支援者限定です。人生を奪ったりではなく、どこまでも使い捨てとして集団で身体を渡り歩くやつが書きたいなぁと思いました。
以下本編をどうぞ。
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とある場所の会議室に、数十人の男が集まっていた。
小学生ほどの男の子、中年男性、でっぷりとした男、老人、金髪の若者、など。年代も外見も幅広く、仲良さそうに会話を交わす友人同士らしきペアや、あるいは親子も。そこそこに賑やかだった。
前方のホワイトボード前では、サングラスをかけスーツをびっちりを着込んだ女性がひとり。男たちはみな、彼女の方を見つめていた。
「――はい、ではお時間ですね。皆様、こんにちは」
女性がお辞儀すると、男たちもぽつぽつと頭を下げる。
「今回は弊社主催の『女性体験ツアー』にご参加いただき、誠にありがとうございます。よろしくお願いいたします。本ツアーでは、女性の身体に乗り移り、女性の身体を心ゆくまで楽しむものでございます。どのような女性になるかはランダムですが、その点も新しい発見として頂ければと思います」
奇妙奇天烈な説明をした女性。それは事実で――これから繰り広げられるのは、女性の身体を乗っ取った男たちによる狂宴だった。
この会議室に集まった男たちは、その参加者。もう息を荒げているオタク風の男や、にこやかな父と息子、まだ半信半疑らしい中年男性など、話に対する反応も様々だった。
ツアーコンダクターは悪どい笑みを浮かべながら、あれこれと話を続けた。注意や制限、免責の事項など。とはいえいずれも"使い捨て"とのことで、厳しくはなかった。
「――長々とお話ししてまいりましたが、そろそろ出発のお時間。幾つかのスポットやシチュエーション、それぞれの肉体をお楽しみ頂くこととなりますが、最初の滞在は都内の女子校となります」
会議室にどよめきが広がる。高校生かよ、お姉ちゃんだ、などといった声がささやかれた。
「それでは、めくるめく女性の身体を体験する旅、どうぞお楽しみください」
そう言ってコンダクターはぱん、と手を叩く。すると、会議室の男たちは一斉に意識を失い、それぞれ机のうえに突っ伏してしまった。
「じゃあ俺も……っと」
その怪しい光景を見届けたコンダクターは、前方にあった椅子に腰掛ける。まもなく、彼女の目からは光が失われていき、ぐったりとしたのだった。
同時刻、都内の女子高校にある二年生の教室。若い女性の教師が、生徒たちに授業をしていた。まだ午前中の早い時間で、だいたいの生徒が黒板を見据えている。
「――ここは、こちらの公式が代入できま……」
いきなり黙った女性の教師に、生徒たちは不審を抱く。ノートをとっていた生徒も顔を上げた。
「先生?」
真面目そうな三つ編みの女子生徒が声を掛けるも、教師からの返事はない。目も虚ろで、彼女の身に何が起きたのか皆が心配し始める。
「どうしたんだろ、先生?」
「保健の先生呼んでこよっか」
などとざわめき始めたところで――生徒たちも、同様に硬直した。
それから数秒。教師も生徒も動き出した。
「――ふうぅ……あ、エロいパンツ穿いてんな」
「あ! おねえさんになってる……ママみたいなおっぱいだ」
「うわデブ」
「お、俺が本当に女になってる……っ!」
茶髪をワンレングスに伸ばした女子生徒がスカートをめくり、パールホワイトの派手な下着ごと股間や尻を撫で回す。
大人しそうな女子生徒は騒ぎながら、自分の豊満な胸をがむしゃらに揉みしだく。
教室後方、ぽっちゃり体型の女子生徒が自分の腹の贅肉をつまみ嫌そうな顔をする。
保健室に行こうとしていた三つ編みの女子生徒は、とにかく自分の身体をまさぐってなにやら感動している。
他の女子生徒もひとり残らず、自分の身体を確かめている。もちろん全員、『女性体験ツアー』の男性客が乗り移った結果の行動だった。
「はーいみなさん、いいですかー」
混沌とし始めた教室に、はきはきとした声が響く。教壇に立っていた女性教師だ。
