巨大女戦闘員を訓練するつもりだったメイドさんが逆にされる話
Added 2025-01-25 10:55:28 +0000 UTCこの世で考えうる数多の危機において、人は対抗策を講じてきた。一見どんな絶望的な事態に陥ろうとも滅ぶことは一度たりともなかった。人知を超えた化け物、怪人と呼ばれる超性能な生物兵器が現れても人々は技術力と組織で以て、その危機を退けてきた。 時には、スーパースーツにて身体能力を互角にしたり、巨大ロボット技術を駆使し、最小限の被害で、その尽くを納めていた。そんな平和とは呼べないが、絶対的安心を享受する世界に飽き飽きする少女たちが居た。 「はぁ。やっと終わった~今日撮影入ってのすっかり忘れてた……」 熱いほどに煌々とした照明がビキニ姿の少女を映し出す一室。数名いたスタッフが退出し、一人だけ残された色気全開の姿で寝そべるグラビアアイドルのサクラもまた、その考えを持つ一人であり、ある組織からスカウトされた日の華やかな出来事を思い出していた。 「それにしても、この前のアレ凄かったなぁ~またやりた……わぁ! 何! ってまた怪獣アラートか……!?」 実った豊満な四肢を揺らしながら、立ち上がったサクラは、窓を全開に開けて直ぐ状況を察する。が、直ぐに予想だにしない衝撃に彼女は言葉を失っていた。 「こちらが新たに見つけた新世界ですか。総統からのご命令で”部屋掃除のついでに訓練してやってくれ”とのお言葉を承りましたので、ささっと済ませることに致しました」 街全体を揺るがす声とは呼べない轟音が、巨大怪獣の出現を知らせる警報音を小虫の羽音の如く小さな煩わしさだけを残す存在へと変える。 途方もない地揺れや爆音、破壊による衝撃波や警報と悲鳴の協奏曲など、意識することすらない日常となった、超科学と技術を手にし、争いに使えば数時間で自らの種を滅ぼせてしまう文明を当たり前だと認識する者らが、”嘘だ”と思わず零し、ただ見上げることしかできなかった。 ビルの前に聳える、岩を恐竜のような生物に変えた巨大生物に対してではない。それすらも、視界に入らない程の圧倒的な、天空を支配する存在にであった。 それは、余りにも巨大すぎた。そして、余りにもふざけた姿をしていたのだ。 「使えないと感じたら、切り捨てて次に行くから覚悟しなさい」 入道雲や積乱雲と見紛う純白のフリルがあしらわれたカチューシャを装着する惑星の如き球体から言葉が放たれる。性格を体現したかのように整えられている黒の前髪に大きな真円の眼鏡を輝かせながら地面に向けるそれが、女性の顔であり、その下には十倍以上の体が存在することなど想像すらできるはずがなかった。 防衛科学組織の本部がシンボルタワーのように聳え立つ、新築の建物ばかりが並ぶ、完成したばかりの新開発地区。豊かで落ち着いた富裕層が住まう、このゴミ一つない清潔な場所が、パニックになった住民たちによって荒れ狂う中、一部の女性たちが、優雅にその場に立ち空を見上げていた。 「えぇ! 何あれ! スゲーの来たじゃん! 写真、写真!」 同じ場所に存在する雑居ビルの窓から同じく見上げる、志を同じくしているはずのサクラは何も理解していない様子で一人はしゃいでいたのであった。 「それでは、賜りし力を解放させて、巨大化することを許可します」 まさに天からの導きとでもいうべき言葉に呼応するように、地面が無数の土煙を上げながら激しく揺れた。 「え? ちょ、何なに〜? 私も光ってる?! あ! これって!」 ようやく収まった揺れに続いて、霧のように濃く視界を塞いでいた土煙が何事もなかったように晴れていく。そこに残っていたのは、笑顔の家族が住まうポスターが掲げられた街に相応しい、順風満帆な親子連れで賑わっていた商業エリアの面影もない、見るも無残な瓦礫の山であった。 