(R-18)先行・後編【シャニマス】八宮めぐるを寝取らせた日(約9800字)
Added 2021-12-23 15:30:00 +0000 UTC(R-18)先行・前編【シャニマス】八宮めぐるを寝取らせた日(約8800字)
寝取られビデオ編・同時手コキ編の前日譚です。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16092313 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16272774 本作と後日譚とをまとめて縦書きpdfにして、boothで配布しようと思っています。 勝手にエアコミケです。間に合えばの話ですが。 後日談はこれからですし、ビデオ編と...
涙ぐんでしまうのを誤魔化すように、彼はめぐるに抱きついた。
「めぐる……愛してる」
「ん、えへへ。わたしも。……ねえ、プロデューサー? わたしに、できることはないかなー?」
「ありがとう。でも、これは俺の問題だから。しばらくは、めぐるとはできないかもしれないけれど……」
「ううんっ。それはいいの。でもプロデューサーが辛いなら、なにか、してあげたいんだ! だって、わたしはプロデューサーの、彼女だから!」
「本当にありがとう。その気持ちだけで充分だよ」
「……ん、そっか」
めぐるが離れていく。
「今日は帰るね? その、一人になりたいだろうし……」
「あ、ああ。色々と、ごめんな。本当に」
えへ。それはもういいよ。辛いこと、話してくれて嬉しかった
玄関で、彼女はもう一度、真剣な眼差しで言った。
「だからね? わたし、プロデューサーのためなら、なんでもするよ? 他の、男の人とでも」
「な――」
まさかの言葉に唖然とするプロデューサー。
すぐに我に返って、
「ば、馬鹿なことを言わないでくれ。そんなこと、させられるわけ、ないじゃないか」
「だって、そういうのじゃないと|勃《た》たないって……ほら」
青い瞳が、プロデューサーの下半身へと向けられる。
気付けばスラックスにテントが張っていた。
「こ、これは……そういうのじゃ、ない。めぐる、お願いだ。変なこと言わないでくれ」
「……ごめんなさい。でも、わたし、本気だから。プロデューサーのためなら、なんでもする。してあげたい。だから、わたしにできることがあるなら、いつでも言ってね?」
「あ、ああ。でも、本当に、気持ちだけでありがたい、から……」
――ガチャンッ。
と、ドアはやけに重々しい音を立てて閉まった。
プロデューサーは乱れた息を整えつつ、ノートパソコンの前に座った。
「めぐる……なんで、あんな……」
そこまで思い詰めているということだろうか。
いや、今はお互い、冷静ではなかった。そのせいだ。
プロデューサーは少しでも落ち着くために、ひとまず当初の予定通り、抜くことにした。
「……はぁっ! はぁっ! めぐるっ! めぐるっ! めぐ、るぅっ!」
そっくりな女優に彼女を重ね、他の男に抱かれてよがる様に、胸が苦しくなる一方、射精は、とても濃いものが出た。久しぶりだったせいなのか、それとも自分以外の男に抱かれる彼女を思ってシゴいたせいなのかは、わからないが。
心臓が高鳴り、息も絶え絶えの中、プロデューサーはいつもよりうんと早く硬くなっている一物を握りながら、考える。
やはり、そんなことは無理だ。そもそも相手をどうする。アイドルが、大スキャンダルだ。その辺の男には任せられない。でも例えば、業界人ならどうだろう。俳優の誰それは女遊びが激しいとか、某カメラマンは気に入った女性と個人撮影しているとか、あるディレクターには枕営業が通用するとか。この業界にいれば否応なく、噂を耳にすることがある。
そうした手慣れた人たちの中には、あるいは、いるのではないだろうか。
いや、いや、なにを馬鹿なことを。
