文章のみです。重い話になるので見たくない方はページを閉じてください。
もう該当のツイートは消してしまったのですが、今年に入ってからずっとおやすみシリーズをもうやめるべきなのか考え続けていました。
他の新しい作品に専念するべきか迫られていました。
理由は簡単で、コロナになってから突然本が売れなくなってしまったからです。
fanbox post: creator/854356/post/1836469
1月にはポジティブに書いていますが、本当はこの記事やRTキャンペーンで少しでも状況が改善すれば…という希望があったからでした。
上記では詳しく語っていませんでしたが、状況としては5000~1万部という規模で新刊が落ち込んでいます。
コミケだけの影響ではなく、委託を利用する人も減っています。(コミケ4日目という概念が無くなったせいかもしれませんし、店舗の閉店が相次いでいる影響かもしれません)
昨年は印刷所支援の目的もあり10冊近くの新刊を作ってきました。
サキュバス・真麻ちゃん・ゆがみら…もちろんそれらもコロナ前と比べてかなり状況は悪かったですが「コロナだから仕方ないよね」というあきらめもあり、特に気にせずにいられました。
どれも1作描いて終わりの本だったので、自分でもあっさりとした気持ちだったのだと思います。
ただ、おやすみシリーズだけは私にとって何よりも大切な物で、これまでの読者さん全員に見届けてほしい作品で、「仕方ないよね」とあきらめることはできませんでした。
この状況下でも続編を出したのは、これまでの7年間欠かさずに描いてきて、今年も応援してくれている読者さんに届けたいという気持ちが強かったからでした。
また、その他のシリーズに比べても待ってくれている方が多く、きっとこれを機に通販利用者も増えてくれるだろうという希望もありました。
結果、先の記事の状態です。
年末に出した新刊はシリーズの中でも大事な節目の話だったのに、こんなタイミングで本を出してしまった自分を強く責めました。
大切な話なのに、一番読んでもらいたい本だったのに、日の目を浴びせてあげられなかったこと、自分の宣伝力が足りないことを強く後悔しました。
すがるような思いで、できる範囲で企画やRTキャンペーンも行いましたがほとんど効果はありませんでした。
それでも、5月コミケが開催されればきっと状況は改善される、少なくとも会場へ本を持ち込むことができる、自分にできるのは描くことだけだと新しい本を進めていました。
オマケ本の表紙も完成して、漫画のラフも描き終えた日の夕方にコミケ延期(実質中止)が発表されました。
冬まで大きなイベントは行えず、冬ですらできるか怪しい状態。
来年ならできるのか、この先コロナ前のように戻る日はあるのか、不安がのしかかりました。
数日ソシャゲや落書きで気を紛らわすような虚無の日々を送るも、いつかイベントが開催された時のために本を作ろう、何よりも私が自分の本を読みたいからと、また立ち上がろうとしていました。
同人活動は中学の頃から1度も休まず続けているので、簡単に筆を折るような私ではなかった。新刊を作りたかった。
根っから描くことだけが生き甲斐の人間なのです。
しかし、そこに本気で私の心を折りにくることが起こりました。
違法アップロードです。
「RT後のツイートを表示するアプリ」を使っているのですが、そこには違法に翻訳された私の漫画が感想と共にツイートされていました。
実を言うとFANBOXやFantiaだけで有料公開したものすら違法アップされている状況で、私は日々フォロワーさんに対して疑心暗鬼になっていました。
違法アップ自体はもう10年近く悩み続けている問題で、今始まった事ではありません。
だけど1年前までは、コミケやイベントで実際に刷った本を買ってくれる人を自分の目で見られていました。
スペースに足を運んでくれる1人1人に私はずっと勇気をもらっていたのです。
本の写真を上げてくれる人、熱い感想をくれる人、そういう人たちに信頼を置いていたから続けてこれたのです。
それも少なくなった中で違法に読んでいる人間を目の当たりにしてしまい、誰を、何を信じたらいいか分からなくなってしまいました。
立ち直っては折れるの繰り返しで、次第に、もうこれはおやすみシリーズをやめてしまった方がいいのではないかと思うようになりました。
「同人誌だから好きに描けばいい」「好きなら売れなくてもいいだろう」と思う方も多いかもしれません。
もちろん私も、おやすみシリーズ以外の本はそういう感じです。
