――草木も眠る丑三つ時。 太陽が出ている間は『騒がしい』や『賑やか』という表現が良く当て嵌まる"人理継続保障機関 カルデア"だが、流石にこの時間帯になると針を落とした音すら聞こえてしまいそうな程の静けさに包まれていた。 通路の照明も節電のためなのか、最低限の足元を照らす物を残して消されている。人の気配が殆どしない薄暗い建造物には、何故か物寂しさのようなものを覚えてしまう。 草木も眠る丑三つ時という言葉の通り、既にサーヴァントや職員達の殆どが夢の世界へと落ちており、発生した特異点に異常が起こっていないかを観測する最低限の人員を除き、今の時間帯に起きている者は殆ど居なかった。 "一部"、昼間よりも夜の方が元気な俗に言う夜行性のサーヴァントも居るにはいるのだが、その者達も与えられた自室で静かに過ごしていることが多い。月見酒に原稿執筆、魔術やゴーレム研究など、思い思いの時を過ごしていることだろう。 たまに夜中に騒ぎを起こすサーヴァントが居たりもするが、風紀を守る"源氏の棟梁"などによって物理的に鎮圧されていたりするらしい。本人が"エロい"という点で一番風紀を乱していることに目を瞑れば、やろうとしていることは本当に立派である。 並行世界に於ける風紀委員長な源氏の棟梁は、毎日のようにマスターの上でスケベで豊満なボディを揺らし、自分から風紀を乱していたりするのだが……それもこちらの世界線では関係の無い話だろう。 兎にも角にもこの時間帯に出歩いているのは極僅かであり、生前の頃からの習慣なのか『巡回』と称して見回りをしている婦長――フローレンス・ナイチンゲールが、旧式のランタンを片手に通路を歩いていたりする位である。 流石の風紀委員長も鋼鉄の意志を持つ彼女のことは、止めることが出来なかったようだ。 そんなナイチンゲールの『カツカツ』というブーツの靴底が床に接触する子気味良い音が、通路全体に響き渡る。文字通り"不眠不休"で人々を癒すこと命を掛ける、苛烈でありながら天使のような慈愛に満ちた婦長が通り過ぎ、静まり返った通路には等間隔で扉が立ち並ぶ区画――通称"居住区"があった。 居住区とは読んで字の如く、人々が寝泊まりするための場所である。 本来ならばこの居住区には"四十六人"のマスター候補生を始めとした多くの職員達が寝泊まりする予定だった。しかし、人理継続保障機関カルデア――延いては人理の裏切り者であった"顧問 レフ・ライノール"によるマスター候補生を中心としたカルデアの人員の大半を爆破する事件があったために、実際に使用されている部屋の数自体は少ない。 使用数自体がそもそも少ない居住区であるが、部屋の防音がしっかりとしているせいか、居住区の通路に立っても物音は一つとして聞こえて来なかった。本当にこの区画に誰かが寝泊まりをしているのかと、疑問符を浮かべてしまいそうな程である。 そんな数少ない使用されている部屋の中には、日中になると多くのサーヴァント達が出入りしている部屋があった。そこはサーヴァント達の契約者である"マスター"の自室であり、日中に賑やかで明るい雰囲気の場所なのだが…… ――今は仄暗い陰鬱な雰囲気に変わっていた。 「――――っ」 電気が全て消された真っ暗な部屋の中には、赤毛の少女がベッドの上で膝を抱えて震えている。 上下の歯同士が小刻みにぶつかりカチカチと音が鳴っているのだが、その身体の震えは寒さによるものという訳では無い。肉体的なものでは無く精神的な恐怖や重圧に耐えるため、防衛本能によって起こる震えである。 