新たな希望を胸に移住してきた万という人間。そんな彼らの往来で活気づいていた大通りには、派手やかな蛍光ピンクを光らせる無数の巨柱がひしめいて並んでいた。 「今回は五十名程だと聞いておりましたが……数えるのも煩わしいですね……おや?」 天に浮かぶ絶対的な存在から見える光景。目の錯覚を疑う、ビルを上回る巨体を持つ、桃と白の二色で彩られたスウェットスーツに似た服装に身を包む女性たちが、整列していたのであった。それは、圧巻にも見えたが、空を支配する巨大すぎる彼女にとっては仲間意識など芽生えない、取るに足らないムシ程度の生物の集合体でしかなかった。 巨大すぎて、顔ということ以外表情すらも分からない球体が、街の残骸の上に聳え立つ集団に向かって近づいていく。睨みつけるように細くなった瞼が舐めるように彼女たち一人一人に向いていく巨大な顔が、思わず漏れ出た声に合せて、その動きが顔と共にピタリと止まったのだった。 遥か天空に浮かぶ、少し尖らせる唇と相まって出来上がった不満げな様子が彼女たちに、これ以上ない緊張を走らせる。それは、もちろん支配者の圧も要因の一つであったが、一人の同胞の場違いな態度が、恐怖にも似た感情を加速させていた。 「うぅ〜思った以上にこのスーツきつ。このヘルメットみたいなのも蒸れるからとりたいんだけど、どうやって……へ?」 その視線が自分の辺りに向けられていることに、一足遅れて気付いたサクラは脳の動きを放棄し、魂が抜けたように固まっていた。 「……ミホナ様の玩具がこんなとこにも……んんっ! まぁいいです。そこのアナタ。隣に立っている醜いゴミを倒してみなさい」 戦隊ヒロインのようなフルフェイスを装着する、全く同じにも見える戦闘員の一人に冷淡な鋭い目線を送る。サクラは、本能的なものか、巨大化時による能力向上の結果か、返事も無しに瞬時にその巨体を、すぐ隣で膠着する頭一つ分小さな怪獣に向けて構えた。 周りも理解した様子で、足元の瓦礫など気にすることなく踏み荒らしながら、さながら野次馬で作られたフィールドにも似た場所が完成する。姿からして正義の巨大ヒロインの怪獣退治にしか見えない状況は、鬼気迫る迫力のヒロイン側の一撃で始まり、一瞬にして終結を見せたのであった。 (うぇぇ~!? なんかわからないけど、倒すってことはパンチとかするんだよね? え~い!) 素人の、しかも人を殴ったことなど一度もないような不格好なパンチは、外すことの方が難しい巨体へと当たり、頭部を消し去りながら吹き飛ばす。楕円形の岩モドキとなった物体は、未だ無事にその全容を残すタワーへと直撃した。 「おお! 私強いじゃん! 何かスカッとしたし~最高♪」 積み木の玩具のように粉々に崩れていくタワーの上で横たわる、頭部以外無傷の怪獣の亡骸。拳の形を作りながら、緊張から生まれる息を荒げさせる、一時的に巨大ヒロインとなったサクラは幼い子供のように、文字通りに飛び跳ねながら喜びを見せていた。 「ふむ。一撃で消滅とはいかないのですね。最低限の力はあるようですが、まぁ……」 たった五十人で、数十万が余裕を持って暮らせる街を埋め尽くしてしまう程に巨大戦闘員たち。それがミニチュアの人形に見える、天から降り注ぐ巨塔に彼女たちは、自らの元へ落ちないことを祈ることしか出来なかった。 幸せの強い高揚感で満たされていたサクラが、それに気付いたのは、世界が捲り上がるのではないかと思わせる音圧の声をかき消す風切り音が、自身の目と鼻の先に現れた時であった。次の瞬間、世界の終わりを思わせる爆音が彼女たちを襲った。 ドゴォォォォン!! 