Japanese short story Part05
Added 2020-09-26 14:48:24 +0000 UTCアクアマリンが食欲の塊へ変貌を遂げたそのころ、グレイスは勢いに乗り新たな作戦を始めようとしていた。
「おほほほほ!さぁ、次はだれを肉団子にしてあげようかしら?」
「グレイスさま、お言葉ですがそろそろ慎重になられては……前回も身代わりがうまく成功しましたけどそれだけ敵の警戒が強まっている証拠でもありますし……」
「もちろん油断する気はないわ、でも勢いも大事よ!そうだわ、ダミーグレイスを応用して次はアイツを……!」
「それならいいんですが……」
勢いに乗ったグレイスに不安を覚える研究開発担当、ドロシー。
ようやく名前が判明した担当者はこれ以上グレイスに強く言う事も出来ず、しぶしぶダミーグレイスに偽装可能な肥満化カプセルをグレイスに手渡す。
「じゃあ行ってくるわね、怪人化した時の為に施設のスペースを作って待っていると良いわ!」
ビシッと指をドロシーに指して拠点からワープしていくグレイス。
深々とお辞儀をしながら見送るとドロシーはひとまず施設へ戻っていく。
すると通路の向こうから聞き覚えのある重たい足音が響いてきた。
どっすんっ…どっすんっ…!
「ぶっふぅーっ…はふぅーっ…あぁ~ドロシーさぁん!どうしたんですかぁ~?」
「でっぷりガール……また太りましたか?」
「ぶひゅ♡グレイスさま、いっぱいドーナツくれてぇ…最近は体重がうなぎのぼり…ひぃ…はぁ…なんですぅ♡」
ぼよんっ!と惜しげもなく晒された巨腹を叩いて見せる。
ぶよぶよとあちこちの贅肉が連動し揺れるその様はまさに贅肉の怪人と言って差し支えないだろう。
「なるほど……そうだ、でっぷりガールちょっと良いか?」
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「さぁて、この辺りで待ち構えれば良いかしら……」
ターゲットが守る地区へとワープしてきたグレイス。
早速罠を仕掛けるため物陰に潜み、ダミーを設置してターゲットを待つ。
しばらくすると反応を感知してターゲットである少女がやってくる……が、様子がおかしい。
ダミーグレイスを前にして一切手を出さないのだ。
「警戒してるのかしら……まぁ、こっちは待ってるだけでいいから精々そうやってにらめっこしてなさい♡」
ニヤニヤと笑みを浮かべながら待つグレイス。
しかしその余裕はすぐに崩されることとなった。
少し目を離してもう一度ダミーグレイスを見た時だった、ターゲットの少女が居ないのである。
「なっ!?どこに消えっ……!?」
「ここだよ」
背後から声が聞こえ振りむこうとするがグレイスの意識はそこで途切れてしまう。
「あっけなかったわね……国土防衛少女隊四天王である私が出向く必要があったのかしら……」
そう言いながらグレイスの身体を抱え、謎の女はその場を去っていった。
「やはりこうなってしまったか……!」
別の物陰から覗いている白衣を着た少女とドーナツをひたすらむさぼる巨漢の女。
心配でこっそりやってきたドロシーとでっぷりガールである。
不安がぬぐい切れずでっぷりガールに声をかけグレイスの後を追ってきたのだが到着したころにはすでにグレイスが倒れ回収されていた時だった。
「むふぅーっどうしましょぉ~!グレイス様がぁ…ぶひゅっ……!」
「あわてるなでっぷりガール!なんとか私達でグレイス様を助けるしかあるまい……」
ドロシーはひとまずでっぷりガールを痩せた体型になるように指示を出し、残留するグレイスのオーラを手持ちの小型端末で追跡することにした。
「ドロシーさん、私達だけで大丈夫ですかね…?」
「そうだな…ん?そういばここはあの地区の…よし、でっぷり…いや、ミラクルガール。私に考えがある」
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国土防衛少女隊S地区支部、その建物内の一室。
隔離されたその場所にグレイスは捕まっていた。
ここまでグレイスを連れ込んだ女がそのまま尋問を始める。
「答えろ、どうやって少女たちを太らせた?」
「私が答えると思うのかしら?残念だけど仮に答えるにしても私は原理だとか効能だとかそういう事は知らないわよ」
「そうか……なら仕方あるまい。私も簡単に答えるとは思っていないからな。」
そういうと女は懐からポーチを取り出し、中から薬品や注射器を手に取る。
「あなた……何をする気……!?」
「少女たちを元の戻す過程で出来たものだ。その効果は…言わなくても分かるだろう。」
ぷすっ…と細い針をグレイスに刺し液体を注入していく。
注入し終えればグレイスの身体はすぐさまぶくっ…ぶくっ…と膨らみ始める。
「うぐぅっ……!はぁ…ふぅ……!」
「どうだ?少女たちを太らせた方法、組織の拠点、構成メンバー、なんでもいい……答えればこれで終りにしてやる」
「はぁっ……どうせ答えても……ふぅ…はぁ…始末する気でしょ……?知ってるわよ……防衛少女隊…四天王っ…忍の風香……!平和を守るためなら……裏の仕事もやるやりてのくノ一……っ!」
「知っていたか……なら遠慮はいらないな」
さらに注射を刺し液体を注入していく。
ぶくぅっ…ブクブクっ…ブクブクブクっ……
「んぶぎゅぅぅぅううううう!!!」
グレイスを拘束していた紐がちぎれ飛ぶ。しかし増殖し続ける脂肪により身動きは取れなくなっていき肉によって拘束されていると言ってもいいだろう。
両足は大きく股を開くように伸ばされその隙間にはでっぷりと膨らんだ腹の肉が鎮座、その上に豊満では済まされないほど膨らんだ胸がたぷんたぷんと波打つ。
両腕も丸太のように太く、二の腕の肉と干渉し可動範囲は狭い。
美人よりだったスマートな顔も今や丸く膨らみ目や口を頬肉が圧迫する。
でっぷりガールをはるかにしのぐ肥満化を遂げたグレイス。しかし風香はその手を緩めない。
「これは解毒剤開発の実験も兼ねているからな、存分に利用させてもらうぞ……」
最後の薬を注入し終えると風香は部屋を後にする。
「ぐふぅぅぅうっ……!ぶっひゅぅうっ……おぼぉえでなざぁぁい……!ぜぇぇっだい……後悔さぜで……やるんだがらぁ……!」

敵に捕らえられ肥やされるグレイス。
果たしてドロシーたちは彼女を救えるのだろうか……
ダークワールドの野望の未来は如何に!