昼間は何とか取り繕いながら生活していたが、一人だけになった瞬間に今のような状態となってしまったのだ。本当は少しでも休んでゆっくりと睡眠をとるべきなのだが、神経が過敏な状態から治まってくれない。 眠りたいのに眠れないまま、朝が来るのをただジッと待っていた。 「だっ、だいじょうぶ……っ。わたしはまだがんばれる――ッ」 シンと静まり返った部屋に、彼女の弱々しい声が響く。 赤毛の少女のトレードマークであるサイドテールは解かれ、太陽を思わせる綺麗な瞳も濁りくすんでいるように見える。コンシーラーで隠されているが目の下には隈が出来ており、今日のような眠れない状態になったのが、初めてでないことが窺える。 普段の真夏の向日葵を思わせる眩しい笑顔はどこにも無く、カルデア職員やサーヴァントが今の彼女を見れば、本当に同一人物なのかと疑ってしまいそうな程である。 ――端的に言ってしまえば、少女の心は疲れ果てていた。 このような恐慌状態に近い感じになってしまったのは、彼女の心が弱かった訳では断じて無い。寧ろ心が強かったからこそ、ここまで擦り減りショート寸前まで摩耗してしまったのだ。自分で抱え込めるだけ抱え込んだ状態で全力で走り続けてきたからこそ、足を止めてしまった瞬間に疲労を身体と心が理解してしまったのである。 限界を超えて戦っていたボクサーが一度でもダウンしてしまったら、立ち上がれなくなるのと原理はだ。少女の場合は肉体的な部分も確かにあるが、何よりも精神的な部分で参ってしまっていた。 それは並行世界の同一存在である"黒髪の青年"も一度は陥ったものであり、彼の時には"黒い騎士王"がその美しい肢体と優しさで癒してくれた。 しかし、彼女の場合は"恋人"であるマシュ・キリエライトに頼るよりも頼られる方が多かったため、自身の弱みを見せることが出来なかった。 ――その結果、少女は弱音を吐けない子になってしまったのだ。 『大丈夫』、『平気だよ』、『心配しないで』、『まだ頑張れる』――これら自分を偽る言葉は、世界を救うために時代や国を超え"特異点"を修復するために、文字通り昼夜を問わず奮闘する"人類最後のマスター 藤丸 立花"の口癖となっていた。 自分を献身的にサポートしてくれるカルデアの職員達を、自分に信頼して力を貸してくれるサーヴァント達を――そして、大切な恋人である"マシュ・キリエライト"に余計な心配させない為に、自分は大丈夫だという言葉を何度も口にするようになったのだ。 それは周りの人達に向けた言葉では無く、自分に対して言い聞かせた言葉である。 世界の危機を救うという"重圧"や目の前に何度も迫る"死"を前に、数か月前までどこにでもいる一般人であった少女が平気な筈も無かった。平気そうな自分を偽るために仮面を付けて取り繕う中で、心という消耗品は少しずつ消耗して壊れていく。 並行世界の"藤丸 立香"であれば、愛してくれる女性サーヴァント達と心を通わせながら身体も繋がることで、壊れてしまいそうだった心を回復させることが出来た。慰めエッチなどという言葉があるように、裸で肌を触れ合わせることは想像以上の癒しになるのだ。 今では少々――否、"性の怪物"と呼べる程の変貌を遂げ、快楽天のビーストすら肉便器の如く扱う異次元の存在になってしまったが、少なくとも当時のマスターの心を救ってくれたのは、"黒い騎士王 アルトリア・オルタ"を始めとした魅力的な女性達である。 しかし、こちらの世界に於ける藤丸 立花には、心を通わせる相手が確かに居るのだが、弱い部分を曝け出すことが出来ていなかった。