XaiJu
濁り丸
濁り丸

fanbox


【R18 FGO小説】藤丸 "立花"は、雄に服従する 中編-2

 ――年若い男女がベッドの上で、性に爛れた退廃的な時間を過ごしていた。  "ロクデナシ"こと花の魔術師 マーリン達の画策により、相手が快楽に負けて『降参』を宣言するまで部屋から出られなくなった"二人"の人類最後のマスター。並行世界に於ける同一存在である彼らは、大切な人のためにも負けられない勝負をしているのだ。  何故、マーリンがこのようなことを行ったのかと聞かれれば、人理修復という大役を半強制的に背負わされながらも懸命に戦い続け、精神が摩耗する日々を送る中で限界を迎えつつあった少女――"藤丸 立花"の心を癒すことが、彼女の世界にいる男性であるマーリンの目的であった。  立花の心を癒すこと"だけ"を考えるのならば、マスターの二人が淫らな行為に耽る必要は無かったのだが――  彼女とは違う世界にいる美少女のマーリンが、自身の『ご主人様』であり『旦那様』でもある黒髪の青年――"藤丸 立香"に"新しいお嫁さん"を紹介することで、自身も立香から"ご褒美"を貰えると考えたことが現在の状況に繋がったのである。  マーリン本人はみんなが幸せになる完璧な作戦であると、丁度良い大きさの美乳を強調するように胸を張りながら自負しており、善意100%である所が余計に質が悪い所だろう。  後日、彼女が立香から貰えるのは甘々な"ご褒美"では無く、キツい"お仕置き"を受けることになるのがほぼ確実であった。しかし、彼によりマゾメスに調教されているマーリンにとっては、その厳しいお仕置きですらご褒美になってしまうことは語るまでも無いことだろう。  そんなどこぞの"騎士王"よりも人の心の機微が分からない、ロクデナシで"ご主人様"のことが大好きな美少女マーリンにより、強制的に並行世界から一か所に集められた二人は、マイルームを模した空間から抜け出すために"淫らな勝負"に耽溺しているのだ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――   「ぁっ♡ あっ♡♡ あぁ……っ♡♡♡ クるっ♡♡ まらクるぅ……っ゛♡♡♡ あたま真っ白になっれ♡♡ 目の前がチカチカでいっぱいになっちゃぅ゛♡♡ ちっ、ちくびっ♡♡♡ ちくび引っ張るのらめっ♡♡ 伸びちゃぅ♡♡♡ ぁッ♡♡ ぁひッ♡♡ にゅうりんも捏ねないれぇ……っ♡♡」  立香に背後から包み込まれるように抱きしめられる立花は、これまで経験したことの無い快感に溺れながら、恋人であるマシュ・キリエライトとのレズエッチでは一度も出したことの無い、蜜よりも甘く蕩け切った声を出してしまっている。  彼女は揉まれ慣れていなかった少しだけ"芯"に硬さの残る豊満な乳房を、ふわふわなマシュマロおっぱいになるまで丁寧に揉み潰されていた。性的な興奮や快感によりプックリと膨らんだ乳輪や硬くシコった乳首をグニグニと指先で捏ねられる度に、全身に力が入り仰け反りながら絶頂を迎えてしまう。 「ィク゛っ♡♡ イクイクィクぅ゛っ♡♡ ――イ゛ック゛ぅぅ゛う゛うぅぅ゛うう゛ぅぅ゛ぅ゛うぅう゛ぅ゛ぅ――――っっッ゛♡♡♡」  絶頂の余韻が引かない立花の視界全体を真っ白な閃光が覆い尽くす程の、強烈な快感が体感時間だけなら永遠に感じられる程に駆け巡っていた。それは絶え間なく押し寄せる波のようであり、少しだけ快感が治まったように感じても、直ぐに強い快感が押し寄せてくるのだ。  強い快感を逃がすためにつま先立ちのまま膝をガクガクと揺らしており、ベッドの上から肉付きの良いお尻を浮かしていた。