「可愛いです……っ! これ、すごいですね。ナハトさんにそっくりです……!」 「……似てないし。てか仮面だけじゃん」 「でも、スーツとかも良くできてますよっ! ほら、ここのところとか……」 「べたべた触るなよ」 「う、す、すみません……っ! つい……」 ――某日、社員寮。ナハトの部屋にて。 目の前のテーブルにころんと横たわる、フェルト地の黒い画面をつけたぬいぐるみ。 それはナハトをモチーフに作られた“サンプル”とのことで、つい先程ナハトの部屋のゴミ箱に突っ込まれていたのを見つけて救出したものだった。 無論、ゴミ箱に突っ込むくらいだ。俺が助けなければそのまま燃えるゴミとして出すつもりだったのだろう。 当の本人は「てか、こんなぬいぐるみとか作る暇あるなら暗器を新調しろっての、開発部の奴ら」とずっと不機嫌顔だ。 「……ふふ」 「……なにニヤニヤしてんの、気持ち悪」 「そ、そんなハッキリ……」 「てか、そんなおもちゃとかいいから。……今、本物がここにいるんですけど」 ひょい、とナハトにナハトぬいぐるみを取り上げられたと思えば、そのまま顔を寄せてくるナハトにドキリと心臓が反応する。 その迫り方はずるい。睫毛の一本一本まで見えるほどの至近距離、その目にじっと見詰められてしまうと俺は逃げることができなくなってしまう。 「な、ナハトさん……っ」 咄嗟にぬいぐるみを取り返そうと手を伸ばせば、それよりも先にナハトはナイフの切っ先にぬいぐるみを引っ掛け、更に高い位置へと持ち上げる。 危ない、とぎょっとする俺の顎を掴み、そのまま軽く唇を押し付けてくるナハト。ちゅ、と小さな音を立て、短くキスをされた。 ――この流れはまずい、色々有耶無耶にされそうになっている。 「……っ、ん、な、ナハトさん、ぬ、ぬいぐるみ返してください……っ」 「いやだ。てか、あんたにあげた覚えないんだけど?」 「だ……っ、だって、ナハトさん捨てる気満々だったじゃないですか。それなら、俺が連れて帰ります」 「はあ?」 「な、なんで怒るんですか……っ」 「良平のくせに生意気なこと言うからだよ」 「……っ、ぁ、ゃ、ちょ……っ、な、ナハトさ……っんん……っ!」 相変わらずナハトの沸点が分からなさ過ぎる。 不機嫌な顔のまま、今度は先程よりも長く唇を重ねられた。 誤魔化されないぞ、と慌てて唇を閉じるものの、そんな俺の態度が気に障ったらしい。顎を捕まれたまま、舌で口をこじ開けられる。 強引に侵入してきたナハトの舌は、喉の奥で縮こまっていた俺の舌に絡みついてくるのだ。 舌同士を絡ませ、お互いの唾液が咥内で混ざり合う。呼吸をする余裕もなく、ナハトに翻弄されるまましがみつく俺を見てナハトは冷ややかに笑った。 「“これ”じゃ、気持ちよくはなんないだろ」 言いながら片手でぽんとそのままぬいぐるみを放り投げたナハトは、天井へと飛んど行くナハトのぬいぐるみに向かってナイフを投げる。 目もくれず放られたそのナイフはそのままトン、とナハトのぬいぐるみを綺麗に磔にした。それを見て叫びそうになる俺。 「ぁ、だ、駄目です、切らないでください……っ! ナハトさんが……っ!」 「あれはぬいぐるみ、ナハトは俺だし。……ってか、そんなに必死にならなくてもいいじゃん。別にあんな……」 「だ、駄目ですっ! せめて、せめて下ろしてあげてください……っ!」 ナハトさん、と目の前の胸にしがみつき懇願する。対するナハトは恐ろしい程冷たい目で俺を見ていた。子供も裸足で逃げ出す目だ。 けれど、俺にも譲れないものがあった。ナハトの威圧に負けそうになる自分を鼓舞して、負けじとナハトを見上げたとき。 