(後編)Twitterに漫画を描くうえで見られやすくなる気がすることのメモ 印象編
Added 2021-09-26 09:54:34 +0000 UTCこんにちは。福田ナオです。
こちらは「ご主人様プラン」以上のご支援者様限定の記事です!いつもご支援ありがとうございます。
前回の↓の記事の続きです。
fanbox post: creator/3127566/post/2644295
いちおう1年間Twitterに何かしらの落書きをアップし続けてきた経験から、
「こういう感じだと見られやすいかも」と思っていることをざっくりまとめていきます。
前回の記事では、
Twitterでたくさん見てもらいやすい投稿の共通点として4つのポイントを挙げてみました。
【バズっている投稿にありがちな要素】
①書かれている内容に知名度がある
②書かれてる内容が自分の経験にリンクする
③一目でわかる
(④クイズ的発見の面白さがある)←これは応用編
で、前回は①②について思うところを述べてみました。
【前回説明した上記の①②についておさらい】
①書かれている内容に知名度がある
⇒誰もが知っている内容のほうがたくさんの人が理解できて、拡散されやすい。
そして、知名度があるかどうかを判断するのが結構難しい。
②書かれてる内容が自分の経験にリンクする
⇒「わかる~」「あるある~」って言ってもらえるとRTに結びつきやすい。
逆に、自分だけがわかる話、ちょっと特殊かもしれない感性を前面に出すと、読者に「え?どういうこと?」と思われてしまい、反応を得づらい。
まあこれはあくまで「私が感じている傾向」に過ぎないので、
これが絶対の論理では当然ないですし、
「この論理から外れたもの」や「人から反応が得られなかったものがダメ」ということでもありません。
ということをふまえつつ、
今回は引き続き③一目でわかる④クイズ的発見の面白さがある
について、考えていることを書いていこうと思います。
③一目でわかる
Twitterの漫画とかは特にそうなんですけど、
パッと見て「何を話しているのか」「どこがおもしろいのか」がなんとなくわかるようなモノがウケやすいな~と感じています。
なぜならTwitterでは、
読者さんに歩み寄ってもらって、考えてもらって……というプロセスは基本的には使えないからです。
ご自分がtwitterを読んでいるときの気持ちを考えてみるとお分かりになるかと思うのですが、
ひとつひとつのツイートを丁寧にじっくりご覧になってはいないのではないでしょうか。
あらゆるツイートはすごく脊髄反射的に「おもしろい!」「かわいい!」「エロい!」みたいな気持ちで見られることのほうが多いのではないかと思っています。
だから基本的にはその反応速度に合わせるべく、わかりやす~~~くわかりやす~~~く作るといいと思います。
さっそく例を見ていきますが、
今回はあえてわかりにくかったかな~という悪い例からお出ししてみようと思います。
【良くなかったかな~と思う例】
twitter post: 1375147763176853504
↑3月に描いた4コマですね。
この話の内容は「友達と遊びたいけど、会話のネタが無いから…等のマイナス要素ばかりが気になってしまい、結局誰も誘わず一人で遊びに行ってしまう」ということですごく気に入っているエピソードです。
しかし読んでくれた方がその内容をパッと見で理解できるか?という観点で見ると、少々厳しい。
なぜかというと、たくさん書かれた文字情報を読んでいただいて初めて内容が伝わる作りだからです。
あと、このマンガをパッと見した時に一番わからないものがあります。
それは…
果たしてこのマンガを読んだら自分は面白い読書体験を得られるのか!?