天から降り注ぐ神の怒りの裁きが如きに、街は存在していた形跡である瓦礫や残骸すらも残さない砂地へと変わり果てる。その中で存在感を示すことが出来ていたのは、無傷のピンク色に輝く群衆だけであった。 (凄いホコリ! ヘルメット取らなくて良かった~え……まじ?) 「あまり醜い姿を見せ、このように潰されないようにしてくださいね」 より一層恐怖心を増長させる声色と共に、ゆっくりと持ち上がっていく暴力の塊。その下には、微かに鉱物を思わせる黒い粒が砂に紛れて点在する以外は、怪獣の体液であろう水溜まり程度しかない油のような液体を残すのみであった。 数秒前まで活発に動いていた、恐ろしい恐竜すらも小動物に見える巨獣の結末に、彼女たちはその残骸とも呼べない現場を、ただただ見下ろしていた。 一瞬にして惨状を作り上げた存在が生み出す風圧に導かれて、巨大戦闘員たちの視線が一点に集まる。召されるように遥か天空に消えていくそれが声の主の指であることを、この場に生き残った全員が頭では理解していたが、本能は拒絶していた。 視認できる領域の外に消えていった巨大すぎる手と同時に、顔や胴体であろう黒い部分も彼女たちの前から存在を消す。それでも、一人を除いて、安堵の息を零すことが出来ないのは、大地を揺るがす声が残されたままであったからだった。 「それでは、早速訓練を始めます。散らばって整列しなおしてください」 街に住むほとんどの人間を消滅させた巨柱が一斉に動き始める。まだ無事な街であろうとお構いなしに残骸を巻き上げ進む巨大戦闘員たちは、腰元以上ある建物だけを避けて広がりを見せていた。 人知を超えた巨大な怪獣が日常的に暴れることを想定して作られた建築物は、絶句するほどの揺れを受けても、倒壊せずにいた。それほど頑強で、あらゆる被害を想定した対策が施されている家屋が、いとも容易く彼女たちによってブーツで踏み潰され、踏みにじられ続けたのであった。 圧巻の様子で巨大戦闘員たちの整列が完了する。その完璧な輪を乱す巨大戦闘員が一人、サクラであった。 (あの時みたいで楽しいけど~このままだとうっかり潰されちゃいそうだし……に~げちゃお♪) 整列に向かうピンクの群衆とは真逆の方向へ、同じ勢いで走り出すのはサクラであった。道中、何度か上空を伺うように振り返ったが、彼女を咎める気配も支配者の動きも無かった。 「……とは言ったものの、ワタクシ何をしたら良いか分かっていませんわ……総統が見ていた映像に確か……こんなのがあったような」 呟くような声色でありながら、一字一句ハッキリと聞こえる支配者の声を他所に、地面にあるもの関係なく踏み潰し、ビルを蹴り飛ばしながら気付きもせずに突き進んでいくサクラ。上ばかり気にしていた彼女がふと背後を振り返ると、そこには追従してくる同じ姿形をした存在がいた。 彼女たちも自分と同じように逃げているのかと思われたが、その気迫から自分を追ってきているのだと瞬時に理解する。明らかに自分より早いスピードで迫ってくる戦闘員たちに取り囲まれたサクラが、言い訳しようとしたその瞬間、今までの揺れや衝撃が笑えてしまうほどの一撃が彼女たちを襲った。 「うそうそ~冗談だって……きゃぁ!!」 ズゴォォォォン!! ドッタプゥゥゥン!! 世界が崩壊していないと説明がつかないほどの衝撃が発生した場所へ、サクラを含めその場にいた全員が視線を向ける。するとそこには、足元に広がる街と聳える巨大戦闘員という記憶にある姿は無く、途方もなく巨大な、純白の布生地らしきものに包まれた淡い肌色の楕円状の物体が横たわっていたのであった。 「ふぅ重いので乗せられるのは助かりますね。それで、訓練なのですが……おや? 今度は皆さんどこにいかれたのですか?」 