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違法薬物に関与した疑いがある製薬会社社長のパーティーに潜入した女スパイが媚薬で落とされる話
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囚われの身となった女スパイ、青蝶。その末路は絶望的かと思われた。
しかし彼女は自由となって、セーフハウスに腰を落ち着けていた。
誰に、どうやって、助けられたのか。記憶は曖昧だった。
だが、これで終わるわけにいかないことだけは、間違いなかった。
青蝶はマックス・カーの悪事を暴くため、関連会社への潜入を決意する。
――まさかそれが、新たなる恥辱への一歩となるとは、思いもよらず……。
約23500文字
新型ドラッグ製造の疑いがある製薬会社、テオドロス・ファーマフーズ[[rb:芳港 > ファンガン]]支社。
麗しの内偵捜査員、[[rb:青蝶 > チンディエ]]は愛する祖国のため、その闇を暴くべく、支社長マックス・カーのハウス・パーティーに潜入して親睦を深めようと試みた。
しかし、彼女の正体は割れており、媚毒を盛られて、衆人環視のもと、犯されてしまう。
もはや青蝶の未来には甘美なる絶望しかなかった。
――かに思われた、が……彼女は今、とあるアパートにいた。
組織が管理するセーフハウスではなく、青蝶個人のものだ。
このような事態を想定ていたわけではなかったが、備えあればなんとやら、だ。
上層部によってマックスへの貢物にされた疑いがある以上、今はまだ、戻る気にはなれなかった。
築云十年。五階建てのコンクリート。六畳一間。
外壁には、ところどころ蔦が這っている。
それでも最低限、風呂とトイレが揃っている物件にしておいて正解だった。
青蝶は望まぬ体の事情から、そう思う。
彼女は便座に腰掛けていた。
「ふー……」
と、小さく、細く、溜息をつくと、唇を固く結んだ。
(まさか、おしっこのたびに緊張することになるなんて……)
意を決して下腹部に、必要最低限の力を込める。
「……んっ」
――チョロ……。
尿道口から、ほの温かい体液が零れる。
「んんっ!」
お尻から背筋にかけてゾクゾク震える。
(あっ、あぁ……気持ち、いい……っ)
下腹部に、これ以上の力が入ってしまいそうになるのを、どうにか堪える。
さもなくば放尿の勢いが増して、ますます、感じてしまうのだ。
「んっ! んぅっ!」
――チョロロロロッ……!
「ふぁ!」
思わず開いた口を青蝶は片手で覆う。
背を丸めて目を瞑る。
時折、肩がピクン、ピクンと跳ねた。
「んっ! んっ! んっ!」
――ヂョロッ、チョロロッ……ピチョン……ピチョン……。
ようやく――と言うほど長くはなかったが――おしっこが終わった。
青蝶は肩で息をしながら呆けた眼で床を見つめる。
「……はっ! はぁぁっ! ふぅぅっ! はぁ、ふぅ、はぁ……くっ!」
やがて我に返ると、悔しそうに唇を噛み締める。
そして拳を太ももに叩きつけた。
媚毒に侵された状態で何度も放尿アクメさせられたせいだろう。
青蝶は尿の出尽くすまでの間、絶頂し続ける体になっていた。
これでもマシになったほうだ。
一週間前には放尿の勢いをコントロールできなかったし、声を全く抑えられなかった。
犯されたときのことがフラッシュバックして、薬が欲しくて欲しくてしょうがなかった。
チンポの幻覚を見ることさえあった。
「それが軽イキ程度になったことは……そう、喜ばしいことですわ」
トイレットペーパーで、物欲しそうにヒクつく股間を拭う。
その顔は、言葉の通りに明るくはなかった。
そもそも、どうやって、あそこから抜け出したのか。
気付いたときには外にいて、とにかく逃げないと、と思った。
ムラつく子宮を抱え、すれ違う男たちに媚びたくなり、所構わず自慰衝動に駆られるのを必死に我慢して、どうにか、ここまでやって来た。
あの家でのことは、よく覚えている。
もっとも、その実、パーティーのあった家ではないのかもしれないが。
