熱血ヒロインちゃんが気弱宇宙人くんに侵略の指導?をする話
Added 2024-05-26 09:44:54 +0000 UTC”うわぁぁぁ! 怪獣がでたぞぉぉぉ!!” この世界では、聞きなれたセリフが街にこだまする。 高層ビル街に突如現れた、ごつごつした生物。頭一つ分大きい人工物を難なく粉砕し、奇声をあげる”怪獣”の足元で、一人逃げずに立ち尽くす女性がいた。 「変身っ!」 胸に手を当て一言呟いた瞬間、彼女の体はみるみる大きくなっていく。ものの数秒で怪獣と同等か、それ以上の大きさになった彼女は、威圧するように怪獣を見つめた。 「今日もハズレみたいね……下から見たときは中々強そうだったのに」 残念そうに息を漏らすシルバーボディの女神。その態度に本能が反応したのか、明らかに動きの変わった怪獣が彼女めがけて走りだした。 建造物をなぎ倒し、道を作りながら向かってくる異星物に対して、動かず、燃えるような紅髪のツインテールを靡かせる銀女神。どんどん距離を詰める、巨大な針鉄球は、自分でも制御が効かないほどに勢いを増していた。 彼女が避ければこの街の商業区は壊滅同然の被害を受ける。しかし、彼女自身が受ければ致命的な一撃となる。”怪獣”と呼ばれる生物の、破壊本能が導き出した最良の選択に、彼女の余裕は打ち消されると思われたが、動じる様子を見せずにただただ、不満げな顔を浮かべていた。 「いきなり走りださないでよね」 先ほどまでの突進スピードが嘘のように、彼女の前で止まった異星物。 あろうことか針鉄球生物、渾身の一撃は、片手で軽く受け止められていた。それどころか、頭を鷲掴みにされ、絞首台のように持ち上げられていた。 顔を押さえられているため、自慢の鳴き声も出すことができずに、ただ足をばたつかせる。 「うるさいわよ。雑魚は雑魚らしく大人しくしてなさいよね!」 不機嫌さが増した女神は、徐々に握力が上がっていき、声を荒げた時には、手の中の異星人の一部が肉片へと変わっていた。 「はっ! いけないいけない! また感情のまま適当になってた……今私はみんなを守る正義の女神だもんね! 街のみなさーん、怪獣の脅威は無くなりましたので、安心してくださいね~! それと、防衛軍の方たちの残骸処理が終わるまでは、立ち入り禁止でお願いします!」 現れた時のガラの悪い雰囲気が嘘に感じられる、アイドルのような愛嬌と声色で、街に声をかけると、強い光と共に姿を消した。 「危なかった~イライラしてまた街の被害増やすとこだった! ……最近何にも面白いこと無いし、怪獣もドンドン弱くなってくし! あ~もう!」 巨大化前の学生服の姿に戻った少女の呟きが、気が付けば叫び声へと変わり住宅街に響いていた。 緋色の目と炎髪。それに相応しい、ツンツンとした勢いと元気溢れる性格を持つ少女の名はナツという。ちょうど一年ほど前の今日には部活動に精を出し、少年が見せるようなイケメンチックな笑顔で同性に好かれる、典型的なスポーツ少女であった。 そんな彼女の運命を変えたのが、半年前の出来事。謎の夢から始まった巨大化能力と、同時に現れた巨大な異生物。巻き込まれるようにして、始まった怪獣退治に最初は防衛隊と協力して全力で取り組んでいた。しかし、元々スポーツ大好き万能少女で体格にも恵まれる彼女が、怪獣退治にのめり込み慣れるのに時間はかからなかった。 異様なスピードで成長していく彼女は、気が付けばどんな凶悪な姿形をした侵略者でも圧倒的な強さで滅ぼす事ができるようになっていた。 