表紙を描かせて頂いたティアズマガジン152の書店前売りが開始されました!
ティアズマガジンはコミティアに一般参加する際の入場証となるカタログです。
表紙という大役、冷静になっても恐れ多く、大変光栄な場でした…。
今回はその表紙イラストのラフや裏設定などをまとめました!
表紙のテーマは「もしも江戸時代からコミティアが開かれていたら」です。
個人的に江戸時代の浮世絵が好きで、浮世絵師たちが現代のクリエイターと同じようにコミティアに参加していたら?と想像したらワクワクしたのでこれで進めさせて頂きました。題材などはお任せ頂いていたので、本当に好きなように描かせて頂けて大変ありがたかったです…!
どんなキャラクターにしようかな~と考えた時にまず頭に浮かんだのは自分の好きな浮世絵師二大巨頭・歌川国芳と月岡芳年でした。
国芳の、現代の漫画表現にも通じるようなダイナミックな構図やエフェクト表現!!
芳年の、湿度や色気を感じる無残絵や物憂げな月夜!!
本当に惚れ惚れします。
そしてこの2人、作風や人柄のキャラが立ちすぎている…この2人をオマージュして描きたい!と思いました。
実際には国芳と芳年は師匠弟子で、表紙イラストのような同世代ライバル関係ではないので、それぞれの作風を擬人化した”もしも”キャラとして練っていきました。
国芳はアイコンになるものが多すぎて要素に困らない…(猫好き・火消し服・武者絵)
江戸っ子で粋な若造!派手な半纏!!陽の気を帯びた主人公!
芳年は作風から漂う憂いから、ほんとは役者絵や武者絵など活力あふれる絵を描きたいがどうしても絵に憂いが出てしまい創作に思い悩むアーティスト肌。妖に取り憑かれているのでは?と噂されるほど顔色が悪い。(思い悩み過ぎて体調悪いだけ)
そして3人目のキャラ・売り子の女性。
この人は浮世絵師ではなく売る側の人。コミティアで言えばサークルの売り子さんにあたるけどただの売り子ではなくて作家の敏腕マネージャー的なイメージです。
国芳と芳年2人の新進気鋭浮世絵師をうまく競わせながら売り上げを上げていく有能メガネ美女!!ヘキです!!!
キャラが固まってきたら資料集めとラフ作業。
奥の方にある「卵焼きそば」はコミティア名物「オムそば」の江戸版です!笑
完成版では分かりづらくなってしまったのでこの記事読んで下さった方だけにシェア…。
今まで歴史ものは描いたことがなく、でもなんちゃって絵とは言えそれなりに江戸っぽさが出るようにしたくて、江戸時代の資料を見漁りました。
そこにタイミングよくNHKで「べらぼう」が始まってくれて…!な、なんてかゆい所に手が届く!!イメージを膨らますのにめちゃくちゃ助かりました!!
そもそものパーツが多かったり配色に悩んだりで着色には時間がかかりましたがとても楽しく描けました!
そして裏表紙は「そんな3人が現代に転生して、そのままコミティアに初参戦!」がテーマです。
表紙の方がウソ魚眼でアナログ風な色味なので、裏表紙は硬質で近代的な、でもコミティアの心地いい活気が感じられるよう頑張りました。
ラフは2種類提出してありましたが表紙とのバランス的に1個目のほうで。
表紙を先に描いていたので裏表紙の方はスムーズに描けました。一番時間がかかったのは国芳の地獄柄半纏です。
猫ちゃんは会場に入れないのでTシャツの柄になって頂きました。
江戸っ子浮世絵師たちが現代の多様な画材や出版形態に驚いたり、現代の春画にはなんで海苔が貼ってあんだ?!と憤ったりして欲しいです。笑
コミティアは自身がスランプだった時に初めて参加して、その時持ち込んだ出張編集部から連載に繋がった恩のある場所です。今でも創作エネルギーを毎年浴びに行っています!
表紙という大役を仰せつかったからにはその恩返しとコミティアの楽しさが伝わる絵になったらいいなと頑張りました。カタログを購入された方に少しでも伝わっていたら嬉しいです。
もしこの記事を見てコミティアが気になった方がいらしたら是非!6/1のコミティア152に行ってみましょう!場所は東京ビッグサイトです!!ティアズマガジン152を買っておけばそのまま入場できます!!
そしてサークル参加してみたい方は次の153が申込受付開始してますので是非申し込みましょう!!9/7の開催です!!!!