ティッシュにくるまれたまま佐伯の家に持ち帰られた俺は、前日同様、何時間もカバンの中で待たされることを覚悟した。しかし、自分の部屋に入った佐伯はすぐにカバンからティッシュの塊を取り出して学習机の上に置き、包み紙を解くようにティッシュを広げた。 椅子に座った佐伯の上半身と対面する。…どうやらスプレーの効果が切れはじめたらしく、俺から見た佐伯の大きさは少しばかり戻っていた。それでも、普段の3倍くらい大きく見える気がする。俺の体は、5,6cm程度の大きさまでしか戻っていないようだ。 三原の不穏な罰ゲーム提案はあったが、この後輩のことだ。多分こちらに興味はないし、罰ゲームをした体で明日には解放されるだろう。 「…………。」 しかし、目の前の後輩女子はティッシュの上の俺をじいっ、と無表情で見つめている。昨日はあんなにも存在を無視されていたのに、今はなめるような視線を全身に浴びせかけてくる。無表情なので、何を考えているのか分からない。 「……」ずいっ 「っ…!」急に佐伯が顔を近づけてきたので、体が反射的にびくっと跳ねる。俺の背丈よりも高さのある巨大な顔が、やはり感情のない様子で俺を至近距離で見つめてくる。尋常でない近さまで顔を近づけられ、恥ずかしさから思わず目をそらしてしまう。佐伯の整った顔の一つ一つのパーツが、その大きさを主張してくる。ジト目気味の目は俺の顔ほどの大きさで、こちらを見つめてくるだけで威圧感を与えられる。その下には両手でギリギリかかえられそうな鼻。さらに下には、数時間前に俺が誤って落ちた口。一般的に「美人」「可愛い」と言われるであろうレベルの顔をここまで無意識に近づけられると、さすがにドギマギしてしまう。 「…体、痛くない?」 「え…?」 突然話しかけられてうろたえる。佐伯が面と向かって口をきいてきたのはこれが初めてかもしれない。 「いや…全然大丈夫だよ」 何を聞かれているかも分からず、とりあえず返答する。…多分、佐伯の口の中でぐちゃぐちゃに舐められたときのことを言っているのだろう。だが、この後輩が1/10サイズの先輩の身を本気で案じているとはすぐには思えなかった。 「そう……。」 曖昧な俺の返答に対し、声色を変えずに呟く佐伯。 「…罰ゲーム、どうする?」 本題を切り出され、少し鼓動が早くなる。 「い、いや…律儀にやらなくてもいいんじゃないか、と……。さ、…佐伯ちゃんも大変だろうし…」 「…そうだね」 初めて目の前の後輩の名前を呼んで、急に照れくさくなる。今まで足元の男子たちを興味無さそうに見下ろし、直接話そうともしなかった後輩が、こちらをしっかりと見ながら会話してくる。完全にため口ではあるが。これまでは佐伯のことを「無表情で巨大な後輩女子」と客観的に眺めていたが、急に人間同士の会話が始まったことで、この状況がさらに恥ずかしくなってきた。後輩の部屋の机に乗せられ、こんなにも顔を近づけて会話していることは、普通の状況ではない。 「…私、今日課題無くて暇だから」 気だるそうにつぶやく佐伯。 「一回、一人でシてみて」 目の前の後輩はほおずえをつきながら、3歳上の先輩に自慰を強要した。 「え…?いや…さすがに……」冗談で言っているのかどうかも分からない。いや、彼女にとっての暇つぶしなのだろう。佐伯は小さな先輩男子を、観賞用のおもちゃ程度に考えている。その態度が、台詞と表情に現れていた。 「早く」 「ひっ…」少しボリュームが大きくなった佐伯の声に、正直ビビっていた。数時間前に数ミリサイズで聞いた巨人たちの声の大きさがトラウマになっている。声を張っていないのにこちらの耳を傷めつけるそのボリュームは、男子と女子の間に圧倒的な力の差があることを暗に示しているように感じられた。 「………。」 こちらから視線を外さない佐伯。どうやら先ほどの言葉は本気だったようだ。