人口一千万人に到達しようかという、どんな脅威にも対応し発展し続けていたこの世界の都心部が、フワフワモチモチという擬音語を体現したような胸の下乳に圧縮されて消滅する。 「もしかして……はぁワタクシとしたことが……いえ、ワタクシの柔らかい胸すら支えられないなど、論外ですね。総統にお目見えする前に処分出来てよかったです」 状況を確認するために、超巨大な乳房をゆっくりと持ち上げていく彼女。自身の胸の形をこれ以上なく綺麗に型取った地面を見つめながら、そこに点在する赤いシミを見て全てを察したのであった。 絶対的な力を手に入れたはずのこの世界の少女たち。この超科学に守られた街をたった一人で容易く征服できる存在となっても、支配者として君臨する一人の女性の胸の自重にすら耐えることが出来ないのであった。 「もしかしてあれ、おっぱい!? でっかっ! 私も結構大きいけど、段違いかも~にしても迫力スゴ!!」 周りから見れば漏れ出たとは思えない、場違いなサクラの叫びに、取り囲んでいた戦闘員たちは引いた様子を視線にして向ける。彼女の声は、サイズ差から考えて届くはずのない支配者の耳に届いていた。 「あら、生き残りがいたのですね。良かったです。全部消して無かったことにしてもいいのですが……万が一に総統に仕事の出来ない女であるとは思われたくはないので。さ、訓練の続きを始めますよ」 眼鏡を整えたのか、青空に太陽の煌めきとは思えない閃光が彼女たちの視界に入る。続いて慣れたといっても激しい衝撃波を伴って、数えきれない犠牲者を出した巨乳がクレーターに綺麗に収まった。 大きさか、形の良さか同性でありながらも視線が奪われてしまうほどの魅力を持つ乳房を前に、一人相変わらずの様子でいるサクラが先ほどと違う点に気付いていた。 「今から……おっぱいドーザー? でしたか? ……とにかくワタクシの乳房で残ったアナタたちを追いかけますので、逃げてください。胸を置いた時の感じですと、多分轢き潰されてしまうと思いますので、出来るだけ頑張ってください」 ザザッ、という音を立てながら、全てを等しく下敷きにしていく双頭の楕円形の化け物。胸を手繰り寄せる腕が、際限なく沈み込むほどの柔らかさを見せる豊満な胸に、人も建物も等しく、胸の神経は愚か布の繊維にすら傷つけることが出来ずに、為す術もなく磨り潰されていく中で、サクラだけが逃げもせず懐疑的な眼差しを向けていた。 彼女が気になっていた違和感とは、迫ってくる乳房の先端。純白の布に包まれた楕円から破り飛び出そうと張る突起であった。 「あ! もしかしておっぱいでビルとか潰しながら気持ちよくなって……ぼふぇ!?」 「……んっ♡ ふぅ……♡ ……んっ♡ …………ひゃ!?♡」 漏れ出る艶めかしい声がハッキリとした甘い驚きの声に変わると同時に、双頭の巨大な化け物の進撃が止まる。ブーツによって作られた抉れた足跡を乱雑に残しながら、全力で逃げていた五名の生き残りの巨大戦闘員たちは、振り返って絶望した。一人数百人、その足裏に犠牲にして掴み取った命の猶予が、視界を覆いつくすほどの距離しかなかったのである。 だが、視界に入ってきた情報はただの絶望だけではなかった。逃げようとしなかった一人の戦闘員が、乳房の先端に抱き着くようにして、突起に腰かけていたのだ。 「フガフガ……ぷふぁ〜! 思った以上に柔らかくて気持ち~。 ヘルメットも取っちゃお~♪ お、優しい良いニオイ~♪」 突起となった部分に馬乗りになりながら上半身を乳輪であろう場所へ顔をうずめるサクラ。その、ふざけた様子に呆れたていた戦闘員の彼女たちは、チャンスと言わんばかりに、一斉に距離を稼ぎ始めていた。 「んぁ♡ そこはっ……ダメっ……♡ 先っちょ弱いからぁ……♡」 甘い声で世界を揺らしながらサクラが居る周りを、優しく撫でて悶える。