ってことです。それがパッと見でわからない。
言い換えれば、
「パッと見た感じつまんなそう」
……ってことです。
単調なコピペで作ってあるので絵面に緩急がほとんどなく、退屈な画面になっています。
本来、「パッと見でなんか面白そう!!」と思っていただければ、文字情報の部分もきっちり読んでいただけると思うのですが、
それが伝わらないとそもそも読んでいただけない…という…のがあるんじゃないかな…と思っています。
【良くなかったな~と思う例②】
twitter post: 1370063457962237952
↑これは「無料漫画アプリの広告で気になった作品を、アプリでちまちま見るのがダルいから漫画喫茶で一気読みしにいくぜ」っていう話で、私はこれ結構悪くないかな~と思ってたんですが・・・
「快活クラブってなんですか?」ってリプライをいただいて、やっちまった~と思いました。
たしかに快活クラブって言っても伝わらないかもしれないし・・・。
仮に快活クラブがわからなかったとしても、漫画喫茶に行っていることが一目でよくわかるような絵の作り方をすべきだったんですよね。
オチで「どゆこと?」ってなっちゃう人がいるのは、悔しい・・・。
Twitterのスピード感だと、
わずかでも「ん?」と疑問を挟む余地が生じてしまうと即座に反応が激減する印象です。。。
【良かったと思う例】(前回同様、手前味噌で恐れ入ります)
twitter post: 1434111233259573250
↑カバー裏におまけがあると嬉しいよねという話。
見た瞬間0.1秒で分かっていただけるよう、
余計なことを語らずほぼ全部絵だけでやっています。
結局これが一つの回答なんですが、
普遍性のある事柄を漫画にしようとすると、あんまり言葉がいらないな~と思います。
それでもちゃんとわかっていただけるように作れてしまうんです。
なにか捻くれた理屈をつけるから、
ごちゃごちゃと言葉で語る必要が出てきてしまうという話で……
その捻りのほうが個人的な好みとしては好きなんですけどね。。。
【良かったと思う例②】
twitter post: 1411352165075939329
↑「ソシャゲの起動ボイスをかるたにして遊んでみた」
という話です。
これはやっていることは結構込み入ってるんですけど、
ど~~~しても漫画にしたかったので、普段とやり方を変えて複数ページにしました。
複数ページにすると、
1ページあたりの情報の密度を下げることができて、わかりやすさ・読みやすさがアップすると思っています。
(その分途中で飽きて離脱されるリスクも増えますが・・・)
また、動画や漫画を作っているときは、
注釈とかテロップ芸みたいな本筋とは違うところで炎上対策や小ネタをつっこみたくなります。昔の冨樫義博みたいな、コマの外に作者目線のコメントがついてるみたいなやつですね。
それも本筋のわかりやすさを殺してしまうので基本は避けています。
ですが今回は版権ものを使っているセンシティブな内容であり、かるたってどうやってるの?というのがすごく難しい内容だったのでどうしても注釈をやりたかった・・・
なので、4ページ目に文字をいっぱい書いた注釈用のページを作ってそこに情報はぜんぶ入れ込むという対策を取りました。
その結果読者の方からいただいた反応は好意的なものであったと感じています。。。
以上の内容をまとめると、
パッと見でわかっていただくためには、
余計な文字情報を削ぎ落して、画面にメリハリをつける…というのが大事だな、
ということでした。
発言を誤解されて炎上しないか?面白さが伝わらないんじゃないか?…
そういった恐怖を避けるために、私たちはいろいろと情報を補足したくなるものです。
ですが、わかりやすくしようとゴチャゴチャ情報が膨れ上がった結果、
結局誰にも見向きしてもらえない……ということもいっぱいあると思います。
バランスが本当に難しいですよね。。。
④クイズ的発見の面白さがある
いよいよ最後のポイントです。
しかし・・・これは結構応用編というか、バズってるツイートがこの法則に則っているかというと、全然そうでないことも多いです。。。
狙ってやるのもむずかしいし…
なのでここはサラっといきます。。。
ツイートが拡散されてたくさんの人に見られる状態=バズ は、
前回の記事でも書いた通り「②書かれてる内容が自分の経験にリンクする(ひらたくいうと共感)」によって起きやすいと思っています。
ですがもう一つ強烈にRTを伸ばす性質があると思っていて、
それが「クイズ的発見の面白さ」です。
さきほどのさんざん述べたわかりやすさと逆行するのですが、
「ちょうどよいわかりにくさ」を持ったツイートを仕掛けて、
読者の「あ!!そういうことか!!!!」というひらめきを誘う。
すると、「俺はわかったけどみんなはどうよ?」と言わんばかりにRTがされる…
ような気がしてます。