誰にも心配を掛けたくないという少女の"優しさ"が、本音を吐き出す場所を奪い去ってしまっていた。そして、立花の不幸だった所は、人よりも仮面の付け方が上手かったことだろう。 元来の明るく快活で前向きな少女というイメージが、周囲の人間に無理をしていることを悟らせ難くしていた。痛いことや苦しいことを心の奥底にひた隠し、本当の弱い自分を隠し続けていたのだ。 「はぁ……っ、はぁ……っ。苦しい、苦しいよぉ――」 故に藤丸 立花が迎える結末は当然の如く"限界"だったが、それを知っていた者も僅かに居る。 その者とは―― 「――うーん、騙し騙しでここまでは来れたようだけど……たははっ、いよいよマズそうだ。この状態のまま次の特異点に挑めば、まず間違いなくカルデアは敗北する。いやはや絶体絶命だね」 無数の花が咲き誇る花畑の中に聳え立つ白塔に住む白髪の男は、健気で優しく頑張り屋な少女の憔悴した姿を無感情に見詰めている。花の魔術師と書いて"ロクデナシ"と読むマーリンであり、彼は英雄王 ギルガメッシュと同じ"未来すら見通す瞳"を持つ者である。 彼はいつものように、"碌でもない解決策"を思案していた。 『ボクとしてはこのまま彼女が、ここで潰れてしまっては困る。それでは"美しいもの"を見ることが出来なくなってしまうからね。さてと解決策は――』 花の魔術師がこの問題を解決しようとしているのは、藤丸 立花のことを心配しているからでは無い。 自分が見たいものが見れなくなってしまうのは嫌だという、至極自分勝手な理由である。結果的に立花の心が救われることになるかも知れないが、それは自分の欲望を満たすための手段でしかないのだ。 そんなロクデナシが解決策を"視よう"としていると、"同類"から高度な魔術を用いた通信が届いた。 『あーーっ、聞こえているかい? ボクの魔術は完璧だから、聞こえてない筈が無いんだけどね。まぁそれは良いとして……可愛いくて世界一幸せ者なボクが、キミの悩みを解決する方法を持ってきたよ! 誰も不幸にならない、気持ち良くて幸せになれる方法がねっ♡♡』 通信の相手は自分が仕えた騎士の王と非常によく似た声であり、ある意味で最も信用が出来る相手であった。違う世界線で性別が違うことを除けば、ほぼ同一の存在であるのだから当然だろう。 同族嫌悪なのか少しだけ嫌そうな表情をするマーリンだったが、相手が自分と同じく無意味なことはしないと知っているため、半ば採用することになると確信している解決策とやらについて確認をする。 「一応、聞かせて貰いたいんだが、本当にこちらのマスターが元気になる保証があるんだね?」 マーリンの問い掛けにクスクスと笑った通信相手は、自信満々に『イエスっ♡♡』と返答するのだった。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― マーリンの通信相手が自信満々に言った通り、この時間だけ立花は心の重圧から解放されていた。 「――ぃッ♡♡ イクぅ……っ♡♡♡ イクぃクィクゥ――ッ゛♡♡ イ゛っク゛ぅぅ゛うう゛ぅ゛ぅう゛う゛ぅぅ゛ぅ゛うぅ゛う゛ぅぅ゛~~~~~~~~~~っっッ゛♡♡♡♡」 部屋中に響き渡るような、濁音の混じったメスの甲高い絶頂報告。 無毛の恥丘の下にある濡れそぼったイヤらしい割れ目から、透明な体液を間欠泉のように噴き出す年若い赤毛の少女。