「「寒い人はカイロ持って行ってね~」」 「「さむー」」 「「早く教室いこ!」」 ドンッ!!ドンッ!! 寒い冬の朝。手をさすりながら、白い息を吐きながら、次々に女子高生たちが学校の玄関を通って教室に向かっていく。 ガンッ!!ガンッ!! パサッ…… 大きな音を立ててすのこを踏みつけながら、上履きを雑に落とし。そこに紺色のソックスに包まれた足を突っ込み、足早に廊下を歩いていく。 学校のよくある風景だ。しかし、通り過ぎる女子高生は皆、ビルのように巨大だった。 「「………」」 そして。俺が閉じ込められている木の箱を、一人の女子高生がはるか高みから見下ろしてくる。黒く綺麗な髪の女の子が、無表情でこちらを見つめるのだ。それは、自分と同じ人を見るような視線ではなく、何か物を選定するかのような視線だった。 「「ん………」」 そして無表情のまま、箱に手をかざし。…こちらの恐怖を震わせるような大きさの手のひらを、躊躇なく覆いかぶせてくる。 「ひっ……!!」 ぎゅうぅっ……むにっ…… 柔らかくてひんやりとした、あまりにも巨大な感覚が俺の全身を一瞬で包み込む。裸にされた状態で感じる女の子の手のひらの感触は、どこか心地よさもあって。まともに人肌に触れることが出来ない備品生活の中で、巨大女子高生の手にまるごと包まれる感覚は悪くないものだった。良い匂いに包まれ、全身をがっちり掴んで離さない強靭な手に支配されるのも悪くない、と。 そう思っていられるのは、いつも一瞬だけ。 ズンッ!!ズンッ!! むぎゅうっ…… 「うぐふっ……!!!」 始めは優しく握られた手のひらも、その女子高生が歩き始めた途端に無意識に強く握りこまれ。丸太のような人差し指が首全体に食い込み、必死でタップしても一切気づかれない。むにむにと柔らかいはずの指は、どれだけ押し返そうとしてもぴくりとも動かない。 ただの女子高生に握りこまれている時間が、一番備品になった小人の無力感を味合わされる瞬間だった。 …そして何より、無力感を煽るのは。今の自分の役割が、女子高生たちの巨体を温めるためのカイロであるということだった。 『カイロ用小人』 今日閉じ込められた箱には、そんな張り紙がしてあった。一昨日、昨日と、俺は同じ箱に閉じ込められていたのだ。…学校の玄関を通る女子高生のうち、カイロを忘れた者は箱に入った小人を手に取り、教室に向かっていく。そして教室に着くと、温めたい体の部位にその小人をあてがったり固定したりして、小人の体温を利用するのだ。 一昨日は冷え性の女子だったのか、授業中延々と全身を手のひらで擦り続けられ、手のひらの匂いと汗を散々染み込ませられた。 昨日は大樹のような太さの首元に当てられたかと思えば、なんの躊躇もなく柔らかなほっぺたに当てがわれて。…あったかくてむにむにした頬の感触と、超至近距離で見る女の子の目や鼻の存在感に、終始気が気でなかった。 そして、今日は。 ドサッ!! 俺を握った女子高生は教室に到着し、自分の席にどすんと座り込む。 「「おはよ、今日もめっちゃ寒いね~」」 「「ね!足先冷えたからカイロ借りてきちゃった」」 未だ手のひらの中に俺を握りしめる女子高生が、そう言う。"カイロ"という言葉が指すものが生きた小人だなんて、感じさせないような言い方。この女子にとっての俺の存在感がそんなものなのだと知り、寒気が走る。 ごそごそっ…するっ…… そして、その巨体がごそごそと動き、布擦れの音が下の方から聞こえてくる。先ほどの台詞の内容を思い出し、少し考え、…ようやく、自分がこの女子にどう使われようとしているのかを悟った。 「ちょっとま…「「よいしょっと」」 ぐんっ!!と急激にGがかかる。俺を握った手のひらは急降下していき、1秒もたたないうちに降下が停止する。…すると、今まで俺を覆っていた手のひらが開かれ、外からの光が差し込んでくる。 「い……や……」 待ち構えていた光景は。巨大なトラックほどの大きさのくたびれた上履きが、まるで口を開けて獲物を待っているかのように、俺のすぐ下に鎮座していた。 するっ…… 「うわあああっっ!!!??」 一瞬にして手のひらが傾けられ、すべすべした手のひらの上を簡単に転がさせられる。