秘所を天井に向かって突き出す姿は無様だが、何よりも卑猥で淫靡な姿を晒している。 (ふぁっ♡♡♡ あっ♡♡ 目の前チカチカしてっ♡♡ あぁッ♡♡♡ 頭の中でビリビリっ♡♡♡て、電気が流れたみたいに痺れちゃう……っ♡♡♡ こっ、これ癖になりゅぅ――ッ゛♡♡)  蕩け切った脳に酸素を送り込もうと華奢な肩を大きく上下にさせて呼吸する彼女は、豊満な乳房をふるふると波打つように揺らしている。しなやかな美しさを持つ四肢はピクピクと断続的に震えており、それは押し寄せる快感の波に合わせて起こっていた。  どこか浜に打ち上げられた魚を彷彿とさせる動きをする立花は、正しくまな板の上の鯉のようである。  彼女が立香に美味しく食べられるのは、時間の問題であると言っても過言では無いだろう。今も口から喘ぎ声と共に『降参しましたぁ♡♡♡』と、敗北を認める言葉が出掛かっている。それでも喉元で降参の言葉が止まっているのは、立花の恋人であるマシュ・キリエライトがいるからだろう。 「ふぅ゛ーー……ッ♡♡♡ はぅッ♡♡ ふぅ゛ーーっ♡♡♡ ぃひ――っ゛♡♡」  潮吹き"癖"を付けられた尿道口から『ぷしゅッ♡♡ ぷしゅッ♡♡♡』と、メスのフェロモンをタップリと含んだ体液を噴き出している。まるで水鉄砲のように勢い良く噴出した体液は、弧を描きながらベッドの範囲を越えて床にびちゃびちゃと水音を立てながら滴り落ちていた。  汗や潮などの水分を吸収してくれるシーツなどの布とは異なり、床には湯気が立ちそうな生温かい"水溜まり"が出来上がっている。  部屋の中を注意深く観察してみれば、立花が脱水症状を起こしてしまわないために飲んだ後の空になった500 mlのペットボトルが枕元の机に幾つも置かれている。大量の水分を摂取しているのだが、その全てが汗や愛蜜、潮などの体液として体外に排出されていた。  その他にもベッドの周りには、立花が潮吹きした証拠のように"水溜り"が幾つも出来ている。  イヤらしい水溜まりから淫らなメスの香りが漂っており、部屋の中は濃密なメスの発情臭と共にムワッとした湿気が籠っていた。理性だけではどうやっても嘘の付けない部分として、立花が全身から発する匂いは正しく交尾を求めるメスの香りである。  直ぐにでもオスの煮え滾ったザーメンを子宮内にドプドプと注いで欲しいという欲求が、その甘く饐えた香りを嗅いだだけで伝わってきてしまう。勿論、メスの発情臭を嗅ぎ慣れた立香には、彼女が既に堕ちていることを理解している。  もしもの話ではあるが、彼がこのまま立花を押し倒したとしても、彼女は直ぐにそれを受け入れてしまうだろう。 「んぅ゛……っ♡♡♡ ふぁ゛ッ♡♡ あ゛っ♡♡♡ あぅ……っ゛♡♡」  背中をグッと反らせた状態で全身がガクガクと震える程に緊張させていた彼女は、次の瞬間には脱力したのか艶めかしい肢体をベッドに委ねてしまう。立花は彼の厚い胸板に背中や後頭部を完全に預けており、しなやかな両脚をベッドの上に無造作に投げ出していた。時折、投げ出された四肢や悩まし気な細腰が『ピクっ♡♡ ピクっ♡♡♡』と、痙攣でも起こしているかのように震えている。 (……ぃひっ♡♡♡ いしき飛ぶっ♡♡ トンじゃぅ……っ♡♡♡ ぁ♡♡ ぁひ――ッ♡♡ 目の前、まっしろになる――っッ♡♡♡)  このまま快楽の沼へと心身共に沈み込んだまま、意識すら消失してしまいそうになるが―― 「――んひぃっ゛♡♡♡ ィ゛……っ♡♡ イ゛っれッ♡♡ イ゛っれるぅ……っ♡♡ あ゛っ♡♡ ぁ゛ッ♡ ぁひッ゛♡♡ イ゛っれるからぁ゛っ♡♡♡ ちっ、ちくびジンジンしてるぅ……っ♡♡ りっからめぇっ♡♡♡ ぉ゛っ、おまんこもいっしょっ♡♡♡ いっしょにジュポジュポ、ホジるのりゃめぇ゛――ッ♡♡ あぅ……っ♡♡♡」  豊満な乳房の先端にある桜色の乳首やかき混ぜられて泡立った粘っこい愛蜜が『トプっ♡♡ トプっ♡♡♡』と、止めどなく溢れる柔らかく解れた膣孔、充血した小さめのクリトリスなど、敏感な性感帯を彼のゴツゴツとした太指によって容赦無く愛撫され、再び甘く蕩けた嬌声を上げてしまう。  