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弐宮幽二@R18小説
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(R18小説)有償リクエスト進捗【オリジナル】小悪魔系先輩とシᴇタ系後輩のいちゃらぶセックス 02

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なんか普通のラブコメっぽい。

とりあえず書き進めますが、カットもあるかも。


――――


「――はっ!?」

 颯斗は目を大きく見開いた。すると視界に入ってくるのは、見知った天井――自分の家の、自分の部屋のそれだった。あれだけ濃密だった温泉と、彼女の香りはその残滓すら感じない。当然だった。

「ゆ、夢か……」

 ホッと安心したような、残念なような……。

 その夢の名残さえも吹き飛ばす|現実《ぬめり》が、パンツの中にあった。

 最悪だ。呟きながら颯斗は起き上がる。こっそり洗濯機に放り込めば、バレないだろうか。その前に軽く、洗っておいたほうが良いだろうか。中学生の少年は真剣な顔で、スマホの検索結果を見つめた。

 情けないやら、恥ずかしいやら。それは怒りにも似た感情へと転じ、勢いあまって《《いんく》》に『ジキチョーのせいで朝から大変ですよ!』とメッセージの一つでも送りたい。と、アプリを起動させ、打ち込むところまではいった。

 流石にその文面を見たら、冷静になった。

(『なんの話?』って返ってきたら、どう答えるつもりだよ)

 言えるわけがない。あなたのえっちな夢を見て、夢精しました、なんて。

 溜息と共に、一旦スマホをベッドに投げる。

「……いや、でも、あの人のせいだし」

 本人には言えないが、それだけは、間違いない。

 刺激的で、蠱惑的で……実に厄介。それが|思春期の少年《颯斗》にとっての、彼女なのだ。

「……ん?」

 どうにかパンツを処理して、一年経ってもブカブカの制服に袖を通したところで、スマホが光った。

『おはよー♥』画面に彼女からのメッセージが表示される。『今日のラッキカラーは青だって!』

 続けて送信された画像を見て、颯斗は顔を熱くした。

 学校の夏服――半袖のシャツと紺色のスカート――を上下に並べた、その上に青色と白色の横縞模様のブラジャーとショーツが置かれていた。


     ◇


 |兎沢《とざわ》颯斗が|久保《くぼ》《《いんく》》と出会ったのは、入学してすぐのことだ。

 その日の午後は部活動見学にあてられていた。中高一貫のマンモス校で文武ともに部活動が盛んな校風。同好会も含むと、その数は百を超える。それらを一つ一つ紹介しようものなら、個々の部に割り当てられる時間はとても少ないものになるだろう。

 一通り運動部を見た颯斗は、文化部を見るために校舎のほうまで戻ってきた。新しい友達は、ダンス部とパワーリフティング部を気に入ったらしく、そこで別れた。颯斗も、いくつか気になる部がないわけでもない。

 小学校ではずっと身長順に並ぶときには一番先頭が定位置で、席替えで後ろの席になっても前に座る相手次第では、黒板が見えないなんてこともままあった。顔立ちも女の子のようだと、よく言われる。この制服が六年間でフィットするようにはなりたい、と。そのために、少しは鍛えられるかも、と。運動部は候補の一つではある。

 だが実際に目の当たりにすると、どうにも自分は場違いに思えてならなかった。少なくとも、ガチ勢にはついていけそうにない。

(卓球部はゆるい系もあったし、ダーツ同好会なら僕でも……と思うけど、背は伸びないよなぁ。バスケ部はガチ過ぎ。ミニバスは女子サーだし……でも僕なら入っても良いよってなんだよ!)

 溜息を零すと、不意に横から両手が出てきて目の前で――ぱんっ!――と音を鳴らした。

 びっくりした颯斗は、ちょっぴり仰け反った。

「な、なに!?」

 その手の主はニヤと笑った。長い髪を後ろで一つに束ね、三つ編みにした少女だった。

「幸せ、つっかまえた!」

「は、はあ?」なにを言ってるんだ、この人は。

 颯斗は怪訝な眼差しで上から下まで眺める。丸い目がくりくりとしていて可愛いタイプではある。ちょうど視線の高さだから、ついつい意識を向けてしまう胸は、服の上からでもわかる大きさ。リボンの色を見るに高等部、一年にして高等部全体の上位に入るのではないだろうか。スカートは短めで、健康的な太ももが眩しい。

 先輩は、今度は照れ臭そうに体をくねくねさせた。

「えー? なになに? 一目惚れしちゃった? まずはお友達からね?」

「あー……見過ぎたことは謝ります。それじゃあ」

 そのまま去ろうとすると、先輩はついてきた。

「まだ、なにか?」

「知らない? 溜息をつくと幸せが逃げる、って」

「……全く」

「きみが逃がした幸せを、私は握っているのだよ。ふっふっふっ」

 不敵に笑いながら先輩は、合わせた両手をチラつかせる。

 蚊を叩いた後のようにしか見えなかった。

「この幸せを返して欲しかったら――どーんっ!」

 突然のタックルでよろけた颯斗は、そのまま室内へと押し込まれる。

 そこは美術室だった。

「トイレのついでに見学者一名、捕まえてきましたー!」

 三つ編み先輩がころころ笑ってそう言うと、眼鏡を掛けたいかにも真面目そうな高三男子がやって来た。

「美術部へようこそ。だいたい、いつも通りの活動と作品を展示していますから、好きに見ていってください。聞きたいこととかあったら、適当に近くの者に。あ、あと、教室の前半分は漫画研究会で……あそこの彼女が部長です。あっちの見学するときは一応、彼女に声を掛けてください」

「あ、はい。わかりました」

 絵なんて、ほとんど描いたことはないが、元より一通りは見て回るつもりだった。しばらくいれば三つ編み先輩も満足するだろう。

 颯斗は、まずは壁に掛けられた作品へと近づいてみた。






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