「怪獣退治始めてから、格闘系の部活じゃ物足りなくなってきたし……その反動で派手に倒したら妙にムラつくようになったし……」 怒りのような勢いが消えた彼女は、全く異なる感情を顔に蓄え、自宅の道のりを歩いて行った。 あれから連日、止まることを知らない異生物の来襲が続いていた。だが、街の人たちは不安がることも無く、雨程度の日常に起こる自然現象のように感じていた。また今日もフレンドリーで優しい巨大女神が、一瞬でその嵐を最小限の被害でを消し去ってくれると信じ切っているから。それは、彼女自身が理想とする、幼い時テレビで見た正義のヒロインのイメージを崩さないように接していたおかげであった。 今日も朝早くから日常の一部になり始めているアラートがけたたましく鳴り響く。始めは阿鼻叫喚のパニック状態になっていた群衆は、その神経を逆なでするような音を聞いても、動きを変えることはなくなっていた。 体の芯に響くような地響きを感じながら、二つの巨体の近くで普段通りの行動を続ける人々。冷やかし程度に応援する者まで出てくるが、彼らの共通認識は同じであった。もうすぐにでもこの地響きと轟音は鳴りやみ、単色の動く巨体は姿を消す、と。 だが、群衆の希望、思考は一瞬にして潰されることになる。その身を以て。 ”何してんだよ! とっととやっちゃ……え?” プチッ! プチブチィ! 野次馬や日常の通行を行う人々を、雲にしては濃すぎる影が襲う。その闇に気付いた次の時、繁華街のような人影を見せていたビル街の歩道路は銀色の巨柱がそびえ立っていた。 「コイツ、見た目は大した事ないくせに……! なんて力なのよ!」 作り上げた真赤に染まる水溜りを引き伸ばすように、ビルに見紛う鍛え抜かれた脚部がスライドする。全神経が眼前の侵略者に行っている今、彼女に足元の惨状など知る由もなく、たとえ理解したとしても、これ程の相手を前に意識が向くはずがなかった。そんな女神と取っ組み合う敵。それは猫科の獣を骨格から更に強靭化し、二足歩行にした見た目の、今までの侵略怪獣が草食動物に見えるような圧倒的な狩る側の存在であった。 呻き声のような高音の鳴き声を発しながら、人が口角を上げたような表情を作る。すると、組み合っていた手を解くと、獣はその巨体に似合わないが見た目通りのフットワークの軽さで、バックステップからの体当たりを繰り出した。 「ちょ、えっ! きゃっ!!」 不意打ちをくらいバランスを大きく崩す。背面から倒れ込むようにして転倒しかけたナツは、その持ち前の運動神経の良さから尻もち程度に抑えて見せた。それでも、今まで倒れるのはもちろん、攻撃すらほとんど当たることすらなかった為、彼女と民衆にとっては理解しがたい出来事であった。 「すばしっこくて、鬱陶しいわね! いいわ! 私の本気で一瞬で終わらせてやる!」 尻もちによるダメージは彼女には一切なかったようで、体操選手のような軽やかさで立ち上がるとすぐさま戦闘態勢に戻る。言葉を言い終えると同時に、構えを解き集中し始めた。 仁王立ちで気でも高めるようなポーズで無防備な姿を晒す。巨獣すらうかつに動けないオーラを放つ彼女の足元では、舗装路がくっきりと大きめの尻の形に割れ崩壊していた。 よく見てみると、無数の赤いシミが割れ目のあちこちに点在しており、車であったと思われる、残骸と呼ぶにも無残なペースト状のモノが列を作っている。通勤ラッシュと距離を取ろうとした車や人々、数百人が守護神とも言える巨大女神の尻に消えていったのだ。その事実をやっと理解したのか、野次馬をはじめ、女神と巨獣の足元にいたほとんどの人間が、初めて侵略者が来た時の慌てようで、パニックを起こしていた。 