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≪UP-5602≫ 自ら望むなら永遠の被虐を

アンノウンフェノメノン Unknown Phenomenon 未確認事象 ※SCPのパロディです 以下、UP保安協会による「UP-5602」に関する調査記録です。 --------------------------------------------------- フェノメノン・コード: UP-5602 フェノメノン・クラス: Safe カウンター・プロトコル: UP-5602はサイト-560のsafe用の収容コンテナの中で保管してください。セキュリティクリアランスが2以上の研究者が研究を行うことができます。 2025年4月現在、UP-5602は同サイト内の生体認証を使用した2重ロックがかかるコンテナに移動されました。コンテナのロック解除を試みる職員は、セキュリティクリアランス3以上の職員2名の承認、および≪被虐体質≫適性検査のクリアが必要です。なお、UP-5602に対する研究は現在凍結されており、再開は未定です。 説明: UP-5602は、███社製のシングルサイズのベッドフレームです。2019年3月から2020年1月まで、家具量販店「█████」にて実際に市販されていました。 20██年に、行方不明者の捜索依頼を不審に考えたUP保全協会が調査に乗り出し。該当フェノメノンの発見に至りました。後述する異常性を有する点を除けば、同型のシングルベッドフレームとの構造上の差異は確認できません。 使用者(以下、被験者)が手足を自ら拘束し、かつ、このベッドの上で自慰行為をした際に、当フェノメノンの異常性が発動します。被験者が上記の状態でオーガズムを迎えると、即座に現実空間から完全に消失します。被験者の消失と共に、取り付けられていたGPS装置の信号も消失します。多くの場合、被験者が帰還することはなく、永久に失踪します。例外事例は≪実験記録UP-5602-3≫を参照してください。 被験者は現実世界からの失踪後、完全に拘束された状態で非現実空間に出現。快楽を伴う様々な拷問を体験したとの報告を受けています。 拘束具の種類は不問です。縄や手錠、革製の拘束具、どのケースにおいても、被験者のオーガズム時に異常性の発動が見られました。 なお、腕を身体の前で拘束した場合は、異常性の発動は見られませんでした。拘束の強度については、ある程度の条件があると考えられます。抜け出すのが簡単だと思われる拘束強度の場合、異常性の発動が確認できませんでした。また、被験者が他者によって拘束された場合も、異常性の発動は見られませんでした。 協会はUP-5602の販売総数566台のうち、545台の回収に成功しています。残りの21台の捜索及び回収作業は現在も継続中です。 実験記録UP-5602-1: 担当博士:元町博士 被験者:D-213 以下、実験ログ D-213を失踪者の部屋から回収したSM用の身体拘束具で拘束。その後UP-5602に寝かせる。5時間観察継続するが異常は見られませんでした。 実験記録UP-5602-2: 担当博士:元町博士 被験者:D-7379 以下、実験ログ D-7379: ねえ、なんかベッドが置いてあるだけだけど 元町博士: 結構です。渡したバッグの中身を確認してください D-7379: え……? 元町博士: それらを全て身に着けてください D-7379: いい趣味してるね 元町博士: 言われた通りにお願いします D-7379: この拘束具、誰の? 結構使い込まれているみたいだけど 元町博士: 知る必要はありません [D-7379が服を脱ぎだす] 元町博士: D-7379? 服を脱ぐ必要はありません D-7379: え? いや、脱ぎたいんだけど 元町博士: カメラに映っていますよ D-7379: だから脱ぎたいの。別にいいでしょ? 元町博士: …では、どうぞ。裸になったら速やかに拘束を始めてください [D-7379が全裸になり、手慣れた様子で自らを拘束する] D-7379: なんでわかったの? 私がマゾだって 元町博士: マゾ? いいえ、そのような情報はこちらに存在しません D-7379: あれ、ご褒美をくれたんだと思った 元町博士: 私が質問した時のみ、言葉を発してください D-7379: 博士、ドSなんだね。好きになっちゃうかも 元町博士: 拘束が終了したら、ベッドに寝てください D-7379: どこまで拘束すればいいの? 抜け出せないくらい? 元町博士: 自分で抜け出せるくらいでお願いします D-7379: そんなの面白くない 元町博士: 言われた通りにしてください。これ以上反抗するようであれば中断します D-7379: わかったから、はい。こんなものでいい? 元町博士: はい、ではベッドに寝てください D-7379: 後ろ手拘束だから、仰向けにしか寝れないけど、あ、横でもいいか 元町博士: 姿勢はお任せします。楽な姿勢でかまいません D-7379: 楽な姿勢じゃない方が興奮するんだけど 元町博士: 寝てください [D-7379がおぼつかない足取りでベッドに近づき、仰向けに転がる] D-7379: あはっ、気持ちいい 元町博士: しばらくそのままでお願いします D-7379: ……ねえ、オナニーしていい? 