虎は暗記した言葉を口にした。
「さあ、先生とたくさんエッチなお勉強を始めよう」
静かな部屋にギシィと椅子がきしむ音が響く。目の前にいる虎が体重をかけた音だった。勉強机とセットであろうチープな椅子が、巨躯に悲鳴をあげた。
肘置きには元から置かれていた手に虎の手が重ねられ、強く握られる。まるで、逃がさないぞとでも言うように。
クーラーの音が嫌に大きく聞こえるのはなぜだろう。窓から差す日光に反して室内は快適なはずなのに、二人の間には生々しい熱気が渦を巻いている。
生活感あふれた部屋に、スーツ姿の虎と生徒が一人。淫靡な気配を漂わせるここで、何も起きないはずがなく。
くすりと、虎が笑う。
優しい顔だ。眼鏡とスーツで飾られた理知的な目の奥に隠し切れない柔らかさが根付いている。虎という種族の中でも大柄な部類であろう体躯も、全身から発せられる雰囲気でほんわかしてしまう。
きっとこの人は生徒を怒らない先生なのだろう。だけど、どうしてこんなにもベルン先生との距離が近いのか。
優しい顔がこんなにも近くて、雄々しい体が影を落とす。分厚い肉体はスーツに押し込められているけれど、どうしたって雄としての匂いは隠し切れない。
「怖がらなくていい」
低く、落ち着いた声で語り掛けられる。それがあまりにも自然とでた声だったから、演技なんかじゃないのがわかる。
はちきれんばかりに隆起したスーツは今にも破れてしまいそうだけど、ベルン先生は気にしない。
「大丈夫、おに……先生に任せて」
今何かを言いかけたが、気のせいということにした。
ベルン先生の手が生徒の鎖骨から下へなぞっていく。毛皮のついたむくつけき大男の手が、表面を滑り落ちていった。
「い、いけない子だ……そんな、はしたないものを立たせて、せん、せいを誘っているのだろう……?」
急に演技臭くなった。さっきまであった人を安心させる包容力はどこへやら。今は慣れないことに頑張る不器用な虎先生だ。
ベルン先生が言っているのは他でもない、生徒の股間だ。もっこりとしたそこが、興奮の象徴として虎を誘っていた。
「まったく、いけない子だ」
股間の先端に手をもっていき、指先でなでる。薄着の先端にシミが広がっていくのを見て、ベルン先生の頬に朱が散った。
「おにい……先生といけないことを、したいと考えてたんだね? こんなにスケベなおちんちんを勃起させていたら、勉強も手につかないはずだ」
震える亀頭を布越しに撫で続け、性欲を刺激しながらベルン先生は笑う。
スーツで包まれででかい尻をもじもじとさせ、尻尾がのたうっているのは羞恥からか、興奮からか。それはわからないが、雄を誘う動きであることに間違いはないだろう。
ベルン先生がさらに体重をかけると椅子がきしむ。眼前に迫る虎教師の双眸は優しさの中にいやらしさがある。混ざり合った淫靡な光を眼鏡の奥に潜ませて、虎は言う。
「ふふふ……先生と、いけないことをしようか」
そして噛みつくようなキスを。マズルのせいで眼鏡が邪魔になることはないから、存分に噛みつき合うことができる。
肘置きにおかれた手が暴れているが、ベルン先生の手が覆いかぶさって逃げることを許さない。最終的には指をからめとられ、恋人つなぎになっていく。
「んちゅ、むうぅ……はぁ……んっ」
口の隙間から見える光景では舌が踊っていた。唾液を絡め合うように、奪い取るように。歯の隙間から舌の根元まで、唾液を求めて縦横無尽に動いていく。
生徒と先生では絶対にありえない逢瀬が、部屋の温度を上げてしまう。虎の毛皮に汗が浮かび、スーツの襟首から芳醇に香るのがわかってしまう。ただでさえ厚着をしているのだ、この日光が強い季節に。自身の性的魅力を分かっていなければとてもできない芸当だ。
「んっんっううぅぅ……ジュルゥ、はっ、あ……」
やがて互いの口周りをべったりと汚しあったのちに、ようやく満足したのか、ベルン先生の口が離される。
毛皮を唾液でへたらせ、きっちり決まったスーツとのギャップがとても淫らだ。ベルン先生はジャケットの袖で口周りを拭きとると、そそり立つ頂点に手を置いた。
「キスだけでこんなになってしまったのか? くす、それは嬉しいな。私なんかで興奮してくれ……て……あ、違う」
そこで咳ばらいを一回。そしてテイク2。
「キスだけでこんなになってしまったのか? ふふ、エッチでとてもお行儀がよろしくない。そんな子には先生が特別な授業をしてあげないとな」
