ごさいじです。
2020年に発表した漫画の各作ごとの所感を書いていきます。
あとがきみたいな形になるので未読作があってネタバレとか気にすんねんという方はお気をつけください。
2月発売 COMICアオハ2020春号掲載
2019年9月頃にプロットとネームを作って、2020年1月に作画をしました。
アオハの担当さんからお声かけ頂いた時に、女子高生をテーマにするならこれを描こうと真っ先に考えたお話になります。
身体性に感じる違和を払おうと自傷のように性行為を求めるという、ピンと来ない人には本当に全くピンと来ないんだろうなという設定で、エロ漫画で描くのはどうなんだろうとも思ったのですが「アオハなら描ける!」ということで描かせていただきました。
話の構成に関しては「わかる人にわかればいい」という感じで、あまり作中で深くを語らず、何も解決せず、ただそういう事象があったというだけの話になっています。
これらは漫画を面白くするためのセオリーとは真逆で、なので全然面白い漫画にはなっていないのですが「思春期の悩みなんか本人は大層に考えるけど大したことなかったりするし、時間が解決してくたりするもの」という俯瞰した大人視点でのつまらない見え方を描こうとしたつもりです。
絵に関してはあまり丁寧に描かず、ザカザカとした雰囲気を出したくていつもと描き方を変えてみたりしてたのですがあんまり上手くできなかったです。黒の使い方が下手なんだなあ〜と思って、次から気をつけようとなりました。
4月発売 二次元コミックマガジンアンソロジー掲載
発売は2020年春なのですが、2019年内に制作された漫画です。
「エロパラメータで凌辱」をテーマにした漫画を描いてくださいと言われて、正直全くピンと来なくて、でも男は度胸なんでも試してみるもんさと引き受けたのですがやっぱピンとこなかったです。
ヒロイン凌辱はもう描かないかもしんないですね。
子供向けアニメみたいな頭身感とか絵柄で描こうと意識していました。
子供向けアニメのエロ大好きなんですよね。
4月発売 comicアンスリウム5月号掲載
2月にプロットネーム、3月に作画しました。
最初はそんなに思い入れがなくて、いつもコミケ前に言ってる偽レポ漫画のネタをそろそろここで消化しとくかくらいの考えでした。
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作画入り始めの時もまだヒロインの印象が自分の中でブレていて、顔を描くのが難しくて作画がとても大変でした。
ペン入れの後半、22ページ目の「嬉しい……♡」って顔を描いている時にバチィッと電流走るように自分の中でのヒロインの印象が全部キマッて、前半に描いた顔とか描き直したりしてました。超大変でした。普通に描き直し間に合ってないコマとかもあります。単行本の時にできるだけ直したいです。
電流が走った時、ぼくは彼女に恋をしてしまったのだなと思って、彼女のために続きを描かなければいけないなという使命感に駆られたのをよく覚えています。
いつも可愛いヒロインを描こうと頑張ってますし、可愛く描けたな〜って自分で思える時もあるのですが、自分の描いた漫画の中の女に恋をするというのは初めての体験だったので、これをきっかけに以降の漫画の話の作り方が結構変わりました。
あとこれは後から感心した自画自賛なのですが、この1ページ目、エロ漫画の1ページ目としてすごいよく描けてるなと思いました。
いまからこの二人がエッチするんですよ〜っていうのがわかりやすく絵で説明されたページになってるなと。良きです。
6月発売 comic快楽天8月号掲載
快楽天初掲載作です。
実はこの漫画のプロット、先にアンスリウムの担当さんに見せていて、「急にファンタジーものが入ってくるのは単行本にした時に浮いちゃうから避けた方がいいかも」ということでお蔵になっていたものなんです。
こういうハイファンタジー系の世界観って、エロ漫画だと感情移入がしにくいという理由で避けられたりするのですが、「エロいし別にいいか」ということで快楽天の方で描かせてもらえました。
快楽天初掲載でしかも300号の記念号、下手なもんは描けねえ!ということで最初は結構気負ってたのですが、なんか描いてたらめちゃくちゃ楽しくなっちゃって最後には忘れてました。気負い。
出来上がりもすごい楽しそうが伝わるような楽しい漫画になったなと気に入ってます。
今でもちょくちょく使ってます。
リーナにはアラサー女教師みたいな雰囲気を纏った感じを出したくて、司書のときとサキュバスのときの表情の違いの楽しさを見ると、それが上手に効いてくれたなという感じです。
ネルくんは「ぼくはこういうショタが好き」というのを詰めました。
基本的にベストが似合うような育ちが良さそうなのが好きなんですよね。
8月発売 comicアンスリウム9月号掲載
