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『爆乳淫魔ハンターシオン~幼夢魔に堕ちる調教記録~』3話叫ぶ淫嘴(2)





「ら、らめ、ぇっ! もうらめぇっ! ち、ちくび、ちくびぃいっ♥♥♥」


 拘束された身体が精一杯くねる。身体を包む白い肌には全体が朱を纏っている。呼吸すらままならないほど火照り切った身体を焼き焦がす炎の熱を吐き出そうと荒くなった呼吸と、甘たるい嬌声。最早ハンターとしてのプライドもかなぐり捨てた証のように溢れた涙が、ボロボロと頬を零れ落ちる。だが、メアの指先は、そんなシオンの懇願を無視し、乳輪を責め立て続けている。

 敏感なシオンの身体は、メアの調教を受ける前から乳輪だけでも絶頂することは可能だった。だが、メアの女を責め立てて雌に堕とするテクニックはそれを見透かして、シオンを的確に責め立てている。


「はい、勝手にイッっちゃダメー」


 もう何度目か分からない、『絶頂の予感』。拘束された身体が反り返り、全身が痙攣するように震え、新たな脂汗がジワリと全身に浮かび上がった瞬間、最早真っ赤に充血している乳輪を責め立てていた指先がまた離れる。


「ふぁ、あぁ、あぁ……んんっ♥♥♥」


 涎すら零れ始めている唇では、あふれ出た嬌声に混じる大きな落胆の色を隠すことすら出来なくなっている。焦らされ続け、発狂してしまいそうなもどかしさがシオンを苛む。


「はい、またスリスリ~♥ さわさわ~♥」


「ぅうっ、はぁ、ぁあっ……ぁ、ああぁああっ♥♥♥ や、やらあああっ♥♥♥」


 そう。絶頂の、予感だけ。シオンを弄るメアの指先は、何度も何度もシオンを絶頂の寸前へと押し上げては、そこに至る直前に離れていく。その度にシオンは拘束椅子の上で全身を弓なりに反らして、何とか自らの身体をエクスタシーの奔流へと投げ出そうとするが、メアはそうして苦悶するシオンを見て、淫魔としての本能とも言うべきサディスティックな快感を感じ、夢中になっている。


「イキたかったでしょ? 勿論、ダメだよ? 私が飽きるまでずっとずっと、こうしててあげる」


「はーっ……はーっ……あ、あぁあ……っ! あっ、あぅううっ♥♥♥ あ、あ゛ぁあっ♥♥♥」


 どれだけ身体をくねらせようと、どれだけ腰を揺すろうと、どれだけ頭を振り回そうと、メアの指先は残酷に、二プレスの周りをゆっくりと引っ掻くだけ。

 最早決壊寸前のシオンは泣き叫びながら懇願してしまいそうだった。


「それとも……私のペットになってくれる?」


 だが、皮肉にもメアのその言葉が、何度も何度も、シオンを踏み止まらせる。シオンのハンターとしての矜持は、淫魔への復讐心は、それほどにまで強くシオンの心を『縛り付けている』。淫魔への屈服は、シオンという人間の死と同義なのだ。ボロボロと涙を零しながら、熱い息を吐きながら、しかしシオンは歯を食いしばって、目の前のメアを睨みつける。


「ぜ、ぜったいに、イヤ、です……っ!」


 そんな色に狂いかけ、メアに対して懇願するように涙で潤む瞳で精一杯強がる様が、メアのリビドーを逆撫でする。メアはその口を三日月のように吊り上げながら、シオンの頭をまるで子供を褒める様にポンポンと撫でる。


「そうだよ、えらいえらい。淫魔ハンターが淫魔に屈するなんて、サイコーにダサいもんね♥」


 メアはシオンの拒絶を心底嬉しそうに受け止め、再び乳輪をカリカリと引っ掻き始める。


「あ゛ぁあっ♥♥♥ や、やめっ♥♥♥ も、もうやらぁっ♥♥♥」


「ほら、くるくる~♥」


「い゛やぁあああっ♥♥♥ あ゛ぁああぁあっ♥♥♥」


 だが、ひとたび乳輪への愛撫が再開すると、シオンは再びまるで童女のように泣き叫びながら、拘束椅子の上で身体をくねらせてしまう。

 そして、時間感覚を操作されたシオンにとって数十時間にも感じられる時が流れた時。


「んー、そろそろ朝が来ちゃうかなー」


 シオンの腿に跨っていたメアが拘束椅子を降りると、全身から溢れ、座面を伝ったシオンの汗で出来た水たまりがピシャっと跳ねる。拘束椅子の上でぐったりと項垂れているシオンの身体は全身が真っ赤に紅潮し、脂汗でヌルヌルになっている。


「はーっ……はーっ……♥ ふーっ……♥」


 普段の凛々しいながらも根は穏やかで真面目な性格が表れている整った顔立ちからは想像も出来ない、蕩けきった表情。最早メアが動く空気の揺らぎが、耳に突き刺さるメアの甲高い声が、メアが歩く床から伝わる振動すらも感じ取りそうなほど敏感になり切った身体をビクビクと震わせてしまう。そしてその度に、パンパンに張り裂けそうな感覚すら覚える乳房が重力で垂れ下がりながらも強く弾んで跳ね回る。


