すっかり寒くなりましたけど、皆様いかがお過ごしでしょうか? こんなに寒いと頭からすっぽりおふとんをかぶっていっそコタツになりたいノンです、こんにちは。毎年これくらいの時期になると最初にコタツを発明した人を無性に称賛したくなります。
先日ピクシブでリクエスト作品を続けて2作公開しました。その制作過程のお話をまとめてしてみようと思います。
こちらの絵は依頼主様のオリジナルキャラのみでの作成というリクエストでした。過去にも別の方から頂いたオリキャラのみのリクエスト作品をいくつか作成しましたが、その時と同じく私にとってはNMLのメンバーを描くのとはまた違った新鮮さがあって楽しく取り組むことが出来ました。お米の毎日も良いけど時々パンも食べたくなる。
●ラフ
背景(場所)や設定等については自由にお任せということでしたので、まずは場所を考えることから始めたのですが、以前から海外の広い家屋にたまに見られる「室内ブランコ」にちょっと興味があってそれをうまく盛り込めないかという考えがありました。ご指定のキャラ数は4体なので、ブランコ周りに2名とその手前に2名を配置すれば構図的にもよいかもしれない、場所はインナーテラスみたいな場所! と思って最初に描いたラフがこちらです↓
これでもいいような気もします。私もこの中にまざりたい。でもせっかくの野外に面したインナーテラスということでもっと開放感のようなものが欲しいと思い、それを意識して次に描いたこちらのラフを選びました↓
ちなみに「インナーテラス」っていう呼び方はあまり一般的ではないと思ったので(私もそんな呼び方知りませんでした)、作品のタイトルにはその別称であるらしい「サンルーム」を採用しました。これなら聞けばなんとなく「太陽の光がそそぐベランダみたいなところ(かな?)」とイメージしやすいのではと思ったのですが、どうでしたでしょうか?
●線画
インナーテラスが出現しました。
4人がやって来ました。
二つを合わせるとCPU回路のようです。
●下塗り
でも下塗りの色を乗せると「あ、CPUじゃない、絵なんだな」と分かります。
●着彩
むにむに塗っていきます。左の子の足が強調してあるのはご指定事項だったので譲れない部分です(誰に譲れないのか・・・?) あと拘束具は主に革製のものをというご指定でした。ハーネスってよいですね(๑’ᵕ’๑)
●完成
出来ましたー☆
ところでこの作品のように、画面のアングルが左右どちらか一方に傾いている絵を見かけること、時々ありませんか? どうしてそうなっているんでしょう? これにはいくつか理由があって、その一つが「画面を構成する長方形の各4辺のどれよりも長い<対角線>の性質を利用することで画面に入らない部分を入るようにするため」なのですが・・・、説明がへたすぎて皆様から叱られること必至なので図解するとこうなります。
右上の吊り下げランプあたりを起点にして構図を水平にすると(水平に戻すと)、左の子の「譲れない足」が画面に全然入らないのがお分かりいただけるでしょうか。
それなら絵全体を上に上げればよいのではと思われるかもしれません。試しにやってみます。
どうでしょうか? 今度は足はともかく、全体的に奥行きがあまり感じられないべたっとした印象の絵になっていないでしょうか?
実はこの絵に関しては、右上の屋根の切り上がり部分が空間の奥行きを表現するのにとても大切な要素になっています。
左の子の足裏と屋根の切り上がり部分を画面内に同時に収めるにはどうすればよいか。「対角線の性質を利用する」ことでそれがかなうというわけです。
過去にPixivに投稿したこちらの絵も同じ理屈で出来てます( ◜ᴗ◝)
こちらはNMLメンバーのみでのリクエストでした。場所や備品等に関してはご指定があったので、それにお応えできるよう努めました。自由に描くのも指定されたものを描くのも私にとっては絵を描くという同じ行為なので分けて考えたことはあまりないです。目的地はいつも「より良い絵」という同じ場所なので、分けて考える必要は私にはありません。そういえばキャラと背景も絵の種類(?)としてあまり分けて考えてない気がします。
●ラフ
構図に関しては、「雷理がミランと立穂に前後から責められている」というリクエストでしたので、このくらいのアングルから見たものが一番ふさわしいかなと思いました。もちろん他にも真横から見た構図や真上や斜め下から見た構図もあり得るのですが、その場合はたぶんリクエスト内容のご指定事項を何かしら満たせない不十分な絵になると(頭の中で)思ったので、そちらの案はまたの機会のためにそっと記憶のフォルダにしまっておきました。で、1週間も経つとフォルダごと忘れるのが私です。
●線画
見ちゃダメなところって実際に描いてるの?って疑問に思われるかもしれませんが、描いてます◝(⑅•ᴗ•⑅)◜
●下塗り
見ちゃダメ継続中。
●着彩
色塗りの用具(ツール)は、鉛筆1本と種類の違う筆4本くらいを使っています。でも意外とそれよりも使い方が大切なのが消しゴムだったりします。たとえば一面黒に塗られた画用紙の真ん中を上から下へ向かって消しゴムを掛けると、そこに1本の白い線が出現しますが、それは消したからそうなったとも言えるし、白い線を消しゴムで描いたとも解釈できます。「消すことは描くこと」と私はそう思っています。
そんなふうにして描いてあるのがこの絵のブーツのしわの部分やミランの背中の凹凸部分です。いつもリアルの世界では筆箱の片隅に窮屈そうに押しやられている消しゴム様ですが、その隠されたポテンシャルに気づくと、単にはみ出した色を消すだけのおまけの道具だとは思えなくなります。
●完成
陰影を付けたり色調を整えたりして完成です。
ところでSMルームの壁ってなんで赤が多いんですかね?
ではまた~♪
雑穀米
2024-12-13 12:00:20 +0000 UTC