このままうやむやにして終わらせることができない圧を感じる。だがそれでも、後輩女子の顔の前で自分から服を脱ぐ気にはなれなかった。なにより、この状況で勃ってしまっている股間を佐伯に見られることが、恥ずかしく、屈辱的なことに思われた。違う。興奮しているわけではない。ただ…あんなに顔を近づけられたら誰だって…! 「…はあ」 少しため息をついた佐伯は、ほおずえをついた右手とは逆の左手を俺の方に伸ばしてきて、その大きな親指と人差し指で俺の腹部を前後から挟み込んだ。巨大な指の柔らかな肉感と熱が感じられる。 …そのまま佐伯は、ぎゅっ、ぎゅっ、と指に力を入れた。 「ぐうっ…!ぐはっ…!がはぁっ…!や、やめて……!」 佐伯が指で軽く挟みこむように力をいれるたびに、胃腸が圧迫されてカエルのような声が出てしまう。あまりの圧力に、胃の中身を吐き出してしまいそうだ。前後の指をなんとかどかそうとするも、びくともしない。無慈悲にも巨大な指は、1秒間隔で小人の腹に圧迫を与え続けた。 …30秒ほどたち、ようやく指が離れていった。俺は腹を抑え、湧き上がってくる吐き気を何とか抑える。こんなの…ほぼ虐待じゃないか…!抗議の目を佐伯の顔に向けると、 「早くして」 と、意にも介さない様子で強要を続ける。ものを見つめるようなその視線が、恐ろしい。こちらのことを何とも思っていないのか。 「……。」 まだうろたえる俺に向かって、再び手を伸ばしてくる佐伯。 「!!分かった、するから…!」腹部圧迫の恐怖に負け、叫ぶ。もう一度同じことをされれば、間違いなく吐いてしまう。俺は恥を捨て、唇をかみしめながら、後輩の前でズボンとパンツを、脱いだ。 「………。」 俺の股間を凝視する佐伯。この状況で何故かいきりたっているそれを見た佐伯が、何を思ったかは分からなかった。何にせよ、俺は佐伯の虐待から逃げるべく、ここでオナニーをするしかなかった。 股間に手を当て、自分のものをしごいていく。数日前に合ったばかりの年下の女の子の前で、自慰させられている。ありえない状況だった。しかもその様子を、目の前の女の子はほおずえをつきながら無表情で見下ろしているのだ。完全に玩具扱いされている。人権も何もあったもんじゃない。 それなのに、手を上下させるたびに自分の気持ちが高ぶっていくのを感じる。この屈辱的な状況が、自慰をおっきな目で見つめられているという状況が、興奮となって自分の意識をむしばんでいく。見られている。佐伯の可愛らしく巨大な顔が、みっともなく興奮している俺を余すところなく見つめている。 屈辱は興奮となって増幅し、手の動きが呼応してどんどん早くなっていき…俺はついに後輩の眼下で射精した。体をびくびくさせながら、足元の巨大なティッシュに全てをぶちまける。 「はあっ…はあっ……」俺は何をしているのだろう。射精直後の虚脱感に苛まれてしばしぼーっとしていた俺は、巨大な手が再びこちらに伸びてきていることに気が付かなかった。 「うわっ、ちょ…!」丸太のような指が襲い掛かる。またおなかを圧迫してイジめられると思った俺は必至で腹をかばうも、大きな親指と人差し指は俺の股間を雑に挟み込んできた。 柔らかく大きな指の、乱暴な愛撫が始まった。 「くっ…!ま…まだ……イったばっか……だから…!やめ……!」射精直後の敏感な竿を、佐伯の指がぐり、ぐり、と容赦なく擦り上げる。このサイズ差では指の指紋の溝をはっきりと感じる。ぞりぞりぞり…♡と指紋が亀頭に擦りつけられ、痛いのか気持ちいいのか分からない。とにかく、全身に鳥肌が立つレベルの刺激が注ぎ込まれている。 「………。」 ティッシュの上に倒れ込んだ俺の股間を、佐伯の指は逃がさなかった。指から逃げようとうつ伏せになったり、体を丸めたりしても、指だけの力で強引に体勢を変えられ、股間をむき出しにさせられる。