「頑張ったね、シオン?」


「うぁっ……ぅあ……♥♥♥」


 頭を優しく撫でられる。たったそれだけで、シオンの身体は軽く絶頂しかけてしまう。


「ほら見て、シオン? 隠れてた乳首、出てきちゃってるよ」


 メアがその指先で、二プレスの中央を撫でる。感覚が遮断されているせいで物理的な刺激は何もない。だがそこには、二プレスを押し上げる尖りが確かにあった。陥没していた乳首が、刺激に怯えるようにいつも隠れていた乳首が、快楽を求める様に勃起して、外に出ようとしている。


「あ、ああっ……♥♥♥」


 それを確認し、そして自らの身体に起きた変化を意識させられた瞬間にシオンが感じたのは、甘たるい絶望だった。シャワーの時に洗うために縊り出すことはあっても自発的に出てくることなんて有り得なかった弱虫な乳首が、あまりに快楽を、絶頂を渇望して張り裂けそうな身体から押し出されてきたのだ。そんな敏感極まる場所を、二プレスを剥がされて直接刺激されたら、想像するのも恐怖してしまうほどの快楽がシオンに叩きつけられるだろう。

 シオンは怯えるように首を振った。だが、メアはそれを許さない。

 二プレスに浮かび上がる乳首のシルエットをなぞっていた指先に、魔力の光が灯る。それを二プレスに塗り付ける様に動かした。

 二プレスの中心が赤い光の粒子となって、一回り小さなハートを形作ると、ホロホロと崩れ落ちる。その光沢のある黒の中に、赤いハートが現れる。その赤は魔力の光ではなく、シオンの乳輪の、そして、その中央でそそり立つ乳首の赤。


「あ……あぁ……や、そんな……いや、いやっ……!」


 敏感な弱点を晒され、イヤイヤと我儘を言うように首を振るシオン。

 眉をハの字に弛ませる今にも泣き出しそうな情けない顔を見ながら、メアはサディスティックに笑う。


「くふふっ! こんにちわ、カワイイ乳首ちゃん♥」


「んぁああっ! あっあぁっ……っくうぅうっ!」


 メアの指がやはり乳輪をなぞる。今までよりも内側、乳首の側面に触れるか触れないかの場所を、ゆっくりと。


「お外に出られて嬉しいねー。我慢できなくて、自分から出てきちゃったんだよねー?」


「ち、ちがっ……あ゛ぁあああっ! あ゛ぁあぅうっ!」


「私は乳首ちゃんに話しかけてるの。ほら、くるくるー♥」


「い゛っやぁっ♥♥♥ あ゛ぁあっ♥ あ゛っ♥ あ゛っ♥ ん゛ぁあぁあっ! だめ、だめぇっ♥♥♥」


 乳首の中で響く快楽の鼓動によって、カチカチに強大化した乳首はどくん、どくん、と、第二の心臓のように一瞬膨らんでは縮む。


「あはっ、本当にカワイイ……このまま乳首ちゃん、いっぱい可愛がってあげたいから……もう二度と隠れられないようにしてあげないとね」


 そして、再びメアの指先が動く。魔力の光を伴い、二プレスをなぞった次の瞬間。


「い、いやああああああああああああああああああっっっ!!!!!」


 一瞬で黒い二プレスが縮み、ぎゅむ、ぎゅむ、と、シオンの乳首を締め上げる黒いリングへと変形した瞬間、シオンは悲鳴を上げて身体を跳ねさせた。

 その黒いリングは、シオンの乳首の根本を締め上げ、先端をぷっくりと膨らませる。これを付けている限り、乳首は勃起し続け、シオンの中に逃げることは出来ないことは明白だった。






「あ、あ……あっ……!」


「うふふっ、乳首ちゃんに一足先に首輪付けちゃった」


 乳房全体の紅潮と汗で濡れて光沢を持ったそれが、リングによる激しい勃起を強制され、その赤を更に強く、更に淫らにされていく。

 シオンにとってトップクラスの性感帯である乳首は、執拗極まる寸止め地獄のせいで、まるで絡み合った神経そのもので形作られているような錯覚すら覚えるほど敏感になっている。それなのに、こんなリングによって拘束されてしまっては、快楽が、淫らな熱が、乳房へと逃げることも出来ずに全て左右のその頂点の尖りへと集まっていくように感じてしまう。


「っ、くぅううっ……ふーっ! ふーっ!」


 歯を食いしばって耐える。

 いけない。絶頂してしまう。触られていないのに、何もしていないのに、絶頂してしまう。どくん、どくん、と心臓の鼓動に合わせて脈打つ感覚が、まるで爆発へのカウントダウンのように、シオンの心を苛んでいく。

 だが、抵抗するために身体をくねらせたが最後、ゆさゆさと揺れる乳房の振動と空気との摩擦で、絶頂してしまうだろう。そして一度絶頂してしまったが最後、シオンは何もしなくても連続絶頂する玩具となってしまうだろう。


「似合ってるよ、シオン?」


「くふっ! っ、ぐ、ぅうううっ!」


 メアの爪先が、また乳輪を擽る。さっきまで乳房全体に伝わっていた快感が、今度は乳首へと集約されていく。


「ほら、イきたかったんでしょ? 沢山、イっていいんだよ?」


 メアはそう言うと、繊細なガラス細工を作っているように優しく、ゆっくりと、指の腹を縊り出されて真っ赤に腫れあがる乳首の先端に当てた。


「っ、うぅううっ! や、やら、やらぁああっ!」


「嫌なんだね? 怖いんだね? じゃあ、思う存分、イっていいよ、シオン」


 そして、素早く一度だけ、しゅっ、と指先で乳首を弾いた。メアの指紋の凹凸すらも感じ取ってしまいそうなほど敏感極まる乳首にとってそれは、まるでヤスリで擦られたような刺激で。最早快楽の爆弾と化した乳首に点火するには十分すぎて。