プロデューサーは頭を振って、スラックスを履く。
でも、今度はいつまで、こうなのだろう。めぐるのおかげで、寝取られや陵辱以外でも勃起できるようになったと思っていたが、ならば、再びこうなってしまったものはどうすれば良いのだ。めぐると繋がるためには、どうしたら良いのだ。
『わたし、なんでもするよ』
プロデューサーは彼女の言葉を反芻する。
『なんでもしてあげたい。それが、他の男の人に抱かれることでも』
考えるだけで心臓が痛くなる。
スラックスに、我慢汁が染み出してくる。
「……ダメだ、ダメだ。やっぱり専門の医者に」
それが良い。そうすべきだ。
けど、すでに薬を服用している。それは無意味だった。
これでもまだ、病院が役に立つだろうか。
「……めぐる。俺は……」喉を鳴らす、プロデューサー。
もう一度、スラックスを下ろす。
頭の片隅には、確かに、それに興味ある自分がいた。
そんな自分を精液と共に追い出せれば、どんなに、良かったことだろう。
★ ★ ★
めぐるはベッドの縁に座り、彼の準備を待っていた。シャワーは先に浴びた。バスタオルを体に巻いて、髪はいつもの二つ結びにしてある。下ろした状態はプロデューサーにしか見せたことがない――なんてことは、もちろん、ない。ただ、こういうときの、なにも着飾らない姿だけは、プロデューサーだけのものにしたかった。
彼は、ビデオカメラのセッティングをしている。上半身は裸で、腰にはタオルを巻いている。細身に見えて、筋肉がしっかりしている。その点はプロデューサーと似ていると思った。歳は、こちらの彼のほうが上だった。
流石は本職カメラマンだ、そう時間は掛からなかった。
彼が隣に座る。肩を抱かれ、めぐるは思わずビクッと震えた。
「緊張してる?」
「……はい」
これから、この男に抱かれる。
改めて、そのことを自覚し、めぐるは深呼吸をした。
覚悟はできている。あのとき、プロデューサーに言ったことは、本当の本当に本気だった。プロデューサーのためなら、なんでも、できる。初めて会う男とだって、寝られる。それが、愛しい人の望みならば。心からそう思っている。愛があれば、体のことは些細な問題だ。
それはそれとして、本番はNGにさせてもらった。もちろん、キスもだ。
やはり、ここだけはプロデューサーだけのものでいたいと、今は思う。
代わりにアナルセックスを、めぐるは自ら申し出た。
前戯だけというのは、流石に無理だろうし。
めぐるは、なんとなしに座り方を直した。意識すると、今日までにプロデューサーによって開発された窄みが、疼くような気がした。開発期間は、正直、嬉しかった。と言うのも、その間はプロデューサーのものが勃起してくれたのだ。挿入こそしなかったが、フェラやパイズリ、尻コキ、素股などで互いの愛を確かめ合うこともできた。
その最初の相手が、プロデューサーでないことだけが残念。
お尻を捧げることになった彼――バスタオルの上から胸を触り始めたカメラマンについては、プロデューサーいわく、任せられる人、らしい。
以前、仕事を一緒にしたことがあって、めぐるも顔見知りだった。そのときは特に噂も聞くことがなかったが、実は裏では、こういうことの依頼も受けているのだという。――つまり、オリジナルAV。女優と男優を用意すれば、延々と年賀状の仕分けをするだけの作品だろうと撮ってくれるのだそう。そのような謎過ぎる性癖のように、男優いらずの例もあれば、今回のように彼が男優を務める例も、ある。
とにかく、この大スキャンダルが外部に漏れることは、ほぼほぼないだろう。
(……うん。これ、すっごいこと、だよね。アイドルがプロデューサーと付き合ってて、そのプロデューサーは寝取られ好き。で、アイドルのお尻の穴を他の男の人が犯す動画を、撮らせようとしている。バレたら、わたしも、プロデューサーも、この人も、大変だーっ!)