「ここは都内の私立◯◯学校の二年A組のクラスです。わたくし先生の身体も含め、全員ツアーの参加者が乗り移っています。この授業時間が終わるまでの短い間とはなりますが、それぞれお楽しみ下さい」
コンダクターの言葉を合図に、教室では痴態が繰り広げられていく。セーラー服を脱ぐのは序の口、下着さえ外して全裸になったり、さっそくオナニーを始める者など、まさに傍若無人だった。
「す、すげえ……このツアー、本当だったんだ……」
そんな中、教室の隅で活発そうな短髪の女子生徒がひとり、わなわなと手を震わせながら自分の身体を抱き締めていた。バスケットボール部に所属する生徒で、憑依しているのはハルキという三十代のサラリーマンだった。
「うわ、うわ……うわっ、俺がセーラー服……本物着て、女の子になってる……っ」
ハルキはバスケ部女子の身体をひたすらに触る。彼は女装癖があり、ことセーラー服に強い憧れを抱いていた。私生活でもインターネットで取引した中古の制服を着込むなどしていたが、やはり身体は男。
そこでこのツアーを知る。女性の身体を味わえるというツアーに直前まで懐疑的だったが、もはやそれも吹っ飛んだ。
「えへへ……さくらちゃんの服か……」
ハルキはセーラー服についた名札を見て、じゅるりとよだれを垂らす。机の中からはみ出ていたハンドミラーを取り出して、自分の容姿を見てさらに顔を緩ませた。
「あー……本当だ。おっさんじゃなく、女の子の顔だ。最高……わぷっ」
うっとりと自分の顔を見つめていたハルキの視界が、いきなり遮られる。それはオレンジ地に白いレースの映えるブラジャーだった。しかもかなり大きい。
「お、すまんのう、邪魔したかえ」
犯人は隣の席に座っていたバレーボール部の現キャプテンである生徒。もっとも中身はツアー参加客、しわしわの老人が乗り移っていた。
もう下着を脱いでおり、むっちりとした太ももと巨乳を惜しげなくさらけ出していた。背丈も高く、床にほっぽりだされた制服も大きい。
ハルキは手をあおぎ否定を示しながらも、現役女子高生の裸体に目を奪われる。
「いえ、大丈夫です……おっぱい、大きいですね」
「そうじゃろう。一時間足らずなのは残念じゃが、目一杯楽しもうぞい……んっ!」
そう答えたバレー部女子は、自分の色素薄めな乳首をきゅっとつまみ、喘ぎ声を漏らした。乳房全体もぐにぐにと揉み、股間をいじり始めてしまった。
「……すご」
ハルキはバレー部女子によるいやらしい行為を目の当たりにしてくらくらとしてきてしまった。
しかしもう、教室には嬌声が満ちてきていた。
不運を嘆いていたぽっちゃりな生徒も、ふんわりとした身体の具合に魅せられたようでうっとりとしている。大人しそうな生徒二人が、裸で抱き合って情熱的なキスを交わしている。
他にも、脱ぎ捨てられたショーツを集めて嗅いだり穿いたりを繰り返している小柄な生徒、裸になって自分に卑猥な落書きをしている生徒、自分の水筒に小便をしてそれを飲んでいる清楚そうな生徒など。理解に苦しむような欲望を解放しているものもいた。
「……」
この女子生徒たちは作り物やVR空間ではない、誰もが普通の生活を送っていた本物の人間。それなのに、ツアー参加者はためらいなく彼女らの尊厳を破壊しまくっている。
憑依という常識では計ることの出来ないシチュエーションによって、参加者たちの理性はぶっとんでしまたのだろうと、ハルキにも推測できた。
「……お、俺も……んぁっ」
それならば、俺一人が我慢しても仕方がない。ハルキもまた、簡単に正気を手放してしまった。
ハルキはスカートとショーツの上から、股間をぐいぐいと押し付ける。女子高生の裸なら周りにいくらでもある。本物のセーラー服や女子高生の下着の感覚を味わうのが優先だった。
「はあぁっ、ぁあっ……ふうぅ……っ!」
セーラー服の胸元を持ち上げ、鼻先に持ってくるハルキ。バスケ部女子の身体は熱くなってきていて、ショーツの中はぐしゅぐしゅになってきていた。
「んぁ――ぁああっ!」
すぐにハルキは絶頂した。女性の快楽は深く長く、ハルキを官能の世界に閉じ込める。漂う女子校の匂いや制服の感触も極楽そのもので、隣のバレー部女子のプリーツスカートを抱き締めながら床を転がった。