「お゛っ♥♥♥♥♥♥」


 そして、一瞬で爆発した。バチンっと視界が白一色に弾けて、左右の乳首に濃縮された快楽が、暴発した雷魔法のように一気に全身まで駆け巡った。


「んぉっ! おっ! んおぉおおおおっ♥♥♥」


 そして、その今宵最初の絶頂による刺激が、次の絶頂を誘発する。極限まで焦らされ続けた末の乳首アクメ。全身は激しく痙攣し、首が極限まで仰け反り、天井を仰いだ口から、まるで獣のように咆哮しながら絶頂する。飛び散る汗と涎。胸にぶら下がる二つの巨大な快楽器官がバルンバルンと上下左右に揺れる。

 そしてシオンの予想通り、その振動が快楽を生み、全身をさらに激しく燃え上がらせる。


「あははっ! 一度擦っただけでこんなになって!」


 絶頂快感に震え続けるシオンの身体は、息をすることも出来ないほどの強い絶頂から下りてこない。

 真っ白に染まった思考。ただ乳首から全身に伝搬し続ける快楽だけに支配され、悶え、叫び続けるだけの肉塊と化していく。


「ほら、次はどうして欲しいのかな? 摘まんで、クリクリしてあげようか? 押しつぶして、スリスリしてあげようか? 爪でカリカリしてあげようか?」


「ぉ゛っ、お゛ぉぉおおぉっ♥♥♥ あ゛ぁああああっ♥♥♥♥♥」


「それともお口でちゅっちゅっぺろぺろーってしてあげようかな」


 絶頂で真っ白になった脳に突き刺さる悪魔の囁き。脳内に無理矢理映し出されるその光景が、その偽りの刺激が、シオンを絶頂の最中に絶頂させる。


「も、もうやらあああっ♥あっ、あぉおおおおっ♥♥♥ や、やめれっ! んぉお゛おおぉおっ♥♥♥ お゛っ、お゛っ♥♥♥」


 壊れる。壊されていく。女王クロハの調教でも、こんな快感は味わってないかもしれない。淫魔ハンターの魂が、汚らわしい淫魔の手で弄ばれているような快楽地獄。

 これが夢魔の真骨頂。夢のなかで夢魔に弄ばれた獲物の末路。

 そして、新たな快楽をシオンに刻むために、メアはそのあどけない少女の顔を右の乳房へと近づけていく。

 真っ白になっていく視界の向こうで奇妙なほど鮮明に映る長い舌の赤が、まるでシオンに見せつけるようにチロチロと動いている。

 舐めないで。そんな拒絶の言葉すら口にすることが出来ないほど絶え間ない絶頂に晒されている最中、その赤が右の乳首に絡みつくようにねっとりと下から上に一舐めする。


「あはぁああぁああっ♥♥♥」


「くふふっ! ん、ちゅっ♥ ちゅ、ちゅるっ♥」


 右の乳首が、しっとりと濡れる柔らかな唇にしゃぶりつかれる。まるで母乳を啜る赤子のようにちゅっ、ちゅっ、とわざとらしく音を立てて吸い付きながら、舌も同時に動かし、口腔内に迎え入れた乳首全体に絡ませる。子供を育むために存在する神聖な器官が、淫魔の唾液で汚れた舌先に翻弄されるように形を変え、蹂躙され、あまつさえ乳腺の内側すら穿られているかのように感じるほど深く執拗な愛撫に晒されている。強制的に引きずり出された母性を汚されるような感覚。


「ちゅぽっ……あははっ! 子供を産んだら、ココでおっぱいあげないといけないのに、そんなに感じるなんてどうかしてる! 将来は、自分の子供にちゅっちゅっておっぱいミルク絞られながらアンアン声上げちゃう変態ママになっちゃうのかなぁ!?」


 そのたとえ話は、既に様々な醜態をメアに見せつけ、半狂乱になっているシオンにさえ、屈辱的だと感じさせるものだった。だが、シオンがそれをどう否定しようとしても、この乳首は母性の象徴ではなく雌の淫靡なリビドーの象徴であることは身をもって知っている。妹の敵討ちのために人生を捧げることを誓った身。母になることなどこれっぽっちも思っていないはずなのに、心の奥底にしまい込んだはずの、一人の女としての幸せを求める気持ちを否定される苦痛は、あまりに耐えがたく、しかし、どうしようもなくシオンの劣情を擽ってくる。


「ほらぁ、ママぁ……おっぱい、ちょうらい? ん、ちゅぅううっ!」


 口寂しさを満たすために母乳をねだる子供の猫撫で声を上げながら、メアは反対側の乳首にも吸い付いた。


「い、いやぁああぁああっ! ぁああぁあぁっ!!」


 しかし、その手は子供らしからぬ狼藉を働かんと、唾液に塗れてヌラヌラと光る乳首へと伸びる。シオンの快楽に蕩けながらも怯える目を上目遣いに眺めながら、その手は悪戯をするように親指に人差し指を引っ掛けて力を籠め、リングに縊り出された真っ赤な肉芽の先端に狙いを定める。


