『通常の1/1000のサイズ以下まで縮小した人間に対して、国は人権を認めない方針を掲げました』 『そのサイズまで縮小した人間の戸籍は消え、国の管理下から外れます……』 「「「ふーん……」」」 「あ、あのっ……!」 思わず、三脚の台の上から叫んでいた。100倍女神様に聞こえていないことを理解しつつも、そうせざるにはいられなかった。 「「「…ん?何か言おうとしてる?」」」 ずいっ…!!! 「ひあっ……」 急接近する巨大な耳に怯える。俺の身体をすっぽり包んで取り込めてしまいそうなほど大きな耳が、目の前で急停止する。…自分の大きさを凌駕する穴、というのは何故こんなにも恐ろしいのか。宮下がその気になれば、俺はこの耳の穴から体内に閉じ込められることすら可能なのだ。 「え…あ……も、もう、実験、中止したい……です……」 勇気を振り絞って、巨大な耳に向かって叫ぶ。最後の方は怖くて、かすれるような声になった。 「「「あー、…別に、心配しなくて大丈夫ですよ?先輩が1/1000のサイズになって一時的に人権が無くなっても、元の大きさに戻ればまた普通の人間に戻れるわけですし」」」 突然以前のような敬語に戻り、柔らかな笑みを浮かべながらそう諭してくる宮下。 「「「1/1000の大きさになったらさらに丁寧に扱いますし。その一日だけ終われば問題なく元の大きさに戻しますよ」」」 あくまでこちらを信頼させるように、100倍巨人は大きな顔を三脚の台の上の俺に近づけながら、そう優しく話しかける。 「う……」 そういう言い方をされて、反論することができない。 でも、既に宮下のことを信頼できていないのだ。 強引に唇を押し当てられ、見てはいけない下着姿を恥ずかしげもなく見せつけられ。こちらがいくら苦しいと叫んでも、宮下はその様子すら楽しそうに見つめてやめてくれなかった。…今だって。惜しげもなく披露された下着姿やおっぱいが、暗にこちらのことをまともな人間として扱っていないことを示していた。本当に俺という存在に人権を認めているなら、一人の女子大生がこんなこと、出来るわけがない。 自分が元の大きさに戻った後の関係性を、宮下が考慮しているとは思えなかった。 宮下のそういう行為が、俺の大きさが元に戻るという未来を否定しているようでならなかった。 ------ それからの10日間は、もう記憶すらぐちゃぐちゃになってあまり覚えていない。 何度宮下の巨大すぎる女体を見せつけられたか分からない。豊満なおっぱい、お尻、太もも、おみ足、唇……その他、女性としてのセクシャルポイントとなるようなセンシティブな部位を、宮下は1/100小人に見せつけ、時に接触し、匂いを擦り付け、俺に感想を聞くのだ。 恐怖と興奮のどちらが上回っているのか、と。 俺からすれば、全体像すら把握できない壁のような肌のきめ細かさが圧倒的に接近し、一歩間違えればぷにぷにの肌で擦り潰されるような状況の中弄ばれているのだ。あまりにも興奮の余地がなく、ただただ恐怖を感じざるを得なかった。 来る日も来る日も、世界を埋め尽くす女神様のご登場と、それから広がる肌色の世界。この空間で有機的に動くのは女神様の女体だけであり、それがこの実験期間内の俺の世界の全てとなっていた。 宮下が去った後も、重苦しい歩行の衝撃や、色濃い残り香、鮮烈に脳裏に残るえっちで恐ろしい光景が、こびりついて離れない。 この10日間、常に巨大後輩に、直接的にも間接的にも支配され続けていた。 そして最終日が近づくにつれて、不安は異常なほど膨れ上がっていた。 俺は、最終日の後に普通の人間として生活している未来が、どうしても想像できなくなっていた。 ------ 「お願いしますっ……!!ここで、中止したいですっ……!!」 「「「んー、どうしてやめたいの?」」」 実験最終日。1/1000の大きさに縮小する予定の日。 いつも通り研究室にやってきた宮下は、手のひらの上から必死に呼びかける俺に、また大きな耳を接近させてそのか細い声を聞き取ろうとしていた。 