彼女は少しでも快感を逃がすためなのか腰を限界まで浮かせ、肉付きの良さとしなやかさを兼ね備えた思わず生唾を呑み込む程にエッチな下半身をガクガクと震わせていた。 つま先立ちの状態でブリッジでもしているかのような淫らな体勢は、十八年近く生きてきた中で一度もしたことが無い酷く無様で淫靡なものである。"仰け反り絶頂"という本当に気持ち良くなっていないとしない体勢は、既に快楽に敗北していると言っても間違いでは無いだろう。 衣服に収まり切らずに零れた大きな乳房が、荒い呼吸に合わせてふるふると震えながら上下している。 「ぃ゛っ♡♡♡ ィクぅっ♡♡ ぅ゛ッ♡♡♡ はぁ゛ーーっ♡♡ はぁ゛ーーッ゛♡♡♡」 辛うじて履いている黒タイツもその殆どが破られ、搗き立てのお餅のように白くきめ細やかで汗に濡れた素肌が見えてしまっている。破られたタイツは生地の性質上、大小様々な丸形の穴を幾つも空けており、完全に破かれずに残ったタイツの一部が雪のように白く柔らかなモチ肌に『ムチッ♡♡♡』と食い込んでいた。 若さ故の特権のなのか――弾力に富んでいながら柔らかい肌は、正しく反則と言って良いだろう。 しなやかでありながらムッチリとした生足をそのまま晒しているよりも、破れた黒タイツを履いている方が淫靡であると感じるのは不思議である。それは素肌が隠れていることが逆に想像力を掻き立てることと、タイツの一部が太ももの柔肉に食い込んでいるため、見ているだけで"柔らかさ"を感じるからだ。 ふるふると揺れる大きな乳房を目にした時と同じように、太ももであっても柔らかな女の肉を見るとオスの情欲は無条件に高まるのだと考えられる。 「はぅ゛……っ♡♡♡ ぃッ♡♡ ィ゛ク……っ゛♡♡♡ きっ、気持ち良ぃのぉ゛っ♡♡ ぉまんこぉ゛っ♡♡♡ ぉ゛ぼえちゃったぁ……っ゛♡♡ ぁひ――ッ゛♡♡♡」 純白のシーツに立花が噴き出した透明な体液が、びちゃびちゃと淫らな水音を立てながら零れ落ち、潮や愛液の混じった大きな染みが出来上がる。既にシーツの吸収能力を超えてしまっているのか、彼女の股下には愛液と潮の混じった淫らな水溜まりが作られていた。 雪上を思わせる真っ白なベッドの上が、お漏らしでもした後のような状態となっている。 "潮吹きお漏らし"の跡からは尿特有のアンモニアの刺激臭とは全く違う、微かに磯を連想させるメスの淫らな匂いが立ち昇っていた。もしもの話ではあるが室内の気温が低ければ、間違いなく湯気が立っていたことだろう。 立花は赤毛を激しく左右に振り乱しながら、快感に耐えようと無駄な努力をしている。 しかし、どれだけシーツを握り締める指先に力を込めたとしても、絶え間なく押し寄せる絶頂の波が治まってくれることは無い。深い絶頂を重ねる度に自分と恋人が行っていたセックスが"遊び"に近い行為であったと、身体と心に深く刻まれながら教え込まれる。 全身が緊張するような絶頂を迎える度に、甘い痺れ程度であった恋人であるマシュ・キリエライトとの絶頂が"軽イキ"であったのだと理解らせられていた。心を通わせ合う愛情を確かめ合うエッチとは違う強烈な快楽に、全身をビクビクと震わせる立花は思わず"負け"を認めてしまいそうになる。 それどころか甘イキレズエッチのことを忘れ、男の太指にオマンコを穿られる快楽に上書きされていた。 「わすっ♡♡ わ゛すれるぅ゛……っ♡♡♡ マシュとのせっくしゅ゛ッ♡♡♡ オマンコいじりでわしゅれるぅ゛……っ゛♡♡ ぅあッ゛♡♡♡ ぁ゛っ♡♡ ――ぁひぃ゛ッ♡♡」 匂いという嗅覚で認識する筈の感覚なのに、何故か味覚の甘いと感じる年若いメスのフェロモン臭は、子宮一杯に精液を注いで欲しいと本能が求めてしまっている証である。