「あ、あぁああっ! だめっ! それ、だ、だめぇっ!」


 熱くぬめる口腔内に閉じ込められて舌先で転がされる快楽に悶えながら、その悪戯な指先に弾かれる瞬間を想像し、シオンは首を振りながら声を上げる。


「ん、ぢゅ、ぢゅるっ、ぢゅるっ……んくっ……♥」


 しかし、そんなシオンの拒絶を許さないメアは、その唇をすぼめて、乳輪ごと、乳首全体を一気に吸い上げた。


「お゛っ♥ お゛っ♥ お゛ぉお゛おおぉおおぉお゛お゛ぉお゛ぉお゛ぉお゛お゛ぉお゛っ♥♥♥」


 乳首に濃縮された快楽が爆発した。バチン、と視界が一瞬で白一色に弾ける。そして、絶頂領域へと突入しっぱなしの快楽曲線が山なりを描くように下向いた瞬間。

 ビシッ、と、音を立てて、親指の引っ掛かりから解放された人差し指が乳首の先端を弾き飛ばした。


「お゛っっっっっっ♥♥♥♥♥」


 当然、快楽の暴風雨の中にいるシオンには抵抗する術などなく、シオンの身体全体をピンッと反り返らせて、想像以上の衝撃と快楽に翻弄される。

 仰け反った女体の頂点で、たった一度弾かれただけの乳首が、むくっ、むくくっ、と、その赤みを強め、サイズと硬さが更に強大化し、それに従ってリングの締め付けがどんどんキツくなっていくような気がした。


「んちゅっ……あははっ! 変態乳首がまたおっきくなってる! 愛されるんじゃなくて、苛められて大きくなっていくんだね! じゃあたくさん、痛くしてあげるね!」


 無邪気に笑うメアが、両手の指で乳首を弾くジェスチャーをシオンに見せつける。


「や、いやぁああっ♥ ちがっ、違うのぉっ♥」


 だが、無慈悲にもメアの両手はシオンの二つの尖りに狙いを定める。

 狙いが外れて掠るように弾かれる右乳首。


「あ゛っっ!」


 芯を捕らえ、強く弾かれる左乳首。


「お゛お゛っ!!」


 そしてまた、右。


「いぎぃっ!!!」


 何度も何度も、連続して弾く指先。


「んぎっ♥ んぎぃいいっ♥ あ゛ぁあっ♥ や、やめっ♥ やめでぇっ♥♥♥」


「あははははっ! なーにそのきったない声! 壊れた楽器みたい! えいえい!」


 限界まで焦らされ、極限まで敏感になっている弱点を責め立てる指の動きは止まらない。左右の乳首を交互に弾く度に硬く大きくなっているように見える真っ赤な弱点を執拗に何度も弾き、そのたびに跳ねる女体を見て、玩具で遊んでいるかのように無邪気にケタケタと笑う。

 そんな子供の残酷さの権化のような狂宴は、時間感覚の狂わされたシオンには一日にも二日にも感じるほど長い間続いた。

 飽きたのか、メアの責めが止まると、シオンは拘束椅子の上でぐったりと脱力した。全身が激しい絶頂と興奮によって真っ赤に紅潮して、滴った汗が座面や足元に溜まっている。ハァハァと舌をだらしなく垂らして俯くシオンの顎に指を添えたメアは、クイッと上を向かせて無理やりに目を合わせる。


「どう? これが夢の中で夢魔に虐められるってコト。思い知った?」


「っ、うううっ!!!」


 涙をボロボロ零して真っ赤になった瞳。快楽に責め立てられ我を失いかけて色を無くした瞳。それでもシオンは諦めない。その返事のように、ぶんっ、と、唯一自由になる首を大きく振って、メアに向かって頭突きを繰り出した。メアには届かない。だが、シオンの中に残る淫魔達への叛逆心の発露を見たメアは、一瞬驚いた顔をした後、すぐにニマニマと笑って感嘆の声を上げる。


「へえ……カッコいい」


 そう言いながら、メアは右手をシオンに見せつける。その指先に魔力の煌きを灯して。

 そして、ぱちんっ!と指を鳴らして魔法の発現の合図を響かせた瞬間。


「うぁ……あ、な、なに、なになになにっ!!!」


 二つの爆乳の奥底から、何かが広がる。何かをこじ開け、かき分けながら、熱い何かが、乳房全体へと広がっていく。


「いやっ! いやれすっ! なに、なにっ!」


 最初はじんわりとした快楽だった。それが広がるにつれ熱く強く、高まっていく感覚。シオンは溜まらず、腰をゆすって耐えようとした。


「うぁっ! あっ! あぁっ! あぁっ! いや、いやぁあああっ! で、でる、なにかでるっ! なに、お、おっぱい、おっぱいがっ!」


 内側からの圧力にはじけ飛びそうになる感覚にシオンは恐怖し、泣き叫んだ。その熱さが先端へと集まっていくのを感じ、シオンは本能的にそれの正体に気付く。


「いや、いやぁっ! おっぱい、おっぱいいやぁっ! おっぱいいやああああああああーーーーーーっ! とめて! とめてぇっ! おっぱいとめてぇ!」」


 メアの魔法によって、強制的に乳腺が活性化し、本来子を成さねば作り出せないであろうモノを急造し始めたのだ。そのおぞましい感触にシオンが受けた精神的衝撃ははかり知れなかった。メアの顔を見つめながら、シオンは泣き叫ぶ。