なんとかやめさせようと、佐伯の人差し指にしがみつく。 「……ん」 少しだけ佐伯が反応を見せたかと思ったが、佐伯は人差し指に俺を抱き着かせたまま、親指で金玉のあたりをぐり…ぐりぃ…♡と強く撫で始めた。「痛っ、やめ……!ああぁぁっっ!!」金玉があらぬ方向へひんまがり、強すぎる刺激に思わず叫ぶ。金的攻撃を延々食らわされているような感覚。下腹部が痛くなり、めまいがしてくる。あまりにも絶叫する俺を見て、佐伯は一瞬親指を俺から離した。 「はあっ、はあっ、…」佐伯の指に抱き着いた状態で、涙目になりながら佐伯の顔をにらみつける。今のはやりすぎだ。この後輩も少しは反省するべきだ。 …しかしその表情を見た瞬間、寒気が走った。 「………♪」 無表情な佐伯の唇の端が、少しだけ上がっていた。 悦に入った表情の佐伯は、人差し指を俺から引きはがし、親指と人差し指を大きな唇でくわえこんだ。 「ちゅぷ……にちゅ……」 音を立てて自分の指を舐める佐伯。その妖艶な姿を見て、痛みでしぼんでいた股間が盛り上がりはじめる。 「ちゅぱ……んっ」 唇から指を抜き取った佐伯は、指が唾液で濡れていることを確認すると、 「"2回目"……ね」 唾液まみれの指でもう一度、俺の股間をしごきはじめた。 「ああぁぁっっ!!!」先ほどとは比べ物にならないほどの、乱暴な指の動き。それなのに、佐伯の唾液がぐちゅ……ぐちゅ……♡とローションのように糸を引き、ひたすら快感を与えられる。気持ちよさが痛みを上回りはじめ、射精感がどんどんこみ上げてくる。「やめっ…きもち……良すぎるから……!!」必死で懇願するも、指の動きは一切止まらない。あまりに乱暴すぎる指の動き。ときおり、勢い余って大きな爪が下腹部に衝突するのがめちゃくちゃ痛い。本当に玩具のように扱われていることを実感し、怖さを感じる。 ぐちゅっ、にちゅっ、くちゅっ、……… 唾液が淫らな音を立て、佐伯の指と俺の体の間で糸を引く。その音が俺の耳を犯し、興奮を増大させる。もうだめだ…耐えられない……! 「………あ、出た」 みっともなく射精を迎えた先輩の姿を見て、顔色一つ変えない佐伯。息を切らしながら、倒れ込んだまま佐伯の表情を見る。佐伯は、うっすらと笑みを浮かべていた。少しだけ口角が上がっているだけなのだが、普段の無表情とのギャップで、感情が大きく表れているように見えた。その顔は、新しいおもちゃを手に入れたかのような、悦に入った感情を表していた。 「……よいしょ」 可愛らしい呟きとともに、佐伯は俺の服の裾を掴み、…強引に破り始めた。 「いたいいたい!!」服が強大な力で引っ張られ、体に圧力がかかる。まるで体が引きちぎられるような感覚。しかし、耐えきれなくなった服が先に破れていく。普通に服も脱がせてくれない。人形の服を雑に取り除く感覚で、俺は一瞬のうちに後輩の前で丸裸にされる。 「……ん」 佐伯は裸になった俺を手のひらに乗せた。俺は手のひらでしりもちを付いた格好となった。佐伯が手のひらを顔の真ん前まで持ってきて、大きな目で裸の俺を視姦する。何を考えているんだ、この女は。なにをしようというのだ。 「「…せんぱい、ちょっとだけかわいいね」」 うっすらと笑みを浮かべた佐伯が、言った。 「え……」ずっと俺に興味が無さそうだった後輩から表された感情に、息が詰まる。 「じゃあ…"3回目"ね」 そう言って、佐伯は手のひらの上に乗った裸の先輩に対して、顔をうずめたのだった。 「れぇ……♡」 綺麗で大きな唇を押し当てられながら、その奥から唾液に濡れたおっきな舌が現れ、全身を舐め回していく。 「ひあぁっ」人生で一度も感じたことのないぞりぞりした感覚に、女子のような悲鳴を上げてしまう。昼間舐められた時とは違い、佐伯の顔の全体像が見える状態でぺろぺろされている。