女神にとって足元にいる爪以下の大きさの存在である人間が喚いたところで、集中に何ら影響を及ぼすことなく、彼女の目的が達成される。力強く目を見開いたナツは、勝ち誇ったように紅蓮の髪をたなびかせると、気合を入れる掛け声とともに、全身に力を入れた。 「はぁっっっ!」 女神が発しているのか、地揺れを伴いながら一歩ずつ大地を踏みしめ、巨獣の元へと近づいていく。地面がえぐれて埋まるほどの叩きつけとも呼べる歩みによって、更に強大化した揺れが街を襲っていった。 周囲の雑居ビル程度の、女神の腰にも満たない建物群を倒壊させながら、気が付けば巨獣の前に立ちはだかっていた。 同等の大きさ。耳を含めれば巨獣のほうが大きかった体格差は、今や女神が影を作って見下ろすほどに逆転していた。それだけでなく、体の輪郭が完璧に映る銀と赤の戦闘スーツにトレースされているのは、さっきまでの発育の良いスポーツ少女のモノではなく、グラマラスとも捉えることのできる、1.5倍はあろうという筋肉質な戦士の肉体であった。 威圧感だけで潰されてしまいそうな、圧倒的体を渾身のスピードと手数で持って攻撃し始める巨獣。それに対して、彼女は戯れる小動物を見るような目線を送っていた。 「あれ? もう攻撃しないのかしら? そう、なら今度はこっちの番よねっ……!」 歯が見える、意地の悪い笑みを浮かべたナツは、その剛腕を大きく振りかぶる。次に街を包み込んだのはエネルギーの集合体のような光であった。 「ごめんなさいぃぃ! 調子に乗ったのは謝りますからぁー! 殺さないでください!」 光が収まり視界が開けると同時に飛び込んできた声。それは、女性にしては声質の違う高い声。まるで、声変わりが来ていない少年の声であった。 不思議そうな様子の顔を浮かべながら、ふと先程まで巨獣の居た場所へと目線を下げる。そこに立っていたのは、毛皮の欠片もない色白い人型の生物であった。 獣の耳を除いた頭一つ分ほど小さいその存在は裸で、その身を守る様に手で顔を隠し震えていた。均一な長さに見える黒髪は目元まであり表情を完全に覆い隠していた。 「ちょ、ちょっとアンタ! 何よ?! もしかして、さっきまでいた怪獣ってアンタ?」 侵略者の男の子をナツは自身の影で隠しながら言葉をかける。本人は、そこそこ気を使って話しかけたつもりであったが、その圧倒的な威圧感を前に、目の前の小動物は震えを増加させるだけであった。 少年の漏れ出る声と、それより小さな群衆がパニックを起こす音。それが、虚しく大気の音で掻き消されるたびに、ナツのイライラは増していった。 「いい加減にしないと、殴り潰すわよ……ってのは嘘よ! 落ち着きなさい!」 一歩離れた赤銀の巨大女神は、子供を𠮟りつける時のように、腰を曲げて顔を近づける。イライラが言葉に出ている強い口調から始まったナツの言葉は、ふと侵略者の男の子が見せた、髪の隙間から現れた怯える表情と涙を蓄える澄んだ瞳を見た瞬間から、ツンデレを彷彿とさせるモノへと変わっていった。 「な、泣いてちゃ分からないでしょ! ……強すぎたわね……お、おねえさんに教えなさい……じゃなくて、教えてくれるかな?」 ビリビリに破れて飛び出しそうなほどの下半身を折り曲げ、目線を合わせるようにする女神。口調も、たどたどしくあったが、街の人向けの演技を続けていたこともあって、最終的に柔和な印象を与えることに成功していた。 