「「では、私は後ろを向いてますから、どうぞ」」 介護士の巨大な手のひらに捕まれ、強制的に部屋のトイレに連れてこられた俺は。トイレの便座の縁に立たされた。介護士は同じトイレの空間に入ったまま、ドアの方を向いてそう言うのだった。万が一危険なことが起きたときに対応できるよう、同じトイレの空間に介護士がいることが義務になっているとのことだった。 (どうぞ、って……) いくら介護士がドアの方を向いているからといって。俺の視点からは、黒いパンツに包まれた巨大ビルのような脚が2本、大迫力で鎮座しているのだ。介護士らしくタイトめのパンツで、健康的な太ももの裏側がピッチリとパンツに張り付いている。その上には、プラネタリウムのドームみたいにおっきな球体のお尻がどっぷりと張り出していて。ピチピチめとはいえ素材が薄い黒パンツに包まれて、巨大ヒップの柔らかさがこれでもかと主張されていた。 ただの、服を着た女の下半身。なのに、この体格差で下から見上げるとこんなにも迫力があるなんて。 (う、くそ……はやく……) 自分の意思とは裏腹に、勃起した股間が収まらなくなる。こんなの、男としての反射だ。しょうがない。別にこの女に欲情しているわけでは決してない。こんな至近距離で、巨大で豊満な裏ももと尻に見下ろされていたら、嫌でも意識させられる。くそ、用を足しづらい…。 膨れ上がって痛い股間を無理やり持って用を足す。時間が長引いて、この女に悟られでもしたら最悪だ。 「……ふぅ……おい、終わった……」 奈落の底のような便器の中に用を足し終わり、そう言いかけてから気づいた。まただ。立ち上がっている状態の介護士には、自力で声を届けることができないのだ。…コミュニケーションが一方的に与えられるだけというのが、異常なストレスになり始めていた。 …介護士が自分で振り向くのを待つこと、20秒。 「「そろそろ、終わりましたかー?」」 こちらを振り返って見下ろしながら、子どもを相手にするような介護口調に、若干プライドが傷つく。デイサービスとはいえ、俺は身体が小さいだけでれっきとした大人の男なのに。この若い女よりもずっとしっかりしててお金も稼いでいる、いや、稼いでいたはずなのに、何故こんな口調で相手されないといけないのか。 「「じゃあ、最後に拭いて終わりましょうか」」 介護士はそう言うと。便座の上にいた俺に手を伸ばし、 ぎゅうぅっ… 「ぐうっ……!!」 ぶっとい指で俺の身体に絡みつきながら、もの凄い早さで持ち上げる。猛スピードで下がっていく景色に眩暈がする。この動作だけで酔いを起こしてしまいそうだった。 そして、 「「ちゃんと拭かなくて不衛生な方が多いので。ちょっと失礼しますね~」」 手のひらの上の俺に、もう一方の手のひらが近づき。 ぐぐっ…… 「っ……お、おい、何を……」 強制的に俺を座らせ、そのまま上半身を折り曲げさせられる。長座の体勢になった俺はそのまま、手と足が介護士の巨大な指に束ねられてしまった。豚の丸焼きみたいに、手足を指数本だけで縛り上げられたような、最高に屈辱的な体勢で。 「なっ……ちょ…!!」 「「脱がしますね~」」 やはり子どもか老人を相手にするような言い方で。手足を縛られてお尻を突き出させられるような恰好の俺は、ズボンを無理やり脱がせようとするでっかい指に一切抵抗が出来なかった。どれだけ全力を出して手足を抜け出そうとしても、女の指はびくともしない。気づけば、俺のズボンとパンツが膝当たりまでずり下げられ、介護士の目の前で股間部を晒されていた。 一瞬で顔が真っ赤になり、頭に血が登る。 「おいっ!!こんなこと…頼んでないぞ!!」 視界が女の手のひらで埋め尽くされている状態で、俺は必死に怒鳴る。 「「汚くなっちゃいますからね、我慢してくださーい」」 30歳を超えた年上の男の怒鳴りを、平気な口調でスルーする介護士。まるで俺が厄介な被介護者かのように、慣れたように受け流して進めようとする。 そして、 ぴとっ…… 「っ……!?」 