「えー? しょうがないなあ……」


 メアは呆れたように笑いながら、もう一度指を鳴らす。


「うぁ! あ、ああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」


 シオンの喉から悲鳴が上がる。今度は快楽に塗れていない悲鳴。苦痛に満ちた叫びを上げながら、シオンの身体が強烈に仰け反った。

 乳首を締め付けていたリングが、更にその径を小さくしたのだ。乳首の根元に激しく食い込むリング。パンパンに腫れ上がった乳首が、今やまるで鋼鉄のように固くなって締め付けに抵抗しようとしていた。それがシオンの苦痛を強めることになろうとも。


「はい、止めてあげたよ」


「ちっ、ちがうっ! ちがうぅうーーーーーーーーーーっ!!!」


 そして、そうしている間にも、行き場を失った熱が乳房の中で暴れ狂う。乳腺を引き裂き、乳首を破裂させてでも放出しようとする強烈な圧となってシオンを苛む。乳房が破裂する。そんな非現実的な感覚がシオンを恐怖させる。

 ぐん、ぐん、と、元々規格外に大きかった乳房がますます大きくなっていくような錯覚。今や爆炎のように感じる熱によって真っ赤に熱った双乳が、シオンが上体を揺するように踊る度に暴れ狂う。


「うぁっ! あっ! あっあっあっ……あっ……!」


 限界まで引き絞られた弓のように、背筋がビキビキと音を立てるほど強烈に仰け反るシオンの身体。


「あああああああああっっっっ!! でっ、でるっ!!! ばくはつすりゅっ!!! おっぱいばくはつすりゅうううぅ!!!!!!!!!!!!」


 まるで処刑台の上で最後の抗弁をする罪人のように、シオンは瞳を見開き、天井を仰ぎながら泣き叫んだ。


「おねがいっ! おねがいぃいいいっ!! とめてぇええっ!! おっぱいとめてぇえええっ!! おっぱいいやぁああっ!!」


 破裂寸前のように感じる圧力が、シオンの理性を破壊する。滝のようにドッと溢れた汗を吹き散らしながら暴れるシオンの姿をまるで面白い見世物であるかのようにメアは見下ろしている。

 そしてメアは、シオンに止めを刺すために、指を鳴らす。脳内にまで染みるほど甲高く聞こえたその指の音と共に、リングの締め付けが緩む。押しつぶされ、堰き止められていた乳腺が緩んだ瞬間。


「ああっ! あっ! あっあっあっああっ!!」


 殺到する。最早気が狂わんほどの快楽に変わっていた圧力が解放されたその先へ。


「あ゛っ!!!!!! ああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーー♥♥♥♥♥」


 ぶしゅっ、ぶしゅっ、と音を立て、濃厚な白濁が吹き上がる。今まで経験したことのないような解放感と快楽が乳首から全身へと一気に弾け飛ぶ。一瞬でシオンの身体は絶頂する。シオンが経験するすべはないが、それは男の射精の快楽に似ていただろう。


「ん゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ーーーーーーっ♥♥♥」


 絶頂しながら、シオンは絶望した。母乳を出すという行為ですら、シオンははしたなくよがり狂い、絶頂してしまうことに。乳児を育むための神聖な行為が、汚らわしい性の快楽を伴って襲い来るグロテスクさに。


「いやっ! いやぁああぁっ♥♥♥ おっぱいいやぁっ! おっぱいとめてぇっ!! んぉお゛お゛ぉお゛ぉおおぉお゛ぉっ♥♥♥」


「うっわー……出しちゃってる……ミルク出しながらイっちゃってるぅ……さいてーだね、ママぁ?」


 そう猫なで声で言いながらメアはその乳白色のシャワーを浴びながら舌先を伸ばして舐めとる。ほんの僅かな量を口に含んだ瞬間。まるで媚薬でも飲んだように全身をぶるっと震わせた。


「んん~! 魔力の塊が濃縮されてる……んくっ♥ はぁ……♥」


 シオンの噴乳する左の乳首にむしゃぶりついて、雌乳に喉を嚥下する。んくんくと喉をならしながら、硬く勃起し続ける乳首に舌を絡ませると、シオンの全身は強く震え、射乳の勢いが増す。


「やめてっ! んっんっんんーーーーっ♥♥♥ ああっ♥♥♥ お゛っ♥ んぉっ♥ お゛ぉっ♥ お゛ぉおおぉお゛ぉっ♥♥♥」


 絶頂しながら、憎き淫魔に弄ばれて授乳すらさせられる屈辱にシオンは打ち震えた。

 そして、床一面に白濁が飛び散るほどの噴乳が終わった頃には、シオンは虫の息のように小さく浅い呼吸しか出来なくなっていた。

 口の周りを白濁で汚したメアは、舌で口の周りをペロリと嘗め回すと、俯くシオンの顔を覗き込んだ。


「あーあ。また朝が来ちゃった。今日はこの辺で許してあげる。じゃ、明日もまた早く寝て、夢の世界で遊ぼうね♥」


 無数の連続絶頂によって意識が完全に途切れそうになった瞬間、快楽と絶望の時間の終焉を知らせるメアの言葉がシオンの頭を過った。崩壊していく夢。拘束椅子が粒子となって砕け、自由になったはずの四肢をだらりと投げ出して、シオンは現実へと落ちて行った。






