前回【総集編版】 → https://t589423.fanbox.cc/posts/8269111 「知ってるか、曜。入浴の前に体を清めるのが礼儀だって」 「それは聞いたことはあるけど、それとこれとは……あっ、ん、ちょ、巳亦……っ」 インナーを大きく捲り上げられたと思いきや、ツンと硬くなり始めていたそこに顔を寄せる巳亦。白い顔、そこから覗く真っ赤な二股の舌先が乳首にぬるりと触れるのを見て血の気が引く。 濡れた肉に挟まれるような感覚に驚いて身を捩るが、抱き竦められた体では逃れることはできなかった。 「う、うそ、だめ、巳亦……っ、ぁ、う……っ!」 「……っ、逃げるなよ、曜」 「こ、これ、綺麗にしてるって言わない……っ、ぅ、……んん……っ」 根本から側頭部を粘膜で包み込むようにねっとりと刺激され、そのまま先っぽにキスでもするかのように軽く吸い上げられただけでぶるりと脳天まで甘い刺激が走る。 根刮ぎ快感を搾り取られてるような、そんな胸への執拗な愛撫は続く。 「は、ゃ、……っ、だ、だめ……っ、巳亦……っ」 「……っ、なあ、他にはどこ触られた?」 「さ、わられてない……」 「曜、嘘吐いたら針千本だ」 「な、なんで……っ、ぁ……」 「ここか?」 赤く尖り始めていた乳首を勃たされたと思いきや、今度は乳輪の奥まで穿るように潰され、転がされる。それだけで耐えきれずに「んんっ」と身体を捩った。 「ん、は……っゃ、それ、舌が……っ入って……」 「っ、は……どこもかしこも柔らかいな……曜は」 「ゃ、巳亦……そこで喋らないで……っ! っん、ぅ」 唾液を流し込まれ、皮膚に塗り込むように丹念に隈なく皺の際まで舌先や唇で刺激される。 別の生き物みたいに意思をもって動く巳亦の舌によってすっかり昂らされていたそこはてらてらと濡れてなんとも直視し難いことになっていた。そこに息を吹きかけ、巳亦は「それで?」と目を細めて笑った。 「他にはどこを触られたんだ?」 「~~っ、み、また……乳首に話しかけるなって……」 「曜、分かってるだろ? 俺に隠し事はするなって」 「う、うぅ……っ、だって巳亦……怒ってる……」 「お前のことを思ってるからだ、曜。わかるだろ?」 わかるけど、と視線を逸らした時。すうっと巳亦の視線が落ちる。そして、無防備に晒されていた腹部に巳亦の指が触れて「うひゃっ」となんとも情けない悲鳴が漏れた。 「み、みまた……っ?!」 「ここか?」 「ぁ、や、ま、待って……っ」 つい腹部に力が入ったところ、そのまま俺の前で跪いた巳亦は俺の腹部に顔を寄せる。臍を親指と人差し指で大きく広げられ、普段人に見せないところをまじまじと見つめてくる巳亦に血の気が引いた。 「ゃ、やめろって、そんなところ……っ、ぁ、な、なにして……っ?!」 ベロ、と再び双頭を覗かせる赤い舌先。そのまま奥の窄まった部分へと伸びてくる舌に驚いて思わず背筋が伸びる。 入り口から奥まで、躊躇することなくゆっくりと丹念に這わされる舌先にたまらず俺は巳亦の頭を掴んだ。 「っ、は……み、巳亦……そんなとこ……っ!」 「内臓が収縮してるな。……感じてるのか? 曜」 「ち、がう……そんなわけ……っん、ぅ……っ!」 薄い皮膚の上をぬるりと滑る舌の感触が先ほど以上に生々しく、吐息や唾液の溜まる感覚すらもより鮮明に拾い上げてしまう。下手したら突き破って腹の奥まで舐めまわされるのではないか――そんな恐怖すらも感じる未知の刺激に快感以上に緊張し、硬くなる俺を見て巳亦は舌先を臍から引き抜いた。そして、「悪かった」と小さく呟いて代わりに臍の周辺に優しく唇を押し付ける。 「……ここはまだ怖かったか。……大丈夫だ。他のやつに触れられてないなら問題ないからな」 「ん、み、また……?」 「けど、……そうか、ここは“初めて”だったか。……そりゃ良いことを知った」 み、巳亦さん……? 愛おしそうに軽く腹部の皮膚を吸い上げられ、片方の手で軽くお腹をマッサージされるだけでなんだか全身がポカポカと暖かくなってきた。 綺麗にするとかしないとかそういうアレではなかったのか、と戦慄する俺に構わず至る所にキスマークを残しながらゆっくりと今度は上体を伝い首元まで這い上がってくる巳亦。 「み、また……っ、ぅ……」 「違うみたいだな。……じゃ、こっちか?」 そう、俺の首筋に鼻先を埋めてくる巳亦。 人の姿をしているというのに、長い前髪から上目でこちらをじっと見つめてくるその姿は蛇によく似ている。……蛇なのだけど。 「……っ、巳亦、、も、舐めるのやめろって……っ」 「綺麗にしてるんだよ。……こうして……、っ、ん」 「き、綺麗にって……」 そんなの、お風呂のお湯とか桶でざばっと身体を洗えば良いだろ。 そう思ったが、きっと巳亦にとってはそれだけの問題ではないらしい。この行為にどんな意味があるのか、なんなら先ほどよりも巳亦の唾液で全身デロデロになっている気もしないでもない。 首筋にかぷ、と唇を押し付けたと思えばそのまま舌先で首筋から鎖骨まで舐められる。 神経の束を直接舐められているような感覚に耐えきれず、腰から力が抜け落ちそうになったところを巳亦に抱き止められた。そのまま脇の下に差し込まれた手に抱き抱えられ、今度は鎖骨から肩口までじゅぷ、と濡れた音を立てながら味わわれる。 「っ、ぁ、う、……っ、ゃ、め……っ」 「っは、……曜……汗掻いてるな。なんで緊張してるんだ?」 「み、巳亦が変なところ舐めるからだろ! っ、ぁ、う……っ」 「変なところって……曜に変なところはない」 「だ、だからぁ~……っ」 堂々巡りどころか、次第に大胆になっていく巳亦の行動に押されている。脇の下、巳亦の指でくすぐられた拍子に体が震えた。思わず脇を閉めて庇ってしまったが、巳亦はそれを見逃さなかった。 しまった、と思った時には遅かった。右腕の二の腕を掴まれ、そのまま大きく脇を開かされる。 「……っ! ぁ……っ」 「その反応、……ここか?」 「~~っ、ち、が……」 「当たりだな」 巳亦の鼻先が脇に近づいてくるのを見てられなくて、俺はそのままぎゅっと目を瞑った。瞬間、にゅるりと二股の舌が脇の下を躊躇なく這っていく。 「ん、ひ……っ!」 「ここも汗を掻いてるな」 「し、仕事した後だから……っ! ほ、ほら、早くお風呂……っ、汚いから……っ」 「ダメだ、曜。ちゃんと自分で脇を見せてみろ」 「な、何言ってんの……?!」 「曜、これはお前のためでもある」 そんなわけ、え、そうなのか……?わかんねえよ、もう。 真面目な顔をした巳亦に射すくめられると頭の中がいっぱいいっぱいになってしまい、その言葉に従わざる得なかった。 続く