「「湿らせた綿棒で、一通り拭かせていただきますね」」 ひんやりとした、それでいてふわふわした細い球体のようなもの。股の部分に当てられた大きな物体が綿棒の先だなんて、信じられなかった。 ずっ、ずっ、…… 「あ、うっ、ぐ………」 瞬間。介護士の指先の動きに連動して、柔らかな綿棒のわたが俺の股間部を這い回る。最初に感じたのは、異物が自分の股間に押し当てられる気持ち悪さと、強烈なくすぐったさ。股の部分に優しくぽん、ぽん、と綿棒が確かめるように押し当てられ、ふに、ふに、と股間部がまるで弄ばれているかのように持ち上げられる。優しく押し当てられた綿棒が、そのまま汚れをこすり落とすように回り始めたら。 くるくるっ……ずずずっ……♡♡ 「はあっ、ああっっ……!」 とてつもないくすぐったさに声を出してしまい、これが介護士の耳に届いていないことを心の中で祈った。あくまで事務的に縮小患者の股ぐらの掃除を行う介護士の前で、俺は必死に声を出さないように唇を噛みしめる。 くるくるっ……ぎゅっ……ぽん、ぽんっ♡♡ 余すことなく掃除するように、股間部の左から押し当て、右から押し当て、少し前後に動かしながら擦り洗いをする介護士。全身に鳥肌が立つような刺激を与えられ、俺はあることに気づき冷や汗をかき始める。…くすぐったさを感じていただけのはずなのに、みるみる固くなっていく股間部。そして、今のこの体勢では、介護士にその様子を思い切り見られているという事実。 「「もう少しですからね、我慢してくださいね~」」 俺が勃起していることに気づいているはずなのに、全く同じ口調で話し続ける介護士。こういうことに慣れているのか、その話し方には動揺がひとかけらも感じられない。俺だけが惨めな体勢のまま恥をさらし、ずっと年下の女にそれを平常心で眺められているのか。 ずりっ、ずりっ……くるっ、…ぎゅっ…♡♡ (っっ……これ、だめだ……やばいっ…!!) 玉の裏側を優しく擦られ、根本の部分に押し当てられた綿棒がくるくると回転し。綺麗に汚れを落とそうとする手慣れた技が、股間部のあらゆる所を這い回って掃除する。恥ずかしい体勢でむき出しになった弱い部位を、圧倒的な力で責め立てられる。そのうち、くすぐったかった感覚が気づけばわずかな快感に変わり、それが指数関数的に膨張していく。初対面の年下の介護士の手の中で射精感を覚えているという異常事態に、さらなる冷や汗をかく。 ばたばたっ……!! たまらず俺は全身をばたつかせるも、 「「はいはい、あとちょっとですよー」」 ただくすぐったくて嫌がっているのだと思われ、俺の身体を抑えている指にぎゅうっ…と力が入る。それだけで、俺は少しも身体を動かせなくなってしまった。どうすれば。このままでは出してしまいそう、なんて言えるはずも無く。そもそも叫んだってこの女には声が届かない。身体も動かせない。逃げられない。 快感がこみ上げる。必死で他のことを考えて気持ちを静めようとしても、柔らかな手のひらと若い女の匂いに包まれたこの状況では不可能だった。絶妙な力加減で、しかし事務的に股間部を責め立てる巨大な綿棒に、脳が溶かされていく。…あとちょっと我慢すれば。いや、もう無理だ、でも……終われ、早く終わってくれ…! 「「はい、これで終わりです♪」」 ぎゅうぅぅっ…♡♡ 「っっっ……!!!??♡♡」 締めの言葉と共に最後に押し付けられた綿棒が、耐えていたものを容易に崩壊させた。 ビクンッ、ビクッ、ビクッ、……!!! トドメの刺激を与えられて崩壊した俺の股間部が、惨めに精液を垂れ流していく。分厚い手のひらの中であえなく体をビクつかせながら、頭が真っ白になる。デイサービスの介護士の目の前で、股間を拭かれているだけなのに射精をしてしまうなんて。本当はそうではないのに、この女に股間を拭かれて欲情しているのかと思われるのではないか。いや、そんなことよりも、このまま通報でもされるんじゃないか。…射精直後で放心状態になりながら、最悪の事態を脳が想像して悪寒が走る。 「「あー……」」 「っ……!」ビクッ…… 介護士から声が発せられて、俺はビクついてしまう。