数メートルにも及ぶ指を根元から先っぽまで転げまわり、その先にはもう、床は無かった。 ぼとっ…… 「がはっ…!!」 4,5メートルくらいの高さから、上履きの中敷きの上まで落とされる。上手く受け身を取れなかった俺は、黒ずんだ中敷きのクッションに身体を打ち付け、またしてもゴロゴロと転がってしまう。 「うぐっ…」 何とか身体が止まったものの、激しい痛みに思わずうずくまる。…下手したら怪我をしていたかもしれない高度から、迷いなく落とされた。しかも、ただの女子高生の手のひらの開閉によって。 …そして気が付けば。 むわあっ…♡ なんという、上履きの中の湿度の高さだろうか。異常な熱気が下の方から立ち上り、目をちゃんと開けていると痛いくらいだった。その熱気だけでいえばサウナのようだったが、空気の質感がまるで違う。ねっとり、甘ったるいような、それでいて酸っぱい濃厚な匂い。ただの熱気ではなく、有機的なものが放出する生きた匂いが存分に立ち込めていた。 これが、一人の女子高生の足が作り出す環境。普通に登校し、さっき上履きを履いたばかりなのに、新陳代謝の高い女子高生の足に数分踏みしだかれただけで、上履きの中の世界はこんなにも過酷になってしまう。 じゃあ、その足本体はどれだけの熱気を生み出しているのだろうか。 「「………」」 ずいっ……… 「やめ………あ……」 頭上に掲げられた紺色のソックスの天井に、言葉を失う。上履きの口から見える世界が全て、女子高生のソックスの足裏に塞がれてしまったのだ。ソックスの生地はぱつんっ…♡と足裏の形のまま貼り付いており、素足の凸凹がややマイルドな曲線となって映し出されていた。 …他人の女の子の靴下の裏なんて、普通に生きていたらそこまで見ることなどない。女子本人だって、人に見られて嬉しいようなものではないだろう。どちらかと言えば恥ずかしい感情を持つはず、なのに。 無遠慮に頭上にかざされた巨大なソックス足裏は、その下にいる小人の人間性を明らかに否定していた。 ごそごそごそっ!!!! 「ああああああああっっっ!!???」 地獄のような光景が始まる。天井を埋め尽くす巨大なソックスが、うねうねと動きながら上履きの中の世界にねじ込まれてくる。上履きは異常なほど大きな音を立てて、ご主人様のおみ足の侵入をなんとか受け入れようとする。その衝撃で、上履き自体が横に数メートルほどずりっ!!と動き、その中にいる俺はやはり数メートルほど吹っ飛ばされて倒れ込んでしまう。それでも気にせず、紺色の化け物はうねうねと頭上から襲い掛かり。 「やっ、やめ「「むにぃぃ……♡♡」」 腰を抜かした俺は、視界いっぱい広がるソックスの柔らかな生地に、無慈悲に圧し潰されたのだった。 「っっっっ……!!??」 全身に致死量寸前の体重を満遍なくかけられるという、人生で体験したことのない苦痛。何の誇張もなく、指一本動かせない。仰向けの状態で踏みつぶされた俺は、顔面を完全にソックスに覆われてほとんど息が出来なくなる。かろうじて、ソックスの生地と女子高生の素足の間に含まれる強烈な匂いを取り込むしかない状態。 ソックスの生地はふわふわして柔らかく、その奥にある素足は表面はむにむにと柔らかいのに、その奥はあまりに強靭でびくともしない。大人の男だった俺がどれだけ必死に身体を動かそうとしても、全くの無意識である女子高生の足裏の弾力に全く歯が立たない。もはや俺の力はソックスの生地に全て吸収され、この女子の足裏に何の刺激も与えられていないだろう。 「「あったか~♪」」 ぐにぃ……♡ 「っっっっ!!?!?!?」 ただでさえ強烈だった巨大足の重さが、女子高生が意図的に足をぐねぐねさせることで何倍にもなって襲い掛かってくる。内臓が異常なまでに圧迫され、身体の節々から骨がぎしぎしと軋む音が聞こえてくる。気管が完全に締め付けられて息もできず、空気を求めて開けた口にすらソックスの生地がむぎゅぅ…♡と満遍なく押し当てられる。 ここで死ぬ、と思った。世界全てが一人の女子高生のソックスに支配され、瀕死状態の俺にこの女子ですら気づいていないだろう。