前回のお話:
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「クソッ…立花響め…絶対に許さんからな…」
プールに併設されている更衣室。その一角で水着に着替えながら俺は呟く。
結局あの後水鉄砲で服までびしょびしょにされ…下着は強奪され…
俺は立花響が用意したという水着に着替えるしかなくなった。
複雑な形状の水着だが着てみると…ふむ、悪くないな……立花響は並行世界で借りてきただの何だの妄言を吐いていたが…一体誰が作ったのだろう…?
まあいい…とりあえずこれを着て…あとはプールにいるエルフナインの傍にずっと居れば、ヤツもそうそう悪さもできまい。
問題はプールまでの道だ…絶対に見つからない様にしなければ。
俺は更衣室を出て慎重に辺りを見回した。よし、誰もいない…と思ったそのときだった。
「キャロルちゃーーーん!!」
「うわあぁあぁ!!」
突然茂みから立花響が飛び出して来て俺に抱きつく。こいつ…やっぱり待ち伏せしていたか…ッ!!
「ドゥフフ…水着かわいいー肌綺麗ーー!水着キャロルちゃんさいこぉーーっ!!」
奇声をあげながら俺の身体をぺたぺたと触りまくる…やめろ気持ちわるい!
「キャロルちゃんのエンジェルバスト♡ はぁ~たまんないッス!」
「バカ…やめろッ離さんかッ!!このド変態め…ッ!!」
ヤツの手が俺の胸を鷲掴みにしてこねくり回す。俺はなんとか逃げ出そうと身をよじるが…接近戦型シンフォギア装者にこう抑え込まれては…身動きが取れない…
そうしているうちに水着の隙間からヤツは指を差しこんで…直に胸を触ろうと…やめ…やめろ…
ヤツの指が…水着の中に入って…今度はやさしく俺の胸を愛撫しだした。つまんだり撫でられたりするたびに俺の力が抜けていく…これが…神殺しの掌なのか…!?
ダメだ早く脱出しないと…完全にこいつのペースに…
「ねぇ…水着…邪魔だしとっちゃおうか…」
耳元で悪魔がささやく。はぁっ…!?お前が着ろって言ったんだろうがこの水着!…そう思うが…明確に拒否ができない…
「とっちゃうね…」
俺が何も言えないでいる間に…ヤツは口をつかって器用に背中のホックを外した。何度かくちびるが背中に触れる…そのたびに電気が走ったような感覚が俺の中を貫く。
やがて俺の胸があらわになった。
「わぁ…キャロルちゃんのおっぱい…かわいいね…」
「うるさい…もう満足しただろ… 水着かえせ…」
そう言い返すのが精いっぱいだった。
「まだまだこれからだよ!…ちゃんと日焼け止めオイル塗らないとね!」
「ひ…っ!?」
ヤツはどこからか取り出したオイルを俺の身体に塗りたくり始めた。
俺の小さな胸がまた揉みしだかれる。
オイルの冷たさと…ヤツの体温と…夏の日差し…指の上で転がされる乳首と…時々強く押しつぶされる乳房の感覚…
色んな刺激が混ざり合って俺の感覚が鈍磨していく…
「キャロルちゃん感じてる…? こっちのほうはどうかな…?」
「……ッ!?」
ヤツはオイルまみれの手を俺の下半身にまわし…水着の上からそっと性器に触れた。
性器の形を確かめるように…ゆっくり…やさしく動かされる指…
気持ちよくなんてない筈だ…コイツのことは…エルフナインの店であった変態より気持ち悪いと思っている…なのに…何故…
「下の水着もいらないよね…?」
ついにボトムスもずらされ…俺はほとんど裸になってしまった…
俺に羞恥心など無い。それは錬金術師として生命の秘奥を究め人の理を超えた俺には既に存在しないものだ。超越者にとってすべては蟲ケラのようなもの。蟲ケラに恥部を見られたとてその視線を恥ずかしがることがあろうか。
なのに今…俺はこいつに裸を晒して…体温の上昇と…顔の火照りと…いたたまれない気持ちを…感じてしまっている…
「キャロルちゃん…本当に可愛いよ…」
「バカッ……あっ!」
再びヤツが俺の下半身に手を伸ばして…今度は直に俺の性器を愛撫する。
オイルが秘所を濡らしヤツの指が踊る…俺は思わず声を漏らしてしまった…
「キャロルちゃん…濡れてるよ?」
馬鹿、それはオイルだ…オイルの筈…だ…俺は自分の吐息が荒くなっていることに気づいた…
ヤツの指が割れ目をこじ開け奥に入ろうとする…
「ね?わたしエルフナインちゃんから頼まれたんだよ…キャロルちゃんにはもっと普通の女の子の喜びを知ってほしいんだって…」
エルフナインがそんなこと…
というか…普通…普通はこんなこと…するのか…!?