そろそろ漫画描くのにも慣れてきたし、あんまし緊張せず肩肘はらずに描きたいな〜と思って描きました。なのであんまり絵に関して拘ってる部分はないです。
その分構成にちょっと気を遣って、ガラッと漫画の雰囲気が変わるような転調をいれてみたりしました。
母性に溢れた優しい美女がこんなに俺に都合よくおっぱいで癒してくれるの!?からのM男の股間にスゥっと効く転調、気持ちいいですよね。
ヒロインの花咲さんは大人っぽい母性の塊という雰囲気を持ちながら、セックスの時は無邪気にはしゃいで僕をいじめてくれるという二面性があります。
セリフ書いてる時全部脳内でcv早見沙織になってました。
恋はしてないのですが股間にダイレクトアタックというヒロインです。
片倉はぼくの描く弱々竿役たちの中では結構描き難い方の部類です。社会人としてある程度身なりをちゃんとしようとありつつも仕事キツすぎてそこまで気を回せない感じの見た目を意識しています。
せっかくお仕事系(?)なのでADの仕事がよくわかるように描きたかったのですが、普通に画力が追いつかなかったです。ロケシーン、わかりづらかったらすみません。
8月発売 COMICアオハ2020秋号掲載
前回掲載作の掌編という形の漫画です。
快楽天掲載作とアンスリウム掲載作を作りながらだったので、時間が取れそうにないと担当さんに相談したら「秋号にはどうしても載せたい!ページ数短くていいから!」と言われたので短いページ数になっています。
リツが前作の主人公だということを加味すると、すごい酷な話なんですよね。「男の子だったらよかったのに」と「女でなんかありたくなかった」なので、一致しているようでズレているし、すごく心を抉られるような気持ちになります。
コマ割りなども含めた画の構成として、空想部分は少女漫画やTL漫画っぽい構図で、現実のオナニー部分はガッツリ男性向け構図にしよう意識してたのですが、全然効いてないというか、全部一緒やんって感じになってしまってて上手にできなかったなあという所感です。
11月発売 comicアンスリウム12月号掲載
やっと続きが描ける〜〜〜!とテンションMAXで描いていました。
4月の時点で続きのプロットができていて、担当さんに「アンケの結果とかも鑑みたいので、一旦違う話挟みましょう!」言われて3Bとか他の原稿とか挟んで8月、やっと描けるぞと。
焦らされた分、自分の中でもこの漫画に対する期待が高まってしまっていたので、とにかく良い絵を描くぞ!といつもは避けるような難しい構図なんかも気合入れて描いていました。頑張ったのでちょっとだけ基礎画力が上がったかなと思います。
あと乳首の描き方がやっとわかった感じになりました。
話的にはイチャコライチャコラしてるだけなのですが、1話目との心情の違いが次の話以降に効いてくるといいなという感じです。
11月発売 comic快楽天1月号掲載
快楽天ではページ数の制限があって、大体20ページに収まるよう描かなければいけないのですが、20ページじゃ収まらないプロットを書いてしまったので前後編にわけています。
その結果前編にエッチシーンが入らないという形になってしまったので、受け入れてもらえるか不安だねえという話を担当さんとしていたのですが、不安とは裏腹にすごく評判が良かったので安心しました。
椅子でオナニーするのと手フェラが描きたくて、前半6ページにそれが詰まってるので自分の中では結構いい感じの導入に感じてます。
自分の中でヒロインや主人公の心情を解釈するのに力を入れていて、なのでこの二人のこととても好きなんですよね。
っていうか篠宮のことが大好きです。完全に恋をしてますパート2です。シコる時にたまに「しのみや…」ってつぶやく癖がついてしまって気持ち悪いからやめたいなと思っています。
篠宮はクールな感じがありつつ、でも表情で優しさが伝わるように意識して描きました。
ヒロインの真意が読めないけれど、それでも信じられる表情をしてるときのドキドキってなんだか好きなんですよね。
あとパンツもこだわってます。やっぱキャラ性にパンツは大事なんですよ。
高瀬は陰キャだし卑屈だしこじらせてるしあんまり良い奴とは言えないけれど、なんか憎めないなんだよなという塩梅を目指して描きました。成長途上という感じですね。
ぼくは陰キャで卑屈でこじらせていてあんまり良い奴ではないので結構高瀬に感情移入してて、最後の気付きを描いている時はなんか泣いてしまいました。
以上、各作ごとの所感でした。
今年は8月にPCを新調してから作業環境が少し変わって、作画の効率が上がりました。
この調子で来年はもっとたくさん描けるようにがんばりたいです。
本年は大変お世話になりました。
来年もごさいじをよろしくお願いいたします。
rja
2020-12-31 06:07:18 +0000 UTC