「――んっ、っふ……あ、そろそろ授業が終わる時間ですね……みなさん、心残りのないようにお楽しみください――あぁんっ!」
女性教師は参加者へと告げる。彼女自身も、教卓の上に座り脚をM字に開いておまんこをほじくっていた。
それから数分後――チャイムが鳴る。教師や女子生徒は一瞬だけふっと気を失ったが、すぐに意識を取り戻す。しかし身体が火照っていたり、今まさにペンを股間に突っ込んで処女を散らしているもの、何が起きたのか分からず泣き叫んだり、気が動転したまま窓から飛び降りる生徒など、阿鼻叫喚が広がるのだった。
◆◆◆◆
次に異変が起きたのは、とあるオフィスだった。そこは企業のコールセンターであり、女性オペレーターが過半を占めている。
「はい、お電話ありがとうございます、こちらは――うおっ!? なんだこれ、電話かぁ……めんどくせえ」
そして一般ユーザからの問い合わせを受けたばかりのスーツの女性は、数秒黙ったかと思うといきなりヘッドセットを外してしまった。
部屋のそこかしこで聞こえていた女性の声も同様。丁寧に受け答えをしていたのに、突然口調がかわったり電話を切ったりしている。少ない男性オペレータは、女性たちの豹変に戸惑っていた。
その中の一人が、野太い声を張り上げる。
「ではみなさん、本オフィスの滞在は12時まででーす!」
「へいへい。さーて、今度はOLさんかぁ……デブじゃねえな、よし」
「また……すご、僕が大人の女性になってる」
「いいじゃんいいじゃん、こういう子好きだぜ」
若く可愛らしい社員はくびれたウェストを撫でて喜び、その場でストレッチを始める。
30歳前後とおぼしきクール系の女性は、自席にあった鏡を容姿を確かめ穏やかに笑う。
そのすぐ隣で、髪をゆるくカールさせたタレ目の女性は胸を揉んでいた。
タレ目女性は、着ていたブラウスの前を開きながら隣のクール女性を誘う。その表情はいやらしく、口元もスケベに歪んていた。
「なあお隣さんよ、俺、レズセックスしたいんだけどしねえか?」
「れ、レズですか……」
「いいじゃん。今しか出来ねえんだし」
「……わかりました」
クール女性は逡巡を挟みながらも、顔を赤らめて受け入れた。
こちらに乗り移ったのは男子高校生であるナツオという男。先程の女子校では文芸部の控えめな生徒になっており、隅っこでひたすらオナニーをしていた。女性経験はないため、純粋な女体への興味のためにこのツアーに参加した。
一方タレ目女性には、アキトという二十代のプレイボーイが憑依している。こちらは女性を体感し、セックスのテクニックを磨く目的があった。すぐにナツオに声をかけたのも、それが理由だった。
「じゃあ早速」
「あ……っ」
アキトはナツオの腕をぐっと引っ張る。身長で言えばナツオが乗っ取っている女性のほうが大きい。アキトは顔をナツオの胸の中に収めてしまった。
「あー……柔らけえなー……」
「んっ……くすぐったい……」
ナツオは身を預けてくる女性の姿に照れつつ、自分自身も女性であることにはより興奮していた。ふんわりと立ち上ってくる女性の匂いも、童貞である彼には十分刺激的。一度くらい女性の裸を見てオナニーしたところで、まだ慣れてはいなかった。
「あ、ちょっと」
「いいだろ」
そんなナツオをよそに、アキトはさらに手を動かし始める。ナツオの青いブラウスのボタンを外していき、中の白いブラジャーもずらしてしまった。
ナツオが操るクール女性の身体は反応していて、桜色の乳首がとっくに勃起しきっている。アキトは舌なめずりをした後、ぱくんと口に含んだ。
「あぁんっ!」
艶めかしい声を出すナツオ。もっともオフィス全体でオナニーや女性同士の絡み合い、あるいは困惑していた男性社員への逆レイプが始まっていて、電話が鳴りっぱなし。ひとつふたつの喘ぎ声は埋もれてしまった。
「んぁっ……っふ、ひゅうっ!」
「っぷ……気持ちいいか? こっちか?」
「やぁあ……どっちも、いいです……っ!」