「もう、怖くて……謝礼はいらないから……」 「「「うん」」」 「おねがい……本当に……」 「「「うん」」」 小人の泣き叫ぶような願いに、巨大女神様は優しくうなずく。初めてこちらの主張を聞いてもらえているような気がして、このまま中止してくれるのだと思った。なんだかんだ言いつつも、人権が無くなるという一線を宮下が越えるわけがないと、そう思った。 今までの行為はあくまで実験のため。実験が終われば無事に元に戻されるに決まっている。 あの真面目な宮下が、それ以外のことをするはずがない。 「「「せんぱい」」」 「っ…は、はい………」 俺の主張を大きな耳で聞き入れた宮下は、改めて手のひらの上の俺に、おっきな顔を近づける。巨大な瞳や唇が、本人にその気がなくてもこちらを威圧する。 そして、次に宮下が言い放ったのは。 「「「だーめっ♡♡」」」 「っっ……あ……ああ……」 可愛らしく放たれた言葉は、小人側の一切の主張を乱暴にぶったぎった。 「「「ほら、小さくするよー?この霧吹きに縮小薬を混ぜておいたから、これを吹きかけて縮小させるねー♪」」」 俺が全てのプライドを捨てて、全ての謝礼を捨てて、必死に頼み込んでも。もう宮下の耳に、それは一切届かない。 これまでにない、最上級の無力感を覚えた。 プシュゥゥゥ……!!! パラパラパラッ…!!!! 「いやあああっっ!!!やだっっっ!!!」 大きな霧吹きから噴き出した水滴は、俺にとって大粒の雨となって降り注ぐ。その雨は、水の中に縮小薬も混ぜられているらしく、少しだけ薬品の匂いが立ち込める。広い手のひらの上でどう逃げ回ろうとも、縮小のシャワーからは逃げられるはずもない。必死で逃げて手のひらの上から脱出しようにも、その外は高層ビルのような高さに投げ出されるだけ。宮下の手のひらで支えられて生かされている今、この霧吹きから逃げられる術なんてあるはずがなかった。 頭が真っ白になり、視界が歪む。これまでの縮小とはあまりにも恐怖感、絶望感が違う。既に異常なほど頼りない小ささにされているのに、これ以上小さくされてしまったら、俺という存在はこの世に残るのだろうか。 自分という存在が消えてなくなってしまいそうな、そんな絶望的な不安感で精神は支配されていた。 そして、 完全に気を失ってからどれくらい経ったのか。 何とか、目が覚める。 「う……あ……」 寝転がっている自分の体勢を理解する。覚醒していく意識の中、自分の周りの世界を見るのが恐ろしかった。身体の下に感じる柔らかな感触から受ける熱は、先ほどよりも圧倒的に温度が高く、一瞬で全身が蒸されていくような気がした。 勇気を出して、周りを見渡すと。 「な………」 今まではちょっとした大広間のようだった、宮下の手のひら。 それが、もはや手のひらが途切れる場所がどこか認識すらできない大きさになっていた。 あまりの世界の違いに絶句する。肌色の地面は果てしなく続き、学校の運動場よりも広いのではないかと思えるほど。手のひらのシワや模様がくっきりと見えるどころか、その凹凸に足を引っ掛けて転んでしまいそうだった。柔らかくふっくらとした手のひらの丘陵は高低差がものすごく、ちょっとした手のひらのふくらみすら急こう配すぎて登れる気がしなかった。 一つの空間として認識できていた手のひらが、既に把握しきれない広すぎる空間へと化している。今の俺は、宮下の手のひらの上ですら満足に移動できない程小さくなっていた。 「「「「わあ、すっごくちっちゃーい♡♡」」」」 ビリビリビリビリッ!!!! ぶわあっっ!!!! 「っっっっ!!??!??」 世界が張り裂けるレベルの轟音、突風。その発生源が何であるかは理解できたが、もはやその声の中身を認識できない。震える空気、何十メートルという幅で激しく揺れ動く手のひらの地面。生暖かいというより熱く蒸された突風が世界を襲い、やはり俺は何十メートルも後方に、当然のように吹き飛ばされる。 「「「「もう、全く顔は見えないねー♪」」」」 ずずずっ…!!!! 「あ……ひ…………」 まさに、微生物の世界だった。 上空に現れた、茶色くて模様の入った、惑星のように大きな球体。