今まで経験したことの無い深い絶頂により意識を失い掛けたとしても、絶頂後も変わらない立香の愛撫により、半強制的に意識が呼び戻されてしまう。そして、彼女は再び絶頂へと導かれてしまい、呂律の回らない蕩けた声で絶頂したことを告げた。  理性は暑い日のアイスクリームのようにドロドロに蕩けており、僅かに残された冷静に思考が出来る部分もその殆どが快楽によって支配されている。 (らっ、らめって言ってるのにぃ……っ♡♡♡ ぁひッ♡♡ わたしずっとイかされてるっ♡♡ おっぱいもおまんこもいっぱいイキ癖付けられて、沢山お漏らししちゃった……っ♡♡♡ おしっこの穴からぷしゅッ♡♡ ぷしゅッ♡♡て、イク度に漏らすようになってる♡♡♡ はっ、恥ずかしいのにッ♡♡ ――ぉっ、お漏らし気持ち良いよぉ……っ♡♡♡♡)  潮吹きアクメを覚えさせられた立花が、直ぐにまた深い絶頂を迎えてしまうのは目に見えていた。  既に数え切れない程に絶頂している彼女と比較すると、彼に快感を与えることが未だに出来ていない。ズボンの上からでも分かる程に怒張した、長大で威圧感すら感じてしまう立香のペニスに触れることも出来ないまま、自分の恥ずかしく性的な部位を弄られ続けていた。  ――淫行に耽るマスター達の間では、既に優劣がついてしまっている。  性に於いては百戦錬磨である立香の方が、誰が見たとしても明らかに優勢だった。  女の性的な弱点を完全に理解している彼による激しくも優しさを感じる丁寧な愛撫は、正しく身も心もトロトロに蕩けてしまうものである。心身共に文字通り人並み外れた強さを持つ女性サーヴァントであっても、耐えることなど到底敵わない圧倒的な快楽を前に、マスターであっても所詮は一般人である彼女が耐えることなど出来る筈が無かった。 (――りぃっ♡♡♡ もぅむりぃ……っ♡♡ きっ、気持ち良いので頭ヘンになっちゃぅ♡♡♡ んぁ゛♡♡♡ 鬼畜でヤリチンな立香にぃ……っ♡♡♡ こっ、降参するまでおっぱい捏ねられてぇっ♡♡ トロトロに解れたオマンコもっ♡ 気持ち良い弱点いっぱい増やされるぅ……っ♡♡♡ でっ♡♡ でもぉ――ッ♡♡)  既に九割九分九厘の割合で負けてしまっている立花だが、恋人であるマシュ・キリエライトを裏切らないために、『降参』の言葉を口にすることだけは必死に堪えていた。二人の藤丸 "リツカ"は性別こそ違っているのだが、負けず嫌いな性格が似通っていたがために、勝負の決着がつかないまま泥沼化しているのだ。  脳髄を焼くような快感により深い絶頂を迎えながら、激しく乳首や膣孔などの弱点ばかりをイジメる愛撫を少しでも優しくして欲しいと懇願している。 「ィクっ♡♡ まらイクぅ……っ♡♡♡ イクイクぅ――っッ♡♡ ゆぅひてっ♡♡ ゆるひてぇ……っ♡♡♡ ぉ゛っ、おまんことちくびぃッ♡♡ いっ、いっしょにっ♡♡♡ ィ゛っ、イジメりゅのぉ゛♡♡♡ ぁ゛っ♡♡ あたまヘンになるぅ゛……っ♡♡♡ ぃ゛っ♡♡ ――ぃひッ゛♡♡♡」  立花の甘く蕩けた懇願をする立香だったが、彼女を愛撫する両手の動きは止めなかった。愛撫を継続したまま真っ赤に染まった立花の耳元に唇を寄せた彼は、降参を促す言葉を囁き掛ける。 