アキトは甲高いアニメ声でナツオに訊く。しかしナツオは成熟した身体が紡ぎ出す快楽に呑まれていて、どこを触られても気持ちよくなってしまっていた。
さらにしばらく乳房への刺激を続けたアキトは、自分の股間にも手が伸びる。ふんわりと広がるフレアスカートの中へと手を入れて、かりかりと股間をひっかくようにオナニーを始めた。
「んっ、んっ……この身体も敏感だ……我慢できねえ……っと!」
「うぅんっ!」
アキトはナツオを床に寝かせて足を開かせてから、タイトスカートをたくし上げる。さらに穿いていた黒いパンストを破りベージュのショーツもずらして、股間を出した。
いまいち整えられていない陰毛の奥、女性器からはとくとくと愛液が流れている。アキトは自らもフレアスカートと赤いショーツを脱いで、ビラビラが盛大にはみ出した股間を向けた。
アキトはデスクから太いマジックペンを取り出し、己の股間に宛てがった。
「いくぞ――んぁあっ!」
「え、あぁ……んっ!」
股間を密着させて、アキトとナツオは一本のペンによって繋がった。
アキトは必死に腰を振る。男としてのセックス技術はほとんど発揮できておらず、彼自身の想定とは異なっていたが、女性の快楽のせいでまともに頭が働かない。
一方でナツオは十分な快感を愉しみながらも、さっきまで強く押してきたアキトがまさしく女の子のようにあんあんと喘いでいるのは、少しだけ優越感があった。外見はゆるい雰囲気の若い女の子でもあるので、アキトの性格や容姿とのギャップも面白い。
「はっ、はぁ……なんか、かわいい……っ!」
「ばかっ、やめぇっ!」
気づけば逆転している。上になったナツオが巧みな腰使いでアキトを攻め立て、アキトは成されるがまま。
アキトは、ナツオの女性経験が極端に少ないかゼロだと見抜いていた。そんな相手からいいようにされ、恥ずかしくなったアキトは手で顔を覆ったが、ナツオをさらに燃え上がらせる。
「ぁっ、ぁっ、やだぁ――ぁあっっ!」
「ほら、イけ、イけっ!」
そしてアキトだけが、イってしまった。全身を痙攣させながら絶叫し、股間からは潮を噴きまくる。男にしても女にしても淫らな姿で、アキトは一瞬失神するほどだった。
「かわいい……っ、好きです、好きですっ!」
ナツオはペンを抜き、アキトにキスをする。女を抱く喜びを憶えてしまった。自分とのセックスで女性がよがり、ころりと恋をしてしまったのである。
「お、おい……っ! やめろ……俺達、中身は男同士なんだぞ……それに」
「だから、今だけでも」
「……ばか。じゃあ、さっさと……は、ハメて……よ」
アキトのほうは、逆に女の子の快楽に目覚めてしまった。今度は自ら股を開き、ペンを咥えてねだる。
女性の快楽にほだされてしまうのは、よくあることだった。ここまで心の距離が近くなるのは珍しいものの、例外というほどでもない。
オフィスでも騒ぎを聞きつけた男が女性を犯したりなど、ひどい有り様。ツアーコンダクターは4Pに励んでおり、次のスポットへ以降する通告も出来ないまま、既定の12時を迎えてしまった。
そのオフィスは精神に異常を来たしたものが大量発生し、後日閉鎖となったという。
◆◆◆◆
次、ツアー客たちが乗り移ることになったのは、キャラクターもののファンシーショップだった。大通りに店舗を構えており、日中でもたくさんの客入りがある。
『次……ああ、お店ですね。ええと、一部男性になっている参加者様もいらっしゃるようですが、あらかじめご了承頂いている通りです』
店員となったツアーコンダクターにより店内放送が流れる。男性といっても成人はなく、母親や姉についてきたような少年だった。
「へ、えへへ……俺、ロリっ子になっちゃった……うわ、おむつ!」
「男の子ですか。流石に少し損した気分ですね」
「ほほ……これは地雷系……とかいうやつじゃな?」
三度目ともなると参加者も慣れてきて、冷静さも失われている。乱痴気騒ぎは直ぐに始まった。
可憐なワンピースを着た幼稚園児ほどの幼い女の子はおむつカバーとおむつを外してから、吸水部分めがけておしっこをする。歩いてはいたもののまだ筋肉は発達しきっておらず、狙いは定まらない。ぷにぷにとした割れ目から飛び出ていったおしっこは跳ねて、そばにあったぬいぐるみにひっかかった。
