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「はぁ……はぁ……!!」
「粘るじゃねぇか、そろそろ大人しく寝っ転がってもいいんだぜ……?」
アラトの体力の底が見え始めた頃合いには、シロウもまた、消耗を余儀なくされていた。とはいえ、ダメージを負っているアラトの分が悪いのは明白であり、シロウの口元には余裕さえ浮かんでいる。
シロウの隆々とした肉体で散々抱きつぶされた後、かろうじて脱出が叶ったアラトは、打撃なしのルールを全く活かせずにいた。
……これでは、前回と同じ結末をたどる。アラトがここまできて感じ入っているのは、悲しくも埋められない力の差だけだった。
(くっそ……オッサンのくせに……! 俺よりも体力があるなんざ……認めたくねぇ、けど……!!)
ここいらの男を蹂躙している喧嘩屋の一人、アラトにとって何度も挑む理由はそれで十分だった。だが、それほどの相手に年の差を有利ととらえるのは無謀だったか。
「ぐっ!?」
アラトの乱れた息遣いの、一息の間。
しまった……。シロウの接近の反応が一瞬遅れてしまう。
巻き付いてくる剛腕を睨み、アラトが歯を食いしばる。瞬く間に、抱え込まれ……、そのまま、シロウの膝の上に固定され、腹を晒す羽目になった。
「全裸だとわかりやすいなぁ? オッサン相手に興奮してんのか? ん?」
「くっ……! テメェ……! 今日はマジで負けねぇぞ……っ!!」
アラトは腹筋に力を籠め、上体を半分ほど起こしてまでシロウを睨む。シロウはビキと血管まで浮かんだアラトの腹筋を軽くなで、悪い笑みを浮かべた。
シロウにとっても、勝負の末の結果をわきまえた軍立の学生はまさに格好の獲物でもあった。「可愛がり」甲斐のある鍛えられた体の跳ねっ返り。暴力的な鬱憤と性欲を発散する相手には十分だ。
「ビンビンのブツ震わせながら唸っても怖くねぇよ」
「!! ひ、ぐっ……!!」
ここまでの打撃なしの勝負では、ほぼシロウの独壇場だった。寝技やプロレス技で翻弄されてきたアラトは、ここにきてシロウに性器を掴まれてしまう。
これまでの揉み合いで自分の肉体を散々鷲掴みにしてきた指先が、柔い部分を握りこむ。アラトは血相を変えたが、ここまで不利な体勢では叶う抵抗も少なかった。
「や、めろ……っ!! んぁ……あ、が……っ!!」
シロウは性器の全体を掴むと、アラトに屈辱的な体勢を強いたまま、性器を扱き始める。
皮の固い指先が全体を掴み、猛烈な速度で上下に動かされる。敏感な先端から裏筋までが焼ききれんばかりの勢いで、アラトは顎をそらして悶えた。
「がぁぁ……っ!!」
「どうだ? 自分じゃこんだけ早くは扱けねぇだろ? 並みの男ならあっという間にイっちまうだろな~」
「うぁ……んぁ……っがぁっ!!」
「まぁ、軍立なら寮だしな。仲間内で扱き合い位するか? 俺がガキの頃は……」
(クソ、クソクソッ!! 乱暴にしやがってぇ……っ!!)
……昔を懐かしむシロウの話などどうでもよかった。発火でもするのではないか……それほどの速度ですべらかな先走りをどんどん巻き込み、皮がちぎれんばかりに性器を上下される。
年上なのはどうでもよく、喧嘩相手に性器を掴まれるだけでも耐え難い屈辱だというのに、強制的に射精を誘われるこの状況に、アラトの頬は羞恥と、胸にくぐもるような刺激で真っ赤に紅潮した。
大人の男に、自分の体を意のままに弄ばれる感覚……。不安定なようでしっかりと捕らわれているこの恰好からは逃げ出すこともできない。
ただ、手足をばたつかせるばかりで、性器を高速で扱く卑猥な音ばかりが響く。
「くは……はぁ……はぁ……っ!!」
「こんなもんで、過呼吸になられちまったら困るぜ? テメェも俺に喧嘩売ってんなら、それなりに根性見せろや」
激しい刺激に追い詰められた性器、その先端からは見る見るうちに透明の先走りがあふれ、シロウの指先とより絡んでいく。
「はぁ……はぁ……!! こん、のぉ……クソ、ヤロウ……んがぁぁぁぁあああっ!!?」
因縁の相手に性器を預ける。状況はきわめて緊迫していたが、それでも、無理矢理押し付けられるような刺激により迫ってくる射精感を押しとどめることはなかった。
……ビュクッ……ビュルルルルッ!!
「ぐぁ……がぁぁああああああっ!!?」
そして……、シロウが高速で扱き始めて、数秒足らず。アラトはこの勝負で初めて、射精を強いられてしまった。
引き伸びた悲鳴をこぼし、がくがくと肩や指先を震わせる。強者が弱者を屠るリンチも同然の責め苦に、アラトはただ熱い吐息を食いしばった歯の隙間からこぼし続けた。
「へっ、一発噛ましただけで終わるわけねぇだろ? おらぁっ!!」
「っ!!? んがぁっ!!」
が、シロウの手は止まらない。宣告通り、アラトの射精は始まりに過ぎなかった。
「もう喧嘩はとっくの昔に終わってんだよ! これは仕置きだ、一滴残らず噴いちまえやっ!!」
「ぐぁ、がぁぁああああああっ!!?」
(あが、ぁぁ……壊、れ……壊され、ちまう……!!)
白濁の垂れた腹筋がひくつく。下腹部には痛みに近い刺激が充満し、射精に射精を重ねて敏感になった性器は真っ赤に腫れあがっている。
それでも、褐色の太い指先に容赦はなく、全く変わらない速度で扱き続ける。
精を吐き出したアラトの性器が勃起を解こうとしてもそれを許さず、絶えない刺激で無理矢理にそりたたせていく。若く強い性欲は今ばかりは仇となり、白濁は泡立ち、シロウの指の隙間からアラトの性器の付け根に垂れ落ちていく。
言葉の通り、もはや喧嘩の体をなしてはいない。アラトはただ体を力なく揺らすばかりで、シロウの性的な興味に晒された獲物と化していた……。
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jin
2021-02-13 08:53:57 +0000 UTCyukibou
2020-04-18 23:55:24 +0000 UTC具志川葛巳Kuzumin
2020-04-18 21:19:16 +0000 UTC