激痛に悶える小人のわずかな体温は、ビルのような巨人の足裏を少し温めることだけに使われていく。どれだけ小人が巨人様の足に献身的に踏みつぶされようとも、この女子高生は足裏のカイロのことなど気にするはずがない。若干の暖かさを感じながら、そのまま授業を聞くのだろう。 「「………」」 ぐにっ…♡ぐにっ…♡ 「がっ!!ごっ!!」 おもむろに、ソックスの天井が上下して何度も俺の身体をタップする。その度に全身が女子高生の足裏にぐにぃ…♡と沈み込み、骨が折れると思った瞬間に少しだけ浮き上がる。その足裏で、カイロ小人の感触と暖かさを無意識に感じようとしているのだ。 迫りくる足裏を押し返そうと手を伸ばしても、その手ごと容易に上履きの中敷きにプレスされる。中敷きはじっとりと女子高生の足裏の汗を含んでおり、黒ずんだ表面からじわぁっ…♡と染み込んだばかりの汗が噴き出してくる。…俺のいる場所はあまり汗が染み込んでいなかったが、手を伸ばした先はものすごい染み込みで。 ぐっ…ぐっ…♡ 「え……がほっ!!!」 足裏はさらに動き回り、俺はソックスの表面にぐにぃ…と撫でられて上履きの中を転がされる。カイロの位置を足だけで変更するかのように、器用に小さな人間の身体を転がしていく。 そして、ちょうど良い位置まで来たと感じたのだろうか、 ぎゅうぅぅぅっ…♡♡ ……じゅわあっっ♡ 「んごぼっ!!!ごぼぉっ!!!」 再び凶悪なプレスを浴びせる巨大足。そして、今度はうつ伏せの状態で踏みつぶされた俺は、目の前の上履きの底からじゅわぁっ♡♡と染み出してくる汗に顔面全体を浸されることになった。 ぎゅうっ…♡じゅぶっ…♡ 少しでも巨大ソックスが体重をかければ、どこか卑猥な音を立てて中敷きのなかから汗が染みだしてくる。逃げようにも体勢すら変えられず、俺は染み出してくる汗の水たまりを顔面で受け止めさせられる。顔中びちょびちょに濡らされ、強制的に汗を飲まされ、一瞬にしてドブネズミのような状態になっていく。…靴の表面を舐めさせられるどころか、上履きの中で中敷きを舐めさせられているのだ。もはや屈辱を通り越し、世界を覆い尽くす女子高生の足に畏怖の念を抱き始める。 でも、これがカイロの仕事なのだ。普段女子高生たちが何気なく使っているカイロは、蒸れ蒸れの足裏と上履きに挟まれてもなお、ご主人様の足裏を温め続けなければならないのだ。…そこに、カイロ側の都合など関係ない。この主従関係は、絶対なのだ。 ぎゅうぅぅぅっ…♡ 「あああああっっ…!!!」 そこから昼休憩まで、たっぷりと4時間。蒸れ蒸れの上履きの世界に閉じ込められ続けた俺は、ご主人様のおみ足に踏みつぶされたり、少し離れたり、再び足裏が冷えたご主人様のために圧し潰され、転がされ。かなり年下であるはずの他人の女子高生の足裏に、呻かされ、叫ばされ、泣かされ。 「「もうあったかくなってきたからいいかな~」」 上履きの中で、女子高生の足汗まみれになって瀕死状態の俺は。大きな指で足一本を摘ままれ、そのまま教室の後ろまで持ち運ばれていく。…持ち運ばれる先は、いつも決まっている。 "使用済み備品小人" そう書かれた段ボールの小さな箱に、 「「んしょ」」 乱雑に投げ込まれる。 「がはっ!!」 そして使用済みの小人は放課後に回収され。…また明日、学校のどこかの備品となって使われていくのだ。 ------ 備品小人の使われ方は、本当に様々で。 「「はい、今日はデッサンの練習をしてもらいまーす」」 「「えー」」 「「私、苦手かも~」」 とある日の、美術の時間。美術室に集められた女子高生たちは、今日のテーマを聞いて口々に喋り始める。 「「静かにー。5人ごとに備品小人を用意してるから、今日はそれを見てデッサンすること」」 広い美術室の中に、小さな机が5, 6台だけ置いてあり。その机の上に、一人ずつ小人が配置されていた。…その中に、俺も置かれていたのだ。 「「私、ちゃんと書けるかな~」」 「「というかちっちゃくて見づらそう」」 俺が置かれた机の回りを、椅子に座った5人の女子高生が取り囲んでいる。机はちょうど座った女子たちの胸元あたりの高さで、俺から見るとバストアップの部位だけながらでっかい建物のように巨大な女子たちが、四方八方にそびえ立っていた。 