なんとか言い切ったベルン先生は生徒の股間に顔を近づけるとそのまま頬ずりをかます。ぴんと立った髭がしみだした先走りにまみれていき、髭同士で糸を絡め合う。
「お、雄臭いな……先生といけないことしたくてしたくてたまらないんだろう。スケベ盛りの悪い子だ」
髭の先端からとろーっと先走りをこぼしながら、ベルン先生は熱っぽい吐息を漏らす。
恋人つなぎをしていた手をほどき、生徒の両太ももに手を置いた。そして鼻面を勃起ちんぽにこすりつけながら、柔和に口角を上げる。
優しそうに笑う瞬間だけ、ベルン先生は自然体になる。それがたとえちんぽの前だろうと、彼はとっても優しい先生だから。
「じゃあ今日はおちんちんの正しい使い方を教えてあげよう。ベルン先生の特別授業だ」
立ち上がったベルン先生がベルトに手をかける。しゅるしゅるとほどけていくと、ためらいもなく先生はパンツを下ろした。
とたん、眼前に現れたのは巨大な球体だった。
スーツで隠していた豊満な肉体はこれでもかと尻肉を実らせ、片手でつかみきれないほどの厚みを持っている。張りのある果実は肉汁を滴らせるように毛皮をそよがせて、目の前の雄が喰らいつくのを待っていた。
鍛え上げた肉体に薄く脂肪を纏えば、どこもかしこも太ましい肢体が完成する。でかすぎる尻から伸びる太腿もまた巨木のようで、いたるところに雄としての魅力が凝縮されている。
こちらを振り返って口角を上げる虎の顔には赤色が花咲いて、うるんだ目が情欲をくすぐってくる。上半身のフォーマルさが落差を演出し、より痴態を映えさせた。
「ふふふ、それじゃあまずはオナニーのやり方から勉強しようか――――は、恥ずかしぃ……」
最後にぼそりと何かが付け足された気がするが、だれも反応はしない。
ベルン先生は一度だけ瞼をぎゅっとつむると、意を決して双眸に光を宿す。そして丸々と肥えた尻肉をゆすって、生徒を誘惑していく。
「オナニーのやり方は大丈夫かな。ふふ、そんなに一生懸命腕を動かして……。一人でしこしこ自主学習するのは得意だったようだ」
視界いっぱいにベルンのデカ尻を収めて、ゆするたびにマンコ肉が赤をのぞかせる。
「それじゃあ先生と一緒にしこしこしようか。はい、上げて」でかい尻が上がる。
「下げて」むちむちの尻が下がる。
ベルン先生の目頭に水滴が溜まっていくのは、興奮か羞恥か。追求されることはなかったが、スケベすぎるケツマンコの前では些事でしかない。
「これを繰り返していくから、しっかりついてきなさい。先生のとろと……ろ、おマンコ、に、つっこんで……いるところを想像しなさい」
淫語をしゃべらせると急に羞恥が勝るようだ。淫靡な眼光を隠すように瞼を閉じて、二つの球体が小刻みに震えた。
しかし、それでもベルン先生には生徒を導く義務がある。大きく深呼吸をして、再度教えを紡ぎだした。
「せ、せんせぇの、エッチなおマンコを、ぉ……オナネタに……して、ね」
そこで両手を尻肉にそえてクパァ。鍛えられた雄としての密林の終点は、雌にとろける淫部が待っている。
赤く赤く煌めく肉は宝石より生々しく、淫液で濡れそぼっている。使い込んでいるのだろう、痴肉は開閉を繰り返し、自身が淫売だと声高に叫んでいるに等しい。
さすがに恥ずかしさに耐えきれなくなったのか、ベルン先生はすぐさま手を離してしまった。たった一瞬の全貌だったが、それでも人の心をつかむには十分すぎた。
「さあ、オナニーのお勉強だ。上げて、下げて」
ゆっさゆっさと揺れるデカ尻。肉が密集するその奥に、淫靡すぎるマンコが眠っているのだ。
それを思うだけでオナニーする手も早くなろうというもの。しごいているだけで、すでに先走りがぐちゃぐちゃと音を立てていく。
まるで褒められたい一心で励む学徒さながらに、オナニーは止まらない。止められない。
ベルン先生の尻肉に合わせて踊れ、内壁をえぐるための準備運動だ。
「んぅ……っはぁ……。お兄ちゃんの、おマンコもぉ……高ぶってきてしまった」
オナネタにされていることに興奮してきたのか。ベルン先生の屈強な足腰がもじもじと動き始めた。上下に揺れながらではあるが、内またをこするような動きは快楽に耐えるもの。
尻の谷間がじっとりと濡れていくのがわかる。ちんぽなんかよりずっと素直な淫部が、早く早くとわめきたてている。