一人の女の子に舐められていることを視覚的にも実感し、体がぞくぞくと反応しているのが分かる。 「えーー♡」 「もがっ!!むぐぅ…!」 突然、大きな舌が口の中にねじ込まれた。小人の口内には到底入りきらないサイズの舌が無理やり押し込まれ、涙目になってむせる。30倍女子の、強引なディープキス。いや、キスとも言えない、舌を使った凌辱だった。舌がぬり、ぬり、と少しづつ口内に侵入するにつれ、あごが外れそうなほど口を開けさせられる。「がはあっ………ああぁっ……!」佐伯の舌の先端がのどちんこに到達し、いよいよ嗚咽が止まらなくなる。苦しい。怖い。大きな舌に体の中まで侵入され、内側から潰されてしまうのではないかと思えるほどの、一方的な蹂躙。 「……♡」 佐伯が気まぐれに舌先をにゅっ、にゅっ、と動かすたびに、のどちんこがぺちぺちとビンタされ、そのたびに俺は吐きそうなほどむせることになる。必死で抵抗しようとしても、舌の力で体が佐伯の手にがっちり固定され、逃げ出すことができない。佐伯が手を使わずとも、舌をちょっと出すだけで男の自由は奪われてしまうのだ。 「んーー……ふう」 「げほっげほっ!!…はあ、はあ……」 佐伯が満足気な表情のまま、俺の口から舌を抜き取った。後輩のディープキス地獄から解放され、必死で呼吸をする。 しかし、気持ちが昂った様子の後輩は、休憩を与えてくれない。 「…はぁむっ」 一瞬のうちに、佐伯の大きな口が俺の太ももあたりまでの下半身を咥え込んだ。やわらかく暖かな感触が太ももを包み込む。その感触に一瞬股間が歓喜したのも束の間、膝当たりに固い感触がぶつかった。 「ひぃぃっ!!やめ…やめて……!!」膝の少し上あたりを挟み込む巨大な歯の感触を認識した瞬間、本能的に命乞いが口をついて飛び出た。この巨人が噛む力を少し強めただけで、足が引きちぎられる状態。一気に冷や汗が噴出し、体が硬直する。 「………♡」 そんな俺の様子を、歯の力を一切変えずにじっと観察する佐伯。甘噛みされた先輩がどんな反応をするのか、楽しくてたまらないといった風に。これが、佐伯の本性なのか。あんなに無表情でリアクションの薄かった佐伯が、サークルの先輩を恐怖で怯えさせて楽しんでいる。寒気がするほどのギャップだった。 「んんっ」 佐伯は歯を立てたまま少し声を出したかと思うと、歯の隙間から舌を出し、恐怖で動けない俺の股間部をにゅる、にゅる…♡と舐め始めた。金玉から裏筋にかけて執拗に舌先で舐められ、快感に身悶えしそうになる。しかし膝に感じる歯の固さが、動いたら噛みちぎられるのではないかという恐怖で体を硬直させる。死の恐怖と性の快感を同時に与えられ、精神がおかしくなりそうだ。 「れろっ…れろっ……んー……ちゅぷっ…」 「………!!!」快感に耐える声すらも恐怖で出ない。ただ歯を食いしばるしかない。強引に射精させられるのが先か、気まぐれに噛み潰されるのが先か。その全ては、佐伯の気まぐれな口元の動きに委ねられていた。 先に訪れたのは射精感だった。頭が真っ白になり、微動だにせず、佐伯の口内に精液をぶちまける。 「……んあ」 舌先で味を感じ取った佐伯は、呑気な声を出しながら俺の下半身を解放した。肩で息をしながら自分の膝を見ると、大きな大きな歯型がくっきりと付き、あざになっているのが分かった。 「ごめん…痕ついちゃったね」 悪びれる様子もなく佐伯が言う。 「もう……いいだろ…家に帰してくれ……」 精神的に追い込まれた俺は、真正面から帰りたい気持ちをぶつける。これ以上佐伯の道楽に付き合っていたら、身が持たない。 「……………」 佐伯は俺の言葉に数秒間ストップした後、 「あと7回、イけたらね」 僅かに口角を上げながら、そう言い放ったのだった。 ------- 「あっ、ああっ、くうっ……」 暗闇の中で俺は、大木のような指の動きに喘いでいた。 