そんな女子たちの中に、裸で立たされる自分。当たり前のように、学生たちの前で裸でいることを強要される。こんなことが日常になっていることが、あまりに異常だった。 「「じゃあ40分後に集めるから、描き始めてね~」」 「「はーい」」 美術教師の号令と共に、女子たちはデッサン用紙を挟んだバインダーを手に持ち、机の上の俺に5つの視線を浴びせかける。巨大な視線を天高くから降らせられる圧迫感が、気持ち悪い。生物的に圧倒的上位な存在から、意識を100%向けられていることの恐ろしさ。そんな本能的な恐怖を、この間まで同族だったはずの人間に対して感じ始めていた。 「「よく見えない…」」 ずいっ…… 「っ……」 そのうちの一人の女子が、机の上に立っている俺に向かって前かがみになり、顔を近づける。栗色の髪を揺らしながら、その幼くも可愛らしい顔を惜しげもなく近づけられる。女子高生の顔が突然近づけられ、そのおっきな瞳が自分の裸を見つめてくるのだ。 それがあまりに恥ずかしく、俺は直接その子の顔を見れずに俯いてしまう。…しかし俯いた所で、視界のほとんどを埋め尽くす女子の顔の光景からは逃れられない。自分の一挙手一投足を、この女子高生は目線をほぼずらさずに余すことなく見つめられるのだから。 「「………んー…」」 はあっ……♡ 俺を見つめながら、無意識に口から漏らした吐息が吹きかかる。小人の造形を覚えようとしているのか、鉛筆を唇に当てながら声を漏らし、なおこちらの裸を観察される。 同じサイズの女の子に見つめられるだけでも恥ずかしさを覚えるものなのに、こんな圧倒的な存在に見つめられては。 (だめ……だ…) 必死で抑えようとしても、無理だった。 「「あ、……勃ってきてる」」 「「あははっ、ほんとだ~」」 「「真帆に見られて興奮しちゃったんじゃない?」」 みっともなく勃ってしまった小人の姿を、一切照れることもなく、笑いながら茶化す女子高生達。まるで赤ん坊やペットを見ているかのように、どこか一段上の立場から見下ろされているような。 人間の男として、これほど屈辱的なことがあるだろうか。 「「というか、私もよく見えないかも」」 「「上半身とかどんな輪郭?」」 ガタッ……ずいっ……!! 他の女子たちも、デッサンの為に身を乗り出し、数センチサイズの小人にそれぞれ顔を近づけて観察を始める。360度、巨大なJKの顔で埋め尽くされる。…これほどまでに至近距離だと、大きな瞳のまつ毛の形や、柔らかそうな肌の質感、手入れされた唇のシワまでくっきりと見えてしまう。そんな解像度の高すぎる女子たちの顔に、何故か股間の膨張が止まらなかった。 巨大な存在に支配される興奮。…得体のしれない自分の感情に戸惑い、しかし世界を埋め尽くすうら若きJKの顔に、とんでもなくドキドキしている。 「「…股の下のとこってどうなってるんだろ。…ちょっとだけ見ていい?」」 「「いいよー」」 ぎゅうっ…!! 「えっ……ぐぅっ…!!」 他の4人に断りを入れた女子が、俺には断りを入れず指で上半身を挟み込んで持ち上げる。急激に高度を上げられ、脳が揺れてクラクラする。そして、 くるんっ…… 「ぎゃぁっ!!?」 上半身を摘ままれたまま、天と地が逆向きになる。世界がぐるんと激しく動き、自分の状況が分からなくなる。 「「ふーん……」」 俺を摘まんだ女子高生が、そのまま俺を逆さ向きにしたのだ。自分のデッサンの都合で、本来年上の人間だったはずの小人を逆さまにし、自分の顔の前に吊るしていた。 「ひ…あ……」 一方俺は、ビルのような高度で逆さまにされて気が気ではない。視界の正面には遥か下方にある、この女子高生のスカートと太もも。さらにその下には、美術室の茶色い床が見えている。…俺の身体は一人の女子の指に支えられているだけ。それが外れれば、頭から真っ逆さまだ。 「「なんか、複雑で書きづらいかも」」 俺をモノのように持ちながら瞳の前に持ってきて、雑な感想を述べる女子。丸出しになった下半身を、女子高生の瞳の前に晒されている恥辱。さらに体勢的に、俺の顔の前には逆さまになった巨大な唇がちょうど見えていて。