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弐宮幽二@R18小説
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(R18小説)有償リクエスト進捗【オリジナル】小悪魔系先輩とシᴇタ系後輩のいちゃらぶセックス 06

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エロパートまで長くてすみません!

今まで全年齢でもラブコメ的なのは書いたことないのですが、書いてたら楽しくなっちゃいました!


――――


 部活中。颯斗が鉛筆を置き、背伸びをしていたら、

「ひゃっ!?」

 と隣から小さな悲鳴が上がった。見れば、《《いんく》》が絵筆を落としてしまったらしい。

「あちゃ~、手ぇ滑ったぁ~」

 |項垂《うなだ》れるようにして、筆を拾い上げた彼女は、次いで体を颯斗のほうへと向ける。

 短めのスカートから覗く太ももに、鮮やかな青色が着いている。

 それを拭うために、《《いんく》》がスカートをピラッとめくった。

 颯斗は咄嗟に目を逸らした。ほんの一瞬、確かに見えてしまったのだ。魅惑の三角地帯が。

 ドキドキする胸を落ち着かせ、改めて鉛筆を握る。

「……ん?」

 そこで、ふとポケットの中のスマホが震えた。

 誰かからメッセージが入ったようだ。

(って、久保先輩? なんで隣にいるのに?)

 アプリを開き、颯斗はドキッと心臓が跳ねるのを感じた。

『白』

 ただ一言。それだけで言わんとすることは、わかった。

 《《いんく》》を窺えば、すでにイーゼルに向かっている。

 颯斗は、彼女のほうに身を乗り出し、小声で言った。

「み、見てませんよ」

 すると、《《いんく》》はまたメッセージを送ってきた。

『なんの話~? 今日のラッキーカラーは白だったって話だけど?』

「あぅ……」

 颯斗は顔を赤くし、俯く。

 やられた。慌てて余計な返事をしてしまった。

 どう返そうか。悩んでいたら、新しいメッセージが届いた。

『ちなみに、キミの好きな色を言ってくれたら、それをラッキーカラーにするよん♥』

『それのどこがラッキーカラーなんですか』

『見れたら、キミがラッキーじゃん? だから、いつでも言ってね♥』

 続けてメッセージが届いた。

『デッサン、もうちょっとかな? 休憩終わり! 仕上げよう!』

 ひとまず満足したらしい。

 颯斗が恨めしそうに見ると、彼女はニッコリと笑みを返してきた。

 それにときめいてしまうのは、男の悲しき|性《さが》と言うものなのだろうか。

 ともあれ――こういうことが続けば、颯斗も自分がからかわられていることに気付く。

 だから「久保先輩! 僕だって男なんですから!」と言ってはみたものの、暖簾に腕押し。むしろ、暖簾が絡みついてきたと言えそうだ。《《事故》》を装うばかりでなく、直接的な方法でも、からかわれるようになっていった。


     ◇


 《《いんく》》のエッチなイタズラは心臓と股間に悪いが、男として正直、嬉しい気持ちがないではない。しかし一方で、男としては彼女に見られていないことを、颯斗は苦々しくも思っていた。恋愛対象ではない。弟のようなもの、なのだろう。

(……しかたないけど、やっぱり、ちょっと悔しい)

 告白する前からフラれているも同然だ。

 付き合えるだなんて思ってもいないとは言え、彼女も自分にドキッとくらいはして欲しい。

 それこそ『僕だって男なんですよ!』の言葉に、ちょっとは『そうだった』と思って欲しい。

 体格はすぐにはどうにもならないが、せめて、振る舞いだけでも堂々としなくては。

(僕も先輩になるし。久保先輩みたいに、なりたいし。よし! もう、おっぱいやお尻を押し当てられても、パンチラを見ても、ドキドキしないぞ!)

 ある意味、彼女のおかげで、イタズラに耐性もできていた。

 ちょっとやそっとのパンチラ、ボディタッチ、からかい文句なら、自身でも意外だったが、受け流すことができた。もっとも、赤面してしまうことは、なかなか治せないけれど。

 この意識改革は、功を奏したようだった。

 ある日の昼休み。颯斗は美術室で弁当を、《《いんく》》と一緒に食べていた。たまに誘われるのだ。美術の話や、マンツーマンで指導してもらえることもあり、颯斗にとっては甘酸っぱい時間だ。彼女にとっては、からかいやすい時間でもあるのだろう。その日も彼女は、わざとスカートをめくって見せてきた。今日のラッキーカラー、なんて言いながら。もっとも、中には短パンを|穿《は》いていたし、そんなことだろうと思った。流石の《《いんく》》も、露骨に下着を見せてきたことはない。颯斗は全く動じなかった。