「クイズ的発見の面白さ」とはいうものの、
クイズの形式をとっているツイートだけを指すわけではなくて、
クイズを解いたときのようなひらめきの気持ちよさが生まれるもの全般を指しています。
その最たる例が「パロディ」です。
パロディだけどあえてキャラ名も作品名も出さないパロディで、
読者の脳内ではじめて「あ~これってアレのことだよなw」と思わせる…。
『ポプテピピック』がその代表格ですよね。
で、これってちょっと塩梅をミスるとただの「ほとんどの人にとって意味わかんないツイート」になるので難しいです。。。
まさしく、これまで述べた
①書かれている内容に知名度がある
②書かれてる内容が自分の経験にリンクする
③一目でわかる
の要素をきちんと満たしたうえであえて最後の1ピースだけ抜かす…みたいな所業なので、「応用編」と称しているわけです。。。
【良かった例】
twitter post: 1343622865849970688
人生で一番ウケてますねこれ、10万いいねか~~~すげ~
二次創作なので例としてはあんまりかもなのですが・・・すみません。
これはパロディイラストは40分くらいで描いて、テキスト部分に30分以上悩んだのを覚えています。
アカネちゃんの知名度はYouTubeニコニコTwitterともに十分。
お金の話は誰でも実感していることだから響く。
だけど、「これがアカネちゃんパロです」という情報をどこまでつまびらかにするか?悩みました。。。
絶妙に「あ~~あれね!!!!」ってクイズ的面白さを得てほしくて、試行錯誤したんです。
まずテキストに「アカネちゃん」という言葉を入れるか入れないか悩みました。
でもこれを入れないと、「知名度が高いあのアカネちゃんのパロディです」という雰囲気が欠けてしまい、「あ~あれね!」感が薄れる気がしたので入れました。
(二次創作に寛容な作品元とはいえ出典は入れたほうがいいとも思いました)
そしてテキストに「お金がやっぱり結局一番や!」みたいな文言を入れるかというところも悩んだんですが、
ここは悩んだ挙句あえて「世界の真理に到達した」でボカしました。
そのほうが、「世界の真理に到達ってどういうこと?」→「あ~そういうことね!w」っていうクイズ的面白さに繋がると思ったからです。
【良かった例②】
twitter post: 1186126624426622976
漫画の例じゃなくてすみません。でもこれが一番いい例だと思って・・・
ファイアーエムブレムのswitch版…「風花雪月」ですけども、
あれって絶妙に花鳥風月と字面が似てたり、モヤっとしてますよね。
沖縄に出張してた時に、それに似た「寿司風月(風月寿司???)」ってお店を見かけたのでこれはウケるぞと思いました。
ですが、あえて投稿文の中では「風花雪月」という答えは明示せず、
画像を見た人の頭の中で「風花雪月」とリンクさせて「あーあれね!」というクイズ的面白さを感じてもらう仕掛けでした。
【悪かった例】
twitter post: 1347922773541228546
↑これ、良くない例にふさわしくめちゃくちゃ説明コストが高いんですけど、
描いた日のTwitterのトレンドニュースで「ラガービールの缶に記載するLAG"E"RのつづりをLAG"A"Rとしてしまった、つまりEとAを間違えてしまった状態で商品を製造してしまったことで、せっかく作ったビールが発売中止になってしまった」というのがあったんですよ。
そして、遊戯王の古いカードで「死(DEATH)のスペルを一文字ずつ冠したカードをフィールドに5枚揃えると勝利できるカード」っていうのがありまして、
じゃあ「両方を混ぜたネタにしたらウケるじゃん!!」と思ったんですね。
ですがこれ、
書かれている内容に知名度があるか?
→×(Twitterのトレンドニュース程度なら、知らない人のほうが圧倒的に多いので)
一目でわかるか?
→×(イラストはパッと見でDEATHが完成してるように見えてしまうから、つづりが間違っていることには一拍置いてからじゃないと気づけない)
なので、クイズ的面白さが完全に不発するんですよね。。。。。
ツイッター道…ツ道、むずかしい・・・・。。。。
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はい、そんな感じでいかがでしたでしょうか?
書くのめちゃくちゃつかれました。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
何度も繰り返しておりますがこれが絶対に正しいわけではないのですが、
私はこんな風に考えてるよ・・・というまとめでした。
もっと細かい小ワザみたいなのも、順次更新していきたいと思っています。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。。。