◇ ◇ ◇






 昼過ぎて太陽が高く昇り、歩いていると少し汗が滲む程度に日差しが強まってくる。

 初夏の強い陽光と対をなすように暗がりに沈む日陰を求めて、シオンは心許ない足取りで歩いた。

 そうして見つけた、海辺の大きな造船所の外れ、老朽化で半ば崩れて放棄された煉瓦造りの倉庫へと忍び込んだシオンは、砂埃で汚れるのも気にすることも出来ないまま、壁に寄りかかって、震える身体を支えた。


「はぁ……っぅ♥♥♥」


 夜に活動が活発になる魔物の寝床になっている可能性があるので、警戒を怠ってはいけない。そんなハンターとしての基本すら、今のシオンには覚束ない様子だ。実際、ジメジメとした湿気と暗闇に満ちた倉庫の中を見渡してはいるが、取り残された山積みの木箱や樽の陰にまで気は回っていない。


「こ、ここ、ならっ……!」


 ただ、不感の指輪を付けてなお納まらない情欲の炎を消すことに躍起になってしまっていた。

 今までは、不感の指輪を付けていれば何とか日常生活を送れる程度には身体の感度を落とし、性感を忘れることが出来ていた。

 だが、それはシオンにとって最大級とも言っていい性感帯を隠すことが出来ていたからだ。


「っ……こ、こんな……こんな……ぁっ♥♥♥」


 シオンは自らの身体を見下ろした。規格外のシオンの爆乳によって大きく押し上げられたノースリーブのシャツ。その大きいながらにハリのある若々しい二つの乳房のラインを丸々と浮かび上がらせている布地に異変が起こっていた。

 幼い頃に最高位の女王級淫魔であるクロハに調教され、乳房の成長と共に怯え隠れるようにその柔らかな肉の中へと埋没していった陥没乳首。清潔に保つためにシャワーの時に洗う時以外は決して自ら触れることすら躊躇ってしまうほど敏感な乳首の尖りのシルエットが、クッキリと浮かび上がっている。


「これも……これも……メアの……っ」


 シオンは震える声で悪態をつきながらシャツをまくり上げ、露になったブラジャーのフロントホックを外した。

 途端、無理矢理に抑え込まれていたMカップの爆乳が弾けるように飛び出した。


「っぁああっ♥♥♥ はぁっ……はぁっ……っ……♥♥♥」


 その二つの肉塊の先端を守っていたベージュ色の丸いニップレスは、内側からカチカチに勃起し続けているいやらしい乳首のせいで今にも破れてしまいそうなほど張り詰めながら、しかし辛うじて、その表面に纏わりついて、敏感すぎる乳首の上に薄い膜を形成し、辛うじて守ってくれている。

 だが、不感の指輪を付けてなおブラジャーと擦れるだけで身悶えてしまうほど敏感な乳首は、そんな薄皮一枚で守られたところで無意味だった。夢の中で受けたメアの乳首への拷問の様な責めと、リングによる拘束は、現実世界のシオンの身体にまで影響を及ぼしていた。乳首は常に勃起し続け、そして、乳房の中へと隠れることすら忘れ、ただ淫らな刺激を求め続けている。

 乳首が隠れてくれているからこそ、シオンは淫魔ハンターとしての日常を送ることが出来る。だが、今、シオンの乳首は自然と隠れることを辞め、身支度の時に無理矢理に押し込んで二プレスで隠すことにすら抵抗するばかりか、歩いているうちに更に強烈に勃起して淫らな熱を発し、シオンを淫魔ハンターから色に狂った雌犬へと変貌させている。それほどにシオンの乳首の性感は強烈で、そしてシオンの最大の弱点なのである。


「なんとか……なんとか……しないとっ……」


 余りに強い情欲と乳首への刺激を求める切なさに情けなく目尻を下げた両目に溜めながら、指を躊躇するように宙をさ迷わせた末に、そっとその快楽の尖りへと伸ばした。


「んあぁっっ!」


 つん、と、二プレス越しに乳頭を突いただけで、シオンの身体はビクッと跳ね、つま先立ちになった足に筋肉のラインが浮かび上がった。一瞬でシオンの背筋が仰け反り、顎が天井を突く。だが、それでもまだ足りないとでも言わんばかりに、シオンは震える指先で乳首をクリクリと転がした。

「あっ、あぁああっ♥♥♥ ち、ちくび、ちくび、ぃっ♥♥♥

 不感の指輪がシオンの身体を駆け巡る快楽を押し留めようとシオンの魔力を消費しているのを肌で感じる。


「ら、らめ……はず、はずさないと……っ♥♥♥ でもっ……!」


 だが、魔道具無しで乳首を責められる快感は、最早拷問のようなそれだ。一瞬でシオンの理性の糸を纏めて引きちぎれ、シオンは自らを一匹の雌へと堕とすだろう。それはこの場においては余りにも危険だ。野良の淫魔の毒牙にかかってしまうならまだいい。最悪、ただの魔獣の餌となる危険性すらあった。