その部屋から出ることは許されず、その隙もなく、頭を薬で曖昧にされて、多くの肉棒に犯されたことは、脳裏に、肉体に、鮮明に刻まれている。
今になって思えば、あれは接待だった。
おチンポの影に隠れてかすかに、記憶に残っている顔には覚えがある。
政治家や、知識人、高級官僚……。
そこにいたのは一日だけだったようにも、何年もいたかのようにも思えたが、
「でも、二週間、なのよね……」
アパートに落ち着いてから、わかったことだ。
青蝶はベッドに座り、頭を抱える。
だが、どんなに脱出の経緯を思い出そうとしても、もやが掛かったように曖昧だった。
ただ、ぼんやりと、誰かの手引きがあったような、そんな気がする。
「そういえば……付き人? 世話役みたいな人も、いた、かしら?」
その人が、哀れに思って助けてくれたのだろうか。
「……ダメね」
と溜息。
「わからない」
そのとき携帯端末に着信あり。
[[rb:黒猫 > ヘイマオ]]の他に、青蝶が唯一連絡の取れる内偵捜査員からだった。
今や信頼できる人物としても唯一人の存在となってしまった。
彼にはすでに、己の身に起きたことを話してある。
上層部や政治家と、マックスはどこまで繋がっているのか。
彼の側からも調べてくれると言うが、その他にも頼みたいことがあって、迷いながらも連絡をしたのだった。
「もしもし」
彼は体調を気遣う言葉の後、言った。
「例のものは用意できた……が」
悩んでいるらしい彼に、青蝶は力強い声で、
「あなたにだけ危ない橋を渡らせるわけにはいかないわ」
「……わかった。転送する」
電話の後、すぐさま何点かのファイルがパソコンのほうに届いた。
怨敵テオドロス・ファーマーズの、子会社や工場についての資料。
そして、それぞれに合わせた履歴書。資格の証明書。などなど。
潜入セットとでも言ったところか。
青蝶は、まだ諦めていなかった。
愛する祖国、同胞たちを、外国人と売国奴どもの好きにさせてなるものか。
姉のように慕っていた黒猫の行方も気になる。
……死んでいようと、廃人になっていようと。
本当ならば芳港支社に乗り込みたいところだが、どうしても今は、慎重にならざるを得ない。
ハズレの可能性が高くとも周辺から少しずつ探るべきだろう。
もはや失敗は許されない。
青蝶は拳を握りしめ、決意を新たに、呟いた。
「必ず、悪魔の尻尾を掴んでみせるわ。……待っていてね、黒猫」
★
丸い眼鏡を掛け、ボブカットの前髪を分けず、ナチュラルメイク。
白色のブラウスと紺色のベスト、タイトスカートに身を包めば、切れ長の目をした美女という印象を活かした真面目なOLの出来上がり。
青蝶が手始めに選んだ潜入先は究美院という会社である。
健康食品、医薬部外品および化粧品の製造販売を、主な事業としている。
ドラッグとは縁遠そうだが、ここは合成薬物【ナイス】の流通が始まった頃、テオドロス芳港支社の子会社となった。
同じような会社は他にもある。現状は候補の一つに過ぎない。
(例えば、サプリメントも製造している、その工場で作っているかもしれない)
あの薬物は、黒社会によく見られる、民家や廃墟などで作られる代物とは段違いに高品質。
どこかの工場が絡んでいることは間違いないと青蝶は見ていた。
経理に就けば原材料の仕入れなどから、その痕跡を読み取れないか。
彼女は通常の業務をこなしながら過去の記録を密かに漁ることにした。
「……またか」
青蝶は小さく呟き、立ちあがる。
向かった先は、すぐ隣――営業部である。
「こちらの領収書、オンライン入力なされていませんよね。これでは、お受けできません」
冷たい目と声で領収書を突き返された男性社員は、
「あらら。すみませーん、忘れてましたー」
と、へらへら笑う。
入社してから、これで何度目だろう。
彼だけが、このような[[rb:ミス > ・・]]をするのではなかった。
その理由は、わかっている。
青蝶は頬をほのかに染めると、
「……気をつけて、ください」
呆れた風に溜息をついて――男たちには艶めかしく見えたかもしれない――廊下に出た。