それが人間の瞳であることを、かろうじて理解した。瞳とその周辺の部位で世界を埋め尽くされる、という感覚から、瞳の茶色い虹彩の部分だけで世界の景色を全て埋め尽くされる状況へ変貌している。天文学的な大小関係を、自分の感覚の中で消化しきれない。宮下の瞳の、中央の黒目の部分に対して、その何十倍も小さな微生物でしかない自分。宮下から見た自分がどれだけ小さいかなんて、想像することもできなかった。 「「「「ふーん…」」」」 世界を埋め尽くしていた虹彩から、激しく移り変わって突然現れるきめ細かな肌の表面。鼻、のような、こちらに出っ張った巨大なオブジェクトと穴。さらに景色が移り変われば、ピンク色の柔らかそうな巨大物体が出現する。 これが、人間のくちびる? 今、俺の視点からは、健康的なピンク色の表面の物体で完全に視界を覆い尽くされている。俺の身体など、その途方もない大きさの唇にできた一つの溝にすら簡単にハマって出られないだろう。手入れされたむっちり綺麗な唇の表面に、ゴミのようにへばりつくのが精いっぱい。どれだけ唇を近づけられても、この体格差ではキスなんて絶対にできない。そこに存在するのは、唇の表面で蹂躙され、へばりつくだけの虫、という現象。 むあっっ…♡♡ にちゃぁぁっ…♡♡ 「ひああっっ!!??」 激しい音を立てて、上空の景色が乱暴に動く。大量の唾液が口内で揺れ動く淫靡な爆音と、遅れて浴びせられる蒸れ蒸れの熱気。それでようやく、目の前の唇が開け放たれたことを理解する。 この実験中何度目か分からない、唇の開放。世界を揺るがすその現象は、声も出していないその行為だけで、手のひらの上の気象を大きく変えてしまう。大質量の吐息が湿度を大きく上昇させ、立っているだけで全身が唾液の成分でじっとりと濡れる。額から汗が流れたと思えば、それは液体化した宮下のよだれ成分で。宮下が何も意識せずとも、唇を開けただけでこれほどの異常気象なのだ。 「「「「ねえ」」」」 ぶわあああっっ!!♡♡ バリバリバリッッ!!! 世界に轟音が響き渡ったことを知ったその時には、身体は空中に浮いていて。破壊された自分の耳は、外界の音をわずかながら拾っていた。空中に投げ出されてもなお、見える景色は変わらない。果てしなく続く手のひらの地面と、果てしなく続くくちびるの空。すこし吹き飛ばされたくらいでは、この世界から抜き出すことなど不可能だった。 「ごがっっっ!!???」 本当に死んでしまうのではないかと思えるほど強烈な衝撃と共に、手のひらの地面に不時着する。いくら柔らかな肉で包まれているとは言え、全身を異常な強さで強打した俺は、ぐらぐら揺れる脳とぐちゃぐちゃになる記憶に振り回されながら転がり、呻く。 びしゃびしゃびしゃっ!!!♡♡ そして、苦しく呻く俺の身体に、追撃のように降り注ぐ液体のシャワー。雨が降るはずもないこの環境で、その正体が何かを理解するのに時間がかかった。べしゃっ!べしゃっ!!と自分の身体に吹き付けられ、びしょ濡れになった全身から、生々しいよだれの匂いがしたことで初めて気が付いた。 1000倍の女の子が認識すらできていない唾液のシャワーが、手のひらの上の虫を襲っていた。 ちょっと、言葉を紡いだだけ。くちびるを動かして少し言葉を投げかけただけで、口内から飛び出した大量の唾液成分が、しらないうちに手のひらの上に降り注いで。既に圧倒的な声の音圧で耳をぶち壊され、吹き飛んでもがき苦しんでいた虫の上から、屈辱的な唾液のシャワーを無意識に浴びせるのだ。 そして気づけば俺は、唾液まみれでべとべとになり、さらに手のひらの地面から立ち上る女神の体温で蒸され、汗だくになっていた。世界は、可愛い女の子の手のひらの匂いを煮詰めて最大限濃くしたような、今まで一度も嗅いだことのない匂いで充満して。1000倍女神様の体温、体液、その全てに埋め尽くされて、俺の存在など容易に埋もれて殺されそうになっていた。 「「「「あっ、吹き飛んじゃった♡……わたしのこと、怖いー?目とかくちびるとか、おっきくてこわいかな?」」」」 