「……ごめんなさい、お姉さん……スンっ、こんな田舎の変な星にお姉さんみたいな守護神がいるとは思わなかったから……宿題で、スンっ」 足元が災害後の様子でなく、二人が聳え立っていなければ、迷子の子供と優しい女性の微笑ましい光景であっただろう。 引きつる笑顔が自然な笑顔へと変わったのも束の間、下品な笑みが顔を覗かせていた。ナツは生まれたままの姿の、少年のツルスベ肌を舐めるように見回すと、もう一度顔を覗き込むようにして、優しい声を投げかけた。 「うんうん~それで、さっきの怪獣はキミかな~?」 侵略者の男の子はゆっくりと一回頷くと、思い出したように素早く何度も首を縦に振った。 「ほ、ほんとうにごめんなさいぃ!! ボ、ボク変身は得意だから……調子乗っちゃって……!」 「それはもういいわよ。それよりも、アナタは何しに来たのかしら? さっき宿題がどうのって」 灼熱色のグローブをはめた腕を少年の背中を支えるように伸ばす。優しくさすりながら、抱き寄せるように顔を近づけると、侵略者の男の子は顔を赤らめながら、たどたどしく答えた。 「ひゃ、はい! 次までに惑星を一つ侵略する宿題で……そのために惑星を征服するか滅ぼさなきゃで……出来なかったらまた弱いからってイジメられちゃうし、誰も近寄らない小さくて辺境の惑星を探してたら、ここを見つけて、それで……」 言葉に詰まった少年は、決壊寸前の瞳を女神に向ける。その瞬間、ナツは全身に電流が走ったように、母性本能から始まり様々な欲求と、これまでの不完全燃焼な戦いの不満が爆発したのであった。 「そうなのね。それじゃあアタシがアンタを一人前の侵略者にしてあげる! 見てなさいよ!」 いつの間にか立ち上がった赤銀の巨大女神は、少年を抱き寄せながら、空に向かって宣言する。それは、実質この星の人間に対しての宣戦布告と一方的な蹂躙開始を意味していたが、それを理解している者は今この場にいなかった。 「他の奴らも、アンタみたいに変身して侵略するの?」 そのままの体勢で、案を出そうと少年に質問する。 「い、いえ、本来は何も使わずにしないとダメなんですけど、ボクにはとても無理で……攻撃されたりしたら痛そうだし……」 徐々にしぼんでいく言葉を聞いて、何かを思いつき素早く背後に回り込んだナツ。続けて物色するように街を見渡すと、先の戦闘で崩壊したエリアの中に無傷な雑居ビル群が残っているのを見つけた。 「ほら、あそこ見てみなさい。アンタの膝よりも低い建物があるでしょ? とりあえず、蹴るか踏みつけるかしてみなさいよ。アタシが後ろについててあげるから」 光に照らされて輝く、巨大な紅の拳から伸びる指が、つい数分前には守るべき対象であった瓦礫で孤立状態となっている人間が避難する建物たちに向けられていた。裏切りの死刑宣告とも言える言葉と行動であったが、同じ大きさの存在に話しかける彼女の声量が人に理解できる言葉を形成することは無かった。未だ、巨大な女神のイメージは、雑居ビルに避難する人々にとっても崩れてはおらず、こちらに向かって指を向ける赤銀の巨人女神の行為を好意的に受け止めていたのだ。 巨大ではあるが、少年へと姿を変えた侵略者が何かを我慢しているような落ち着きのない様子を見せ始める。それに、倒すのではなく諭すことで平和を作ろうとしていると、解釈した人間たちはビルの人たちだけではなかった。だが、真実は誰も予想できないものであった。 少年は一言も発する様子のないまま、二つの巨体は既に瓦礫と化した地面をドーザーのように蹴散らし近づいてくる。二つの巨影が無事な場所を完全に覆い隠すと、女神のほうが普段のイメージとはかけ離れた口調で言葉を発した。 「ほ~ら! 