だけど、何よりも大事で思い入れがあり、7年間も休まずに描き続けてきた作品だから、コロナのせいとはいえこれまでの読者さんに読んでもらえない状況は余りに苦しく。
そして違法アップされるくらいなら、いっそ描き上げてもどこにも公開したくない、作品を守りたいという気持ちになっていきました。
もし違法アップしている方がこれを読んでいるのなら、本当にやめてください。
私から創作活動を、作品を、発表する場を奪わないでほしい。
もうやめるしかない、やめるくらいなら死んでしまおう、この2日間はそれくらい思い詰めていました。
私は会話をしている時以外はほとんど漫画のアイデアを考えていて、布団に入ってから寝るまでの間は特に思考に没頭する時間となっています。
何か別の新しいものを描かなくちゃな…と布団の中でぼうっとしていると、おやすみ兄妹の最終回までの話や描きたかったシーン、絵やグッズ…そしてそれを作りたくてワクワクしていた自分の気持ちが走馬灯のように駆け巡ってきました。
びっくりするほどに輝いて見えました。
ああこんなにも描きたいものが沢山あったんだ。
私の描きたいもの、描きたかった気持ちはこんなにもキラキラしていたんだと思いました。
おやすみ兄妹はストーリーを考えるだけでも胸が熱くなって、ワクワクして眠れなくて、それが大好きで楽しくて、これを一人でも沢山の人に分かってほしいと必死になって、あっという間の7年間でした。
描くはずだった最終回までのストーリーを頭の中で再生しては泣いて、私はこれほどの物を世の中に出さないまま終わってしまうのかと心から悔しくなってしまった。
どうしたってやっぱり描きたいです。沢山の人に読んでほしいです。
コロナだからと買うことを諦める人がいても。
買うほどではないからと違法に読む人がいても。
誰よりもおやすみ兄妹を愛していて、最終回を読みたくて、描きたいのは私自身です。
そして、これまで読んできてくれた人たちみんなに見届けてほしい。
私に続きを描かせてください。
もしこれを読んでいる中に無断転載をしている人がいるならやめてください。
違法に読んでいる方がいるなら買ってください。
いつかコミケで買えばいいやと思っている方は再開の日まで委託や通販を利用してください。
もう既に買ってくれている方は本当にありがとうございます。
心に余裕があれば、新刊の感想や写真をアップしてくれたら嬉しいです。
それだけで買ってくれてる人がいるんだと救われます。
何より、みなさんの感想が一番の宣伝にもなります。
https://melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=763935
https://ec.toranoana.jp/tora_r/ec/item/040030873641/
仮に誰にも求められなくなったとしても、私はきっとどうしてもおやすみ兄妹を描きたいままだと思います。
それでも心が折れることが、おそらくこの先も何度もあると思います。
本当にこれは私の単なるワガママです。
支えてもらえたら嬉しいです。
感想を呟いてくれたら嬉しいです。
背中を押してもらえたら嬉しいです。
私の一番大切な二人を最後まで見届けてもらえたら嬉しいです。
独りよがりなお願いばかりですみません…。
この文章を見て、かえって読みたくなくなる人・見限る人もいるかもしれません。
明るい話だけして淡々と絵を上げるのが正解なのが分かっていても、それができないくらい今はギリギリです。
ザコメンタルだなと笑ってやってください。
しばらくは、何か別のものを描いたりしながら、少しでも状況が良くなるのを待とうと思います。現状のままおやすみ兄妹の本を出してもまた自分を責めることになってしまうので…
でもいつか絶対に続きを出したいです。最後まで描き切りたい。沢山の人に読まれたい。
最後に、ここまで描き続けてこれたのは応援し続けてくれた方々のお陰です。
本当にありがとうございます。
どうかこれからも応援してもらえたら嬉しいです。
溜め込んでいたもの、思い詰めていたものは一旦吐き出せたので、また次回の記事では明るくバカバカしくやっていきたいです。
pejunraxa
2021-03-21 08:04:15 +0000 UTCmaja
2021-03-21 06:47:40 +0000 UTCあつ
2021-03-21 06:43:56 +0000 UTCミルダケマン
2021-03-21 04:14:46 +0000 UTC