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白瀬咲耶IN インターン

ヘンタイサブスク『ガチボッキプラン』with +路樟葉

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今回は漫画です!


「お疲れさまです」

 放課後、地元のとある企業で職場体験をさせてもらっている。


 この企業のCM撮影の時に声をかけられてせっかくの地元企業ということでお世話になることになった。アイドルとしての成長のためにはやはり社会のことを知ることが重要だからだ。


「うーん、今日も白瀬くんは魅力的だね」


 そういって出勤してきた私に社長の権蔵さんが声をかける。悪い人ではないのだがどうもすこし考え方が古いのかセクハラじみた言動が多く、社内の女性陣からはセクハラ社長などと呼ばれている。


「やめてください。セクハラですよ」

 そう強く抗議する。若いからか、アイドルというバックグラウンドからか、社長にものを言えるということで社内の女性の先輩方からは最近頼りにされている気がする。責任重大だ。


「いやいや、ただの挨拶じゃないか。白瀬くんは気にしすぎなんだよ」

 ニヤニヤ下卑た笑みを浮かべながら権蔵さんが言う。正直…その顔自体がセクハラみたいなものだ。


 だがまぁ、たしかに少し意識しすぎたかもしれない。世代が違うとニュアンスが変わることもあるからしかたない。


「すみません。でも社長も気をつけてください」

「んっふっふ、わかればいいんだよ、わかれば。白瀬くんもだいぶ言葉遣いを覚えてきたようだしね。とりあえずお茶を入れてくれるかな」


「はい、わかりました」

 以前は敬語も言えなかった私だったが権蔵社長のご指導のおかげでちゃんと男性の方に敬語を使えるようになって社内でも評価が上がった。男性職員に対しては敬語が基本なのはどこの業界でも同じらしく、アイドル活動の評価にも良い感触がある。


 それに、初めは職場体験にきているのにお茶くみやコピーなどの雑務が中心で初めは抗議していた私だが、権蔵社長に雑務の重要性を教えていただいて今では週三で放課後お手伝いさせてもらっている。初めは総務の手伝いだったのだが、仕事ぶりが評価され最近は社長秘書見習いという扱いだ。


「権蔵さんのお茶は玉露入りの特別なものだったね」


 独り言を言いながら社長の席の隣の棚の一番下の棚のお茶を取り出す。この時、膝は曲げないのが女性の嗜みらしい。初めの頃はお尻を突き出す形になるのがひどく恥ずかしかったが最近はすっかりなれてお尻に視線を感じても無視できるほどになった。


 やはりまだまだ男社会、ある程度は慣れていかないとな。それに女性だということで優しくしてもらえることがあるのも事実だからね。初めの頃はパンプスを履いていたのだが、社長にプレゼントされたハイヒールを履くようになってから明らかにみんなが優しくなった。どうもパンプスだったことで反抗的だとみなされていたみたいだ。社長からもらったハイヒールを履いたことで仲間と認識してもらえたし、いろいろ教えて貰うことができた。よく見れば総務の女性陣はみんなハイヒールだ。


 そんな事を考えながらたっぷり急須の中で蒸らす。社長は濃いお茶が好きだからだ。そして湯呑にお湯を入れて温める。湯呑のお湯を私の湯呑に移して濃いお茶を急須から注ぐ。もったいないので私の湯呑のお湯を急須に入れて二番煎じのお茶を自分用にする。こういった気遣いができるのが社会で評価されることらしい。


「社長、お茶をお持ちしました」

「おお、ありがとう。ではいつものをやってくれるかね」

「もう、それはセクハラですよ」

「一日一度だけだからセクハラとは言わないんじゃないかね」


 数の問題ではないと思うのだが、この問答が長く続くと業務に支障をきたすので最近は一度言うだけにしている。きっと毎日いい続ければわかってくれるはずだ。

「しかたないね」


 嫌味のようにタメ口で言って屈んで社長の机の上の湯呑に顔を近づけ、ふーふーする。猫舌の権蔵さんはふーふーだけではまだ足りないので湯呑のお茶にくちをつけてできるだけたくさん口の中に含む。人肌まで冷めたらそれを湯呑に戻す。正直衛生的にも問題があるし、氷でも準備したほうが良いと思うのだが、社長命令で他の方法は許されていない。社員の『真心』を感じたいんだとか。まったくこういうところが古い会社だと思うんだが…。


「うーん、王子様アイドルで出汁をとったお茶は美味しいねぇ」

 私が冷ましたお社を飲みながら社長がジロジロ見る。休憩時間に社長の目を楽しませるのは女子社員の職務に含まれるためその場で待機する。初めはこれもセクハラだと抗議したのだが権蔵社長が私の職務に『社長の休憩時間の目の保養』と書いてしまったので仕事の一部だ。仕事と関係ないところで性的なことを要求されるのはセクハラだが、仕事の一部ならセクハラではないと権蔵社長に教えていただいた。