適当な言葉と共に吐き出される吐息や唾の水滴が、顔面に無意識に吹きかけられる。 「「私にも貸して~」」 「「いいよ」」 隣の女子がそう言うと、俺は手のひらから手のひらへ、手渡しで移動させられる。女子高生たちの手のひらの暑い体温に晒されながら、備品らしくモノ扱いされていることを実感する。 「「ん……」」 ぐいっ…!! 「ちょっ……あ……」 と、小人を受け取った女子は、二本の親指で小人の両脚を強制的に開脚させる。M字に開脚させられた俺は、あまりに恥辱的な体勢を取らされて動揺し、反射的に抵抗しようとする。しかし、 「「ん…」」 女子高生のふくよかな指はびくともしないどころか、俺の抵抗にすら全く気付いていない。開いた小人の股ぐらに茶色の綺麗な瞳をぐっと近づけて、その迫力で小人の抵抗を黙らせてしまう。 「ひ………」 こんなに恥ずかしい格好をさせられているのに、強烈な眼力を浴びせられるだけで動けなくなる。無表情でこちらの股間部を見つめる女子高生は、もはや小人が激しく勃起している意味にすら興味を失っているようで。ただのデッサン対象として、備品として、小人の造形を観察しているだけだった。 それが、たまらなく屈辱で興奮するのだ。 「「私も、ちゃんと見て見よっかな」」 「「ウチも~」」 それから始まった、巨大な手のひらを介したたらい回し。女子高生たちのデッサンの都合で、うっかり落としたら絶命するはずの小人を簡単に手渡しで扱っていく。そして力強い指の力で様々な体勢を取らされ、裸の身体の隅々まで強烈な視線を容赦なく浴びせられるのだ。 「「んー…なるほど…」」 ぎゅっ…♡ 「あっ……」 上に向けられた手のひらの上でうつ伏せにさせられ、身体の裏側の造形や曲線をじっと観察される。そして時折、柔らかくおっきな指先でぎゅっ…♡と感触を確かめるように押し付けられるのだ。その度、ちょうど巨大な手のひらの親指の付け根あたりにある柔らかな肉の部位に、自分の股間が擦り付けられて。…この女子が戯れに指で俺の身体を押し込むたび、下側の手のひらから気持ち良い刺激を注ぎ込まれる。 「「お尻ってこんなに柔らかいんだ」」 ぎゅっ♡むぎゅっ♡ 「あっ、あっ……!!」 リズミカルに、むっちり手のひらのお肉の中に股間が押し込まれる。一切抵抗もできず、ひたすら快楽をねじ込まれる。そして、今まで備品として散々嗅がされてきた手のひらの匂いが、もはや快楽を助長するためのアロマとなって襲ってくる。ただの女子高生の手の中で弄ばれている実感が、その匂いでさらに具体化するのだ。 「「力入れたら折れちゃいそー」」 ぎゅうぅぅぅ♡♡ 「あああっっ……!!???」 ドクンッ…ドクンッ…!! 何気なく強く押し込まれた指の一撃が、唐突に小人の絶頂を導いてしまう。頭が真っ白になりながら、あまりの快楽に手のひらのベッドにしがみついて射精を余儀なくされる。裸の身体に感じる巨大な肌の感触が心地よく、たまらなく興奮する。 「「ん…?……うわ、なんか出しちゃってる…」」 僅かな感触に気づいたのか、女子高生はうつ伏せの俺を少し指で持ち上げる。…気持ち良さで息切れしつつも、女子の手の上で射精してしまった罪悪感と、それ以上に不快になった女子高生に何をされるのか分からない恐怖が押し寄せてくる。 しかし、女子高生が取った行動は。 「「ごめんねー?なんか気持ち良かった?」」 すり…すり…… 「え………」 柔らかい笑みを浮かべながら、小人の頭を指で撫でる女子高生。予想していなかった反応に、動揺してしまう。僅かながらも手を汚してしまったにも関わらず、すりすりと指のふくよかな部分を押し当てられる。 そんな女子高生の優しさ、いや、もはや無関心というレベルの優しさを向けられ、もう自分は巨大な女子高生たちから対等に敵意を向けられるような対象ではないことを悟った。 何をしたとしても、粗相したペットのような扱われ方をするだけなのだと。 「「あ、もうすぐデッサン終わるよー」」 「「ほんとだ、机に戻すね」」 そして、俺はやはりモノのように机の上に投げ捨てられ。 デッサン用小人としての役割をようやく終えたのだった。 ---続く---