XaiJu
Sunny3257
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Short story (Japanese only)

「暑いなぁ……」


全身に照射される熱線。

夏もいよいよ目の前に近づいてきたと感じながら今日はオタクの聖地、秋葉原へとやってきた。

趣味であるカードゲームの新しい商品を買いにやってきたのだがあまりにも予定通り過ぎる自分の行動になんだか虚しさを感じ、メインの大通りを外れて路地裏をぶらついていた。


「特に寄りたい店も無いなぁ~どうするか…折角遠出してるんだし、なんか面白そうなものでもあればなぁ…」


色々と見て回るがこれと言って興味を惹かれるものはなかった。

そもそも予定通りに行動している都合上、余計な出費もあまりしたくないので必然ウインドウショッピング状態となる。

次第に身体中から噴き出る汗の量は増し、体力だけを消耗させていく。


「はぁ……あっつい……そろそろなんか飲まないとヤバイな……」


適当に自販機で水分を補給しよう、そう思ってあたりを見回すもいつの間にか人気が無い場所まで歩いてきてしまっていた。

目当ての自販機もなく、大人しく来た道を戻ろうと振り返ると


「あの…よろしかったらメイドカフェいかがですか?」


高校生ぐらいだろうか、よく見かけるミニスカタイプのメイド服を着たセミロングの女の子がチラシを渡してきた。

普段ならこの手のものは断るのだが特に予定もなく、丁度喉も乾いてたのでひとまずチラシに目を通してみる


(あれ、結構値段安いな……普通メイドカフェって高いイメージあるんだけど…)


もう一度メイドの方へ視線を向ける。

自分はあまりチャラチャラした感じやジャンケンなどのイベントをするタイプメイドカフェの雰囲気は得意ではないのだが客引きのメイドとチラシの内容からそれはなさそうに感じる。


「じゃあ、お願いします」


たまにはこういうのも良いか、と客引きの誘いを受けメイドカフェに行くことにした。


「ありがとうございます、ではこちらへ…」


メイドの案内について行くとひっそりとした場所にたたずむビルへとやってきた。

少し怪しい雰囲気も感じるが道中の暑さもあり少し頭がぼーっとしてきていたのでひとまず店に入って飲み物が飲めればそれで構わない。

と、思っていたのだが……


「えと…お客様はどういったメイドが好みでしょうか?」


コミュニケーションなのだろうか、案内されたビルのエレベーターを待っている間に聞かれた質問にどう答えるか悩む。

……本音を言えばでっぷりと太ったメイドが好きだ。

自分はいわゆるデブ専で太ければ太い女の子であるほどたまらない。

しかしそんな事言えばドン引き必至なのでうまく濁して伝える。


「そうですね、ちょっとぽっちゃり目のメイドさんとか好きかも…」


そう伝えると信じられない光景が目の前で起きた。

質問を投げてきたメイドの身体のラインがふっくらと盛り上がっていく。

すっきりとしていた顔の輪郭も丸くなっていきまさに「ぽっちゃり目のメイド」になっていく。

……目の錯覚だ。暑さでどうかしてるんだろう。

そう思ってると


「このくらい…ですかね?」


冗談としか思えない言葉が彼女から発せられる。

こんなこと漫画かアニメ…空想の世界でしかあり得ないだろう……!


「え、あ……えと……」


反応に困っていると目の前のメイドはさらに


「あ…もしかして足りませんでしたかね…?っしょ…」


ふっくらとしていた身体のラインはさらに膨らんでいき、90㎏はありそうなほどムチムチと肉を付けていく。

ミニスカから見える太ももは隙間をなくしニーソックスが食い込んでボリュームを強調している。

エプロンはパツパツに引き延ばされてだぷんと膨らんだお腹のシルエットをはっきり見せ、程よく膨らんだ胸は嫌でも視線を惹きつけさせられる。

二の腕もぷにぷにと柔らかく揺れ、顔も丸い輪郭から頬と顎がさらに膨らみパンパンに肉が詰まっていることが見て取れる。

人によってはデブという人もいるだろう……目の前のメイドはあっという間にその体を変化させてみせた。


「ふぅ…ど、どうでしょう…?」


膨らんだ顔で首を傾げて訪ねてくるその姿は太い子が好きな自分にとって以前より可愛く見える。


「そ、その…す、素敵…です…!」


「良かったぁ~……あ、エレベーター来ましたね。ここの2Fなんですよ~さ、どうぞ!」


少し古めの狭いエレベーターに入ればおのずとメイドとの距離は近くなりあまりの緊張で心臓がどうにかなってしまいそうなほど鼓動を速める。

……一体この先のメイドカフェはどんな店なのだろうか。


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