「あー……ミスった。お、あるある」
その女児の身体を奪ったのは下着フェチの男。店内をうろつき、パッケージに『100』と大きく書かれたマスコット柄のプリントショーツの封を切る。その中から薄紫色のものを選び、おしっこを拭かないままに穿いてしまった。
「おお……あ、まだ出る……っ」
恍惚としたかと思えば、女児はまたおしっこをした。おもらしである。新品のショーツを小便臭くしていくのだった。
「おー……これは母親かな?」
「パパー! ぼくママになったー! パパどこー!?」
「おう、こっちだー!」
30代くらいの女性同士が呼びあい、駆け寄っていく。ふたりとも、左手の薬指には結婚指輪がはめられていた。
この二人の中身は親子だ。10歳の息子は、メガネをかけおっとりとした顔立ちで、黒いニットにジーンズを穿いた女性に。父はアコーディオンスカートと透け感のあるブラウスを着た女性に。
彼らの家庭は、母を早くに失った。父はもっとライトで健全なものと勘違いし、性教育の一環としてこのツアーに息子ともども参加したのだったが――
「ほら、おっぱいぴゅー! この身体、おっぱい出るよ!」
「パパも……んっ、お……ぉっ!」
当惑していたのは最初だけだった。すぐに女体の快楽の虜となってしまっていた。二人は服とブラジャーをめくっておっぱいを露出し、競うように母乳を飛ばしていた。商品や棚、自分の服が汚れるのもお構いなしだ。
二人のそばにはベビーカーがあり、赤ん坊がすやすやと眠っている。男に乗っ取られておらず、ツアーコンダクターによって深い眠りに落とされていた。
また別の区画では、もこもことしたパジャマを下敷きにしたセックスが繰り広げられていた。
「ぁ……いってぇ……っ! この身体処女だから……ぁっ!」
「こっちだって童貞ですよ多分っ!」
小学校高学年から中学生ほどの男女で、顔が似通っており血縁関係であることは疑いようもなかった。しかしツアー参加者にとってはメスとオス以上の価値はない。成長のよい弟は、まだあどけない顔立ちで胸も膨らみきっていない姉を犯していた。
姉の股間からは破瓜の血が流れている。あまり気持ちよさそうでもなく、一方的にチンポを入れてくる弟に対して苦言を呈していた。弟は一切気にせず、手を緩めてはいない。
「おごっ、おっ、おぉっ……っ!」
「男なんて外れだと思ってましたがっ、こんな小さい子を犯せるならいいですねぇ……っ!」
なおもセックスは続く。もちろん他のところでも似たようなもの。ファンシーショップという性質からか年若い少女も多く、未成熟な身体を絡めあわせているペアも幾らかあった。
『はぁ……はぁ……さて、今回のツアーはここまでとなります……んっ』
13時になると同時、店内放送が流れる。ツアーコンダクターの声で、彼女もまたお楽しみ中だったようだ。
『えっと……各々元の身体に戻ります。本日はツアーにご参加いただき、ありがとうございました――なにこれ、っ、ああぁあぅぁああっ!』
境は唐突。店員からコンダクターの精神が抜けた途端悲鳴を上げる。店内も騒然としていて、正気を失った何人もの客が病院へ運ばれることになったという。
男たちは、いまだ半分夢見心地で会議室から出ていく。すっきりとした顔の者、辛気臭い顔の者など、この体験が与えた影響はそれぞれだった。
「パパ、また来ようね。もうぼく、女の子になりたいなー」
「パパもだよ、はははっ」
父と息子は実感の籠もった会話をしながら。
「あ、いたいた。お兄さんですよね、僕に負けちゃった人」
「……う、うっせー」
「なんです、約束通り来てあげたのに」
「あ……っ、やめろ……やめて」
金髪でピアスもたくさん着けている男は、ひょろりとした男に従わされながら。
「むほほ……よかったのう……」
老人は、だらしのない笑みを浮かべながら。
それぞれが、それぞれの生活に戻っていく。
――また来よう。その思いだけは、共通していたのだった。