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サファルヴェルグ~タイキの獣人蹂躙記~ VS犬獣人 5

「はぁ……はぁ……、んぁ……ぁ……っあぁぁ……っ!!」


 激戦の後のリングの上。重なり合った肉体の下で、押し殺した呻きがこぼれ続ける。


 抵抗する隙もないほど完璧に両腕を押さえられ、背後から組み敷かれたテツジは、自分が見くびっていた「ただの人間」を相手にただ性欲の解消を提供する存在となり果てていた……。

 目の当たりにしたテツジがそれだけで嗚咽を漏らすほど、血管が浮き上がり勃起しきったタイキの性器がついに挿入され……テツジは汗の染みた毛皮を震わせ、熱い息を吐く。


 獣人同士の……今は獣人と人だが。敗北の暁には勝者に身を捧げるのがこの世界の暗黙の掟だった。テツジは散々に殴り合った高揚感のまま、凌辱の憂き目に遭っていた。




「く、そぉ……テメェ、少しは、加減……っ!」


「おっと。変に抵抗しようとすんなよー? かなりギリまで絞ってっから、俺に任せとかねぇと関節外れんぞ?」


 先ほどの降参を思い知らせ、今一度敗北の味を知らしめるように……、関節を極めている拘束を解かず、何度も腰を叩きつける。


 互いのプライドを崩し合うリング上の雰囲気、そして殴り合った試合の熱に当てられて性欲が膨らみ上がったのは、タイキもテツジも同様だった。

 熱く堅い性器に最奥を突かれ、テツジは青年の喘ぎ声の隙間で、まるで尾を踏まれた子犬のように甲高い鳴き声を漏らす。


「っぁ……ぁぁ……くぅん……くぅ……ん……あっ……ぁ……!!」


「ははっ、すっかりビビった子犬ちゃんだなぁ? ま、俺に勝つには実戦経験が足りなかったかなぁ?」


「はぁ……はぁ……、調子に、のんな……っ! 次は、絶対に負け……っ、ぁぁぁあああっ!!」


 絶頂の気配が近づくにつれ、腰の動きが速くなる。喧嘩じみた格闘と同様、慮ることなく連続で腰を叩きつけられ、テツジは言葉とは裏腹にすっかり戦意を挫かれ、のぼせたように瞳を上にそらしていた。


 その幅広の肩が震え、タイキの息が乱れ始める。射精感が高まってくると、すでに無意味になっていた拘束を外し、テツジの肩を掴み、互いの肉体の密度を強める。


 引き絞られた筋肉同士が擦れ合い、体温を共有する中……、ついに絶頂の瞬間が訪れる。


「おっし、そろそろ、種付けしてやるよ……、……うおらっ!!」


「くぅん……っぁ……ぁぁ……がぁぁぁぁああああっ!!」

 

 ビュル……ビュルルルルルッ……っ!!


 甘い声色で囁いた、その直後。タイキはテツジの中で絶頂を迎える。体内に放出された熱に触発されて、テツジもキャンバスに擦り付けていた性器から勢い良く白濁を吐き出した。



「く、そぉ……この、俺が……人間なんかに……、こんな、ハズじゃ……」


 体内に吐き出された白濁の熱に凌辱された実感を覚えてか、テツジは射精直後で甘い息をこぼしつつ、尻尾を垂らして悲観に暮れる。


 こんなことになるなんて、始まる前は想像にも及ばなかったはず。今にも逃げ出してしまいそうになっているテツジの顔を覗き込み……、恥じらって顔をそらそうとするテツジの様子を見て、タイキは満足そうに笑みを深めた。




「残念だったなぁ? ただの人間をからかって遊ぶつもりだったのによ?」


「はぁ……はぁ……はぁ……っ!!」


 タイキに中に射精され、腰をすっかり砕かれたテツジは動く気力さえ失い、リングの中央に大の字に倒れ、天井を仰ぎ見るばかりとなる。


 ひくついた秘部からは白濁をたれながし、乱れた息とともに柔い毛皮に覆われた胸を膨らませるテツジを見て、タイキは首を伸ばし、満面の笑みで煽りにかかる。


 まんまと敗北し、凌辱を許したテツジはタイキの態度に再び怒りを覚え、血走った瞳でその顔を睨みつけていた。


「負け犬をからかって遊ぶのは、ホントに強いやつだけの特権なの。覚えとけよ? 負け犬獣人のテツジくん?」


「お前……っ!」


 いっそ快活なほどまぶしい笑みを浮かべて吐き捨てると、タイキはテツジに背を向ける。


 ぎりと牙をかみ合わせたテツジは……、動ければすぐに襲い掛かっていたとばかりに足をばたつかせる。そして猛犬のごとく、怒りのままに喉を鳴らして唸った。


「タイキ……! その名前、絶対に忘れねぇっ!! ただの人間の分際で……、獣人の世界で、テメェみたいな奴がいつまでも好き勝手出来ると思うなよっ!!」


 この世界にタイキが来てリングの上で倒した獣人は、テツジが初めてではない。プライドの高い獣人は負けを認めても、自分がただの人間に負けて犯された事実までは認めようとはしない。


 憤るテツジの咆哮はすべて負け犬の遠吠えとして聞き流し、タイキは振り返りもしなかった。それでも、感情の収まらないテツジは続ける。


「覚えとけ……っ! お前は、必ず俺が潰してやる……っ! 今日の分を百倍返しにして、死ぬほどぶち犯してやっからなぁっ!!」


 一方で、恨みがましいセリフも、次回の挑戦状だと思えば小気味がよかった。自分が過去に負かして最悪な屈辱を浴びた男が、復讐を誓って強くなり、また自分の前に現れる。


 以前よりも上回る実力と、研ぎ澄まされた牙のような闘志を宿して。それを待つのも、格闘技を最大の人生の娯楽としているタイキの生きがいの一つだった。



「楽しみにしてるぜ~? それまでは、他の獣人を狩りながら待ってるからよ?」


「……っ……、……くそぉぉおおっ!!」


 テツジにとっては、今日はなんでもない一日に終わるはずだった。偶然見かけたただの人間をからかって追い詰め、抵抗する様を殴りつけながら犯しつくすだけの何でもない日。


 だが……目を付けたただの人間は、「ただの人間」ではなかった。本日、最大級の侮辱を受ける羽目になり、悔しがりながらも身動き一つとれないテツジを背に、タイキは後ろ手を振ってその場を後にした。



サファルヴェルグ~タイキの獣人蹂躙記~ VS犬獣人 5

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