「するよ!普通女の子はえっちなことに興味あるし…ここだって触ったりするよ!
きっとエルフナインちゃんだって…」
俺はエルフナインが自慰をしているところを想像した…エルフナインは…誰かのことを想って…自分を慰めたりするのだろうか…?
くちゅっ…くちゅっ…
ヤツが指が動かすたびに卑猥な音がしているのが分かる…
「キャロルちゃん…なんだかすごく濡れてきたよ…
キャロルちゃんも普通にえっちな女の子なんだね…これなら…」
ヤツの指が秘肉を掻き分け…膣口に差し掛かる。
身体が熱い…どうにかなってしまいそうだ…
ヤツは俺の入り口の周りを何度か指でなぞり…そして…
指を俺の膣内に差し込んだ…
「ひぁ…っ………あ…っ」
「大丈夫?痛くない様にするからね…」
俺の性器が体外からの異物を排除しようとするかのようにうねっている。
立花響はその感触を楽しんでいるようだ。
「キャロルちゃんのなか…狭くて…すごい締め付けだね…指の先しか入らないや。
でもこうやって…刺激すれば…」
「…あぁあぁ…っ…」
声にならない声が俺の口から洩れる…ヤツの指が柔らかく生き物のように動き…俺の内臓を掻きまわしている…
「エルフナインちゃんとも こんなこと…したい?」
……!!! なぜここでアイツの名前をだすんだ!
「ほら、キャロルちゃんのあそこビクンってした。エルフナインちゃんのこと…好きなんだね…とっても大切に…想ってるんだね…」
違う…!あいつはもう一人の俺で…俺の…たったひとりの…
脳裏にエルフナインの笑顔が浮かぶ…あいつ…俺と会っているときはいつも嬉しそうで…俺もそれが…嫌じゃなくて…
立花響がさらに指の刺激を強くする。俺の中から何かが沸き上がってくる…
「わたしも(ボクも)キャロルちゃんのこと(キャロルのこと)大好きだよ!(大好きです!)」
二人の声が…何故か重なって聞こえて…俺の中で何かがはじけた…
「ああぁああああぁああぁあああーーーっ!!」
俺の中からあふれ出た何かが地面を濡らす。絶頂を迎えた俺は…もう立ってられなくて…その場にへたり込んだ…
「キャロルちゃん大丈夫? 次はもーーっと楽しいこと…しよ…?」
立花響が俺の身体を起こそうと抱きかかえたとき
遠くから誰かの声が聞こえた。
「響ー?どこにいるのー?ひーびーきー?」
「…あ、未来が呼んでる。ごめんねキャロルちゃん、続きはまた今度ね!」
立花響が去っていく…俺は安堵していた…このまま続けていたら…シンフォギア相手に…決定的な敗北を喫するところだった…
空を見上げる。憎々しいほど青かった。
これからどんな顔をしてエルフナインに会えばいいのだろう?
恥ずかしかった。…それは数百年ぶりに覚えた羞恥だった。
これが普通の女の子ってことなのか?エルフナイン…
くすぐったいような…嬉しいような…そんな気持ちで…俺はしばらく空を眺め続けた……