あまりにも異次元の事態に、どこか他人事のようにも思える、めぐるだった。
タオルの合わせを解かれ、おっぱいが、露わになる。
思わず息を呑んだ。胸が上下し、ぷるんと揺れた。
いつの間にやら、男は背後に回っていた。
ハリがあって、ほとんど垂れることのない双球を下から持ち上げて、放す。
ぷるんっ。ぷるんっ。ぷるるんっ。
その様をカメラのレンズは静かに捉えている。
これもプロデューサーに見られてしまうのだ。
彼ではない男の人に、好きでもなんでもない男の人に、胸を弄ばれる自分を。
にわかに体が熱くなった。胸も、首筋も、頬も、熱い。
そう、これは他人事などでは、ないのだ。
自分と彼の、愛のために。
今から、なんでもない男に抱かれる。愛しい人に開発されたお尻の穴を、犯される。
めぐるは腰をほんのわずかに浮かせ、また座った。
厚い肉の奥で待つ窄みがヒクつくのは、そんなことではやはり、治まらなかった。
「……んっ。あっ、は……」男が胸を優しく撫でていく。
指の先が触れるか触れないかという具合だ。
繊細な刺激に乳首が熱を帯びていく。
それを悟ってか、男は乳輪の外を円を描くように指を這わせ始めた。
めぐるはカメラに向かって、いつもの太陽のような笑みを浮かべる。
耳元で男に「彼が見ているぞ」と囁かれたのだった。
「ちゃんと言葉にするといい。そのほうがプロデューサーくんは喜ぶ」
「ん……は……ぷ、プロデューサー……ん、ふ……。い、今から、カメラマンさんに、抱いてもらいます。プロデューサーに、か、開発してもらった……んく……お尻の穴を……はぁ……犯して、もらいます」
男の手がいきなり、胸を鷲掴みにする。
「んぁっ」
耐えていた乳首が、ぷくっと尖った。乳輪も盛り上がっている。
男はまた、触れるかどうかという微妙な距離感で、その縁をなぞるようにした。
「はぁ……あっ……プロデューサー……ぁん……勃起してくれたら、嬉しいな。それで、また、わ、わたしと……ん……えっち、して欲しい。あっ……はぁ……してくれる、よね?」
それはまさに切実な祈りだった。愛しい人と、また繋がれるようになりたい。
その希望なくして、こんなこと、するはずがない。
裏を返せば、あるいは、これが最初で最後の一回かもしれない。
もしも、こんなことが全くの無意味だと、これでわかれば、もう二度とはない。
そのときは、また別の苦しみが続くことにはなるのだけれど。
どちらがマシかは、めぐるにも、まだわからない。
ただ、そういう可能性もあるから今回は、アナルセックスを提示したのだった。
「……あんっ」乳首を摘ままれる。
コリ、コリと指の腹で擦られる。
プロデューサーのそれとは、どこか違う。
なにが違うのか、具体的にはわからない。
単に、特殊なシチュエーションのせいで、昂ってしまっているだけなのかも。
めぐるは己の指を噛み、声を堪えた。
しかし、男がまた言った。
「言わないと、めぐるちゃん。プロデューサーくんが待ってる」
急かすかのように、乳首を擦る速さが増す。
「んっ、ふーっ、ふぁっ、んふーっ。……んくっ。ぷ、プロデューサー、あのね」
めぐるは、もう一度、乾いた喉をコクリと鳴らした。
「はっ、あ……乳首……はぁ、はぁ……きもち、ぃ」
蚊の鳴くような声だ。
そう男に指摘されて、もう少しだけ大きな声で、
「プロデューサーよりね、気持ち良く、なってるの。でもでも! こ、こんなシチュだから」
言い訳めいた言葉を遮るように、男は乳首をきゅっと引っ張った。
「ひぃうっ♥」
それはすぐ放されたが、今度は弾くようにピピピンッ、と。
「あっあっあっ♥ やっ♥ これ」
「なに?」
めぐるはハッとして口を噤む。
「んっ……んぅ……」
「なに?」
ピピピンッ、ピピピンッ、ピピピンッ。
