(R18小説)進捗01【オリジナル】騎士見習いの貴族娘を庶民チンポで堕とす話
Added 2025-06-29 15:30:00 +0000 UTC次は、そんな感じのを書こうと思っています。
まだ未公開の限定公開リクエストに4万字オーバーのものがありまして、
それにあと6万字くらい足して、一冊にしてえなぁってことで書き始めました。
今回のは、その作品の過去話になる予定です。
これだけで6万は無理だと思うので、もう何作か書きますね。
ノクターンとかpixivでも一話分は公開したいですね。
今回のか、その次に書くのかにするかは、まだわかりませんが。
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木剣と木剣が打ち合う乾いた音が、いくつも重なり合って練兵所に響く。【競技】の最中だ。二人一組となって、互いに対等な立場から自由に技を掛け合う稽古方法を、ここではそう呼ぶ。三十人ほどいる騎士見習いたちの、それも一年目の彼らの剣戟は、まだ青く、つたない。
もっとも――この一組に関しては、それ以前の問題だった。
ガラムは、横からの斬撃を木剣を縦にして受け止めた。
瞬間、逆側の脇腹に衝撃。茶色の、やや癖のある前髪が激しく揺れる。
「ぐあっ!?」
重い蹴りに呻くガラムを、金髪オールバックの男は鼻で笑って、追撃。鳩尾への突き。
深く刺さる木剣でもって、ガラムは一瞬、息が止まった。
教官から制止の声が飛ぶと共に、膝から崩れ落ちる。芝生の青臭いのが鼻をつく。
「げほっ! げほっ!」
咳き込みながら酸素を求めるガラムに対し、訓練相手の男――クライブは欠伸を一つ。
さもありなん。この【競技】中、ガラムは彼に一度も、木剣をかすらせてすらいない。
教官が呆れた風にクライブへ言った。
「最後のはやり過ぎだ」
「弾かれると思ったんですよ。じゃないと、ほら、技を競ったところが一つもありませんし?」
「相手は、ガラム・ニッキだぞ」
「教官。それは些か無礼でありましょう。ガラムも日々成長しているはずです」
真に侮辱しているのはどっちか。ガラムは地に伏したまま、クライブをそっと|睨《ね》め上げる。と、目が合った。彼は不愉快そうに眉をひそめる。
「あ?」
ガラムは慌てて視線を地面に戻す。
そこで教官が、訓練の終了を宣言した。
すると騎士見習いは一斉に木剣を地面に放り投げる。
「おい、庶民」クライブが言った。「片付け、頼むぞ」
木剣を手放していない五人の青年たちは「わかりました」と答える。
そして、同じように剣を握ったままの一人の少女が、彼へと向かっていった。肩から栗色の三つ編みを下げた垂れ目の少女だ。女性の騎士見習いは他に五人ほどいるが、最も胸が大きい。
「ねえ、クライブくん! やっぱり、こういうのは良くないよ」
その肩を彼は抱き、木剣をさっと奪い取ると放り投げた。
「だからな、エマ。こいつらから言い出したことなんだ。家の用事で、お前はいなかったが」
ガラムは内心で(嘘吐け!)と毒づく。
実際には、こうだった。
訓練が終わったところで突然、クライブはガラムの肩を叩いて……、
『悪いなぁ! 俺たち貴族の分も、お前たち庶民がやってくれるって? でも、そうだよなぁ。雑用でもなんでもして、役立つってところ見せないとな! 剣も魔法も、貴族には勝てそうにないものなぁ! ガッハハハッ!』
と、言うだけ言って木剣を押し付けていったのだ。それに他の貴族連中も倣って、ガラムや他の庶民に木剣を任せ、さっさと練兵所を出て行ってしまった。まだ教官はいたけれど、特に止めはしなかった。
教官は日によって違う。空いている騎士団員が担うからだ。
クライブは、その日の教官がどういうタイプかわかっているようで――例えば今日などは、とっくに姿がない――問題のない日には、こうして片付けを押し付けてくる。こうしてエマが、それを咎めようとするのも、この半年で見慣れた光景になったものだ。