顔周りの印象を地味めに変えようと、事務服の上からでもハッキリと浮かび上がる肉感的な肢体は相変わらず。
突き出た胸、引き締まった腰、丸みを帯びた尻は、男たちの邪な眼差しを集めるのに充分だった。
もちろん、彼女に気付かれないようにと密かなものだったが、実際、女性は男性のそれに気付きやすい。
だが女性が気付く以上に、男性も見ているのだ。
青蝶は、その自慢の体を武器にしてきたこともあって、なおさら鋭敏に感じ取ってしまっていた。
いつもなら『本当に男というのは、しょうがないわね』と呆れるところ。
『でも、だから、私の仕事も楽になるのよね』と、ほくそ笑むのが常だった。
だが――今は違う。
青蝶は廊下の壁に肩を寄り掛からせると、
「ん……ふーっ」
甘い吐息と共に、思わず身震いする体を抑えこむように、自らを抱きしめる。
彼らの舐めるような視線は、まさに、舐められるような感触を伴っていた。
服を着ていても関係ない。
それは胸を、お腹を、お尻を、舐めたり、撫で回したりしてくるのだった。
「んぁ」
乳首が[[rb:勃 > た]]ってきてしまう。
アパートにこもっている間には気付かなかった媚毒の後遺症だった。
男たちの目から離れて深呼吸をすれば、すぐに落ち着く。
それから自分の部署へと戻るのが習慣になりつつあった。
経理部は青蝶の他には四人の男性社員がいる。
似たような潜入をしたことのある彼女は少し珍しいと思った。
そこでは男女比は半々だったから。
その原因は入社数日でわかった。
部長がセクハラ男なのだ。
しかもコネ入社らしく、首を切れないという噂。
他の男性社員三人のうち、二人は我関せずといった具合だが、一人は正義感があって、初日に早速彼氏の有無を訊かれたときには窘めてくれた。
今は、その一人が席を外していた。
部長は戻ってきた青蝶の、膝下丈のスカートから伸びる生脚から、腰のくびれ、膨らんだ双丘を、彼女が椅子に座るまでの短い間でも目で撫で続ける。
営業部の彼らのような遠慮は欠片もない。
座る瞬間の尻の丸みには舌なめずり。
蝦蟇のような男だった。
そのせいか体を這う舌の幻覚も他の人より、ねちっこく感じるものだった。
ゾワゾワとした快感が、下腹部をきゅんと疼かせる。
青蝶は生唾を飲んで咳払い。
パソコン画面に集中する。
(気にしない……気にしない……)
キーボードの打鍵を始めると、部長がふと、思い出したように、
「あ、ねえねえ、[[rb:佳寧 > ジアニン]]ちゃん」
ここでの青蝶の偽名だ。
「なんでしょうか、部長」
視線を画面から逸らさず答える。
「嫌いな色ってなーに?」
「……ピンクですわ」
「へぇー。じゃあ、君は、ロマンティックなことが嫌いなんだ」
「……心理テスト、ですか?」
「そうそう。昨日ネットで見掛けてねぇ。じゃあねぇ、勝負下着の色は?」
「……部長」
じろりと前髪の下から睨む。
彼はおどけたように両手を挙げた。
「心理テストだよう。佳寧ちゃんは彼氏に、何色の下着で迫るのかな~?」
抗議すべきなのは、当然、わかっている。
だが彼にニヤけた視線を向けられると、自然と頬が上気してきてしまう。
そして男たちの慰み者になっていたときに躾けられた唇が、勝手に開きかけたところで、
「ただいま戻りましたー」
と、正義感の強い彼。
青蝶はホッと息を零して、パソコンに視線を戻した。
(あ、危ない……本当のことを答えてしまうところだったわ)
ひっそり部長を窺えば、彼は「ちぇー」と呟きながらも、ニヤニヤとしていた。
女をからかえれば、結果はわりと、どうでも良いらしい。
こうした調子であるものだから、日に日に青蝶へのセクハラは増長していった。
書類の不備を指摘しに営業部へと赴けば、もはや無遠慮に、彼らは熱い視線で犯してくる。
唇や首筋を舐め回され、乳房を揉みしだかれるかのよう。
時折、彼らが裸に見えることもある。
その下半身はギンギンに勃起している。
いや妄想だ。幻覚だ。
頭ではわかっている。
(だって、あのチンポも、このチンポも……マックスのところで見たものだもの。って、違う違う。そうじゃないでしょ。裸に見えることが、おかしいのよ!)