「……分かったから、その目やめろ」 「っ! な、ナハトさん……っ!」 「……あと、“あれ”をナハトさんって呼ぶのもやめろ」 「わ、わかりました! 以後気をつけます……っ!」 そう慌てて背筋を伸ばせば、再び「はぁ」と大きな溜息を吐いたナハトは渋々といった様子で磔にされてたナハトぬいぐるみを下ろしてくれた。 ――やっぱり、ナハトさんはいい人だ。 「えへへ……ミニナハトさん……」 「……キモ」 「き、キモ……ッ」 「アンタ、俺の形してたらなんでもいいわけ?」 「はいっ!」 「………………………………」 「あ、で、でも! もちろん一番はナハトさんですから……っ!」 慌ててそう言い足せば、「フォローが遅い」とナハトに頬を摘まれた。いひゃい。 若干ナイフが刺さった跡が残ってしまったが、後でモルグにでも直し方を聞いてみよう。 思いながら、手元に戻ってきたナハトぬいぐるみの短い手足を揉んでいたときだ。 向かい側の椅子に腰をかけていたナハトが立ち上がるのだ。そして、そのままソファーへとごろりと横になる。 「な、ナハトさん……?」 「じゃ、アンタはお人形遊びでもしてなよ。俺は寝るから」 「え、な、ナハトさん……? お、怒ったんですか? ナハトさん……」 「……うるさい、俺寝てるから」 「ぅ、ご、ごめんなさい」 「…………」 どっからどう見てもを不貞寝だ。 俺はナハトもナハトぬいぐるみも大切なのに、ナハトからしてみたら俺がぬいぐるみを可愛がってるのは面白くないのだという。 「……ナハトさん……」 そのまま本当に仮眠を取り出すナハトに、俺は手のひらサイズのナハトを膝に抱えた。 別に喧嘩したかったわけではない。けれど、浮かれすぎた俺が悪かったのだろうか。 しゅんと項垂れたまま、俺は暫く手元のナハトぬいぐるみの体をマッサージしていた。 ◆ ◆ ◆ 翌日。 「お前ら、またなんか喧嘩してんのかよ」 ナハトの部屋まで俺を迎えにきてくれたノクシャス。その顔はニヤニヤと笑っていた。 「ノクシャスさん……おはようございます」 「元気ねえな、しゃきっとしろ」 「は、はい……あの、ナハトさんは……?」 「あいつなら引き継ぎしたらすぐ出ていってたぞ」 通りでナハトの姿が見当たらないわけだ。 昨夜、色々あったものの結局ナハトの部屋にお泊りすることになった。 が、夜もずっと俺の手の中にあるナハトぬいぐるみのことを敵視している様子はあった。完全に尾を引いてしまってるようだ。 「で、今度はなんだ?」と聞いてくるノクシャス。なんだか楽しそうだな、と思いながらも俺は「あの、実は……」とノクシャスに一連の出来事を掻い摘んで説明することにした。 口で説明するよりは、実際に見てもらった方が早いだろう。 俺はナハトに処分されないよう、寝る間もこっそりと抱えていたナハトぬいぐるみを懐から取り出した。 それを見た瞬間、ノクシャスは噴き出す。 「まさかお前、あいつの前でそれ持ってたのか? まじか、メンタル強すぎんだろ」 「う、で、でも、一応ちゃんとナハトさんから貰ったので……!」 「貰ったなあ? どうせ、ゴミ箱にぶち込まれてたのこっそり持ち出したんだろ」 ――バレてる。 まだぬいぐるみを取り出しただけだというのに、あまりにも鋭い指摘に俺はうぐ、と言葉に詰まった。 「だって、せっかくこんなに可愛いのに捨てられるなんて勿体ないです……っ!」 「それ、あいつの前で言ったのか?」 「…………はい」 「ぶはっ!」 ……また笑われた。ゲラゲラと一頻り大口開けて笑ったノクシャスは、腹を抱えたまま呼吸を整える。そして、気を取り直してこちらを見下ろしてきた。 「やめとけやめとけ、あいつは特にこういうミーハーなの嫌いだぞ。