「「~~~~♪」」 遠くの方から、テレビの音が聞こえる。佐伯は、リビングのソファに座りながらテレビを見ていた。家族から見れば普通の光景だったが、佐伯が履く短パンのポケットの中では、先輩に対する性的な蹂躙が繰り広げられていた。 「は、激しすぎ……佐伯………!」 俺は全裸に剥かれた状態で、佐伯のポケットの中に投げ込まれていた。今ポケットの中の俺は、座った佐伯の太ももの壁に、指2本ではりつけにされている。動けない俺の無防備な股間を、ふっくら柔らかな佐伯の薬指が手加減なしにこすり上げてくる。いくらやめてくれと叫んでも、俺からは佐伯の手しか見えない。そしてこの手の持ち主は、リビングでくつろいでテレビを見ているのだ。こんな屈辱があるだろうか。指コキによがる姿すら、見てもらえない。 気まぐれだろうか、おもむろに薬指のスピードが上がる。 「はあっ、はあっ、はあっ、」3回も射精して元気を失っていた股間が、強引に勃たされる。家で自慰をするときも1日2回が最高回数だったはずなのに、今日は既に4回目の射精を迎えようとしていた。 だめだ、耐えられない。虐待に近い佐伯の薬指の猛攻に果てそうになった途端、薬指の動きが止まり、 ごそごそごそ…… と、おおきな指のそれぞれがうごめき始めた。 「なん…だ…?」気づいたときには、上下左右を佐伯の右手の指で包囲されていた。そのまま指がこちらに向かって閉じ始め、 むぎゅぅぅぅぅぅ………… 「あああああああぁぁぁぁっっ!!!」 全身を握りつぶされる。衝撃的な圧力に絶叫する。内臓が圧迫され、骨が軋む。さらに俺の頭は、佐伯の人差し指と中指の付け根の間でギロチン状態となっていた。気道が指の付け根の挟み込む力で潰されかける。一切の呼吸を禁じられる。 …それなのに、射精寸前だった俺の股間は、止まることはなかった。 佐伯のポケットの中で握り潰されながら、みっともなく射精する。意識を飛ばしながらの射精強要は、俺の脳に危険な性的嗜好を刻みつけようとしていた。 ------- 「ほら、出そうになったら言ってね」 服を脱がずに便器に座った佐伯が、手のひらに乗った俺を指コキしながら話しかけてくる。ここはトイレの中。一体何をされるのか分からない。だが、先ほどの握りつぶしによる拷問により、俺は佐伯に歯向かう気概が完全に失われていた。あれは、常識の限度をはるかに超えていた。遊びでは済まされない、危険なレベルの圧力だった。現に意識を飛ばした俺は、30分経ってから佐伯の大きな声でようやく気が付いたのだった。 …それがこのトイレの中だった。 「で、出そうです……」 射精感がこみ上げ、後輩に自己申告する。自然と敬語が口から出ていた。逆らったらどうなるか分からない恐怖感が、そうさせていた。 「うん」 佐伯はそうつぶやくと、ポケットから取り出した何かを、俺の背中にぴと、と貼った。「え……?」それが何かを聞く前に、佐伯は俺を掴んだ手を下におろしていく。 「両面テープだよ」 俺の疑問をくみ取った佐伯が答える。両面テープとは、何かをどこかに貼り付けるものだ。便器に向かって下がっていく視点。それが示す答えは、一つだった。 「やめてください!!こんなのおかしいからっ!!」 「……ちょっと我慢してね」 必死の懇願もスルーされ、…俺は便器の内側の側面に、貼りつけられた。タンクと逆側、便器の先端の部分。 「"水圧"でイけるのか…見てみたいから」 その言葉と共に、佐伯の姿が見えなくなる。便器の内側に貼りつけられた俺からは、便器の上の穴の周辺の景色しか見えなかった。ごそ、ごそ、と衣服が擦れる音が聞こえたと思ったその瞬間、 ズンッ………ギイィィィィ……… 「あ………!ああ………!」 天を埋め尽くす肌色の壁と、巨大な女性器が現れた。大きな音を立ててそれが便座に着地したと思えば、便座が軋む音が便器内に響き渡る。