 つまり、不感の指輪を外さず、理性を残したまま、ずぐん、ずぐん、と疼き続ける二つの快楽生成器官の動きを早急に止めないといけない。


「んぅぅっ♥ れ、れも、これ、じゃっ……♥♥♥」


 くりゅ、くりゅ、と揉み転がされる二プレス越しの乳首から溢れる快楽は、シオンの情欲を際限なく高めるだけで、それを霧散させるための強烈な絶頂を産み出すには弱すぎる。


「ぁんっ♥ あ、あ゛っ♥ あ゛ぁっ♥♥♥」


 壁に寄りかかったシオンの身体が快楽にうねる。だが、その快楽は発散されることなく、乳房全体に蓄積されていく。


「ら、らめ……ちょくせつ、さわらないとっ♥♥♥」


 二プレスという薄い膜一枚越し。シオンの乳首が受ける快楽は強いながらもその輪郭はぼやけ、快楽爆発の瞬間へと手を伸ばしても霞のように指の隙間から零れていく感触がある。シオンは焦りが滲む手つきで、二プレスと僅かに色付いた乳輪の境目に爪を引っ掛けた。ゆっくりと、慎重に。


「あっ♥♥♥」


 ぺり、と左右の二プレスの粘着面が乳首乳首から僅かに剥がれ、糸引く感覚。そして自ずと指先が敏感な乳輪を引っ掻いてしまい、伝った快感が乳首を震わせる。

 思わず離れた指先。僅かに剥がれた二プレスは、未だ乳輪を覆い、乳首にもピッチリと張り付いている。今からこれを剥がしていく。それを想うだけでシオンは恐怖してしまう。しかし、ごくり、と飲み込んだ生唾は、同時に期待と背徳の甘たるい味に染まっていた。

 もう一度、二プレスと乳輪の間に爪を食い込ませる。


「うっぁ……あ、ぁああっ♥♥♥」


 二プレスを乳輪から徐々に引きはがしていくと現れる、脱皮したばかりの敏感すぎる肌。倉庫の中のひんやりした空気の感触が、不感の指輪によって抑え込まれながらも脳へとジンジンと伝わっていく。


「ん、お゛っ♥♥♥ っ、く、ぅっ……♥♥♥ はやく、はやくっ……♥♥♥」


 指先に力を籠め、何度も何度も二プレスの端を擦る度に腰がうねり、膝が笑って崩れ落ちそうになる。だが、指先の動きは止められない。弱点を守るためにピッチリと貼られていることが、今はただただ恨めしい。

 それでも、余りに強烈に勃起する乳首に引っ張られている乳輪の膨らみを上り、そして、ついに乳首の側面へと指が至った瞬間、かりっ、と爪先が掠る。


「んあああっ!!!」


 切羽詰まった快楽の悲鳴を上げて跳ね上がる身体を走り抜けた快楽電流は、乳輪で感じていたものの比では無かった。正真正銘の弱点。シオンは歯を食いしばって快楽を受け流そうとした。しかし淫らな調教済みの雌の身体には、ようやく少しだけ与えられた乳首への快楽はまるで空腹の肉食動物の目の前に現れたご馳走のようで、シオンは自然と上がった口角からトロリと涎を垂らしてしまう。


「ふ、ふぅぅっ……」


 一度呼吸を整え、再度指先を乳首に近づける。

 そして、ゆっくりと。慎重に。一度、かりっ、と、引っ掻いた瞬間。


「ん゛っああぁあっ♥♥♥♥♥」


 何とかそのシルエットを隠すために乳首を二プレスで押し込んでいたのが災いした。今にも張り裂けそうなほど二プレスを下から押し上げていた乳首に負けた薄皮が破れ、突き破ったのだ。破れた二プレスの接着面にゾリゾリとその身を擦り付けながら飛び出した敏感極まる乳首は、シオンが見たことないほど強烈に勃起し、真っ赤に充血している。

 胸の先端二か所から発生した衝撃は、一見些細なもののようで、当のシオンにとっては意識の外からぶん殴られたかのような錯覚に陥るには十分だった。


「あ゛っ♥♥♥ あ、あ、あ゛ぁっ♥♥♥♥♥」


 壁にもたれかかって立っていたシオンの身体が、びくん、びくん、と痙攣して伸び上がる度に二つの肉塊がゆっさゆっさと揺れ、二プレスという薄皮が一瞬にして奪い去られた淫猥な神経突起に空気の粒子が突き刺さる。


「ん゛っ♥♥♥ お、ほっ♥♥♥ ら、め……こ、こんなのすぐいグぅうううううっ♥♥♥♥♥」


 乳首を、乳輪を、乳房を、快楽が駆け巡る。ようやく外気に触れることが出来て勃起した敏感な肉突起に、イヤらしい背徳の歓喜が満ちていく。


「い、いくっ……♥♥♥ そ、そん、にゃぁっ♥♥♥ さ、さわって、さわっれないのにぃいいっ♥♥♥」


 絶頂の予感。どくん、どくん、と激しく脈打つ心臓に同調する快楽の脈動が、乳首を内側から引き裂いて弾けてしまいそうだった。


「や、やら、やらぁっ♥♥♥ さらってないのに、ちくび、ちくびあくめしちゃうぅううっ♥♥♥」


 耐えられない。快楽の爆発がすぐそこに迫ってきている。このままでは、触っていないのに乳首で絶頂する変態雌牛の烙印を自らに押してしまう。


「ひっ、いっ♥♥♥ いぎゅっ♥♥♥♥ っ、う、ぅあ、あ゛ぁああああぁああああアあああっっ♥♥♥♥♥」


 それだけは駄目。せめて、最後は自分の手で。そう決心した瞬間、シオンは乳首を抓り上げた。くにぃい、と、爆乳の頂点でシコリ起つ乳首の根元を摘まんで、痛みすら感じるほど強く力を籠め、指を互い違いに一度動かし、転がす。


