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私の全てを縛って・・・

「うう……!?」  頭の中に靄がかったような感覚の中、千晴は目を覚ました。  千晴の目の前に広がっていたのは、見知らぬホテルの一室。 「ここは何処……?」  とにかく身の周りの状況を把握しようと、まず横になっている体を起き上がらせようとした。  しかし……  ギシッ!! 「えっ!?な……何!?……なんで身体が!?」  千晴の身体に走る押さえつけられたような痛みと節々の圧迫感。  普段は自分の思うように動いていた体の自由が全く効かない。 「一体、何が……?……っ!?」  千晴は自分の身体の様子を確認するために視線を自分の身体に向ける。  そこには信じられない光景が広がっている。 「嘘……何よ、これ……」  千晴の身体を動かせない要因    それは縄だった。  千晴の両足は太ももから足首まで一つに合わさり、縄で一括りにされて立ち上がることすらできないようになっていた。  さらに胸の上下を挟むように上半身にも縄が巻き付けられ、両腕は後ろ手にされた状態で手首を重ねられている。 「い…痛い!!誰か助けてえ…!」  縛られているという状況に恐怖した千晴は半ば混乱状態になりながらも、背中で固まった両手首を無理やり動かそうと身を捩る。  ギチッ……ギチッ……  力を込めるたびに背後から聞こえる鈍い音。    そして、腕の関節から伝わってくる激しい痛み。  縛られてしまった千晴の身体の至る所から容赦なく伝わってくる痛みと圧迫感。  見知らぬ倉庫の中に一人取り残され、身動きが取れないように厳重に縛り上げられている。  「ううっ…お願いっ…解けてよ……」  千晴は何度も身体を捩りながら、何とか縄が緩むように祈った。  自らの身に降りかかった理不尽さと自分を監禁した犯人への憤りが湧いてくる。 (絶対に負けない…こんなことされても…私絶対に負けないんだから……)  千晴は痛みに耐えながらまだ見ぬ犯人への怒りを燃やし始めた。  ガチャン!!  扉を開ける音がする。  千晴が音のする方を見ると、黒づくめに目出し帽を被った人が入ってくるのが分かった。 「ううっ……」  顔を隠していることから、この人物が自分を監禁した人物であることは間違いないだろう。  男は無言のまま、詩織目掛けて近付いてくる。  カツンカツンと目の前でまで近づく靴音。  そして、無言でゆっくりと近付いてくる誘拐犯。 「お願い…止めて…」  涙目になりながら首を振り必死に懇願する千晴。  しかし、その訴えを無視するように誘拐犯は千晴に近付いていた。 ------------------------------- 「はい、お疲れ様!!よかったよ、千晴ちゃん!!」  誘拐犯がパチンと手を叩いた。  それと同時に室内が明るくなった。 「いやあ~、千晴ちゃんの縛られっぷりは被虐感と切なさが絶妙にマッチしてるね!さすが売れっ子緊縛モデル!!」  明るい口調のまま誘拐犯は被っていた目出し帽を取った。  その素顔は口髭を生やしたナイスミドルな男性だった。 「ありがとうございます…///そう言っていただけると嬉しいです……」  もどかしそうにしながらモジモジと動く千晴。  先ほどでの表情が嘘のように明るくなっていた。  実は千晴が誘拐されて縛られているというのはフィクションだ。  彼女は緊縛モデルであり、誘拐された女の子を演じていたのだ。  誘拐犯も縄師としても有名なカメラマンであり、DID写真の撮影として千晴を雇ったのであった。 「お疲れ様…千晴ちゃん……おかげでいい絵が撮れたよ♪」 「先生…今日も一段とギチギチに縛っていただいてありがとうございます!この調子だと縄目の跡がまたくっきり付きそうですね。うふふ…♡」  楽しそうに言葉を交わす縄師と千晴。  撮影自体はこれで終わりのようだ。  あとは現像して写真集として売り出すだけだ。 「それじゃあ、縄を解くからね……」  縄師が千晴の身体の後ろに回り縄を解こうとしたその時…… 「あの……」  千晴が急に呼び止めた。 「何だい?もう終わりだよ?撮り残しもないし……」  不思議そうにする縄師を尻目に赤くなった顔で見つめてくる千晴。  縄師の腕もあるのだろうが、容赦ない縄の戒めを味わっている千晴の顔は物欲しそうにも見える。 「もっと……虐めてくれませんか?これだけじゃあ、物足りませんよぉ……///」  上目遣いで懇願してくる千晴。  