最低の人間だと思われたに違いない。このまま、警察でも呼ばれるのだろうか。少なくとも、もう俺の家にはサービスに来ないんじゃないか…。 「「あはは……」」 「「気持ち良くなっちゃいましたか?」」 気まずそうな声で。 介護士はそんなことを言うのだった。 「「大丈夫ですよ、たまに出してしまうかたもいらっしゃるので」」 引くとか、怒るとか、そういう感情ではなく。全く介護士としての態度を崩さず、むしろこちらに気を遣うような、手慣れた話し方。 「「次からは、刺激が強すぎる場合は手を上げてくださいね。調整するので」」 手のひらの上で腰が抜けたように座りこんだ俺に向かって、優しく話しかけてくる年下の女。目の前で射精されたことなんて気にもしていないような態度で。 俺はこのとき、本当の意味で、普通サイズの女との立場の違いを思い知ってしまったのだった。 ------ トイレでの一件は、鮮烈だった。 カタカタカタッ…… 「………っ」 ズンッ、ズンッ…… 遠くの部屋を掃除し始めた介護士の重低音を背に、俺は雑念を振り払うようにキーボードを打ち続けた。離れていてもその存在感は圧倒的で、家のどこにいたってあの女の気配から逃げることはできない。 柔らかな綿棒の感覚が、まだ股の間を這い回っているような気がして。若い年下の女の手に絡まれて身動きも取れず、ひたすら無意識の快感に身もだえするという人生で初めての体験。こんな扱い、男としてのプライドが許さないはずなのに。 (……また、行きたくなってきた……) 比較的トイレが近い俺は、先ほどから1時間もたたないうちにまた尿意を催していた。…そのことに気づいた瞬間、反射的に勃ちはじめてしまう。またトイレを介護され、同じように屈辱的な拭かれ方をするのか。それはもう、嫌だった。 (…気づかれないうちに、ティッシュにしてしまおう) だだっ広い机の角に置いてある巨大なティッシュ箱に向かい、絨毯のように広いティッシュを全身に力を入れて何とか抜き取る。それを机に広げつつ、一人で用を足そうとしたのだが。 ドンッ…… 「「トイレですか?じゃあ、行きましょうか」」 いつの間にかこの部屋に戻ってきていた介護士に、強制連行されるのだった。 ------ 「あっ、ふっ……うう……」 「「はい、終わりましたよ~」」 そして再び、綿棒のケアによる強烈な快感の流し込み。介護士は俺を気遣ってなのか、刺激を強め過ぎないように絶妙な速さと力加減で綿棒を動かす。それが無意識な寸止めに繋がり、俺は良い匂いのする手のひらの中で全力で悶えたのちに、その欲望を開放してもらえず、息を切らしたままトイレを終えるのだった。 こんな状態で、 カタカタカタッ…… 「…………」 仕事がはかどるはずが無かった。 「「…………」」ガサガサッ……カタンッ…… リビングに対面するキッチンに置かれたままになっていた食器類を片付ける介護士。俺はもう仕事の方に意識など向いておらず、背後の巨大な女の姿に気を取られてばかりだった。射精寸前でいわばおあずけ状態で机の上に放たれ、仕事中なので自慰すら叶わず、快楽が渦巻く股間部を必死に抑えながら資料の整理を続ける。…腹が立つ。身体がデカいだけで、簡単に俺の身体をいじくりやがって。抵抗できない状態で股間部を拭かれる辛さも理解しないまま、男の射精感というものも理解しないまま、気軽に刺激を与えて寸止めで終わらせるなんて。 その日はもう地獄だった。 「あああっっ……!」 「「くすぐったいですよね、もう少しで終わりますからね~」」 ずりっ、ずりっ……くるっ、…ぎゅっ…♡♡ 「「あ、ちょっと汚れているので擦りますね」」 くるくるくるっ…♡ 「「お尻拭いちゃいますね」」 ぐに、ぐにっ…♡♡すりゅっ…♡♡ 仕事が終わるまで、合計5回。俺がトイレに立つたびに介護士に連行され、いくら断ってもその声すら介護士に届かず、強制的に湿った綿棒で股間部を弄り回される。刺激を与えすぎてはいけないと思っているのか、回を重ねるごとにその綿棒使いは絶妙になっていき。