体が小刻みに跳ねる。
「はっ、はっ、はっ。あ、うぅん……こ、これ、好き♥」
甘い声になってしまう。
「これって?」
「んっ、んぅ、ち、乳首ぃ、指でピンピンされるの、好き、なの!」
「プロデューサーくんにもしてもらう?」
めぐるは小さく頷いた。耳まで真っ赤だった。
「へぇ。めぐるちゃんは、乳首が感じやすいんだ」
「そ、そういうわけじゃ……」
「でも、この乳首、エロいもんね。乳輪も膨らませちゃってさ」
と言いながら、彼はどういうわけか、胸から手を放した。
そして隣に膝立ちになると、腰のバスタオルを取った。
「俺も、ほら、もうこんなんなっちゃった」
めぐるは思わず、目を見張った。
(え、えぇっ!? おっきぃ……)
男に誘導されるがまま、それを握る。
プロデューサーのものなら、もう全く隠れてしまう。
でも彼のは、亀頭が飛び出して余りある。太い。力強く脈打っている。
色も黒々としている。何人もの女性を抱き、泣かせてきたのだろうと直感した。
想像以上のものに、お尻の穴は耐えられるだろうか、一抹の不安が湧くめぐるだった。
気付くと男がハンディカメラを手にしていた。
そのレンズ越しに「まずは口で頼むよ」と。
「こっちも濡れているほうが、めぐるちゃんにも良いだろ」
「……わかり、ました」
すでに自分のお尻については、準備をしている。
彼氏公認とは言え、浮気エッチのための、準備。
その背徳感の味を知っている。
そして今度は、好きでもなんでもない男のチンポの味を、知る。
愛しい人のために。
めぐるは、お尻の穴がキュッと窄まるのを感じながら、彼の股座に顔を埋める。
プロデューサーに対しては、いつもキスから始めるところだが、すぐに舌を出した。
「ぺろ、ぺろ……」しょっぱいような、苦いような味。
臭いも、なんだか、濃いように感じられた。
ちゃんと洗っているとは思う。
それでも拭いきれぬほどの性臭が、きっと染みついているのだ。
男と女の、ぐずぐずに溶けあった臭いが。
それはプロデューサーにはないものだ。
良し悪しはさておき、そのことは、めぐるには断言できた。
「れろ、ぴちゃ、ぺろぺろ」
張りつめたカリ首をなぞる。裏筋をチロチロとくすぐる。
すると男が、ふと鼻で笑った。
めぐるは目だけで「なに?」と問う。
「そんな舌使いじゃあ、プロデューサーくんも、あまり満足していないんじゃないかな? と。教えてあげようか?」
一瞬だけ、彼女は動きを止めた。
満足していない、なんてことは、絶対にない。
むしろ、彼に喜んでもらおうと密かに練習した成果を見せると、すぐにイッてしまう。
それだけ感じてくれるのは嬉しい一方、不満もあった。
もっと味わいたい。感じている彼の顔を眺めていたい。
そういう自身の欲求のため、本気のフェラをするとしたらイカせるときだけ。
もっとも、前戯にパイズリを取り入れてからは久しくしていないが。
(余裕のつもり? 教えてもらうことなんてないもん!)
めぐるは思い切って亀頭を咥えた。そして喉の奥まで飲み込んでいく。
(……お、おっきぃ!)
咥えてみると余計に、彼との違いがありありとわかる。
あっちなら根元まで簡単だし、大して苦しくもないけれど……。
「ふーっ、むふーっ、ふーっ」
めぐるは鼻息を荒くしながら呼吸を整える。
唾液をたっぷり口内に溜めて、
「ぢゅぷっ、ぢゅるっ」
頭を前後に動かし始める。
「んぶっ、じゅぽっ、ちゅぽっ じゅっぽ、んぢゅるっ」
舌は、チンポが奥に来たら竿を舐め、
「じゅるるっ、れぇろ、ぢゅぷっぢゅぽっ」
出ていくときには亀頭を素早く擦る。
「れろれろ、ぐぽっ、ぢゅるっ、ぐっぽ」
これの三往復もしないうちに、プロデューサーならば射精するのだが、
(が、我慢強い人だなー、もうっ!)
