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いくゆむ
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路地裏のあの子

僕はお昼を食べにいつもの定食屋に行く。そこはさして美味くもないが、行くにはちょっとした理由がある。 店から2軒ほど離れた路地裏。いつもこの時間に一服している少女が居る。年齢はお世辞にも成人はしていないだろう容姿だが、その子の指には常に煙草が挟まっていた。 僕の理由はつまりこの少女を見に行く事であった。こう聞くと犯罪臭がするがジロジロ見る訳ではない。チラ見する程度だ。 可愛げのない服装。ボサボサの髪。整った顔なのに勿体無い...。 ただ、それよりも気になる事がある。 恥ずかしげもなく広げた股からはおむつを覗かせているのだ。それも幼児用の可愛らしい柄のおむつを。 ぶっきらぼうな姿からは想像できない「脆さ」と言うべきだろうか。何故か放っておけない。 とは言え何をする訳でもない。少女が今日も生きていた、と確認できればそれでいいのだ。僕には何も出来る事はないだろうし。 「今日はぐっしょりだったな。」 ポツリ呟き、僕はまた職場に戻るのだった。

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