優しかった指先の手つきが、段々強くなっていくと、胸に張り付く小さな巨大戦闘員を叩き潰してしまえるほどの勢いで、胸元を覆っている布を握った。 「……? お尻が濡れた気が……」 「んもぉ、じれったいですぅ♡ えぇい!」 勢いよく捲られた胸は、スライムのような柔軟な動きで持ち上がると、同じ位置に舞い戻る。簡易の防護シェルターのような働きをする布によって守られていた、乳輪下に存在した倉庫のような建物は、避難所としての役目を奇跡的に果たせていただけであると思い知らされたのであった。 「きゃぁ! もぉ……サイアク~背中汚れちゃっ……何これ……?」 吹き飛ばされたサクラは、その巨体で押しつぶしたビルの瓦礫が付着した事による汚れに、不満げな感情を吐露したのも束の間、巨大な彼女を完全に影に隠すモノが上空を支配していた。 肥大化した、サクラの胴体ほどありそうな大きさの乳首を指先でこね始める彼女。今にも潰されそうな圧迫感に、背面で這いずりながら逃げ出そうとするサクラを、勃起したモノは逃がそうとしなかった。 「はぁ♡ ワタクシ……我慢できませんわぁ♡ んんっっっ♡」 ドプドプ♡ ドプゥ♡ ズドドドッッ!! 滝のように溢れだした白濁色の液体が、サクラを飛び越し巨大なブーツによる無差別な蹂躙による生き残りを襲う。ピュピュと可愛らしい擬音が似合いそうな母乳の噴出であったが、乳首の割れ目よりも小さなビルなど粉々にするには十分すぎる威力であった。 まだ無事な建物や生き残った人間だけでなく、跡形もなく踏み荒らされた瓦礫すらも等しく呑み込んで揉み潰していく、微かに甘い香りを漂わせる支配者たる巨大さを持つ女性の母乳。瞬く間にして、白濁色の巨大湖に街の一区画は形を留めることなく沈み壊滅していた。 全てを等しく蹂躙するそれにギリギリ飲み込まれずに済んだことに、逃げた巨大戦闘員たちは、遥か彼方に見上げる高さで波打つ白濁液を見ながら安堵していた。だが、それが彼女たちにとって更なる不幸の始まりであることは、当然誰も気付くことはなかった。 その巨体を使って全力疾走にて逃げた者たちが、やっとのところで助かったというのに、背中で這いずる様に遠ざかろうとしていたサクラが、街が沈むほどの母乳から逃れられているはずがなかった。 「うぼぼぉ……おぼ……おぼ……溺れ、ない?」 サクラは苦しいどころか、妙な心地よさと力が張るような感覚に違和感を覚えつつも、体を起こそうと動く。体に絡みつくような白濁液を押しのけながら、やっとのことで上半身を起こしたサクラであったが、水面は遥か遠くにあった。 一休みの後、立ち上がろうとしたその瞬間、底の抜けた水のように、水位が下がっていった。尻もちをついたように腰を落とした体勢から、一切動いていないサクラの、濡れたピンクに光沢するボディが露になっていく。白濁色の巨大湖が臀部に冷たさを伝える水溜まり程度の存在へと変わると、頭に疑問符を浮かべながら立ち上がった。 「ぷはぁ! あれ? ドンドン白い液が消えていく……? まぁいいか、よいしょ……うわぁ! デカい顔がこんな近くに!」 サクラの視線の先に映ったのは、彼方天空に霞む様に見えていた惑星のように巨大な球体であった。 「はぁはぁ♡ ……ワタクシの母乳にこんな力があるなんて知りませんでしたわ。それとも、アナタが特別なのですか……?」 呆けてなお威圧感のある、睨みつけるような懐疑的な視線を小さな巨大戦闘員に向ける。まさに蛇に睨まれた蛙のように固まり動けないサクラであったが、思考すらも停止する出来事が起きた。視界を全て奪い重圧を向けてきていた巨影が形もなく消え去ったのである。 