お久しぶりです。
ポトフちゃんVer.21です。
下着姿です。
恥ずかしがっているのか、眠くてあくびしてるのか
水着です。
髪の毛の彩度には迷いがあって、
水着の方は再度を高くしてみました。
…どちらが良いでしょう?
環境によって色味を変えるのべきかな?
以前投稿したVer.15から比較するとずいぶん変わりました。
左がVer.21で、右がVer.15です。
最近の絵のように目を少し小さく、特に瞳を小さくする方向で修正。
髪の毛の塗りの変化についてですが、あっさり目に調整しておりまして
…ここでちょっと絵の流行の話をしようと思います。
アニメの絵などを見てると変化が分かりやすいのですが、
髪の毛の影のつけ方など90年後半~22年までで大きく変化しており、
髪の毛の房ごとに立体的な影を置いていくやり方がやぼったく古いとされて、
頭全体の形状に合わせて大き目に影を置きつつ整えていくやり方が近年の主流になってきています。
特に前髪には影をあまり塗らないようにするとスッキリして今風になるのですが、
とあるソシャゲ絵のレギュレーションでこのことがはっきり明記されているなどされていて、かなり重要視されているようです。
ブルアカの絵を最近研究していますが、リリース当時の絵と比較して現在の絵は
髪の毛の影の塗り込みが上記のように細かく入れない傾向があることがわかります。
漫画絵やアニメ絵の文化圏はかなり多岐に渡り育っているので作家性を重視する方向性がありますが、
ソシャゲなどのキャライラスト文化圏で新規参入するような人たちからすると、流行とクオリティを重視するのは必然で、ブルアカなどは特にその傾向が強い印象です。
流行の絵柄はユーザー層・読者層・視聴者層などの層によって枝分かれするのが一般的でより良き作家性により牽引される流れが多いわけですが、
漫画などは強い個性を持った作家性により牽引される傾向もあります。
…一例としては最近ジャンプに持ち込みする作家候補は藤本タツキ先生からの影響が強いとか。
…それでは作画側の現場の話をします。
グラブルの絵柄はコンシューマーゲーム業界の流れからの流れがあり、作家性が強いのですが、
この作家性とはグラブルの初期のデザインを担当していた皆葉英夫さんの絵柄が旧スクウェアでのFFのアートや吉田明彦先生の画風が主となります。
これは皆葉さんがFFでアートディレクションをして、また、吉田明彦先生キャラクターデザインのプロジェクトでアートディレクターをするなどして培ったもの、と思われます。
こうした下地をもとに非常に作家性のある良い絵柄に進化して、グラブルはヒット作になるわけです。
さて、多くのコンシューマーゲームなどだとメインのキャラクターデザインに合わせて各デザイナー陣がそのテイストに寄せてデザインして、ゲームグラフィックに落とす、という流れになり、絵柄の影響度は一つの流派程度のものだったわけですが、
ソシャゲなどで一つの絵柄に合わせてイラストレーター全員がその絵柄に完全に合わせるというタイプだと作画担当者への絵柄の影響度が非常に大きくなります。
アニメ業界でも類似しているかと思いますが
一昔前のアニメだと前者に近く、作画監督次第で絵柄が変わるなどあったのに対して、現在のアニメは絵柄を完全に合わせる傾向が強く、より後者と同様となっているかと思います。
この環境では業界における絵柄の進化が停滞しがちです。
古い絵柄を何年にもわたって継承し続けるわけですから。
グラブルではイラストクリエイターの循環のせいか、スッキリした今風のテイストになってきており、進化してるともいえますが。そうもいかない現場は多いです。
さて、長くなってきたのでこの話の落としどころをそろそろ…
・古い絵柄を何年にもわたって継承し続けることで多くの作画家の絵柄の進化が停滞することへの懸念
・上記のような業界の流れから外れた立場で作画の進化を目指す人たちが次の主流となる
つまり、会社・組織に入って絵の仕事をすると、上記前者の傾向が強く、(皆葉さんのように良き環境で良き画風を継承した人を除けば)古い絵柄を描き続けて時代に取り残される傾向がある。
…ということで、絵を学び仕事にしていこうとする人はどの組織に属するか、もしくは個人で自身の作家性を極めようとするか、慎重に選ぶべし。
…という話の流れになりましたが、別にそんな話をしたかったわけではなく、
ポトフちゃんのVer.15からVer.21で、その絵柄の進化云々のこと考えながら調整を繰り替えてきたことで、きっと良い絵になったはず…!、という話がしたかったわけです。
かにビーム先生の描くポトフちゃんは、実は毎回顔の描き方が統一されておらず、異なります。
それはそれとして、時の流れに合わせて絵柄の進化が常に確認できます。
…このカオスな中でどうしたらポトフちゃんに見える絵が描けるかとか、最新のポトフちゃんに近づくためにどうすべきか…という意識がポトフちゃんVer.21を生んでいます。
一年も同じ絵直し続けて何やってんの?…という意見もあるかと思いますが、
とても意義のあることなのです…。それを説明したかったのです。
作画の進化を目指す心意気を大事に、今後も絵を描き続けていきたいものです。