
前回はこちら ● 「ぐ、ほぉぉっ!!」 「フン」 バタッ…… 何度目か、しつこく食い下がるアラトに、ユウキのボディブローが深く突き刺さる。 体力が底をつき始めたアラトは、もはやユウキの動きを捕えることはできず。タイマンの現状は、ふらつきながらアラトが立ち上がるたびにダウンを繰り返す消化試合となって...
●
ズチュ! ヌチュ!
「んぁ……ぁっ!!」
「ぐっ……ユウキ……! なか……なか、やるじゃ、ねぇか……んぁぁっ!」
冷静にアラトを倒しきったユウキだが、こと若い性欲の敏感さにおいてはほかの同期と変わらず。逞しい体をねじってよがっているアラトを前に色白の頬が少しほてっている。
ふと、少し息遣いを乱しているユウキはアラトと唇を重ねる。とろける感触に四肢の抵抗も弱くなり、アラトもされるがままになった。
「さっきはよくもやってくれたな……、煽られた分、お前で発散させてもらう」
「がぁぁ……くそ、くるなら……こいや……、テメェ!」
アラトがムキになって攻めていたのもつかの間、やはり勝者と敗者の構図は覆せなかった。
互いに互いの肉体をむさぼるように行為は進み、そしてアラトは仰向けに四肢を投げ出し、ユウキの挿入を受ける羽目になる。
「んあっ!!」
ビクッ! ビクッ!
「ふん、俺に殴られながら」勃起してたくせに。随分強きなんだな
「るっせぇっ! 仕方、ねぇだろ……! んなもん、勃っちまうに、決まって……んぁっ!!」
奥深くで感じるユウキの性器の感触に、アラトも己の性器を引くつかせて反応する。普段より少し甘い声色で響くユウキの言葉にアラトは首を振りつつも、その先端からは先走りをこぼし始めている。
「それに、お前、だって……!!」
ズチュ! ヌチュ!
「ふぁ……ぁぁ……っ!!」
アラトの言葉は、自分の喘ぎ声によってかき消されていく。ユウキはアラトの肩を掴み、さらに腰の動きを加速させる。
「はぁ……はぁ……、んぁっ!! がぁっ!!」
ビクッ! ビクッ!
「アラト……覚悟、しろ……っ!」
勝者がどちらか、まだ勝ち目があると諦めないアラトに対し、はっきり示すように。
ユウキは念入りに、激しく犯していく。何度も何度もその怒張でアラトの体内をほぐしきった後……、ユウキはいつしか余裕を失った声で唸った。
「んぁっ、ぁぁっ!」
小柄でどこか幼げながらも、髪の先から汗を振り乱し、同じ男を喰らう雄々しい顔つき。
そんな表情で覗き込まれたアラトは、敗北し犯されている状況を客観視し、欲情のピークに達し……ついにその刺激に屈した。
「んぁぁ……っ! ま……待て……、ユウキ……! もう、で……出ちまう……っ!
」
「アラト……っ!!」
「がぁぁ……んああああぁぁぁぁぁっ!!」
ビュプッ、ビュルルルッ!!
一瞬、全身がこわばる。二人はほぼ同時に絶頂に達した。
アラトは己の白濁で腹筋や頬を汚し、そしてユウキは、アラトの中に敗北の色を夜深く擦り込むように、時はなった白濁を絡め、ゆっくりと性器を動かした。
「ふーっ! ふーっ!」
「はぁ……はぁ……っ! ユ、ウキ……!」
筋張った肩を隆起させ、熱く乱れた息遣いで息を吐くユウキに、同じ男として「敵わない」と思い知らされる。
それは、誰にも負けないと意気込んでこの学び舎にやってきたアラトにとって耐えがたいことのハズだったが、何度も繰り返された完敗の前には、いっそユウキへの尊敬さえ浮かんできた。
「……今日も俺の勝ちだ、ちゃんと認めるだろ、アラト。
それとも、まだイかされたいか?」
「クソ、ギ……ブ……、ギブ、だ……っ!!」
もはや、逆らう気力もなかった。これ以上続ければ壊される。
ユウキは悪ぶった生徒ではない、それでもアラトは喧嘩に生きる「不良」としての格の差を感じ、ついにキャンバスに身を投げ出した。
「マジで、覚えとけよ、ユウキ……!」
タイマンは終わった。
普段の冷静な表情を取り戻し、立ち去ろうとしたユウキに、アラトはふと、身を起こして言い放つ。
「次は絶対にお前をぶっ倒して、ブチ犯して、やる……っ!!」
敗北もつかの間、拳を突き出し清々しい笑顔で言うアラトに対し、ユウキは数秒押し黙った後、少し笑った。
完。
yshbs177
2022-01-11 02:34:48 +0000 UTCyukibou
2021-12-26 18:25:23 +0000 UTCムキムキ翔太
2021-12-26 15:56:22 +0000 UTC