「っっ………」ビクビクッ……!! もう、宮下の存在が怖いとか、そういう次元を超えていた。 既に宮下と言う存在は俺の認識の中から消えてしまっていて、今は、とにかく自分を取り囲むこの世界全体に恐怖している。果てしなく続く手のひらの地面も、空を埋め尽くす人間の部位も、それが人一人のものとは到底思えなくて。しかしそれらは明らかに動いており、世界の気まぐれによって自分という存在は簡単に消えてしまうことを理解させられていた。 そして、宮下の巨体に考えられないほど近くまで接近しているはずなのに、これまでにない孤独感を覚えていた。自分と同じ目線でこの世界に存在するものは無く、こんなに近くにいる巨人とは明らかに住む世界が違い、異なる世界線を生きているような気すらしている。 「「「「多分、私がふーってするだけで飛んでっちゃうよね?…弱っちくて、かわいいねー♡」」」」 今まで以上に、小さい人間を溺愛する台詞を容赦なく吐き続ける宮下。 そのセリフの甘ったるさが、身の毛もよだつような恐怖を感じさせる。 「「「「ん……」」」」 ちゅぷっ…!!♡♡ 唇のピンク色の中に、肌色の巨大な物体が入っていく。おぞましく響き渡るリップ音を聞くことで、1000倍女神様が自分の指を唇で舐めたことを感じ取る。 ぶわあっ!!! 「あああああああっっっっ!!???」 その巨大な肌色の柱が、こちらに突き立てられた状態で落下してくる。 にちぃっ……♡♡ ぎゅうぅぅぅぅっ…!!♡ 幅だけで数十メートルもある大きな大きな指の腹が、俺の身体に容赦なくのしかかる。大広間くらいの広さがある指の腹で、柔らかくも強靭に押さえつけられる。巨大な指紋が身体に食い込み、その痛さに耐えきれず暴れようとするも、ほんの少しだって身体を動かすことを許してくれない。 にちゃっ…♡♡ そして、指の腹の表面には大量の唾液が付着しており。この状況でも香る唾液の匂いは完全に宮下のそれで、この途方もない巨大な存在が後輩であると、強引に認識を結び付けられる。 ぐわあっ…!!!! 「っっっっ!!????!??」 唾液で指の腹に引っ付いたままの俺は、突然強烈なGを与えられ、一瞬遅れて空中に連れ出されたことを知る。あらゆる事象に脳の認識が追い付かない中、もはや自分がどのように移動しているか理解することは不可能だった。 後輩女子の指の腹にゴミのように張り付きながら、移動させられる。 移り変わる世界は大きすぎて、遠すぎて、ぼんやりとしか輪郭を捕えられない。1か月間ずっといたはずの研究室は、既に自分の認識世界から切り離されてしまった。研究室のどのあたりに自分がいるのか、机の上に何が置いてあるのか、それを認識することができなくなっている。 俺は完全に、人間の世界から切り離されてしまったのだ。 「「「「はい、到着だよ~」」」」 ぼとっ……ごろごろごろっ!!! 丁寧に、ガラス状の床の上に1.7mmの小人を置く宮下。その丁寧さは俺自身には全く伝わらず、乱暴にガラスの床の上に突き落とされた印象だけが残った。 …そのガラスの広さは手のひらの広さよりも一回り小さくは見えたが、それでもなお体育館くらいの規模感はあるだろうか。回りは全てガラスの壁で丸く覆われており、実験で使うプレパラートのような構造になっていた。 ズンッ!!!!ズンッ!!!! ガタガタガタッ!!!! あまりに巨大な景色が揺れ動き、人生で一度も感じたことのない恐ろしい地震に震え、全身を抱えてうずくまる。 するするっっ…!! パサッ…!!! ズンッ!!!!ドンッ!!!! 天変地異のような地響きと、どこか人工的な布擦れの爆音が入り混じる。巨人の姿はぼやけて確認できないが、既に下着姿になっていたはずの女神様は、ほとんど肌色の姿を圧倒的に披露していた。 「「「「あはっ……♡♡」」」」 そして、艶めかしい笑いと共にプレパラートの上空に現れたのは、 「ひ…………」 濃いピンク色の、表面がごつごつとした、直径10メートル以上あろうかという巨大な、円形の物体だった。 中央には直径5メートルほどの突起があり、そこはさらに鮮やかなピンク色。