「どうせなら♡ 直接指導して差し上げますわ」 「え、えっ? そのメイドみたいな格好、もしかしてあのデッカイ顔の……?」 次の瞬間サクラの視界に現れたのは、同じ目線のメイド服にしては露出が多いが、不思議と気品に満ちた女性の全身であった。頬を染める大人びたその女性が、サクラのすぐ目の前まで近づいていくと、優しい微笑みと共に言葉を続けた。 「ワタクシを昂らせた責任。取って頂きますわ♡ ついて来なさい」 自らが出した母乳を踏み、軽い音を立てながら、サクラを先導するように歩き始めるメイド。百分の一程度の大きさになってもなお、この場に暮らす人間たちにとってはその体は大きすぎた。追従するサクラも様子こそ変わっていなかったが、踏み出す一歩が、今までは家屋をその足裏で潰していたのに大して、今や低層階のビルであればまとめてそのブーツの厚底によって消滅させていた。 「ちょっと……いきなりどういう……ま、楽しそうだからいいか♪」 彼女たちが向かった先。それは、戦闘員たちが逃げていった白濁湖の境目に位置する高層ビル群であった。 「フフッ、図らずもはしたない姿を晒してしまいましたが、ちゃんとアナタたちの事も見ていましたのよ? ですから、恐怖に負け保身を図ろうとするような兵は総統の元にはいりません。巨大化を解いて処分すべきところですが、そうですね~」 人間たちを恐怖に陥れた五体の巨人。それが小人にしか見えない程に巨大な二人の巨影が高層ビルが並ぶ都心部を闇に変え、隠れるようにして建物に体を寄せる存在を威圧していた。 「急に立ち止まらないでよ~おお! ビルがこんなに小さくなってる! あれ? そこに居るのってもしかして……」 一足遅れてやってきた後、ふと地面を見て広がっていた光景にサクラは驚きながらも、その影にピンクの人らしきモノを認知する。しゃがみ、覗き込んだ結果一つの結論に至った彼女は、勢い良く立ち上がると、その小さな存在が履いているものと全く同じで、大きさだけ何百倍も違うブーツを天高く振り上げた。 「ゼッタイそうだ! 私だけ置いて逃げたよね~許さないんだから♪ おりゃ!」 ズゥゥゥン!! プチッ! 振り下ろされた厚底のブーツを纏った足は、高層ビル数棟を巻き込みながら、巨大戦闘員諸共踏み潰す。人知を超える圧倒的な肉体となって、更にそれを強化するスーツを身に着けてなお、その巨大すぎる巨柱の飛来は受け止めることは出来なかった。 「あはは♪ はぁ~スッキリした♪ あ、メイドさん……勝手なことしちゃったけど、怒ってる?」 両手を腰に当て、高笑いする超巨大戦闘員を見上げる戦闘員たちの恐怖を尻目に、背後を振り返りながら伺うサクラ。深く考える彼女の性格ではないが、このメイドを怒らせてはならないという事実は本能的に察知しての行動であった。 「いえ、アナタは見込んだ通りの方でしたわぁ。その足元の処分はアナタに任せるとしましょうか……その後……♡」 むしろ上機嫌で、心なしか淫猥なオーラを纏い始めたメイドは露になっているサクラの顔を撫でながら、了承と誘うような動きを見せた。 「なら一つ面白いことを思い付いたのでしたいです! まずは、メイドさんのおっぱい飲ませてください♪」 「えっ? ……そういうことなら♡ いいですわよ♡ んぁ♡ どうぞ」 そのやり取りから派生したとは思えない、とんでもない発言に、メイドは面食らった様子を見せたが、それは一瞬で過去のものとなっていた。思考の一致が計られているとは思えないが、メイドは納得した様子で、布の上から分かる勃起した乳首をサクラの前に突き出した。 「フワフワ柔らかで良い感じ~♪ いただきま~す♪ はむぅ♪」 胸にかぶり付くピンクのスーツを身に纏う女と、甘い声を漏らす、体の最低限の部分を隠すように張り付く白い布の女。