蝉も鳴き始め、本格的な夏が到来したと実感します。
そんな中、数年ぶりにアイコンを変更しました。以前の一筆書きのタガメアイコンも大変思い入れが強くて気に入ったものです。
図1 一筆書きのタガメ
この一筆書きのタガメについては歴史が古く、もうかれこれ二十年以上前の小学生時代。授業の中で一筆書きで色々なものを描いてみようというというのがあり、その中で瞬間的に頭に浮かんできたものです(当時のデザインはこれよりもまだ稚拙なデザインでしたが)。当時は非常によくできたものだと自信満々に発表したはよかったものの、特にこれといった反応(先生からもあまり言及はなかったと記憶しています)もなく、せっかく思いついた渾身の作だったのにとくすぶる気持ちがあったことを今でも覚えています。ですのでいずれどこかでなんらかの形で使いたいと思ってはいたけれども特にそのような機会がなく過ごしているうちにPIXIVで絵を投稿するようになってしばらく経った頃にふと「そうだ、せっかくだからアイコンに使用しよう!」と思い立ち、アイコンにして今に至ります。
そこまで思い入れも強い物であったのは確かで、何故今になってアイコンを変更したのかと問われたら一番の理由はやはり乙蒐斎として活動するにあたり、何かしら乙蒐斎をイメージさせるものを形にしたかったという思いがここしばらくふつふつと湧いて来たからです。
実は以前にも、「茶単文庫」という名前で活動していた頃にもせっかくなのだから何かマークを作ろうと思ってデザインしていたのですが、何を思ったのか、作ったこと自体を失念していました(このあたりは我ながら何をしていたのかという思いでいっぱいになります)。ですので供養の意味も込めてこちらにも置いておくことにします。
図2 茶単文庫ロゴ
文庫と銘打っているのだから本を象ったものにしようという安直な発想+せっかくだから落款風にしようという思いと合わさったできたのが上記のものです。今こうして見返してみるとこちらもわりと言い塩梅ではないかと自画自賛しておるのですが、何故当時はそう思わなかったどころか失念すらしていたのか、全くお恥ずかしい限りです。
ともあれ様々な変遷を経て現在に至り、新たなアイコンを作成するにあたってどのようなものにしようかとあれこれ考えました。色々考えはしたものの、なるべくシンプルなものにしようとは前々から思っていました。特にSNS等のアイコンにする場合はかなり縮小されるので、そうなっても問題のないものにしようと思っていました。アイコンとなれば通常……かどうかは置いておくとして、今までに描いた絵の中から選ぶというのも勿論考えました(楠木弓等)。しかしせっかくなのだから絵以外のものにしようと思い、乙蒐斎を表すものにしようとなりました。
最初は作業場という意味で出文机(書院の原型施設)を思い浮かべましたが、形にするのとなんとも言い難いものになったと言いますか、黒塗りにすることによってわかりにくいものになり、断念しました。
図3 出文机案
上記の案ではあまりにもそのまますぎるとなって他にもパターンを考えたりもしたのですが、どれも自分の中でしっくりくるものがなく没にすることに。そうした試行錯誤を重ねる中、一施設のみではなく住居という意味でも菴にするのはどうかと思い立ち、再びあれやこれやと考えて現在のいうなれば「丸に菴」とでもいうべき紋のようなアイコンが完成しました。菴をシルエットにしているのはシンプルにするということも勿論ながら、敢えてハッキリさせずにどのようなものか見る人の想像に任せるという意味も含んでいます。丸もただ菴を見切らせているだけでなく、何かごしに菴(乙蒐斎)を覗いてい見ている(インターネットごしに……等)という意味も込めています。
何だかんだとそれっぽく申し上げてきましたが、結局のところ実際形にしてみて自分の中でしっくり来たというのが一番の理由かもしれません。絵ではない事で随分と長々語ってしまいました。たまにはこういうのも一興だったりはしないでしょうかと思いつつ、この項を擱筆致します。
不儁
2021-07-11 01:35:38 +0000 UTC敗訴
2021-07-11 01:15:57 +0000 UTC