今回は過去の自分をなぞり、自己分析を行っていきたいと思います。
来週はちゃんとメイキングに戻ります!!
まず、このファンボックスでは作画動画や自分の練習などを載せていますが
基礎ができた状態の練習法と基礎ができる前の練習法や書き順というのは
違うのではないか!?ということに気付きました。
例えば手が速くなりたいと言う質問には
「なるべく下書きを書かないこと」と伝えています。
それは僕がアニメーターだった頃、そう言われたからでありまたその効果があったから。
しかしこれは、基礎として研修の期間の数カ月間ひたすらに1ミリのズレもなく綺麗な線をなぞる練習をした次の段階の話でした。
果たしてまだ基礎ができてない頃から下書きを書かないことを推奨していいのか、微妙なところです。
その人の手は早くなると思うのですが作品のクオリティーが下がるのが目に見えています。
最初は丁寧に描き、よく観察と練習して基礎を積み上げる事の方が重要ですよね。やっぱり。
そこで今までの自分の歩みを振り返るとともにその頃にどんな練習をしていたか、どんな本を読んでいたか、どんな絵を描いていたか、どんなことを考えていたか、何に影響されたかなどまとめていきたいと思います。
関係ない話もたまに混ざります。
■■■■ 過去回想 幼稚園~専門学校編 ■■■■
■幼稚園時代
兄も絵が好きで一緒によく落書きをしていました。
さすがにこの頃は絵が上手いとかそういう次元ではありません。
ごくごくよくいる普通の幼稚園児の落書きをしていました。
■小学生時代
この頃はSDガンダムやクロノトリガー、漫画のキャラなどを模写してました。
卒園した幼稚園でお絵描き教室をやってたのでそこに通うことに。
動物も好きだったため動物図鑑の模写をよくやってました。
もう一歩進んで油絵などの絵画コースもあったのですが気が乗らずそのまま辞めてしまいます。
今思えばやっておけば良かったな。
この頃AKIRAの映画を見て衝撃だったのを覚えています。
内容があからさまに子供向けじゃないんだろうなというのを感じ、夜にこっそり録画したAKIRAを一人見返してたりしました。
■中学生時代
エロゲにハマりそのキャラや、当時放送を開始したエヴァや連載中のゾンビパウダーの模写などをしていました。
この頃まで使った画材は鉛筆とシャーペンくらいです。
・ゾンビパウダーの主人公
漫画家に憧れたのか漫画を描こうとしますが最初の4コマくらいで挫折した覚えがあります。
好きなキャラクターや漫画の模写もよくしてましたがぽつぽつと真似してオリジナルのキャラを書き始めます。
・でかい剣にガイコツ戦士。この頃から今の趣味とあまり変わらなかったのが垣間見える
・オリキャラ。90年代なので肩当てとかはスレイヤーズや爆裂ハンターの影響かな…
■高校生時代
思春期だったのでオタク文化が恥ずかしく感じ始める。
初めて絵を描くことから離れた時期です。
アニメが特に恥ずかしく、ビデオレンタル屋のアニメコーナーに近づくと脂汗が出てくるほどでした。
一方漫画はばりばり読んでいてブックオフに出かけては大量に漫画を買ってました。
僕が今でも尊敬してやまない作品のバスタード、ベルセルク、AKIRA(漫画)、ナウシカ(漫画)、攻殻機動隊はこの頃影響されたもので今なお心に強く残っています。
一時期、絵は描かなくなっていたものの進路を決める高校3年の夏。
寺田克也さんの描いた雑誌の表紙絵を見て初めて職業としてイラストレーターになりたいと思いました。
進路を決めてからはまたラクガキを始めます。
・ギルティギアゼクスのザトー。毎日のようにゲーセンに行っていたので。
・オリキャラ。角や鳥が全然実物を観察してないですね。
他の勉強は全くしたくなかったため専門へ進路を決め、当時売っていた寺田さんのメイキング本を読みながらイラストを描くためのパソコンを買います。
描く工程が書かれているたので手順も含めまるまる模写したりしていました。
・まだペインターを持ってなかった頃何かのソフトで塗った最初のデジタルイラスト。
・学校に入る直前の年賀状。羽がまったく描けませんでした。
・お絵かきBBSの絵。当時はゲームのHNがそのままPNでa'jという名で活動してました
専門学校へ行くまでの間はそのパソコンで独学でイラストの勉強を始めした。
ホームページを作り絵を載せたりお絵描きBBSで学生ならではのウザ絡みをしてました。
情報面ではあった方が良かったと思うものの、発信面では本当に学生の頃にTwitterが無くて良かったと思ってます。
イキったこと言って炎上なんかしてたら心折れてたかも……
■専門学校時代
高校時代は何も活力なく友達とゲーセンに行くか麻雀するかしかない活力なき灰色の時代でしたが、専門学校に入ってからはのめり込むようにひたすら絵を描きました。
僕の行った専門学校ではパソコンを使うのはデザインの授業のみ、イラストの授業は全てアナログでした。