「いぐっ♥♥♥ いっぎゅぅううっ♥♥♥♥♥♥ あ゛っあぁあああっんぁああぁあアアああっっッ♥♥♥♥♥♥♥♥」


 ビクビクビクッッッ!!! と激しく痙攣する身体。唾液の飛沫を撒き散らしながら天井へと顔を向けて、シオンは絶頂した。爆発するように一瞬で広がった快感が乳首を引き裂き、飛散する。まるで母乳を噴き散らかしているような錯覚すら覚えながら、シオンは白目を剥き、ガクン、ガクンと頭を前後に揺らし、はしたなく蟹股に広がったまま力が入らなくなった膝がガクガクと笑う。そして、スラリと長い脚の根元で下腹部を隠しているショートパンツに、黒々と大きな染みが広がっていく。


「ふぁ、ああぁあっ♥♥♥ あ、ああっ♥♥♥ しゅごっ……♥♥♥」


 まるでお漏らしをしてしまったかのようにショートパンツを汚してしまった事実にすら、快楽で頭が真っ白に吹き飛んで戻ってこれない頭では気付けない。ただ、朝からずっと我慢していたリビドーが弾けた瞬間の充足感と甘い心地よさが胸を満たしている。

 恐怖を覚えるほど敏感な乳首。清潔にするために洗う時以外隠れて触れられない弱点。それ故に満たされない、無意識に抱いてしまっている乳首での絶頂への変態欲求。それが満たされる瞬間は、まるで麻薬のようにシオンの脳を蕩けさせる。

 勿論、そんな快楽への渇望が一度の絶頂で収まるものではない。

 まだ足りない。もっと欲しい。もっと虐められたい。そう訴えるように、シオンの乳首はジンジンと熱く疼く。

 そして、その欲望に呼応するように、シオンの指は自然と動き出していた。


「うっ、ぁ、ああああっ♥♥♥ っ、ぁああああっ♥♥♥」


 二プレスを剥がしたせいで剥き出しになった乳首を再び指先で摘まむ。そして、そのまま、くりっ、くりっと捻り上げ、転がす。

 まるで大型の魔道具を操るための取っ手を弄るようなその指先の動きに操られ、シオンの腰は揺れる。

 少し力を込めて揉み込んでも強烈に反発してくるほど強大に勃起し続けるオーガズムの種子へ快楽という水を注ぐようにゆっくりと揉み転がす。


「あ゛っ、や、りゃめっ♥♥♥ きもちっ♥♥♥ちくびっ♥ ちくびくりゅくりゅっ♥♥♥ とまっ、とまらにゃいぃっ♥♥♥ あっ、あ゛あ゛あぁあああっ♥♥♥」


 そして、すぐにその種子は快楽をあっという間に吸い上げ、オーガズムの大輪の花を咲かせる。

 抵抗することなどできない。いや、抵抗する意思すら見いだせない。真っ白な頭。無意識に動き続ける指先が、更に強烈な快楽を求めて蠢き始める。

 親指と中指を乳輪の外縁に添え、左右に大きく皮膚を突っ張らせると、乳首が大きく引き攣る。それだけでピリピリとした痛みにも似た悦楽がシオンを蝕む。そして、いよいよ自らの手で最大限にまで敏感にさせられた乳首へ、人差し指が迫る。そして。


「んっお゛っ♥♥♥ 」


 ピンッ!と。その指先が弾かれた瞬間、シオンは仰け反り、絶叫した。だが、それでも止まらない。今度は鍵盤を弾くように、何度も何度も乳首を弾く。その度にシオンは腰を跳ね上げ、潮を吹きながら絶頂した。


「お゛っ♥♥♥ お゛っ♥♥♥ いぎゅっ♥♥♥ いぐっ♥♥♥ いぐのとまらにゃっ♥♥♥ ちくびくりくりゅっ♥♥♥ ちくびあくめくりゅぅぅっ♥♥♥ ちくびこわれまひゅうぅうっ♥♥♥」


 倉庫に入った時には少しばかり持っていた理性を投げ捨て、無様に獣欲に従い蠢く指の動き。快楽に狂わされた脳は、それを抑止する術を持たない。

 ショートパンツは液体を保持する能力の限界を超え、そのスラリと美しく引き締まった腿にまるでお漏らしもかくやと言わんばかりに幾条ものぬめりが垂れ落ちていく。


「いぐっ♥♥♥ いっぎゅぅううっ♥♥♥♥♥♥ ちくびいぐっ♥♥♥ いぐいぐいぐっ♥♥♥ いぐぅううぅううっ♥♥♥」


 幾重にも重なる絶頂に耐えられなくなった脳神経が真っ白に焼け焦げ、そしてシオンはその場に崩れ落ちた。

 こんな場所でオナニーにふけり、そして意識を飛ばすなんて、S級ハンター大失格。十数分後に意識を取り戻したシオンは、自らの不甲斐なさに絶望しつつも、しかし、その快楽満ちる双乳には、未だ熱い興奮が燻っていた。





『爆乳淫魔ハンターシオン~幼夢魔に堕ちる調教記録~』3話叫ぶ淫嘴(2) 『爆乳淫魔ハンターシオン~幼夢魔に堕ちる調教記録~』3話叫ぶ淫嘴(2)

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