「……それなら降参しよっか? これ以上……可愛くてエッチな立花の喘ぎ声を聴いてると、俺も我慢が出来なくなってくるから」 「~~~~~~~~~~っっッ゛♡♡♡♡」  いつもの明るく優しい声色とは明らかに違う"オス"を意識させる低い声に、彼女の下腹部の奥にある子宮がキュンキュンと疼きを覚えてしまう。腹部の筋肉が痙攣でも起こしたかのように震えており、膣孔からガムシロップのような蜜を溢れさせていた。 「らっ、らめっ♡♡ らめぇ……っ♡♡♡ ぅ゛っ、浮気になるっ♡♡ まっ♡♡ マシュを裏切っちゃぅ……っ♡♡♡ だから降参はむりぃ♡♡♡ ――あぅッ♡♡ わっ、わたしは絶対に負けないからっ♡♡ りっ、立香が降参してぇっ♡♡♡ あっ♡♡ ぁっ♡ それつよ――ッ♡♡♡」    艶めく赤毛を左右に振り乱して降参だけは拒もうとする立花に対して、強情な彼女の本心を探ろうとする。立花が言葉にしている恋人であるマシュを裏切りたくないという気持ちも本心だろうが、それだけでは無いと薄々だが感じていたのだ。 「立花が凄い意地っ張りなのは分かったけど、本当はマシュを裏切りたくない以外にも"降参出来ない理由"があるよね? それが何か教えてくれれば、俺が降参しても良いよ」 「――――っ♡♡♡ ほっ、ほんろにぃ……っ♡♡ あっ♡♡ あぅ……っ♡♡♡」  蕩け切った甘い声で聴き返す立花に対して、立香は彼女の太陽を思わせる瞳を見詰めながら『うん』と頷いた。少しだけ躊躇した立花であったが、背に腹は代えられないと思ったのか、未だに続く快感に喘ぎながら自身の本心をゆっくりと話し出す。 「わっ、わたしっ♡♡ 私はもう限界なの……っ♡♡♡ ん゛っ♡♡ みんなに心配掛けたくないからっ♡♡ ずっと誰にも弱い所は見せられ無いから、立香との勝負に負けたらっ♡♡♡ もぅ……っ♡♡♡ もう、立てなくなっちゃいそうだからぁ……っ♡♡ だから、負けられなぃっ♡♡♡ ――ぁっ♡♡」  潤んだ瞳からポロポロと宝石のように美しい涙を流す彼女の表情は、人類最後のマスターのものでは無く、どこにでもいる弱々しい少女の顔であった。それは仮面を脱ぎ捨てた本当の立花であり、彼女の身体は寒さに凍えるように小刻みに震えている。  見捨てられた子犬のような表情をする立花は、情けない自分の表情を立香に見せたくないのか俯いていた。大きな乳房や鎖骨に涙の水滴が幾つも零れ落ち、深い谷間には涙のプールが出来上がっていく。彼女は震える声で彼からの『降参』の言葉を聞こうとするのだが―― 「だっ、だから降さn――「出来ない」……ふぇ?♡♡」  立花の話を黙って聞いていた彼は、力強い声で降参は出来ないと断言した。俯いていた彼女は咄嗟に立香の方を見上げて問いただそうとするのだが、立花の思考はここで止まってしまう。  その理由とは―― 「どっ、どうし……んむぅっ!?♡♡♡ ん゛ぅ゛――っ♡♡ ちゅっ♡ ちゅぅ……っ゛♡♡ ちゅぷっ♡♡ ちゅる――っ♡♡♡」  気付けば彼女のリップを塗ったかのように瑞々しい唇が彼の唇に奪われており、立花は生まれて初めて"異性"と口付けを交わしていた。膣孔を指でかき混ぜた時の粘っこい水音とは異なる、本当に小さい水音が部屋の中に響いている。  されるがままに唇を奪われていた彼女は、思考が回らない程に混乱していた。 (あれっ?♡♡ わっ、私……立香とキスしてる♡♡♡ なっ、なんれっ♡♡ 今までキスとか本番はしなかったのにぃ……っ♡♡♡ ぁっ♡ あぅ――っ♡♡)  行為だけで見れば唇同士を触れ合わせるだけの初々しい口付けなのだが、立花は言葉にならない快感と共に安心感のようなものを感じてしまっている。これまで与えられていた強い快感だけでは無く、優しさのようなものが立香の唇から伝わってくるのだ。  僅かに唇が離れた時に彼を止めようとする言葉を口にするが、直ぐに唇を塞がれてしまう。 