元町博士: 不許可です D-7379: いじわる。でも、そういうプレイも好きだよ 元町博士: こちらが質問した場合のみ、発言を許可します D-7379: はいはい、放置プレイね [約十分後、D-7379の身体が震えだす] 元町博士: 異常を報告してください。出来るだけ詳細に D-7379: イキそう… 元町博士: 何ですか? D-7379: 無理、もうイカせて……お願い 元町博士: (ため息)……実験を中断します。拘束を解いて、服を着たら部屋から退出してください D-7379: ダメ…イク…! ねえ、イっていい? 元町博士: どうぞ勝手にしてください D-7379: ありがとうございます…! イクところ見ててくださいっ…! 卑しいメスマゾでごめんなさい…イキますぅっ!  [D-7379の上半身が反り返り、白目を剥いて絶頂を迎えた瞬間、D-7379が消失] 元町博士: D-7379…? 聞こえますか? 元町博士: D-7379? 応答してください! <記録終了> 補足: D-7379は現在にわたり発見されておらず、現在も調査、捜索が行われています。D-7379が身に着けていた拘束具も消失しました。 実験記録UP-5602-3: 担当博士:元町博士 被験者:D-4908 以下、実験ログ 元町博士: 部屋に入ったら、マニュアルに沿って渡した拘束具で自分を拘束してください D-4908: わかりました [D-4908が実験用セルフボンデージマニュアルを読みながら、自らの身体を拘束していく] 元町博士: できましたか? D-4908: こんな感じで大丈夫でしょうか? 元町博士: はい、結構です D-4908: 了解です 元町博士: ベッドの上に性玩具がありますね? 手に取ってもらえますか? D-4908: はい 元町博士: 自慰行為を始めてください D-4908: はい? 元町博士: 自慰行為をお願いします D-4908: ……本当に刑期を短縮してくれるんですよね? 元町博士: 指示に従ってくれるなら、ですよ [D-4908は顔を顰めながら、性玩具を股間にあてがる] D-4908: …… [10分経過] 元町博士: 普段、絶頂までどれくらいかかりますか? D-4908: 不感症なので、最後まで出来ない時の方が多いです。自慰回数も一般的な人よりも少ないと思います。 元町博士: それは知っています。絶頂までいける日は、どれくらいかかりますか? D-4908: ……1,2時間ほどです 元町博士: では、今日は2時間、挑戦しましょう D-4908: ……わかりました [2時間が経過、D-4908が絶頂を迎えられなかったため中断。異常性は発動されず] [別日、実験を再開] 元町博士: 今日も同じような手順でお願いします。終了する際に声をかけます D-4908: ……はい [3時間が経過したところで、D-4908に絶頂兆候が見られる] D-4908: あ……んぅ…… D-4908: イキそうです…… 元町博士: 続けてください D-4908: イク……っ……! [D-4908は足を直線的に延ばして、小刻みに震えている] [直後、D-4908が消失] 元町博士: D-4908、私の声が聞こえますか? 聞こえるなら、反応お願いします。 <記録一時終了> 補足: D-4908の失踪は一時的なもので、消失から約10時間後、ベッドの上に再出現しました。D-4908は憔悴していましたが、外傷はなく、生命活動自体には問題ありませんでした。 以下は後日行われた、元町博士によるD-4908へのインタビュー記録です。 元町博士: 身体の方はいかがでしょうか。体調が悪ければ遠慮なく申告してください D-4908: 大丈夫です 元町博士: では、インタビューを開始します。自慰行為で達した後のことを覚えていますか? D-4908: 覚えています。気づいたら、暗闇の中にいました。暗いというよりも、黒いというか…? 真っ黒な目隠しをされてるみたいでした。裸で大の字に拘束されていて、全く動けない状態だったんです。 元町博士: 続けてください D-4908: その、暗闇の中で、全身を愛撫されました 元町博士: 愛撫? D-4908: 掌とか、足裏とか、脇とか、首筋とかくすぐったいと人が感じる部分すべてをこう、優しく撫でられたり、羽毛みたいなものでくすぐられたり、時にはガーゼみたいな感触の物で激しくこすられたりしました 元町博士: …それで? D-4908: 性器にはおそらくバイブみたいなものが挿られていたと思います。肛門と、尿道にも。あとは乳首も舐められているような感触がありました 元町博士: 性的拷問を受けたと? D-4908: はい…でも、不感症ですし、とにかく恐怖が勝ってしまって、気持ちいいという感覚はまったくありませんでした 元町博士: くすぐったいとか、痛い、とかありませんでしたか? D-4908: そうですね…生まれつき身体の感覚が弱いみたいで、どちらかというと、何か物が当たってるなぐらいで、その小さい感覚が不愉快でした 元町博士: それは、どれくらい続きましたか? D-4908: わかりません。