寧ろよく無事でいられたな」 「そ、そんなにですか?」 「ああ、そうだよ。変に持ち上げられんのも嫌ってるし、メディア露出もしたがらねえけど、開発部の連中が毎回しつこく迫っては毎度八分殺しにされてんな」 「は、八分殺し……」 「でも、こうして出来上がってんのならあいつも流石に折れたのかもなぁ?」 ノクシャスの話を聞いて納得できた。確かにナハトは、その知名度とは裏腹に本人は仮面以外のイメージはないほどミステリアスな存在だった。だからこそカリスマ的存在のように扱い、ナハトに陶酔している者もいた。 ……少なくとも、ナハトのぬいぐるみを喜んで買うタイプがどうかは不明だが、ナハトのやり方とは対象的な売り出し方だ。 「そんな逸話があったんですね」 こんなに可愛いのに、とナハトぬいぐるみをそっと覗き込む。 ……ぬいぐるみ特有の短い手足見て、つい頬が綻んだ。駄目だ駄目だ、またナハトさんに怒られる。 「……つーかよ」 そう一人でナハトぬいぐるみを撫でていると、先程までの笑顔はどこにいったのやら。なにやらむっとした顔のノクシャスは、ずい、とこちらに顔を寄せてきた。 「……? なんですか?」 「…………なんで俺のは持ってねえんだよ」 そして、その口からぽろりと溢れた言葉に俺は驚く。 「え、ぁ、の、ノクシャスさんのもあるんですか?!」 「あんまりうるせえから『好きにしろ』って言ったら、勝手に量産されてたのが俺の部屋にあるぞ。余ってるし、ほしいんならやるけど――」 「ほしいです!」 「即答かよ」 「ください!」 「二回も言わなくていいっての」 「ま、いいけどよ」と続けるノクシャスは呆れながらも笑っていた。 思わず食い気味になってしまったのが恥ずかしかったが、嬉しかったので仕方ない。 駄目だな、ナハトさんにも怒られたばかりなのに。浮かれすぎるなって。 でも嬉しいものは嬉しいし、欲しいんだよな。と思いながらも、俺はノクシャスの好意に甘えることにした。 ◆ ◆ ◆ 仕事も終わり、ノクシャスぬいぐるみとをナハトぬいぐるみを両脇に抱え、寝室へとやってきた。 流石にずっと連れ歩いているわけにもいかないので、ここはいつでも目につく場所に飾っておこう。 そんな考えに辿り着いたのだが、これがなかなか難儀な問題だった。 そして考え抜いた結果、俺はベッドのヘッド部分にある飾り棚にそっと二人のぬいぐるみを添えるのだ。 ……これだ! 目覚まし時計の横にちょこんと並ぶぬいぐるみたちを見て、俺は心の中で拳を握り締めた。 寝室ならば、皆もそんなにズカズカ入ってくることはないし、怒られないだろう。 そううんうんと一人で頷いていたときだ。 「何してんの」 すぐ背後から聞こえてきた静かな声に驚くあまり、五ミリくらい飛んだ気がした。 振り返れば、薄暗い寝室の中。暗闇の中に溶け込んだ黒衣の男が立っているではないか。 「なはっ、なは、ナハトさんっ?! の、ノクシャスさんは……っ!」 「あいつは帰らせた。……俺の手が空いたから。で、何してんの?」 「あ、え、えーっと、これは……っ」 まずい、この流れは。 せめてもう少しは隠し通したかった。 ぬいぐるみたちを庇いながら、俺はなにかいい説得材料がないか探すが――ない。 ここはもう、奇跡に掛けてたまたま何も見ていなかったナハトさんに賭けるしか――。 「で、なんでゴミが増えてんの?」 …………流石ナハトさんだ、目敏い。 「う、な、ナハトさん……許してください……っ! この子たちだけは……っ!」 「なに? 産んだの?」 「う、産んでないですけど……っ! お願いなので捨てないでください……っ!」 お願いします、とナハトにしがみつけば、ナハトははあと大きな溜息を吐く。