精一杯、匂いという武器を使って相手に『交尾したいですっ♡♡♡』と、耳の裏や腋、太ももの内側といった全身から、濃密なメスフェロモンを溢れさせていた。 ベッド全体が立花の甘酸っぱい匂いのする汗や粘っこい蜜のような愛液、潮などの体液でびちゃびちゃに濡れている。お皿の上に載せられた極上の肉料理が美味しそうな食欲のそそる匂いを放つのと同じように、濡れたシーツ全体からメスの淫らな発情フェロモンと共に、オスの性欲を煽る甘い香りが漂う。 既に匂いという本心を偽れない部分で負けを認めてしまっているが、彼女は声だけではあるが今も快感を与えてくる相手に指を止めて欲しいと口にする。 「ゆっ、ゆびぃ……っ♡♡♡ ぉ゛っ♡♡ お゛まんこのナカっ♡♡ ナカでぇ……っ♡♡♡ ク゛チュク゛チュとめれぇ゛ッ♡♡♡ ぉ゛っ♡♡ おねがぃ……っ♡♡♡ きゅっ、きゅうけぃ――っ♡♡ ぃっ♡ ぃひっ♡♡」 無意識の内にオスに媚びを売るような甘ったるい声を出す立花は、自分を簡単に絶頂へと導く太指の動きを止めて欲しいと懇願する。本人の"理性"は本気で愛撫を止めて欲しいと思っているのだが、"本能"の方は既に白旗を挙げて降伏していた。 途切れそうになる意識の中で、愛撫が上手過ぎる立香への悪口を頭の中で考えている。 (オマンコの弱点っ♡♡ 見付けるの上手過ぎぃ……っ♡♡♡ あっ♡♡ あぅ……っ♡♡ 絶対っ♡♡ 浮気ばっかりしてるヤリチンだよっ♡♡ いっ、色んな女の子のおまんこで、いっぱい経験値稼いでるっ♡♡♡ んひぃ――っッ゛♡♡ むっ、無理矢理おまんこ弄りで発情させて、和姦レイプしてるぅ……っ♡♡♡ だっ、だから恋人いっぱいいるっ♡♡) 「またしおふきっ♡♡ しおふきぃっ♡♡♡ へっ、ヘンなの覚えさせないれぇ♡♡ マシュにバレるっ♡♡♡ ほっ、他の人とスケベなことしたのバレちゃぅ……っ♡♡♡」 "まだ"指を挿入されただけだと言うのに、彼女の恋人であるマシュとのレズエッチよりも気持ち良くなってしまっている。マシュの優しく気遣いに溢れた甘々な愛撫よりも、女の感じる場所を完全に理解した青年の指使いの方が快感が何倍も強かった。 その事実を認めないようにと抵抗しているのだが、絶頂の度に鋼のように硬い心が溶かされていく。 (みっ、認めちゃらめっ♡♡ らめぇ……っ♡♡♡ わっ、私の方がヤリチンな立香よりもぉ――っッ♡♡♡ マシュを大事にぃっ♡♡ ぃひっ♡♡♡ マシュとのエッチの方が気持ち良ぃっ♡♡♡ 気持ち良いもんッ♡♡ ゆっ、指なんかに負けなぃ……っ♡♡♡ ぁひ――ッ゛♡♡♡) 普段は立花の方がマシュに対して"攻め側"であることもあり、打たれ弱いことに気付け無かったことも大きいだろう。自分が全身敏感で受け体質なドスケベボディであったのだと、今更になって気が付いてしまったのだ。自分が男に組み伏せられて精を注がれ、子供を孕み産む"メス"だと思い知らされている。 半強制的に"弱々なメス"であることを立花に理解らせた強いオス。 "黒髪の青年――藤丸 立香"は、先端まで真っ赤に染まった彼女の耳元に唇を近付け、負けを認めるように促す。今直ぐにでもG-スポットをイジメられると意識させるように、指先はイジメられ過ぎて腫れぼったくなってしまった膣入り口直ぐの恥骨側に触れている。 「……リッカが"降参"すれば良いんだよ。"