二人の前戯とも言える行為は、地面で怯える存在を更に釘付けにさせていた。 地面が小刻みに震えるような地響きを立てながら、二つの超巨人の全体像が薄れていく。気が付けば、二人の体は、世界を支配していたメイドの半分ほどの大きさまでに戻っていた。 巨大化によって、二人の足裏が街を巻き込んでいく。だが、意識したわけではないが、戦闘員たちが隠れたビル群は健在であった。 「あぁん♡ こんなサイズでは、もう訓練どころじゃありませんわね♡ ひゃうん♡」 何かを期待する卑猥な眼差しを向けるメイドに対して、サクラは目的が違っているにもかかわらず最適解を導き出す。それは、奇跡的な利害の一致であった。 「おっぱいも大きくて美味しかったし♪ 乱れたメイドさんも可愛いですよ~♪ 更にご褒美上げちゃいます、ちゃんとしてあげますよ♡」 サクラは、多量の愛液で重みを持った薄布のギリギリ下着と呼べるモノをメイドの下半身から剥がすと無造作に放り投げる。続けて、超巨大メイドの体の位置をビル群の真上になる様に調節すると、高い粘度と多量のみずみずしい愛液で出来上がった底なし沼のような秘部に指を突っ込んだ。 「んはぁん♡ 焦らされたオマンコ強くかき回さないでぇ♡ あぁん♡ 胸もそんなに力強く揉みしだかれたらぁ♡ すぐイっちゃうぅぅ♡」 豊満なボディの超巨大美女を好き放題に弄ぶ存在。そんな彼女も引けを見せないほどの美少女であったが、今の彼女にとって変態的な行為よりも、それがもたらす結果に全ての興味が注がれていた。 「おら! 地面の残った奴らめ! クソデカメイドのマン汁で押し潰されろ! 溺れながら私をおとりに逃げようとしたこと謝れ!」 膣内から、液体をかきだすように指を動かすサクラ。その巨大な指の力と重力によって途方もない質量を持った愛液が隕石の如く地面に降り注いでいた。 ビルを一瞬にして粉砕し、粉々になった瓦礫とも呼べない粒を飲み込んで溶かしていく透明な泡の化け物。スライムの王のような絶対的なその粘液は、液体とは思えないクレーターを地面にいくつも量産していたのであった。 隠れるのを止めて逃げ始めた戦闘員たちも逃れられるはずもなく、その愛液によって叩き潰されていく。残る一人となった戦闘員は、自ら人間の建築物を破壊し、即席のシェルターのようなものを製造していた。 「全然聞こえないし~十分楽しんだから、終わらせてやるわ♪ おらおら~! 変態メイドもとっとと絶頂しろ♪ 潰そうとしてた雑魚兵士候補の手マンでイケっ!♡」 「おおぉっ!?♡ イグ!♡ イグゥゥゥ!♡」 そんな、未だかつてない足元の惨状など気にすることもなく、二人の女は互いの欲求を満たすために動く。滅茶苦茶とも思えるサクラによるメイドの彼女の扱いが、最高潮に達すると、腰が抜けたように開いたまたから、レーザービームのような透明な小水が飛び出した。 ズドドドドドォォォ!!!! 「おっ!? もしかして、これ潮吹いたの? ……うわすっご!! 地面割れてんじゃん♪ サイコーだよメイドさん♪」 シェルターの存在もどこにあったかすら分からない、淫臭漂う液体で埋め尽くされた地面を見ながら、興奮状態のサクラは楽しそうに地面を見下ろしていた。 「あれ? メイドさ~ん、大丈夫? まぁ派手にイってたし……どうせならここからは私が楽しんじゃおうかな?♡」 全身を軽く痙攣させながら、幸せそうな表情で崩れ落ちる巨大メイド。自らが放出した粘液を体に付着させながら、世界を分断する巨体を尻目にサクラも、自らの陰部に手が伸びていた。 メイドが次に目を覚ました時には、その場はむせ返るような芳醇な香りで埋め尽くされており、無事な地面と呼べる地面は存在しなかった。