瓦礫と硬さは変わらないんだから、やってみなさい! こんなの何も感じなさ過ぎて、気が付いたら壊れちゃうから意識しないといけないほどなのに、怪我するかもなんてバカじゃないかしら」 「お、おねえさん……そ、そんなことより……おっぱい、当たってるの……は、恥ずかしい」 上からの圧に耐えられなくなったのか、股間を抑え恥じらいながら状態を説明する。少年の弱々しさか、それとも一瞬芽生えた恥ずかしさが癇に障ったのか、ナツは彼の両手を引き剥がすと、勢いに任せて突き飛ばした。 「バ、バカ! アンタ侵略者なんだから、小さな人間なんて気にせず、チンチンでも何でもおっ勃てながら破壊すればいいのよっ!」 ズガシャァァァ!! 突き飛ばされた者の小さな悲鳴と共に、さらに小さな悲鳴が上がると同時に掻き消されていく。体勢を維持するような片足で粘ることも出来ずに、その剛腕から繰り出された軽い掌の突きは少年を空気の如く吹き飛ばしたのであった。 手で受け身をとることなく、頭から地面に飛び込んだ少年。両足と両手を明後日の方向へ向け顔から胴体までを地面に擦る様にスライドさせた後、動かなくなってしまった。 目標の雑居ビルが広がる街並みがどこにあったのかも分からないほどの広範囲を、少年の巨体が占拠する。怪獣が倒された時のような激しい揺れが街全体を襲ったが、避難区域内に巨大な物体が倒れ込んできたのは初めての出来事であった。 中々起き上がらない少年を含め街を見渡すうちに、普段の倍以上の被害を出していることに気付き割れに返ったナツ。だが、未だ残る高揚感に、色白で小さな柔らかそうな尻が視界に入った途端、冷静な正義の味方としての自我が吹き飛んだのであった。 「あ〜変身解除してないのにムラムラするわね! ちょっとアンタ! いつまで寝てんのよ! このアタシが一人前の侵略者にしてあげるって言ってるんだから早くしなさいよね!」 瓦礫を踏み潰して均すのではなくワザと蹴飛ばし、こまめにストレスを発散しながら、倒れる巨大少年の元へと歩み寄る。途中にあった、瓦礫の高さと同じになった、まだ人のいる商店や家をも関係なく灰燼に帰して横たわる巨体を跨いで奥に行くと、両手を持って無理やり立たせたのであった。 少年の顔は気絶したような表情のまま、何かにうなされる様に言葉を漏らす。だが顔の疲労感に反して、体や顔の表面は傷一つなく、その美肌を瓦礫と微かなシミで染め上げているだけだった。 突き飛ばした時にやりすぎたかな、と僅かに心配していた彼女は次の瞬間にはやましい表情へと変わり、舐めまわす様にその肌を見渡す。 枝のように細い体に、発育途中なのが伺えるぷにぷにとした柔肌の様相が視覚からも伝わってくる。だが、彼女の目に止まったのは、その体つきには一切似合わない、皮を身にまとったへそまで伸びるイチモツであった。 そのモノは、さっきの転倒で滑った為か、ピンク色の初心な部位が先だけ露出していた。その先からは汗ではない透明の粘液を滴らせ、溢れていたのか、周りの皮をコーティングするべく光らせていた。 フラフラする体を心配することもせずに、粘度の為か瓦礫を衣のように纏い、二重の層に守られる、幼い巨根に釘付けになる巨大女神。無意識に興味が行動に移っていた彼女は、そのモノに手を伸ばしていた。 「ふぁっ……痛……くない? 地面が思ったよりフワフワザラザラで大丈夫だ……んっ……ナニコレおちんちんが……わぁ!!」 意識を取り戻した少年が浮ついた感覚のまま、さらに加速させるような快感を発生させる方へと目を向ける。