小さく涙を浮かべた顔がなんとも色気がある。 「いいのかい?千晴ちゃん?そんなことを言って……」 「だって、先生の縛り方……抱きしめられているみたいで気持ちいいんだもん……♡そんな感じで縛られてたら身体が火照ってただ縛られただけじゃあ満足できませんよ……///」   「全く困ったモデルさんだな……そこまで言うなら……」  縄師はそう言うと撮影機材の他に持ってきたバッグを開ける。 「そういえば……猿轡……どうする?」  縄師に聞かれて、ハッとする千晴。  そういえば猿轡がない。 「猿轡のない緊縛なんて物足りないだろ?」 「先生……お願いします……」  猿轡という単語を聞いて自分の胸が高鳴ることを感じる千晴。  口を塞がれて、喋れなくなっている囚われのヒロインを想像するだけで股間がじんわりと温かく熱を持つ。 「どんな猿轡をしてほしいのかな〜?」 「いつもの……私が好きな……やつ……全然喋れないようにしてください……///」  自分の口を塞ぐ猿轡に期待を寄せる千晴。  縄師はその千晴の訴えを聞いて持ってきたバックの中を探り始める。 (あの中から私の口を塞ぐものが出てくるんだ……///)  あの中から出てくる猿轡は何なのだろうか?  あのバッグは千晴にとっては宝箱のようなものにも感じられる。  その中から出てきたものは…… 「これならどうだ?」  縄師が取り出したもの……  それは幅広のガムテープだった。 ー------------------------------ 「それじゃあ……千晴ちゃん…顔上げて……」  縄師に言われた通りに顔を上げる千晴。  ビーッ!!ビリビリ  縄師の持っていたガムテープが不気味な音を上げる。  ある程度まで千切られたガムテープの切れ端を縄師が千晴の口に持っていく。 「あんっ……♡んんっ……むうううううん…♡♡」  千晴の口にピッチリとガムテープを貼り付けられる。  幅広のガムテープが隙間なく密着した状態では、ろくに呻き声も出せないだろう。 「本当は口の中に布なんか詰めるらしいんだけど、幅広だから剥がれる心配もないし、これで十分だよね…千晴ちゃん…?」 「んんっ……むふう…♡」  口を塞がれたことに感じてしまったのだろう。  千晴はとろんとした目で縄師を見つめながら頷いた。 「でも千晴ちゃん、まだ物足りないよね?これもおまけに仕込んであげるよ。」  縄師は続いてバッグから「あるもの」を取り出した。 ー------------------------------  ビィーーン!  薄暗い倉庫の中に響く振動音。   「んんっ……///」  千晴の股間からはピンク色のコードが伸びている。  彼女の下着の一部が膨らんでいるのはそこに何かが仕込まれているからだろう。  千晴の股間に仕込まれている物の正体は強力なピンクローターだった。  ビィーーン!!  小刻みな虫の羽音のような音とともに身体を小刻みに震わせる千晴。  彼女の股間に仕込まれたローターのむず痒い感覚から徐々に快感へと変わってくる。 (ムズムズして……アソコが熱くなってくる感じ……たまらない……///」  絶え間なく女の子の大事な部分を震わせるそれは、千晴の下半身の感覚の大半を支配していた。  股間が熱を持ってじんわりと温かくなっていく。    それと同時に羞恥心も湧き出てくる。 (これ……すごく気持ちいい……♡…でも恥ずかしい……♡)  異なる2つの気持ちが千晴の理性をドロドロに溶かしていく。 「むむんっ…♡んふふうっ……♡♡」  気持ちよさに身体を震わせて、口から甘い声を漏らし続ける千晴。 「本当に縛られて口塞がれて、虐められて感じちゃうなんて千晴ちゃんは可愛いねえ…♪」  縄師が再びカメラで悶える千晴の姿を撮り始める。 「ふむううっ♡!!んむううっ…♡♡!!」  その行為に応えるように大きく身を捩り、声を上げる千晴。  緊縛や口を塞ぐガムテープは身体に負担になるはずのものだが、千晴にとっては緊縛のアクセントになっている。 「んふふふっ……♡」  縄に抱き締められたような感触を味わいながら心地よさを味わい続ける千晴。  緊縛モデルは彼女にとって天職なのだろう。  彼女はこうして今日も緊縛を堪能する。 挿絵 PKpk    着色 サンサ様(https://twitter.com/hukuroukenpro)

私の全てを縛って・・・ 私の全てを縛って・・・

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