僕のエヴァンゲリオン初体験はリアルタイムでTV放送の初回からです。その頃の僕はエロ原画家ではもちろんなく、その前の少年漫画家でもなく、一般若手サラリーマンでした。思えばプロ漫画家としてのデビュー作にもエヴァの影響を受けたデザイン要素を入れていたし、そしてみなさん大好き『MILK・ジャンキー』の玲奈はレイの髪型の影響が強く出てましたね。振り返れば長い付き合いだったなあエヴァンゲリオン。
という訳で、以下は本日観て来たシン・エヴァンゲリオンについて少々。ネタバレが含まれるので、それを避けている方は読まないでください。
引き返すなら今です。
では。
まず一言で言って「凄い」ですよね。改めて思います。凄い。凄過ぎる。
こんなにも魅力的な創作ストーリーと、それをぶっ壊す混沌と、あまりにも個人的な内面と、滅茶苦茶にしようとしてもなかなかここまでできないだろうというイマジネーションの飛躍振りと、我々世代のオタク心にビンビン響くオマージュやパロディと、現実世界を繊細でリアルに描ける大人感と、痺れるドンパチと、女体のエロスと、最先端を行く映像表現と、度を越えた特撮愛と、油断してると心の琴線を突いて涙腺を刺激してくる手練れの技と、笑ってしまうようなメタ視線と、等々、等々…、そんなこんなあんなを全てぶちまけて練り込んで、結局わけわかんないけど何となく作品として纏め上げて、それが全世界のアニメファンを越える大多数の人々に受け入れられて商業的に大成功してるってんだから。凄い意外に何も言えねえ。
あと印象的だったのは、TV版から旧劇場版を経てこの新劇場版と、全てのエヴァンゲリオンを汲み取ってる感ね。それぞれ切り捨てて新しいものを作って来たのかと思ってたから、何だか嬉しかったです。
そして、やっぱり庵野監督の基本的なメッセージというか構想というかは大まかな部分ではTV版からずっと変わってなかったのかな、って感じ。表現の仕方はそれぞれ少々違うけど。
結局、使徒とは何なのかどこから来るのか、ゼーレとはそもそも人なのか何なのか、心の壁ことATフィールドはだから何なのか、つーかエヴァって何なのか、等々、案の定わからんちんのままだけど、今回ハッキリした事として、加持がいい奴だったのは嬉しかったですね。これまで怪しい雰囲気を残したままだった感じだけど。
でもニアサーはカヲルが止めたよね? 破でニアサーを止めるために加持が関わる描写が一切なかったのに彼が命を差し出してニアサーを止めた事になっているのは若干の後付け感が…。まあいいかw
冬月が戦艦で活躍するのもちょっと嬉しかったw でもあいつが一番訳わからんかもですよね。ゲンドウの個人的かつとんでもねえ目的に、なぜそこまでして協力し続けたのか。ひたすらユイへの愛ってことなんだろうか。
そのゲンドウの目的ですが、結局本当にユイにもう一度会いたいという唯一点であそこまでのことを成し遂げたというのはさすがに納得しづらいですよねえ。しかも急に心情をどんどん吐露して割とサラっと納得して(?)退場しちゃうし。あんな壮大な物語の一番肝心な出発点が弱過ぎるだろ、っていう。
でもむしろそんな事は些細な事さ、という気もしてしまうのがまた凄いところw
とにもかくにも、こんな何十年もオタク界の最先端を走り続けた怪物作品を生んだ庵野監督はどれだけ尊敬しても足りないですね。ダイコンOPアニメからナウシカからオネアミスからトップからエヴァンゲリオンからシン・ゴジラから…同時代を共に生きられて良かった! そう思います。
今回こそ本当の本当に終劇でありますように。庵野監督がエヴァから解き放たれて、新たな創作を楽しんでくれることを願って止みません。
さようなら全てのエヴァンゲリオン、そしてありがとう!!!
mamaiketeru
2021-03-19 07:23:54 +0000 UTC辰波
2021-03-18 01:01:18 +0000 UTCmamaiketeru
2021-03-17 21:08:23 +0000 UTC辰波
2021-03-17 01:39:42 +0000 UTCmamaiketeru
2021-03-16 21:10:23 +0000 UTC