ならば、と金玉に手を伸ばす。
(わっ! 重……っていうか、こっちも大きい!)
今まで触れたことのない重量感に、彼女はやや戸惑いながらも転がして、もっと激しく頭を振った。
「ぢゅるるっぐぽぐぽっ、れろれろん、じゅぷっぢゅぽじゅぱぢゅっぽっ」
それでも男はイカなかった。
もっと、もっと、と。
めぐるは、ただ前後に振るだけではなく、頬の内側で亀頭を磨いたりもしてみせた。
「ぐぷっぐぽっじゅるるるっ、ぬぽっぬぷじゅぱじゅぽっ、ぢゅぷるるっ、ぐっぽぐぽっ」
カメラに撮られていることも忘れ、プロデューサーには出来なかったことまで、していた。
いよいよ顎が疲れてきた。いったん放そうか。
その矢先、それは突如として口内に爆ぜた。
「ん゛ぶぶぅっ!?」
熱と臭いが鼻を抜けていく。どちらもプロデューサーのものより断然に強かった。それから、どろりとした体液の重みを舌に感じる。ぷりっぷりで、こべりつくようだ。プロデューサーのなら飲める。でもそれは、愛ゆえに、とか、そういう意味ではない。味も、なんて酷いえぐみ、野性的だ。もしかしたら自分は、初めて精液を口にしたのではないだろうか。そう思うほどに別物だった。
結局、ティッシュに吐き出すことになった。
男の指示通り、めぐるはベッドに四つん這いになる。
イッたばかりなのに、まだ硬いままのチンポに驚きはあったが、それよりも、いよいよだとという思いが大きい。心臓がドキドキうるさい。お尻の穴がヒクついてしまわないように意識しなくては。固定カメラは二人を横から映す。また、めぐるの顔の前には、ハンディカメラが置かれた。男はもう一つのハンディカメラを手に、お尻をチンポでペチンと叩いた。
ペチン、ペチン。
「めぐるちゃん、自分で広げて」
「……ん」両手を後ろへ。
むにぃっと、尻たぶに指を喰い込ませ、左右に引っ張る。
顎を枕に乗せると、カメラのレンズと目が合った。
あるいは、その奥のプロデューサーと、目が合った気がした。
「ひゃっ」急に冷たい感触が菊門に滴り落ちる。ローションだ。
それを硬いものが塗り広げていく。じんわりと男の熱が馴染んでいく。
「ん……ふぅ……」
温くなったローションが、おマンコのほうまで濡らすようになったところで、亀頭が菊門をぐにぐにと押すようにした。来る、と。めぐるは体を強張らせる。
「プロデューサーくん、お待ちどおさま。ほら、めぐるちゃんも」
促され、前方のカメラを見る。愛しい彼は、どんな気持ちでいるのだろう。
自ら望んだことであり、しかし、あのときの苦しそうな顔は、今を決して望んでいなかった。元カノによって植え付けられた、どうしようもない性癖に苦悩し、悶える彼のために、自分ができることはなんだろう。
めぐるは今日この日を決して後悔しない。
これをきっかけにして、彼と再び繋がり合えるようになろうとも……そうでなかろうとも。
後悔することだけは絶対にない。
愛しい人のために、したことなれば。
「……ぷ、プロデューサー。わたし、プロデューサーが大好き、だよ! ずっと、ずっ」
――ずぶっ!