 《《いんく》》が不満そうに唇を尖らせる。

「余裕ぶっちゃって~。つまんないぞ~」

 颯斗は鼻で笑う。内心ではガッツポーズをしていた。

 いつまでも子どもじゃないんだぞ、と。

「無事に後輩も入りましたからね。いつまでも、可愛い可愛い、と撫で繰り回されてるわけにいきませんよ」

「まあ、その辺はあんまり変わってないけどね」

「うぐ……」

 コミュニティ内で|一度《ひとたび》固まったキャラクターを覆すのは、容易ではない。

 すでに新一年生からもマスコットのように見られている颯斗だった。

 《《いんく》》が鞄からお菓子の箱を取り出した。細長い棒状のビスケットだ。

 彼女はそれを口にくわえると、颯斗に向かって、

「ん」

 と突き出す。去年の颯斗なら、あからさまにドギマギして、もしかして先輩は自分のことが好きなのだろうか、なんて悶々としただろうが……今の颯斗は躊躇うことなく、ビスケットの端っこを咥えて、パキッと齧り折ってみせた。

「ごちそうさまです」

 とは言っても、頬が少し熱くなってしまうのは、仕方がない。

 颯斗が咥えた瞬間、《《いんく》》は目を瞑ってキス顔をしたのだから。

 それでも、彼女は不満そうだ。

「もうっ、そんな子に育てた覚えはないよ! クール気取らな~い!」

「育てられた覚えもありませんし、気取ってもないですって」

「むぅ~……!」

 しばし押し黙った彼女は「あ、そうだ」と、ニンマリ笑みを浮かべる。

 イタズラっ子のそれだった。

「肩、揉んであげよっか。最近、先輩風吹かしたりして頑張ってるし!」

「吹かしたつもりないですけど、もしそうなら窘めてくださいよ、先輩として」

「まあまあ、いいからいいから」

「とか言って、どうせまた胸を頭に乗せたりするんでしょ。慣れましたよ」

「うぅ……私の|身体《からだ》に飽きたから、そんなに、つれないんだ……」

「言い方!」

「あ、|身体《からだ》と言えば、颯斗くん、人体はまだまだだよねぇ」

「んん、まあ、そうですね」

 また急に話が変わったが、彼女とはよくあること。

 イタズラモードに、ひとまずは満足したのだろう。

「最近は風景画やってますし。部活始めの|速写画《クロッキー》のときくらいですかね、人体を描くのは」

「いろいろと描けたほうが楽しいしっ! それに風景画だって人を出したくなるかもよー? 街角を描くときとかさ」

「ですよね。頑張ります」

「そんな可愛い後輩くんに」

 《《いんく》》が足元の鞄から、スケッチブックを取り出す。

「これを貸してあげよう!」

 颯斗は受け取ったそれをパラパラとめくってみた。肩や腕のアップ、手や足のアップなどが角度を変えて数パターン描かれている。骨と筋肉だけを描いたものもある。端にはメモ書きも見られた。

「あ、ありがとうございます。参考にします」

「うんっ♥ よ~く《《参考》》にしていいからね♥」

 まさか、これがイタズラの小道具でもあったなんて、このとき彼は想像もしていなかった。

 その日の夜。颯斗は自室でスケッチブックに絵を描いていた。傍らには、もちろん、借りたスケッチブックを開いている。彼女の絵の模写や自分の手足のアップを描いてみていた。

 疲れてきたところで、鉛筆を置き、《《いんく》》の絵を眺める。一ページ、一ページ、じっくりと観察する。やっぱり上手いと思う。今の三年生にも引けを取らないだろう。

「あ……猫」寝姿のデッサンだ。

 飼っているという話は聞かないから、写真か動画の模写だろう。

「次はピーマンか。人体デッサンだけじゃなかったんだ。艶感がすごいな」

 メモを見るに、艶の出し方を練習したときのもののようだった。

 そうして油断していたところで、不意に、おっぱいが飛び込んできた。一瞬ビックリはしたものの、芸術で裸体を扱うのは普通のこと。気を取り直す。裸体は顔なしで、肩から腹までが描かれていた。大きな胸だ。実際、こういう立体感のあるほうがデッサンはしやすい。支えがなくとも、丸みを帯びたままだった。乳輪も大きめで、少し膨らんでいる。乳頭はぷっくりとしており、特に力を入れて描いたのだろうか、デッサンでもいやらしく見えた。また、お腹のすべすべとした感じも、よく表現されている。

「なんかの教本を模写したのかな」

 またページをめくると、

「んぶっ!?」

 颯斗は目を白黒させ、スケッチブックを勢いよく閉じた。

 いやいや、まさか。きっと、見間違えだ。

「あの|先輩《ひと》も、まさか、そんなことまでは……」







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