そこには、自身の股間から生えるモノをギリギリ包めずにいる、光に照らされ映える灼熱色をした剛腕が上下に動いていた。 「はっ! き、気付いたのね……いつまでそんな状態なのよっ! つ、次いくわよ! ……チンチンですらそんなに潰せるんだからもっとしっかりしなさいよね……」 少年と目線があった途端手を離し、何事もなかったように両手を腰に当て、上から見下ろす様に次の行動を伝えるナツ。無意識にさっきまで手を置いていた場所へと目線が向くと、不満なのか限界まで勃起した状態でビクビク脈打つイチモツに思わず見とれてしまっていた。 段々と剥いた皮が戻っていった場所に現れる残骸。道路を占拠するように倒れ込んだことが伺える、車であったであろうカラフルな点が彼女の扱きによって粘液と混ざり合い、カスとなってイチモツを彩っていた。 髪と同じ色に頬を染める女神は、今にも飛びかかって襲ってしまう欲求を抑え、二人で川向こうの街へと移動する。恐怖や不安という感情が全て街に住む生き残った人間たちに移ったのか、少年は抵抗する様子もなく、そそり立つ股間を隠すことなく彼女についていった。 揺れの被害や衝撃波の被害もなく、普段怪獣の被害もほとんどない窓から見える他人事と考える人間が多く住む街に降り立った、二人の巨人は足元に広がる街のことなど、口実程度の価値しかなかった。 互いの肉体を本能が欲しているがわかる強い眼差しをぶつけ合う二人。先に口を開いたのは、銀の女神のほうであった。 「今度は、侵略者らしく両手を上げて何か言いながら歩いてみなさい! 歩くだけで簡単に潰れるっていうのは分かったでしょ!」 怯えた様子もなく、彼女の言葉に答えるべく頷くも動く気配のない少年。息を荒らげながら、俯く彼は初めての抑えられない欲求にどうしていいかわからない状態に陥っていた。その様子を見て閃いた彼女の言葉で、少年は表情を変えたのであった。 「しょうがないわね! ちゃんと言ったとおりに出来たらご褒美に……アンタのソレ、気持ちよくしてあげても良いわよ!」 目線を合わせないが、彼女が高揚して火照っているのが少年にも理解できる。続けて耳に届いたのが、この感情を解決する方法だと本能で理解した少年は周りに心音が聞こえるほどに鼓動を揺らしながら、街へと振り返った。 「し、侵略者です……だぞぉ……! 弱い文明はボ、ボクが滅ぼしちゃうからねっ! えい!」 蟹股で両手を上げる少年の影で圧倒的威圧感を放つ股間。ドンドン高まる高揚感に、皮に溜まりきらなくなった粘液が、巨大な雨粒となって落下し、少年が攻撃するよりも早く家で避難する人間を一人ひとり叩き潰していった。 ズン! 数滴が零れ落ち、屋根を破って数人を圧壊させていた頃、勢いに任せて上げられたあどけない足が標的を定めることなく振り降ろされる。ペチと音がしそうな優しい足は意図せず、隣町に逃げようとしていた人が大勢集まる駅に振り降ろされ、電車諸共少年の美しい白色の肌を汚すシミへと成り下がったのであった。 「ホ、ホントだ! やっぱり、全然痛くないし、怖くない! よぉし次は……あれなんだろ、うわぁ!」 サクッと踏み潰した部分を見つめ余韻に浸った後、自信を獲得した少年は今度は、標的を立てるために辺りを物色する。すると、視界に入ってきたのは大通りに集結する深緑色のゴツゴツした見たことのない四角い物体であった。 興味を示して顔を近づけた少年を襲った重々しい音と光。人間側の最終兵器から放たれた砲弾は当然というべきか、少年の顔に傷一つ付けることは出来なかった。しかし、気弱な彼を驚かすには十分すぎる一撃であった。 