俺が限界を迎えそうになったのを悟った瞬間にすっ…と綿棒が離れ、俺の呼吸が整い始めた途端にまた拭き始めるのだ。頭が真っ白になっては引き戻され、いっそイかされてしまった方が楽なのに、延々と寸止めで分からされる。介護士としてのプロ意識が、逆に残酷な快感を与え続けるのだ。 「「それでは、今日は失礼しますね。また明日、よろしくお願いします」」 ズンッ…ズンッ…ズンッ…!! ガチャッ……バタンッ!! 部屋から豊満な巨体が去り、玄関から出ていった後も。 (くそ………) 頭の中は、快楽と煩悩で汚染されたままだった。 膨張して収まらない股間部を、一刻も早く解放したい。本能はそう告げているが、あの女を思い出して一人でオナニーするなんて絶対に嫌だった。…このまま机の上にいてはいけない。気分転換しよう。 あの介護士は、机から床にかけて小さなハシゴを設置していた。俺が一人でも床の上に降りられるように、というものだった。ただの机の高さは今の俺にとって致死量の高さだったが、高さによる恐怖をぐっとこらえながら、一段一段ハシゴを下がっていく。 「…こんなに広かったのか……」 床に降り立った俺は、目の前に広がる大平原のような光景に息を呑んだ。今まで自分一人で生活してきたマンションの一室。それが今や、廊下の向こうの方なんて地平線の彼方で。いくらでも走り回れる広さは、しかしあの介護士にとってはそこまで広くは無いのだろう。 「………」 また、あの女の姿を思い出してしまう。あの介護士であれば、俺の目の前にあるフローリングの板の幅なんて、足の幅だけで覆い尽くせてしまうだろう。俺が手を広げてやっとその幅をカバーできるくらいなのに。…目の前に巨大な素足がドンッ…!!と振り下ろされるのを想像して、…俺はまた勃起していた。 (…だめだ、だめだっ…!!) 日中に散々寸止めされた俺は、もう性欲が暴発しそうだった。女の足を想像しただけでどうにかなりそうだった。若い介護士が手玉に取るように、俺の射精をコントロールして。当然その欲の開放を介護士が手伝ってくれるはずも無く、俺はただただ年下におあずけを食らった惨めな男。 煩悩を振りほどくように、俺は探検とばかりに大広間を早歩きで動き回る。この部屋の中で、自分の力で出来ることは何なのか。ちゃんと知っておく必要がある。 「トイレは……無理だな…」 とてつもなく幅の広い廊下を1分ほど歩くと、右手にトイレの扉が見えた。が、当然自力で扉を開けられるはずも無かった。ドアノブは遥か高い所に位置していて、あの介護士が軽々と手で捻って扉を開けていたのがものすごいことのように感じられる。普通の行為のはずなのに、今や俺にとっては絶対に手が届かない代物となってしまった。 そして、何気なく玄関までたどり着くと。 「…あれ……」 玄関から、俺が履いていた靴は軒並み片付けられていて、恐らく靴箱にあの介護士が全てしまったのだろう。…もう二度と履けないであろう、普通サイズの靴たち。それら全てが綺麗に収納され、さみしく残酷な光景が広がっていた。 その中に。白をベースとした、黄色やピンクのポップな柄が入った見慣れないスニーカーが一足。 (…あ…そうか……) あの介護士は、これから毎日介護に来るにあたって、ある程度必要な掃除道具や私物については部屋に置いていきます、と言っていた。朝来るときはきちんとしたヒールを履いてくるのだが、日中に買い出しに行くときは楽なのでスニーカーを履いていっているのだろう。それを、俺の家の玄関に置きっぱなしにしているらしい。 「………」 それを見た瞬間。自分で自分が、怖くなった。今から自分がやろうとするであろうことが分かってしまい、それを止められそうにないことまで理解していた。あまりに人間としての尊厳を失った行為なのに、それを自制する力が自分に残っていないことに気づいていた。 自分の身長よりも縦幅が大きいスニーカーの目の前までたどり着く。綺麗に手入れされているが多少履き古されたスニーカー。まさに女が好んで履くような可愛らしい柄のスニーカーが、自分の部屋の中に置かれていることが落ち着かない。