「ありがとうございます。ここにきていろいろ勉強させてもらいましたから」

 お茶の入れ方、コピーのとり方、掃除の仕方などだ。私がきてから社内のトイレがピカピカになったと評判なほどだ。


「まったく、見違えるほどじゃのお。初めはあんなに反抗的だったのにな」

「ふふっ、それは皆さんのご指導のおかげで私が世間知らずだとわかったからですよ」

 初めは一から十まで噛み付いていたものだが、最近は適度な塩梅がわかってきてみなさんが不快にならない程度に自己主張できる女になってきたと思う。これも権蔵社長のおかげだ。


「ああ、そうそう。君のお給料を渡さないとね」

 そういって封筒を差し出す権蔵社長。職場体験に給料を出すなんて太っ腹だと思う。その封筒を受け取って、その場で給与明細を抜き取って封筒の表に『授業料』と書く。そして『いつもありがとうございます』と一言添えてサインする。女性はこういうちょっとした気遣いが重要だからね。


 そのままその封筒を権蔵社長にお返しする。

「こちらこそ御社で使っていただいてたくさん勉強することができました。これは授業料です。みなさんで美味しいお酒でも飲んでください」


「いやぁ、まったく咲耶は今時珍しい謙虚な若者じゃ」


 下の名前を呼ばれたことでゾワッと鳥肌がたつが、これだけでセクハラ認定することもできない。むしろ小さい会社ならではの家族的な親しさの表れなのだとりかいできなくもない。 


 そんな事を言っていると定時になって他の社員たちは慌ただしく退勤していく。放課後に出勤するため私はどうしても夜が勤務のメインになる。本来なら社長も退勤したいのだろうが、権蔵さんはいつもいちばん最後までのこり、私はそれを補佐する事になっている。


「咲耶、今日は◯☓運送の方と食事じゃ」

「営業…ですか?」

「ああ。咲耶と営業に行くと先方が喜ぶもんでな」

「恐縮です…」


 実際権蔵社長の営業に突き合わせていただいたおかげでアイドル業でも活かせることをたくさん学ばせていただいた。


 私達以外の社員がはけてから少しして、事務所のパーテーションで区切られた来客スペースに取引先のオーナーさんがいらっしゃる。 


「◯☓運送の佐藤様、今日もよろしくお願いするよ。営業見習いの白瀬咲耶だ」

 佐藤様はアイドルとしての私を知っているせいか、敬語よりもタメ口を好まれる方だ。地元の運送会社のオーナー兼ドライバーということでとてもがっしりした男らしい片だ。


「ジャケットの内ポケットにある私の名刺をとってくれないかな」


 夜の営業では名刺交換の作法も違うらしく、そういって佐藤様の逞しい腕に身を寄せる。名刺交換は礼儀の基本ということで会う度にやることになっている。


「すっかり慣れてきたみたいだな。はじめはあんなに嫌がっていたのにな」


 ガハハっと佐藤様が男らしく豪快に笑って私の胸を鷲掴む。運送業らしい豪放磊落な人柄だが、正直グニグニと胸を掴まれると痛い。


「すまなかった。あの時は礼儀をわきまえていなくて…んんっ…ふぅ…恥ずかしい限りだ」


 だが、過去の失敗を掘り起こされると痛いとか、今掴まれている場所が違うとはいいにくい。


「お、ここに硬いもんがあるみてえだな!これか」

「んっ、違うよ。そこは私の乳首だっ…んふぅぅ」


 グニグニといやらしく触られる。初めは夜の営業に抵抗感があったのは否定できない。だが、権蔵様とのインターンの雇用契約には『全身全霊で営業活動を頑張ること』と書いてあるため営業活動の一環ならどう体を使われても仕方がないし、私自身積極的に真心を込めて営業しなければいけない。


「なんてな、わかってるよ、咲耶ちゃーん」

 ピンっと指先で乳首を弾かれて「ひぐっ」っと恥ずかしい声を出した私を無視して佐藤様が内ポケットの名刺を取り上げられる。


「ほーん、『今晩も咲耶を佐藤様の車で送ってほしいな』か。いやぁ、可愛らしいねぇ。さすが地元のアイドルだ。郷土の誇りや」


 名刺の裏の手書きのメッセージを褒められて嬉しくなる。これが社会人になるってことなんだろうか。


「ははは、じゃぁ咲耶ちゃんには俺のズボンの中の名刺をとってもらおうか。その間商談してるからな」

 そういって私のことを褒めながらドカッと事務所の椅子に座る佐藤様。さすがに私も子供ではないから求められていることはわかる。そもそも営業とは言っても若輩の女の私にできることなど真心を込めることぐらいだ。


「ああ、わかったよ。佐藤様のお名刺拝見させてもらうね」

 さっそく真面目そうに商談を初められたお二人の邪魔にならないように声をかけて、膝をつく。佐藤様の逞しい太ももの間に潜り込んでスラックスの上から優しくなでて差し上げる。


「ガッハッハ、権蔵さんの催眠術っつーのは子供だましだとおもてたけど、ガチじゃねーか」

「ホッホッホッ、仕込むまでに随分時間がかかったがのぉ」


 二人が笑っているということは商談はうまく行っているんだろう。私のような見習いは商談の内容は聞く必要がないし、聞いても理解できないのだ。それよりも目の前のスラックスがもっこりして布越しに熱を感じられるようになってきた。







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