体感、とても長かったと思います。 元町博士: 他に、何か体験したことはありますか? D-4908: しばらく全身の責めが続いて……えっと……口に…あの、男性器を入れられました 元町博士: 男性器…? D-4908: 無理やりフェラをさせられた感じです。ああ、でも、本物の男性器ではなくて、なんだかゴムのような、甘い香りのする男性器の形を模したものでした。変な話ですが、ずっと舐めていたくなるような、そんな味だったんです。甘くて、眠くなるような…… 元町博士: ふむ…… D-4908: あの、勘違いしないで欲しいのですが、私は性に関して貪欲な人間じゃありません。セックスだって昔の付き合った彼と一度しただけで……不感症が原因で全く楽しめませんでしたが……とにかく、男性器を咥えたがるような趣味はないんです 元町博士: 大丈夫です。分かっています、だから、あなたが選ばれたのです。続きを聞かせてください D-4908: その後、気が付いたら大の字の拘束から、直利不動のポーズで固められていました。身動きが取れないのは同じで、今度はゴムみたいな感触に包まれていました 元町博士: そこに移動するまでの記憶はない? D-4908: 全くありません。眠ったわけでもないのに……瞬きをしたら、そうなっていた、という感じです 元町博士: 続けて D-4908: さっき同じように、全身を責められてるような感覚はありました。性感帯も含めた全身です 元町博士: くすぐりや、バイブのようなものが? D-4908: そうです 元町博士: 拘束方法が変わっただけ…? D-4908: いえ、ゴムで覆われてからしばらくして、鞭で叩かれました 元町博士: 鞭ですか? D-4908: 鞭のようなものだと思います。視認できたわけではないので…… 元町博士: 痛覚はどうですか? D-4908: 多少は感じましたが、耐えられないような痛みではなく、むしろ優しい感じがしたというか……力強く叩かれている感覚はあるのに、痛くはありませんでした。どちらかというと性感帯を刺激されている感じです 元町博士: ふむ…… D-4908: 不感症の私がそう感じるぐらいなので、普通の人ならおそらくかなりの快感だと思います 元町博士: わかりました。そのあとはどうでしょうか? D-4908: 窒息寸前になりました 元町博士: …酸素が止められた、と? D-4908: わかりません。そもそもいままでどうやってゴムの中で呼吸していたのか……とにかく息苦しかったことを覚えています 元町博士: 窒息責めということですか…… D-4908: 意識が遠くなって、私はここで死ぬのだと思いました。意識がなくなる直前に、酸素が戻ってくるんです 元町博士: 快感は伴いましたか? D-4908: いいえ、とにかく死への恐怖が思考を支配していました。いつ殺されるのか、なんども窒息寸前まで追い込まれて、むしろ早く殺して楽にして欲しいとすら考えるようになっていましたから、快感なんてありませんでした 元町博士: その後は、何か覚えていますか? D-4908: 何十回目かの窒息責めで、最後にやっと意識を手放すことができました。それで、気が付いたら、あの部屋の、あのベッドの上で寝ていたんです 元町博士: …わかりました。他に何か思い出したことがあれば適宜報告してください D-4908: これは一体、どういう実験なんですか? 元町博士: こちらへの質問は許可できません D-4908: …まあ、約束を守ってもらえれば私は構いませんけど 元町博士: その前に、最後に一つだけ質問させてください D-4908: なんでしょうか? 元町博士: あなたはその謎の空間の中で、一度でもオーガズムに達しましたか? D-4908: ……? いいえ。あんな状態が気持ちいい感じる人はいないと思いますよ <インタビューログ終了> 補遺-1: UP-5602-3の実験後、元町博士によるUP-5602の実験はDクラス職員数十名を消費して行われました。実験手順は上記と同等のため、詳細ログはアーカイブ化されています。 結果、失踪後未帰還のDクラス職員に共通している性質が≪被虐体質≫であると判明しました。男女共に結果に差異は見られませんでした。 なお、特別適性検査にて≪被虐体質≫に該当しないと判断されたDクラス職員の場合でも未帰還になるケースがあります。UP-5602の異常空間内部で≪被虐体質≫を発祥する場合があるものと考えられます。Dクラス職員の消耗が激しいため研究は凍結、再開は未定です。 インシデント記録UP-5602-A: 日付 20██/██/██、元町博士の助研究員である姫川研究員が、単独で当フェノメノンの実験を行いました。姫川研究員は失踪、現在に至るまで目撃情報はありません。姫川研究員は該当フェノメノンの危険性を知りながら、自ら実験体になったものと推測されます。『ごめんなさい、私は夢の世界へと旅立ちます』と書かれたメモが収容コンテナ内にて回収されました。 当インシデントを受けて、カウンター・プロトコルが変更されました。詳細は上記≪カウンター・プロトコル≫の欄を参照してください。


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