涙目になった彼は、足元を荒らしながら、母親に泣きつく子供如き勢いで銀色輝く包容力のある臀部へと抱き着く。女神も思わず我が子のように頭を支えて抱き寄せると、道路の方へと目を向けたのであった。 「せっかくいいところだったのに邪魔したのはどいつよ! 防衛隊ね……普段何の役にも立たないどころか、怪獣処理も遅くて私にやらせてる癖に! 私の邪魔なんかしていいと思ってるの? ほら、アンタこいつらもサクッとやっちゃいなさい! さっきみたいに踏み潰せばいいのよ!」 ナツは怒りに任せて、少年を突き放す。今度は踏ん張る事に成功していた。停止した位置で足元を見下ろす少年。すると、すぐ真下に自分を攻撃してきた群れがいるのが見えた。怯える前に、片方の足から黒い何かが昇っているのを確認した彼はすぐさま、それがこの恐怖の存在であったことを理解した。 「さ、さっきはよくもやってくれたな~! えぇい!」 調子づいた少年は一つ一つ丁寧に、踏み潰していく。必死の抵抗と言える集中砲火も、少年の高揚感から来る体温上昇以下の熱しか与えることが出来なかった。 「よぉ~し! こ、このまま……え?」 ズドゴォォォォォンンン!! 三分の一を踏み壊し、調子づいてきた彼の目の前を支配したのは、鮮血と見紛うほどに赤い自分の足の三倍はありそうなブーツであった。 「もー! じれったいわね! こんなの一気に踏み潰しちゃいなさいよ!」 兵器がパーツから崩壊し、辛うじて地面が割れるだけだった少年の一踏みを遥かに凌駕する攻撃。たった一回の踏み下ろしで、残り三分の二の防衛隊が壊滅し、ブーツをかたどったクレーターが出現していた。 唖然とした表情で、その穴と自分の攻撃した場所を見比べる少年。その視界に入ってきたのは、記憶の全てを支配したブーツにも似た色の髪を伸ばす美少女であった。 「ほら! ご褒美! いるの? いらないの? 早く答えなさいよね!」 恥じらいを見せる、種族は違えど年上に見えるナツに、恋愛経験のない少年は全てを持っていかれた。 「ほ、ほしいです……してください!」 本能から飛び出た言葉と同時に、硬度を変えずにいきり立つモノを、膝を曲げてしゃがむ圧倒的肉体の女神の前に差し出す。 「うわ! どんんだけ我慢汁溜めてんのよ……♡ いきなり舐めてあげる♡ んぁ♡ れろぉ♡ んぐ♡」 ぬちゃ♡ ぬちゅ♡ ちゅぱ♡ 股間だけでなく、全身をもビクビクしながら怯える少年の体をがっしりと抑え、似合わないサイズのモノを口に含む。初めて感じる腰がとろけて無くなる様な快感に、思わず腰が引けていく少年であったが、ガッチリとホールドされた彼女の腕から逃げることはできなかった。 ジュポ♡ ジュプ♡ ジュボ♡ 激しくなるストロークに、喘ぎ声にも似た声にならない悲鳴のようなものを漏らす少年。その声を聞いて高ぶる彼女はさらに激しさを増していった。少年の粘液と、次々に生産される女神の唾液が合わさりあい、彼女の口内を埋め尽くしていく。少年の本能による腰の動きと、圧倒的力のロックが生み出す歪な隙間から漏れ出た、特性粘液が落下し巨大侵略モンスターとなって住民や家屋を飲み込み薙ぎ払っていた。 ナツが狂ったようにイチモツを貪る中、股間の心地よい暖かさに冷静さを生み出していた少年の視界に防衛隊の第二陣の攻撃隊が近づいているのが飛び込んできた。 「お、おねえさんっ! んっ! し、した、お、おまたの近くにさっきのより凄い攻撃できそうな……いっ!」 刺激に耐えながら、彼女を守ろうとする少年の心が言葉を発する。しかし、とろけ顔で一心不乱に巨大なモノを咥える、淫乱巨大女神に正確に内容が伝わることはなかった。