「はぅ……っ♡♡♡ まっ、まっれぇ♡ んむぅ――っ♡♡♡ ちゅッ♡♡ ちゅっ♡ ちゅぅ……っ♡♡♡ りっ、りっかぁ♡♡ んぐっ♡♡ ぅ゛っ♡♡ むちゅっ♡♡♡ ――ちゅぷっ♡」     気付けば乳房や秘所に触れていた彼の両手は、立花の背中や後頭部を包み込むような位置へと移動していた。立香の両手は拘束するような力強いものでは無く、ベッドに倒れてしまい彼女の身体を支える優しい手付きである。  いつの間にか背後から抱きしめるあすなろ抱きの体勢から、正面から抱き合うような体勢に変わっていた。二人がしているのはまるで恋人同士がするようなキスであり、彼女は拒むべきだと理性では理解している。それなのに温かく柔らかな唇の感触から、立花は離れられないのである。  互いの荒っぽい鼻息が顔に吹き掛かり、そのこそばゆさすら心地良さに変わってしまう。 「んぅ゛っ♡♡♡ ちゅッ♡♡ ちゅぅ……っ♡♡♡ ふぅ゛っ♡♡ ちゅッ♡♡ ――ちゅぷっ♡♡」  二人の唇同士は常に触れ合っているのだが、それが浅くなったり深くなったりする度に、ちゅぷちゅぷとお風呂に張った水を指先で叩いた時のような水音が鳴る。その可愛らしい水音を耳を通した聴覚では無く、骨から伝わる振動だけで感じ取っていた。  桜色の瑞々しい唇から蕩けるような"熱"が生まれ、立花はその甘い熱が唇から全身へと広がっていく。  快感や絶頂による全身の脱力とは明らかに違う、温泉に入った時のリラックスのように身体に入っていた力が抜けていった。緊張で少しだけ硬くなっていた唇も更に柔らかくなり、上唇と下唇の間に隙間が出来る程にだらしなく弛んでしまっている。  このまま立花は口付けを受け入れてしまいそうになるが、それを中断したのは意外にも立香の方であった。一部の隙間も無く密着していた唇同士をゆっくりと離すと、彼女の蕩けた瞳をジッと見詰めながら口付けをした理由を告げる。 「はぁ……っ、ごめんね。ずっと独りで頑張ってきた立花のためにも、このまま壊れちゃうのは絶対に見過ごせない。俺も昔は誰にも頼ることが出来なくて、今の立花みたいに駄目になりそうだったんだ。でも、俺はアルトリア・オルタとか他の女の子に助けられたから――今度は俺が立花のことを助けたい」 「~~~~~~~~~~っっッ゛♡♡♡ わっ、私はだいじょぅ――んむっ♡♡ ちゅっ♡♡ ちゅぷぷっ♡♡♡ ちゅぅ……っ♡♡」   自分は大丈夫だと口にしようとする立花の唇は、再び彼の唇によって塞がれた。  自分を偽った言葉を口にしたため、お仕置きのように唇を奪われたのだ。彼女の下唇が彼の唇で挟み込まれ、それが甘噛みとは違う優しい刺激と圧迫感を与える。  立花はビクビクと華奢な肩を震わせ、痺れるような快感に身悶えた。自分を偽ったことを責めるような愛撫であるのに、優しく自分を労わるような優しさが感じられて心地良い。親が子供を叱る時のような、隠し切れない愛情を感じるのだ。 (んぅっ゛♡♡♡ くっ、唇イジメられてるのに、マシュとのキスみたいな気持ちになるっ♡♡ 意地悪なのに、優しいのヘンになっちゃぅ♡♡ んぁ――っッ゛♡♡♡)  何度も何度も彼女の唇を甘噛みした後に、立香は唇を離すとまた話し掛ける。 「ふぅ……っ、立花が自分の本心を見せてくれるまで、二人で気持ち良くて幸せになろう。降参するまで、時間はいっぱいあるから」 「~~~~~~~~~~っっっ゛♡♡♡♡ まっ、まっれぇ……っ♡♡ ――んぐっ♡♡♡ ちゅぅっ♡♡」  ――甘々な恋人同士がするような口付けが再開され、触れ合う唇同士の間から水音が再び響き始めた。

【R18 FGO小説】藤丸 "立花"は、雄に服従する 中編-2

More Creators