こんな巨大な空間を埋め尽くす足が存在するなんて信じられなかった。 「う……う…」 スニーカーのかかとの部分に手をかける。すごい厚みで、ギリギリ手で掴めるくらいの分厚さだった。力を入れて、かかと部分の壁を乗り越える。そのまま、スニーカーの内部に入って立ち尽くす。 (ここに……あの女の、足が……) 中に入った瞬間、明らかに香ってくる濃い匂い。今日、散々部屋中に振りまかれたあの介護士の匂いが、さらに強くなってこのスニーカーの中で滞留している。普通のワンルームくらいの広さがある中敷きは、巨大な靴下に包まれた足によって散々履き潰され、土踏まず以外の箇所が薄く黒ずんでいた。 もう、我慢できなかった。 「はあっ、はあっ…く……」 ズボンをずらし、介護士の私物に縋りついてオナニーを始める。散々履かれてくたびれたスニーカーの生地や汚れの生々しさに興奮し、中敷きの黒ずんだ部分の匂いを嗅いでみっともなく自慰行為を行う。会ったばかりの年下の女の靴の匂いを嗅ぎながらオナニーをするなんて、あまりに最低で、惨めで、人間性を失っていた。普通のサイズだった頃なら絶対に考えられない行為なのに、小さく弱くなってしまった俺は、あの女に無意識に性欲をコントロールされ、無意識に情欲をかきたてられてしまっていた。 想像してしまう。少し薄くて柔らかな生地の靴下に包まれた巨足が、このワンルームのようなスニーカーの中にぎゅぅっ…♡と押し込まれる様子を。決して十分な広さがあるわけではなく、巨大な足が無理やり押し込まれることでスニーカーの内側の生地がぐぐぐっ…♡と変形し、圧倒的に侵入してくる足を受け入れざるを得ない。もし、その中に俺が取り残されでもしたら。空間全てを制圧する巨足から逃げ惑い、最終的には固く柔らかい絶望的な力の足裏に、全身をくまなく踏みつぶされていくのだ。 「ああああっっっ……!!!」 一日中寸止めされ続けて膨張した性欲の量は、とてつもなかった。今までそんな癖などなかったはずなのに、女のスニーカーの内側にへばりついて興奮が止まらない。むっちりあったかい女の靴下足裏に思い切り敷き潰されたら、どんな感触なんだろうか。そのままぐりぐりっっ…♡♡と無意識に履かれて、気づかれず、外を歩かれたら。もしくは、つま先に捕らわれたままとんとんっ…とトドメを刺すように履かれたら。 視界が白く飛ぶまでは、一瞬だった。 「ああああああああっっっ!!!」 ドクドクドクッ…!!! 性欲に負けて何も考えていなかった俺は、自らの精液を介護士のスニーカーの中にぶちまけてしまったことの重大さに、その瞬間は気付かなかった。 どさっ…… 腰砕けになって、中敷きの上に尻餅をついて倒れ込む。少し体勢が低くなるだけで、介護士の足裏の匂いがつんと鼻の奥を突いた。 (…お、俺、…何をしてるんだ……) 中敷きの上に作られた小さな白いシミを見て、我に返る。女が履いていたスニーカーの匂いを嗅いでオナニーをするなんて、あまりにも変態的な、目も当てられない行為。もし介護士に気づかれでもしたら、訴えられるんじゃないか。 …だが、この小さなシミが気づかれるなんてことは、客観的に見てあり得そうになかった。 自分の残した痕跡は、巨大なスニーカーの存在感に照らし合わせて、あまりにもちっぽけだった。 「…………」 俺は最悪な気分のままスニーカーの中から出ると、そのまま疲労で廊下のフローリングの板の上に倒れ込んだ。 …怖かった。この最低な行為が、今日だけで終わらないのではないかという恐怖が、頭の中で渦巻いていた。日中の残酷なまでの寸止めと、家の中に残されていく介護士の私物たち。 (…駄目だ、二度とこんなこと……) 俺はそのまま立ち上がれず、強烈な眠気に負けて意識を失っていく。心の中で誓った想いが、明日起きた瞬間には消えて無くなっていることを恐れながら。 ---続く---
ポジノ
2025-01-26 11:42:32 +0000 UTCいと小さき人
2025-01-26 10:45:09 +0000 UTC