不意打ち気味に、まずはカリ首までが這入ってきた。
「~~~~っ!」
声なきを悲鳴あげた後、めぐるは、ひっひっと浅い呼吸を繰り返しながらシーツを掴んだ。
痛みはない。ただ、本来は出口たる穴は侵入者に対して頑なだ。ギチギチと締め上げている。
すると男の手が尻たぶを撫で回し始めた。指先で触れるか触れないか。
こそばゆい。むずむずする。
それで少しでも穴をゆるめれば、ずぶぶっ、とチンポが奥を目指して進む。
「ん゛ひっ!」
ずぶぷっ。
「あぐっ!」
カメラと目が合う。めぐるは、はっとして顔を伏せた。
小刻みに震えていようとも彼は止まらない。
「ん゛っふ!」
ずぶぶっ。
「か――ひゅっ!」
ずぶんっ。
「はっ、あ――ふぅっ! はぁっ! はぁっ! んっ……はぁっ!」
とうとう菊門はチンポを根元まで受け入れてしまったようだ。
太ももと尻肉に、ぴったりとくっついた彼を感じる。
お腹の中の異物感はビーズともバイブとも違う。ローションのぬめり。硬くも弾力ある肉の棒。その体温。その鼓動。それは次第に自分のものと重なり、混じり合っていくようで……。
(ち、違うっ! そんなこと、ないから!)
めぐるは乱れた呼吸を整えつつ、お尻が必要以上に動いてしまわないように努めた。
だが、考えないようにすればするほど、チンポの脈打つ気配がハッキリしてくるようだった。 太くて、長くて、回復力があるというよりも持続力があって、なにからなにまで愛しの彼のものとは別物。人によってチンポはこうも違うのか。プロデューサーのことは知っていても、男のことは知らなかった。少なくとも、それは認めなければならいらしい。そして、これ以上、知りたくはないなと、めぐるは思った。知る必要がない、と言うよりは、知りたくなかった。
男が言った。顔を上げてカメラを見るように、と。
めぐるは首を横に振る。
「……む、無理……です……。は、恥ずかしぃ……」
「ケツマンコを犯される顔、プロデューサーくんに見せてあげないと。そのために来たんだろ?」
それは、そうなのだ。それがプロデューサーの望むことには違いない。
苦悩の末の『一回だけ』のお願いだ。
めぐるは潤んだ目元を拭い、正面に置かれたハンディカメラを見る。
プロデューサーになにか言おうと、唇を開いた瞬間、
「ん゛ほっ!? ほぉおぉぉぉっ!」
急にチンポが引き抜かれていった。
排泄にも似た快感は、それよりうんと強烈。全てを引きずり出されるかのよう。背筋をぞわぞわ駆け上り、止める間もなく咆哮となって口から飛び出した。反面、ぽっかり空いたお尻の穴は外気を吸い込む。内部の熱が急速に冷やされる感覚に、また身震いした。
めぐるの瞳には、その、みっともなく淫らな顔がレンズに反射して映っていた。
(あ、あぁぁ……っ! わ、わたし……! プロデューサー、ごめん! ごめんなさい!)
むしろ謝るべきはプロデューサーのほうと、世の人の大半が思うだろうに。
望まれたこととはいえ、他の男のもので快感を覚えてしまったことが、めぐるは悔しかった。
が、すぐに、そんなことなど考えられなくなる。
「あ゛ひぃぃいぃっ!」
ヒクついていた尻穴は、容易く、その帰還を受け入れる。
――ぶちゅんっ! 尻肉が波打った。
「ぃひっ♥」
すかさず引き下がるチンポ。腸壁を擦りつつ、尻穴をめくっていく。
「お゛っ♥ お゛っ♥ お゛ぉ……っ♥」
カリ首が抜け切る直前、穴の広がりが最大になったところで、再び――ばちゅんっ!