そっちの世界"のマシュとするレズエッチより、俺にオマンコ指でホジられる方が気持ち良いって本気で認めてくれれば良いんだから。指で駄目だと……今度は本当にチンポで浮気エッチになっちゃうよ?」 それは彼が鬼畜でサディスティックな性格であるからという訳では無く、この二人だけで囚われた状態から解放されるための"条件"であるからだ。犯人にキツい"お仕置き"をするためにも、早くここから出ようとしている。 立香の降参を促す言葉に対して、立花は首を左右に大きく振る。 「~~~~~~~~~~っっッ゛♡♡♡♡ ちっ、チンポは駄目っ♡♡ ぜったい駄目ぇ……っ♡♡♡ ぃっ、いまっ♡♡ 挿入れられたら絶対に赤ちゃんデキるっ♡♡♡ しっ子宮からタマゴ絶対に出ちゃうからぁ……っ♡♡ 違う世界の自分と、相性ばっちり赤ちゃんデキるっ♡♡♡ うぁ――ッ♡♡」 子供を作りたがってる孕みたがりなドスケベ子宮に、ペニスを挿入してはいけないと口にする。言葉だけなら明確な拒否をしているようにも聞こえるが、声色には期待感や雄への媚が確かに感じ取れた。 しかし、幾ら彼女の理性がセックスをすることを拒んだとしても、この空間から出るためにはどちらかが相手に対して、心の底から本気でエッチで負けましたと降参する必要があることは変わらない。互いに恋人がいるため、本気で負けて降参することが出来ないのにも関わらず。 ――それは本気で負けを認めてしまえば、恋人よりも気持ち良かったと認めてしまうからである。 立花は必死になって心を奮い立たせ、大好きなマシュのためにも負けないと口にした。それが更なる快感へと誘うと知りながら、それでも引くことは出来ないのだ。 「~~~~~~~~~~っっ゛ッ゛♡♡♡♡ やっ、やらぁ……っ♡♡ そっ、そっちが負ければ良いでしょッ♡♡♡ ぃひっ♡ ぃ……っ♡♡♡ りっ、立香のお嫁さん達よりッ♡♡ 私の方が魅力的だって言ってくれればぁ……っ♡♡♡ ぁっ♡♡ あっ♡♡ あぁッ♡♡♡ ゆびぃ……っ♡♡♡ まっ♡♡ またぁ――っ゛♡♡♡」 ――くちゅッ♡♡♡ くちゅっ♡♡ くちゅ……っ♡♡♡ 粘っこい交尾用の蜜で満たされた膣内に挿入されていた指が、再びイヤらしい水音が鳴る程に動かされる。今までの弱点を開発して快感を与えるだけの愛撫では無く、意識が飛ぶような強い絶頂へと導くための乱暴な愛撫であった。 弱点として開発したG-スポットを爪先でカリカリと引っ掻き、恥骨を膣の内側から押し上げる。それはG-スポットを刺激すると同時に、尿道を恥骨と指先の間で圧迫する行為であった。何度も潮を噴く中で覚えてしまった"癖"であり、立花は再び腰を大きく反らしながら『ぷしゅっ♡♡ ぷしゅッ♡♡♡』と、潮を噴き出してしまう。 大きく開いた口から唾液濡れの舌先を突き出し、濁音の混じった本気の喘ぎ声を出す。 「ぁっ♡♡ くりゅっ♡♡ またくりゅぅ゛――っッ゛♡♡♡ ぁっ♡♡ あッ゛♡♡♡ ぁひッ♡♡♡ あぁ゛あ゛ぁぁ゛あ゛あぁ゛ぁ゛ぁぁ゛ああ゛ぁぁ゛ッ゛♡♡♡♡」 立花と同じように立香もまた負けず嫌いな性格であるために、自分が負けを認める気は無いという言葉よりも明確な答えを行動で示す。"立花"と"立香"は互いに負けず嫌いであるがために、泥沼の勝負をするしか無い。 「イ゛ク゛っ♡♡ イ゛って゛るぅ……っ♡♡♡ おまんこ弱点っ♡♡ ガリガリしに゛ゃぃ゛れっ♡♡ あ゛っ♡♡ ぁ゛ッ♡♡ あ゛っ♡♡ まらっ♡♡♡ まらィク゛――ッ♡♡♡ イ゛~~~~~~~~~~っっッ゛♡♡♡♡」 ――そして、勝敗の結果は、既に決まっている。