そんな女神が一踏みで踏み潰した兵器の二倍近くはある、装備も大砲などではない、未来的な発射装置を搭載した兵器が、空を覆いつくす銀色の輝く生地に向かって標準を合わせる。それが、正義の巨大女神の戦闘スーツに包まれた尻と秘部であることを理解している者はそこにはいなかった。 号令と共に、大気を歪める熱戦が一斉に発射される。その刺激で冷静な意識を微かに取り戻したナツは、言葉を理解することもないまま、一部を切り取って実行に移したのであった。 「はぁん♡ ほまは(おまた)? ほーね、あらしもきもひよくならないほね♡」 ヌチャ♡ グチュ♡ ブチュ♡ どこからともなく表れた、灼熱の五本の頭を持つ巨大生物が、銀の沼に飲み込まれ地鳴りのような水音を立て始める。数回の轟音の果てに、染みだしてきたドロドロの粘液が、次々と防衛隊の兵器に襲い掛かった。元々、次々と量産され、スーツ内に蓄えられていた愛液をかき出す様に秘部をいじる女神。突然現れた、濃い激臭を放つ巨大スライムに次々に兵器がなすすべもなく飲み込まれていった。 本能のまま、スーツ越しにオナニーを始めた彼女は、下で起こっている惨状など知ることもなく、気持ちよくなる度に咥える口を動かすスピードを早めていく。 「激しくてっ! おちんちんとれちゃう! ばくはつしちゃうよぉ!」 「んぐぅ♡ うぐぅ♡ もういひそうらのね♡ いつでもいいわよ♡ らして♡ わらひもいくからぁ♡」 完全に二人だけの世界で快感を貪る両者は限界を迎えようとしていた。少年は初めての射精の感覚に腰が抜けそうになり、本能的に彼女の頭を抱き着くように掴んでいた。 「うわぁぁぁ!! なんかでるよぉ!」 びゅぐっ!♡ どぷっ♡ぶぴゅぴゅ♡ 精通時にしては考えられない量の精液を、その巨根から彼女の口内に流していく。窒息しそうな感覚が、今までの欲求をすべて満たすような幸福感を作り出す。鼻からも逆流しそうな量の少年の初射精は、巨大な女神を征服したのであった。 「んぐ! ふご! んぐ! まられる♡ んぐぅ⁉ イグゥゥ♡!!!」 ブシャァ♡ ブシャァァァァ!!!! 愛液で捕獲した兵器たちを、巨大なビーム砲のような潮吹きで文字通り跡形もなく消滅させていく。尻の震えに合わせて、縦向きに薙ぎ払うように飛び出した絶頂のしるしは、かすっただけの兵器をレーザーカッターのように部分的に破壊し、道路に深淵の見えない巨大な崖を生成し周囲の街にも人類が再現不可能な大災害を与えたのであった。 濃いモノを味わいながらゆっくりと胃袋に納める淫乱巨大女神は、しゃがみという鍛え抜かれた下半身故に出来ていた体勢を変える。その巨尻で後処理をするように腰を降ろすと、奇跡の生き残りを果たした防衛隊を残骸も残らぬシミへと変えていった。 「んぐ♡ 一杯出したわね♡ アンタは一人前よ自信をもって……」 余韻に浸る彼女の言葉。それを遮ったのは、初の行為後の疲労感で立ってるのがやっとだった少年を襲ったのは、けたたましく鳴り響くアラート音であった。 「はぁ……ん? はわわ! も、門限の時間だ! か、帰らないと! おねえさん気持ちよかったです!! また来ます!」 慌てた様子でこれ程、潔いヤリ逃げはないというほど、あっさりと飛んで姿を消した少年。彼女にとってこの生活が楽しくなりそうだという希望と、この星の人間たちにとってこれ以上ない絶望を与える言葉を残して消えた彼であったが、この侵略者が再来する恐怖以前に、内側に絶対的侵略者が誕生してしまったことを、人類はまだ気づいていないのであった。