彼らの股間をじっと見つめていた青蝶はハッと我に返ると、咳払い。
いつものように注意をした、その去り際には彼らのひそひそ話が聞こえてくる。
「真面目ぶってるけど、ぜってぇ淫乱だよな」
「最近はチラチラ股間を見てくるしな。気付いてないとでも思ってんのかな」
「でも彼氏いるとか言ってるらしいぜ」
「よっぽど租チンなんだろ」
「でも、お前、包茎じゃん」
「喧嘩すんなよ。チンコの話なんかどうでもいいわ」
「バックからさぁ、ケツ掴んで犯してぇ」
「ちげえよ。下から突き上げて、おっぱい揺らすんだよ」
わざと聞こえるように話しているのかもしれない。
あるいは、それも幻聴だろうか。
何日か前からのことだが、まだ、どちらとも言えなかった。
「……ふっ、ふーっ」
廊下の壁にもたれかかって火照った体が鎮まるのを待っていると、
「あんっ」
背後から不意に両肩を掴まれた。
思わず出た甘い声を咳払いで誤魔化してから、首だけで振り返り、そっと微笑む。
「し、心臓が飛び出てしまうところでしたわ」
本当は、おマンコが濡れてしまうところだった。
営業部エースはニカッと笑い、肩を揉み揉み。
鍛えているらしい肉体と笑い方がマックスを彷彿とさせる。
憎たらしい。
「お疲れのようだねっ、んっ?」
視姦され、雌の目覚めかけた体に、その幻覚ではない雄の力強さは心地よい。
胸がドキドキしてしまう。
廊下の壁よりも、そちらに寄り掛かってしまいたくなる。
そうならないように、青蝶は脚の付け根に、ぐっと力を込めた。
「お気遣いいただき、んっ、ありがとうございます」
「良かったら今晩どう? リフレッシュさせてあげるよ?」
彼が耳元で囁いた。
子宮に響く重低音だった。
「とろとろに、ほぐしてあげよう」
「はぅ」
身震いして、青蝶は唇を噛む。
首を横に振りながら腕の中から脱すると、いつもの定型文。
「で、ですから、しつこい男は嫌いだと」
そして彼をろくに見ることもなく、早足で経理部に向かった。
だが、きっと彼はニヤついていたに違いない。
この女、もう少しで堕ちるな、と。
屈辱的な誤解だ。
そう言い切れないのが今の青蝶だった。
客観的に見ても、[[rb:劉 > リウ]]佳寧はセクハラされて喜ぶ変態女としか思えない。
他の女子社員から白眼視されるのも当然だった。
(……ついてないわね)
エースのせいで火照りが冷めきらぬまま戻るはめになったうえ、正義感のある彼がいない。
部長のちょっかいがなければ良いが……と思いながら、席につく。
その矢先だった。
部長席のほうから、硬くて軽いものの落ちたようなカツンという音がした。
それは机の影をコロコロと転がっていったようだ。
メモ用のボールペンだろう。
部長が自身の足元を覗き込みながら、わざとらしく言った。
「あれぇ? 佳寧ちゃん、そっち行ってない?」
青蝶は、溜息だけで答え、チラリと机の下を一瞥。
「ありません」
おざなりな対応に「いやいや」と半笑いの部長。
「そんなんじゃわかんないでしょ。俺が自分で探してもいいけどさぁ、パンツ見ちゃうかも」
仕方なく、青蝶は椅子から立ちあがると、四つん這いになって机の下に頭を突っ込んだ。
(ふん。どうせ、こうして欲しいんでしょう? ほら、お尻に、すごく熱いのが……っ)
手よりも大きな、分厚い蛙の舌が、ねっとりと、それぞれの尻たぶを舐め上げてくる。
そういうイメージを伴うリアルな触覚がお尻を震わせた。
ゾクっ、ゾクっ。甘い痺れに腰が抜けてしまいそう。
「ふーっ、ふーっ」
呼吸を整え、
「んっ。 ……あ、ありませんよ」