柔らかそうなのにごつごつした表面はものすごくグロテスクで、普通の人間が他人に対して簡単にひけらかすような部位ではないことを暗に示していた。 「「「「どーお?♡」」」」 俺はしばらくたって、ようやく、これが今までずっと接してきた後輩女子の、大きな大きな乳首であることに気づいたのだった。 大学生女子が、恋人以外には絶対見せないであろう最もデリケートな部位。最も女性的で、性的で、生々しくてグロテスクな。 「「「「こーふんする?♡」」」」 宮下の胸、どころか乳首を絶望的な至近距離で見せつけられている俺は、しかし恐怖で脳が埋め尽くされ、可憐な後輩の乳首を見れたことへの嬉しさなど感じないと思っていた。 「な……そんな………なんで……」 しかし。 自分の股間がありえない程膨張していることに気づいた。 「「「「さっき霧吹きでかけた縮小薬の中に、小人用の媚薬成分も混ぜといたんだよねー。媚薬入りで巨大な異性の身体を見たときにどう感じるか、調査したかったから」」」」 目の前の乳首に轢き潰されて絶命する可能性もある状況のはずなのに、生々しく上空にそびえる後輩のおっぱいと乳首に、ありえないほど興奮させられていた。 息が浅くなり、震えながら興奮し、腰を抜かした状態で見上げるしかない。 「「「「ん、かなり興奮が強くなってきてるね♪」」」」 「「「「じゃあ…そろそろいくよ?♡」」」」 その巨大な乳首は、非情な宣告と共に、こちらに降りてきたのだった。 「いやあああっっっっ!!????」 俺は泣き叫びながら、しかし興奮しながら、1000倍巨人の乳首に、 ぎゅうぅぅぅぅっっっ♡♡♡…… 全身を敷き潰された。 「ーーーーーっっ……!!」 むわああぁっっ…♡♡ ごつごつしたピンク色の表面に、全身をくまなく圧迫して潰される。むせかえるほどの熱気と、乳首から漂う甘く、酸っぱく、フェロモンたっぷりの濃厚な匂い。一瞬でも吸えば頭がおかしくなりそうな、女性特有の成分がたっぷりと入った空気が立ち込めて。 宮下の乳首に全身を潰されている自分の姿を俯瞰して想像するだけで、ぞくぞくと鳥肌が立ち、後輩にありえないほど蹂躙されている事実に興奮していた。 後輩の乳首の突起にすら勝てない、みじめなみじめな自分。 「「「「せんぱいの感触、ほんのちょっとしか感じない…ちっちゃすぎ…♡もうっ……♡♡」」」」 宮下の圧倒的さ、巨大さ、強さ、女性らしさ、何もかもに心を奪われ、頭をかき回され、包み込まれ。今までの関係性も何もかも失って忘れたうえで、この体格差という新しい関係性で認識が再構築されていく。 1000倍女神の宮下様と、ミリ単位で小さな劣等種である自分。 圧倒的上位存在の女神様に、こうして乳首で擦り潰してもらえることに、従属心と共に微かな多幸感を覚え始めていた。 ずりずりずりっ♡♡♡!!! 「ああああっっっっ!!!!!♡♡♡♡」 巨大な乳首の天井が激しく動き、一つ一つの凹凸が俺の身体をぼこんっ♡♡ぼこんっ♡♡と跳ねるように触れて通っていく。もはや全身が性感帯となっていた俺は、女神様の乳首の表面の全ての感触があまりに気持ち良く、ざらざら乳首に果てしなく激しく愛撫されることが絶叫するほど気持ち良く、泣き叫ぶほど全身が苦しかった。 「いやあっっ!!♡♡あああああっっっ!!!あああ「「「ぎゅううぅぅぅ…♡♡」」」 絶叫している最中の顔面を乳首の突起で思い切り潰し込まれ、さらに小さな突起で股間が虐めぬかれる。 ぐちゅぐちゅっっ♡♡!!! ぐにっ♡ぐにっ♡♡ 乳首の表面のミクロな凹凸が起こす現象の一つ一つを女神様が全て把握しているわけもなく。女神様が何気なくおっぱいを揺らして小人を虐めようとした行為から偶発的に起こされた細かい蹂躙が、小人の快感と恐怖を埋め尽くす。 「「「「ちょっとコリコリしてあげただけなのに、快感指数がものすごく上がってる…」」」」 そんなこちらの細かい状況は、女神様は絶対に理解してくれない。 「「「「脳が許容できる快感指数ギリギリの数字が出てるけど、せんぱいだいじょうぶー?