「お゛ほぉぉんっ♥」
まるで動物の鳴き声。発情期の雌の声。
恥ずかしさを覚えるも、やはりそれはピストンで簡単に消し飛んでしまう。
(あ゛っ♥ あたま、かき混ぜられる、みたいで♥)
なにも考えられない。自分のことも、カメラマンのことも、プロデューサーのことも。
「お゛ひっ♥ ほっほぉっ♥ あ゛っ♥ あ゛っ♥ い゛ぃぃっ♥」
ぱんっ、ぱちゅんっ、ぱんっ、ぶちゅんっ。
肉を叩きつける音。粘着質な水音。
プロデューサーを相手には出したことのない嬌声。男の荒い鼻息。
愛なき獣交の音が重なり合う。
尻穴が、どんどん熱くなっていく。
「あ゛っ♥ ん゛っ♥ ま、待って♥ い゛っ、イキ、そ♥ 待って♥ あ゛ぁっ♥ やだっ♥」
めぐるは顔を伏せて、いやいやするように横に振る。
揺れる二つ結びを男が軽く引っ張った。
言わんとしていることは、充分、わかっている。
めぐるは、そっとカメラに視線を遣った。
ぞくぞくと、尻から背筋が震えた。
「いやっ♥ やだっ♥ あ゛っはっ♥ み、見ないで♥ 見ないで、ぷろりゅーさっ♥」
ピストンが加速する。
「ん゛ぁっ♥ はっ♥ あ゛っあ゛っあ゛っ♥ くるっ♥ きちゃう♥ あ゛ぁっ♥ お尻でイク♥ すっ、好きでもない人の、お゛っ♥ チンポでっ♥ あっうぅっ♥ はっ、はじめての、お尻イクっ♥ あ゛ぁぁっ♥ イッちゃうよ、プロデューサー♥ イッちゃう♥ あ゛ふぅぁあっ♥ ご、ごめんなさいぃ、イッちゃうのぉっ♥ はっ、あ゛んっ♥ あ゛っ、いぃっ♥」
ばちゅんっ!
一際強く、そして深く貫かれると同時に、お腹の奥で熱いものが迸る。
尻肉が、ぶるるっと震える。穴がぎゅうっと締り、肉棒を引き込む。
めぐるはカメラに向かって歯を食いしばる。微かな笑みを携えて。
「ひぃぃぃんぃい゛いぃいぃぃい゛ぃぃっ♥」
絶頂の鳴き声が絶えても、腰はガクッ、ガクと不規則に腰が跳ねている。
男は己の分身を、咥え込んで放そうとしない菊門から、ゆっくり引き抜く。
ぢゅぽんっ!
パクパクと乞う穴から、白濁液が涎の如くに垂れ下がる。
その様を、男の手の中のハンディカメラは、確かに捉えていた。
★ ★ ★
まだか、まだか。
プロデューサーは居ても立っても居られず、部屋の中をうろうろしていた。
連絡はあったから、そろそろ、家に着く頃のはずだ。
それともやはり迎えに行ったほうが良かっただろうか。彼女には断られたが。
不安と心配、そして想像が頭の中を駆け巡る。
股間は勃起と萎えとを繰り返している。
――玄関の鍵が回る音がした。
プロデューサーは小走りで向かった。
「めっ、めぐる! その……」
「えへへ」
そう、笑顔を浮かべる彼女の目元は、赤くなっていた。
「ただいま、プロデューサー」
心臓が痛い。目の前が歪む。
彼は、ただ衝動的に、めぐるを抱きしめた。
そして唇に吸いつく。
「めぐる! ごめん、ごめんなぁ……っ!」
その股間はビクビクと震えていた。
なんて最低な男なんだ。プロデューサーは、奥歯を噛み締める。
しかし、彼女は、
「プロデューサー……大好きだよ」
「あ、あぁ……!」
まだ、そう言ってくれるのか。
プロデューサーは涙を流しながら、めぐるを抱いた。
「めぐる、ごめんっ! 大好きだ! ごめん、ごめんな! めぐる、愛してる!」
久しぶりの挿入に、めぐるも幸せそうな顔をしていた。
腰が抜けるかと思った。ゴムに溜まった精液も、いつもより多い気がした。
でも、動画を見ながらの二回戦のほうが、もっと、苦しくて、気持ち良かった。
越えてはいけない一線を越えた、この日。
その背徳感は、二人の魂に刻まれたのだった。