机の下から、そう告げる。
部長が近づいてくる気配がした。
慌てて出ようとずり下がると、お尻に脚が当たった。
「どれどれ?」
彼は身を屈め、青蝶の下半身を、己のそれで押し込むようにしながら覗き込んでくる。
ペンなど最初から口実とわかっていたが、ここまで露骨な身体接触をしてくるとは。
いつも咎めてくる彼が今はいないということもあろうが、やはり、今日までの青蝶の、彼女としては意に反した甘い反応こそが、部長を調子に乗らせたに違いない。
(くっ……! 勃起チンポが……お尻に当たって……っ)
その硬さ、ズボン越しに伝わる熱に、すでにムラついていた雌の器官がきゅうっと切なげに鳴いて、にちゃ――と、ショーツにシミがつくのを感じた。
「オキニのペンだったのになぁ。ど~こ、いっちゃったのかなぁ」
白々しいことを言いながら、部長が、ぐい、ぐい、と下半身を押し付けてくる。
「や、やめてください……!」
青蝶が欲情を抑えこんで搾り出すように言うと、呆気ないくらいに、彼は離れてくれた。
「いやいや、この辺じゃなかったか。邪魔したね」
と、最後に、お尻をパシンと軽く叩いて。
どうやら例の彼が戻ってくるのを察したらしい。
青蝶は、少し残念に思う自分に、つくづく、あのドラッグが恐ろしくなった。
薬そのものへの渇望こそ、なりを潜めてもなお、こんなにも強い影響が残っているなんて。
(やっぱり一刻も早く……マックス・カーと売国奴どもの闇を暴かなくては……!)
意気込みと執念に反して、この会社からは中々、それらしい痕跡を発見できずにいた。
無関係なのか、それとも隠蔽が功名なのか。
判断に迷うところである。
後遺症やセクハラのこともあるし、別の会社に切り替えることも頭を過ぎる。
(……いいえ、もうしばらく。白を白と言い切れるまで。それもまた潜入調査の大事な仕事、だったわよね? 黒猫……)
★
その日、青蝶は入社して初めて、会社のトイレへと早足で向かっていた。
放尿時のイキ癖のため、自宅以外ではしたくならないように、日頃から接種水分量には気をつけていたのだが、とうとう社内にいるときに催してしまった。
終業間近だったのは不幸中の幸いと言えよう。
当初は、帰るまで持つだろう、と思うくらいにはささやかなものだったが、次第に……ギリギリ持つだろう……となり……どうにか耐えなければ……となり……も、もう、無理!……といった具合に、我慢に我慢を重ねた膀胱は破裂寸前。
念には念を入れて、平時から[[rb:人気 > ひとけ]]のほとんどない、倉庫の傍にあるトイレに駆け込んだ。
青蝶は便座に座る手間どころか、ショーツを脱ぐ手間すら惜しかった。
便座のほうを向いたまま、タイトスカートの裾を鷲掴み。
ガバッと勢いよく、ずり上げる。
ライトグレーの薄手の下着は、そのフロントのナイロン生地には、同じ色の糸で花々の繊細な刺繍が施されている。
下腹部と鼠径部の黒灰色のリボンラインが上品さを演出。
バックはお尻全体を包み込み、縁を飾る小さなレースの襞がさり気なく可愛い。
そのクロッチ部分を指で引っ掛けて、陰部を曝け出す。
すかさず腰をぐっと落として、がに股となった。
「ま、間に合った……っ!」
安心した途端、肉襞がピクンと震え、
――ヂョロッ……!
と黄色い液体が、思ったより力強く溢れる。
我慢していたこともあり、いつも以上の快感が、おマンコから背筋へと駆け抜けた。
(あ――これ――)
まずい。
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