♡」」」」 外界から切り離された矮小な世界では、小人は女神様の行動から起こされた副産物に蹂躙されることで終わってしまう。 女神様の行動自体に相対することなど、それを把握することなど、不可能なのだ。 「「「「もっとしたげるね♡」」」」 気づけば、目の前の巨大な乳首が、20メートルほど上空まで上昇していた。 その距離感が何を意味しているか、これまで散々巨大な女の子という存在に蹂躙され続けた俺は、否が応でも理解させられた。 「「「「せーのっ…」」」」 ぱぁぁんっっ…!!!♡♡ 「がごぼぉっっ……!!???」 一切の手加減無く、上空に上がった乳首がとてつもない勢いで振り下ろされた。 ばるんっっ…♡♡ むにいぃぃぃっっ……♡♡ 世界の全てとなった女神おっぱいの肉が揺れ、叩き込まれる爆音が耳を破壊する。超質量のおっぱい肉が波打ち、その全ての重量が乳首を通して、ミリ単位の小人の身体に無慈悲に叩き込まれる。 「「「「んんんっ…♡」」」」 みちっ…♡むちむちっ…♡♡ 全身が鞭のように激しく打たれ、視界には火花が散り、記憶が一瞬飛び、激痛にもんどりうち、叫び、それでも女神様の乳首の感触で強引に圧迫刺激される股間には快感が流れ込み。俺はバタバタと暴れながら、快感なのか激痛なのか分からない刺激に脳を焼かれるだけ。 「……ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさ「「「「ぱぁぁんっっ♡♡むにゅうぅぅぅ♡♡」」」」 乳首に向かってうわ言のように謝り続け、それでも当然のように、何度も何度も爆乳おっぱいと乳首を叩き込まれる。上位存在に謝ることだけに脳が使われ、その思考すら数秒おきにおっぱいと乳首の爆撃により四散させられる。圧倒的恐怖と興奮という鮮烈な感情のみで構成された小人の脳は、明らかに刺激の許容量の限界を迎えていた。 ぱんっっ!!♡♡ぱんっっ!!♡♡ ぐにゅうぅぅっ…♡♡むにぃぃぃっ…♡♡ 「「「「せんぱい、可愛すぎっっ♡♡こんなの、楽しすぎるもんっ…♡」」」」 そのうち、自分の存在が何だったかも忘れ、自分は女神様の乳首で圧し潰されるだけの存在なのだと、そう思い始める。 ぎゅうぅぅぅぅぅっっ♡♡♡ 「があああああああぁぁぁぁぅぅっっ♡♡!!!!」 思い切り乳首が押し付けられ、全身が形がなくなるまで圧縮されるのではないかというほどの圧力がかけられる。 全ての思考は飛び、それでも、気持ち良くて、興奮して、絶望して。 ずりゅずりゅずりゅっっ!!♡♡ 「ああああんんっっ!!!やあああっっっ!!♡♡」 その圧力のまま乳首がずらされれば、家畜のような雄たけびを上げ続けるだけの矮小な存在と化す。 ねちょねちょっ……ぐちゅ、ぐじゅっっ♡♡ 汗交じりの乳首がプレパラートに擦り合わされ、爆発的な音量でいやらしい音、乳首が発するリップ音のようなもので支配される。 このまま自分は、女神様の乳首に擦り潰され、身体の形が無くなり、その成分ごと乳首の中に取り込まれてしまうのだろうと、本気で思った。 ごりゅごりゅっ♡♡ぐにゅっ♡♡ 乳首のごつごつした表面が身体を通る度、惨めなうめき声を上げたり、顔面をビンタされて泣き叫んだり、思い切り股間にぞりぞりっ…♡と擦り付けられてさらに叫んだり。 小人に痛みと快感を与える絶望的な乳首地獄が、自分の人格を根っこから変えていく。 「ーーーーーっっっっ♡♡♡!!!!!!」 果てしない地獄の先で、視界が白く歪んだと思ったら、俺はありえないほどの快感と共に絶頂を迎えていた。 その絶頂は一瞬で女神様の乳首という世界に取り込まれ、擦り潰され、そんな現象などなかったことにされる。 その、繰り返し。永遠と思えるような地獄が、一度終わってから、さらに永遠と思える時間続く。 ぱんっっ!!♡♡ぱんっっ!!♡♡ ぐにゅうぅぅっ…♡♡むにぃぃぃっ…♡♡ 薄れゆく意識を乳首メテオでたたき起こされ、しかしすぐに意識が遠くなり、起こされ、少しづつ生命を消耗されていく。 最後には、全ての意識が途切れ。その瞬間、俺は自分の死を悟ったのだった。 ---最終話後編へ続く---