そして、 「…………別に俺、何も言ってないけど?」 「だって、ゴミって……」 「ゴミには変わりないから」 「な、ナハトさん……」 「けど、面白くないな」 もしかしたらこのまま許して貰えるかもしれない、と思った矢先、そのまましがみついていた俺の腕を掴んだナハトは引っ張り上げてくる。 華奢な腕からは考えられないほどの力だ。「わ、わ」とそのまま引き上げられた俺の体はベッドへと転がされた。 「な、ナハトさ――」 「俺とあいつ、どっちが大切なの?」 ベッドの上、覆いかぶさってくるナハトに押し倒されるような体制になっていることに気付いたときには時既に遅し。呆気なく手首を捉えられ、身動ぐ俺を見下ろしたままナハトは冷たい目でこちらを見下ろしてくるのだ。 ――ナハトさんが嫉妬してる。 そう気付いた瞬間、顔が熱くなった。 「そ、れは……っ、比べられません……」 「……はあ?」 ぴき、とナハトの額に青筋が浮かぶ。あまりにも冷たい目に射抜かれそうだ。 拳を握り締め、震え上がりそうになるのを必死に堪える。 怖いけど、ここは言わなければ。 「だ、だって……お二人とも大切な仲間……? なので……っ」 「なんでそこ疑問系なんだよ」 「も、もし俺だけ思ってたらどうしようと不安になって……」 「……本当、図々しいのか弱気なのかよく分からないやつ」 「な、ナハトさん……」 「馬鹿素直すぎ。……普通、こういうときは俺って即答するべきだろ。アホ良平」 出鼻挫かれたような顔をしたナハト。まだ不機嫌そうなオーラは残っているものの、先程よりも幾分纏うその空気が和らいでるのを見て驚いた。 てっきり、もっと怒られるかもしれない。そう思っていたから。 「……お、怒らないんですか……?」 「怒られると分かってて言ったんだ」 「え、いや、その……」 「……アンタのそういう性格は散々、嫌ってくらい見てきたからね。……今更『ナハトさんが一番ですぅ』って言ってきた方が萎える」 「ナハトさん……」 「けど、俺って言ってくれないアンタも、ムカつく」 そう、視界がさらに暗くなる。目を逸らせないほどすぐ側にはナハトがいて、そのまま俺の額にこつりと額を寄せてくるナハトに心臓が跳ね上がった。 このままキスされるのだろうか、と身構えたとき。じっとこちらを見下ろしていたナハトはそのまま俺の鼻柱を摘んだ。 「むぎゅ」 「馬鹿良平、アホ良平、良平のくせに……ぬいぐるみばっか可愛がって」 「にゃ、にゃはとしゃ……」 「………………俺がいるのに」 そのまま俺の肩口に顔を寄せるナハト。耳元でぼそ、と呟くナハトに、あやうく心臓が停まりそうになった。 胸が苦しい。ナハトが本当は寂しがり屋だということを俺は知ってたはずだ。そう思うと、今までのナハトの気持ちを考えれば堪らなくなる。 「ナハトさんっ」と慌てて俺は目の前のナハトに抱き着いた。 ムード作りもよくわからないし、スマートなやり方もわからない。それでも、今ナハトを抱き締めたいという気持ちだけが俺の中にあったのだ。 腕の中、ナハトは少しだけ驚いた顔をしたが、逃げようとはしなかった。 「……なに」と、少し低い声で返すナハト。 「……あの、皆さんもぬいぐるみも大切ですけど……俺が……その、そういう意味で好きなのは、ナハトさんなので」 「…………知ってるけど」 「ぁ、そ、そうですか……?」 「なんでお前が引いてんだよ」 「す、すみません……こういうとき、どうしたらいいのか分からなくなってしまって……」 すみません、とそのままナハトから手を離そうとすれば、そのままナハトに腕を引っ張られる。それどころか、ぽすりと俺の腕の中に収まってくるナハトに全身が緊張した。 ――ナハトのいい匂いがする。 「な、ナハトさん……っ?!」 「なに」 「な、なにって……その……」 「……ぬいぐるみは飽きもせず抱いて寝るくせに、俺は嫌なんだ?」 「い、嫌じゃないです!!」 「……声でか、うるさ」 「す、すみまへ……」 ん、と謝るよりも先に、顔を上げたナハトに唇を軽く押し付けられる。ちゅ、と音を立てキスをされたと思えば、今度はそのまま頭を抱き込まれてしまうのだ。 「っ、な、はとさ……っ、ん、……っ、ぅ……っ」 俺に懐いてなかった猫に顔を舐められているような、そんな気分だ。 感触を楽しむような短いキス。それだけでもう俺の心臓はどうにかなってしまいそうなほどだった。 はふ、と浅くなる呼吸。心地よさに緊張通り越して脱力する俺の後頭部を撫で、ナハトは更に深く口づけをしてくるのだ。 ――ナハトさんはやっぱりずるい。 口を開け、伸ばした舌を絡め取られながら、俺はナハトとの時間を過ごすことになった。 「わかった、部屋に飾るのは許してあげる」 「ありがとうございます、ナハトさん」 そもそも俺の部屋なのに、何故ナハトの許可が必要なのかということはさておきだ。 あのナハトがここまで譲歩してくれたのは、大きな進歩と言えるだろう。 「その代わり、あいつのは寝室に置かないでもらえる? ……ここは、俺のだけ置いてて」 「わ、わかりました……?」 ここ、と言いながら、ベッドヘッドを呼び指すナハト。つい俺もベッドの上に正座してしまう。 いつでも見える場所に起きたかったが、ナハトはノクシャスのぬいぐるみと並べられることが何よりも気に入らないようだ。渋々俺はノクシャスぬいぐるみをそっと抱えた。 「じゃあ、ノクシャスさんぬいぐるみはどこに起きましょうか」 「あいつのはリビングの床にでも転がしておけばいいだろ」 「だ、だめです! せっかく頂いたのに……」 「……変な機能作ってないだろうな」 「変な機能……? そういえば、設定したらモーニングコールをしてくれるらしいですよ」 ノクシャスぬいぐるみのお腹の部分を押せば、『死んでんじゃねえのかぁ?』と聞き覚えのある声が聞こえてきた。何ボイスだ。 「やっぱ捨てていい?」 「だ、だめですナハトさん……っ! 堪えてください……!」 ということで、ノクシャスぬいぐるみはリビングルームのテレビモニターの近くに置くことになった。隣には兄のブロマイドが入った写真立てがあるので、俺は明日からは毎朝ここに拝むことになるだろう。 そして、その日から俺はナハトぬいぐるみと寝ることになった。ちなみにナハトぬいにはモーニング機能はない。 その件についてナハトに尋ねたところ、「俺が直接起こしてやれば問題ないだろ」と突っぱねられてしまう。 こういうことをさらりと言ってくるのだからナハトさんはやっぱりずるいな、と思う俺であった。 おしまい 【おまけ】 「え? 僕のグッズ? はは、一応僕は裏方だからねえ、そういうのはないんだよねえ〜」 「そうなんですか……」しゅん 「あ、でも君にあげれそうなものあったな」 「! な、なんですか?」 「はーい、僕が監修した新感覚触手オナホの試作品」 「オナ……っ?!」 「機械化した子にも効くようにプログラミングしてるから……って、ちょっとナハト〜返してよ〜」 「変なものをこいつに渡すな、馬鹿だからなんでも使うだろ」 「そ、そんなことありません……っ! いくらモルグさんが作ってくださったものでも、流石に俺でも……っ!」 「言いながらチラチラ見るな」 「み、みへまへぇん……っ!」 「……こんなもの、必要ないでしょ」 「は、はひ……」 「これ僕なに見せつけれてんの〜?」 おしまい