スーツの中で熟成されたフェロモンがふわりと香り、マンコからあふれ出る雌の色香と相まって部屋を満たしていく。
どれだけエアコンを起動させても冷えない情欲の発火点は、爆発するまで消えやしないのだ。
「ん、ん……先生も、高ぶってきたなぁ。それじゃあ、先生が君のオナニーを採点してあげよう。手を止めるんだ」
ベルン先生が尻振りをやめ、オナニーの手も止まる。
虎は濡れていく下半身を動かしてちんぽまで来ると、黒い鼻を思いっきり根元に押し当てた。
「すぅーはぁー……うん、匂いは満点だ。雄臭くて、とってもすばらしい」
鼻面を先走りで光らせるベルンは根元から先端に至るまでを丹念に嗅いでいく。肺一杯に臭気を取り込めば、体の中からほてってしまう。
ちんぽの先端から鼻面にきれいな橋を架け、ふわりと笑う相貌はミスマッチも甚だしい。しかし、ベルン先生は気づいていないのか、そのまま言葉を続けていく。
「硬さも申し分ない。ふふ、オナニーで私が教えられることはなさそうだな」
ベルンは再度机に体重をかけ、尻を突き出した。むき出しの臀部は先ほどより湿っているようで、肉の隙間から今にもとろりと蜜が滴ってきても不思議ではない。
格段に雄の色香を増した性器を見せつけるベルンから羞恥の色が薄くなる。感情が欲望に食われていく過程がこうしてありありと眼前で描き出されていくのは、見ている方も興奮を誘われる。
「それじゃあ、そろそろちんぽの使い方を教えてあげようか。わ、私に、できるのかは自信がな……あ、いや、えっと、先生に任せておけば、すぐに満点がとれるはずさ」
尻尾をくねらせて、虎の口は唾液を言葉にまぶす。ねっとりと浸した言葉は、ただの誘い文句にしか聞こえない。
むちっと、呼吸するたびに揺れる尻からオノマトペが聞こえてくるようだ。手を伸ばして触ってみると、毛皮と筋肉にゆっくりと沈んでいく。
「んうぅ……」
見た目以上に肉が詰まっている尻だ。弾力は大きく、揉み心地が素晴らしい。
重力に引かれているのか、持ち上げて落とすとはずみで肉が震える。
「んっ……!」
尻肉をいじられるたびにベルン先生から熱っぽい吐息が漏れ出して、部屋の温度がまた上がっていく。でかい尻に隠れているが、ぶら下がった玉袋は柔らかく、金玉の形をくっきりと浮かび上がらせていた。
有毛種特有のフカフカした金玉を手のひらで転がすと、虎の口からくぐもった音があふれてきた。
「あ、あぁ……そんなところ、触られると……変な感じだ……」
性欲の強さを誇示するような大きさはだらんと垂れ下がっており、袋を引き伸ばして玉の形をくっきりと描き出している。
夏場に汗ばんだ毛皮ではあるが、いまだに柔らかさを持つ玉袋。雄としての急所を握られることに加虐的な快楽を覚える虎教師の相貌が、朱光際立つ光彩を頬に散らして色香を醸す。
「ふぅ……先生の玉々が好きなのか。ここから赤ちゃんの素がたくさん作られていくんだが、受精できる精子は限られている。つまりここにいる君はとても強い雄ということだ」
圧倒的に剛毅な肉体を持つ虎から賞賛の言葉が降ってくる。強い雄というのなら目の前のベルン以上の雄などそういないだろうに、彼はいつもの包み込むような微笑を向けて褒めたたえてくれる。
「生まれてきただけで、君は強い雄なんだ。だから自信をもっておにいちゃ……先生を犯すといい。先生とたくさん子作りの勉強をしよう」
雄子宮を見せつけながらベルンは笑う。自身が感じる羞恥を隠しながら相手を思いやる包容力が、この虎の魅力であることは疑いようがない。
太陽光から発せられる熱気が肌を焼き、欲求が発す熱気が芯を焼く。内外構わずあぶられる酩酊感は荒い呼気を誘発して、腰を振るだけの猿へと退化させる。
当然ベルンは体を清潔にしているだろう。しかし、汗や情欲の発露が室内に満ち溢れる様は、雄として隠し切れない魅力を物語る。
一つ、喉を鳴らしただろう。視界は黄色の縞模様。揺れる大きな尻肉に、中央で咲き誇る肉の華。
据え膳食わねば男の恥というのなら、時代錯誤という嘲笑も振り切って先端をあてがうしかないはずだ。
「ぅん……それでいい。君は優秀な雄で、私のかわいい生徒だ」
優しさと淫靡さを内包する、虎の相貌はあでやかに。
情事にふけりたい欲求を押しとどめ、虎は暗記した言葉を口にした。
「さあ、先生とたくさんエッチなお勉強を始めよう」
戒厳(水)
2019-09-18 08:08:10 +0000 UTC