リキテックスやガッシュ、カラーインクなどアナログ画材を使ったのはこの専門学校時代のみです。
授業では線画をトレスしてから2-30時間かけて写真のように塗っていくリアルイラストなどがメインの授業でした。
観察の重要性を教えるとともに画材の使い方も教えるのにはいいのでしょうが、
もともと模写が好きで今後デジタルのみで絵を描いていった自分にはそこまで成果はなかったようです。
・リキテックスのリアルイラスト。30時間くらい塗ってます(一年時)
・石膏デッサン。デッサンは普通に勉強になりました。(2年時)
・カラーインクと色えんぴつの授業。
学校の授業よりは、趣味で描き続けていたデジタルの絵や書き溜めたスケッチブックの方が絵の上達に寄与していたと思います。
この頃はオリジナルのイラストも描きつつ、人の絵をそのまま模写するのでなくタッチを真似たりしていました。
強く影響されたのがギルティギア、カプコンデザインワークス、ラグナロクオンライン、キム・ヒョンテさんなどです。
・ギルティギアのキャラ(1年時)
・ラグナロクオンラインの友達のキャラ(2年時)
・卒業前の学校のポストカードのコンペ用のイラスト(2年時)
寺田さんが参考にしていたという人体解剖図の本
・やさしい美術解剖図
https://www.amazon.co.jp/dp/4837302025/ref=cm_sw_r_tw_dp_RItcGbG9K3CED
を読み筋肉の配置を見なくても描けるようになるまで何度も何度も模写したものです。
今なら他にもいい本がでてるので解剖図でおすすめなのは
・スカルプターのための美術解剖学
https://www.amazon.co.jp/dp/4862463606/ref=cm_sw_r_tw_dp_PHtcGbGHB83D4?_encoding=UTF8&psc=1
です。
他に読んでいたのは
・やさしい人物画
・鉛筆で描く
・人を描くって楽しいね!
などです。どれも名著ですよ。
この頃覚えたことは今でも記憶に刻まれて役に立っています。
そして筋肉の解釈の補助となったのがアニメ的にデフォルメされたギルティギアやカプコンの絵柄だったのです。
また、学校の図書室にいき建築パースの本を何冊も読み3点透視図の基本的な作画法などを覚えました。
(しかし画角のことはこの頃は知りもしなかった)
・筋肉のパターンを覚えるためにたくさん描きました。
・写真の模写。実物のデッサンをやるよりは写真をたくさん模写する方が効率はいいのかなと思います。
・街を描こうとして挫折。最近はパースは適当に感覚で描いてしまってますが
しっかり3点透視図法の描き方を理解しようと手順を守って頑張ってました。
・オリジナルキャラも大分見れる感じになってきました。
しかし……一年の頃は頑張ってましたが2年目以降はだれてしまい学校にはなるべく行かなくなります。
卒業できるぎりぎりの出席日数をいつも計算してました。
特待生を狙ってたのですが成績が足りず選考から外されたため目標がなくなり学校へのやる気がなくなりました。
学校とは関係ない自分の絵の方は楽しかったので変わらずめちゃめちゃ描いてました。
専門でも大学でも行ってる人に確実に言えるのは授業だけじゃ全然足らないということです。
家に帰ってからも是非たくさん自分の好きなものや必要な練習画を描いてみてください。
自分の行った専門学校の授業内容は満足してないしデジタルイラストの授業がなかったので書くほどでもないですが、唯一助かったのは就職の斡旋です。
ゲーム会社二社の面接で落ちてから学校の紹介でパチンコの下請け制作会社に就職が決まります。
この頃はゲーム会社が今ほど数がなく、1クラスにゲームかパチンコ会社に入れる人が数人いるかなという感じ。
イラストレーター(ソフトの)を使ったグラフィックデザインの授業もあったのでほとんどの人は印刷かデザイン関係の会社へ就職していました。
就職率自体は高かったのでその点は専門学校として責任を果たしていたと思います。
ちなみに卒業してすぐフリーになれる人や在学時代から仕事を受けてるような人はまず居ませんでした…!
もちろん今でもそういう人は珍しいのですが学生でも仕事をしてる人も増えたので随分時代が変わりましたね。
やる気の出なさは卒業まで続き、結局卒業制作は完成しないまま中途半端なまま卒業に。
そして、この頃は絵描きあるあるの「終わらない病」にかかってました……
うまくいく絵はいいんですが、うまくいかない絵は誰にも見せたくないし手もつけたくなくて進められなくなっていたのです。
・卒業時の自画像用の線画。確実に描いた分は上手くなったのかと思います。
・B02枚サイズの卒制のラフ。背景はやはりまだ苦手でしかもアナログイラスト…
まったく思った通りに塗れず結局時間が来ても完成しませんでした。
気に入らないイラストは完成しない。
そんな状態で就職して大丈夫なのか?
もちろんダメでした
ということで再来週は挫折の連続、就職~イラストレーター編お届けします。