便座に座ることで、巨大なお尻の肉がむにゅう……♡と形を変え、その真ん中に鎮座する大きな女性器とお尻の穴がぐにぃぃ……♡と開かれている。暴力的なほどのエロティシズム。一歩間違えればグロテスクともいえる巨大な下半身によって、外界からの光はほとんど塞がれた。今この便器の中の世界を支配するのは、圧倒的な存在感の女性器であった。 「やめてください……やめて……」 ひくっ、ひくっ、と巨大な女性器がうごく。これから起こることを想像し、絶望する。 「んっ……♡……もうちょっと…」 悩ましげな女の子の声が天高くから聞こえてくる。可愛らしい声と、天をふさぐ生々しい存在が、同じ女の子のものとは思えない。 「んん……んあぁっ……♡」 どこかいやらしい声と共に、天をふさぐ女性器から黄金色の液体がちょぽちょぽちょぽ……と垂れ落ちてきた。その、数秒後。 じょぽぽぽぽぽ…………!!! 「がぼぉっ!!こぽっ!!…がぼぼぼぼぼ……!!!!」 滝のようなおしっこが、全身にたたきつけられた。あまりの水圧に口を閉じることもできず、大量のおしっこを喉から流し込まれる。便器に貼り付けられた体がびたん、びたん、とのたうち回る。頭上の女性器から放たれる尿は、便器に付いた虫をこそげ落とすがごとく、的確に俺の体を捉え続けた。 「はあぁぁぁぁ………♡」 気持ちよさそうな溜息が聞こえてくる。その声のリラックスした雰囲気と、便器の中の世界で行われている惨劇のギャップは凄まじかった。俺は大量の飲尿を強いられると共に、股間へ与えられる水圧による刺激に体をよじって抵抗する。射精寸前だった股間は、この滝のようなおしっこの水圧ですら快感に感じてしまっていた。おしっこにイかされるなんて、嫌だ。それはもう人間ではない。おおきな女の子の虐待を受ける性奴隷だ。 「ふーー……♡」 やがて、おしっこの滝は少しづつ威力を弱めていき、しまいにはぽた、ぽた…と数滴のおしっこを残しつつ、完全に停止した。 「ううっ…」唇を噛みしめながら射精感を耐えきった俺は、便器に立ち込める尿の匂いに顔をしかめる。ただ、不快なはずの濃いおしっこの匂いも、射精寸前の状態では、下手すれば悦びに変わってしまいそうな領域まで来ていた。 ギイィッ…… 再び便器を大きく軋ませつつ、大きな肌色のお尻が天に消えていった。それと入れ替わりで、大きな顔がのぞき込んでくる。 「ん……イかなかったんだ……」 少しつまらなさそうに呟く佐伯。ひとまずこれで便器からは解放してもらえる、と思ったその瞬間だった。 「「おねーちゃん、まだー?」」 トイレの外からだろうか。声が聞こえた。 「美羽、今出るよ」 すぐに佐伯が答える。恐らく、佐伯の妹だ。リビングでポケットの中で弄ばれていたとき、佐伯とこの妹が話している声が聞こえた。話の内容的に、中学生らしい。しかし、それ以外のことは何も分からない。 佐伯は便器の中の俺を剥がそうと手を伸ばしたが、一瞬、手の動きを止めた。 「………。」 数秒の停止。…その後、佐伯の手は上空へ離れていった。 がちゃっ… トイレのドアを開く音が聞こえる。え……俺は……? 「美羽、今トイレ詰まってるから、流さないようにね」 「うん、わかったー」 姉妹の会話の後、再び、がちゃりとドアが閉まった。すぐに、布が擦れる音が便器内に届いてくる。 「ま……まさか……」 最悪の事態を理解した瞬間、 ずんっ…ギイィ…… 「うそ……だ……」 再び、天を覆いつくす巨大な肌色の壁が現れた。先ほどよりもわずかに小ぶりな、それでも巨大なお尻がむにゅう、と変形している。その真ん中には、ほとんど毛が生えていない大きな女性器。 「んんっ」 佐伯の声よりもやや幼い声が聞こえ、発達しきっていない女性器からぽた、ぽた、と黄色い液体が垂れ始める。そして、 じょぽぽぽぽ……… 「がぼぼぼぼっ!!!」 再び、滝のようなおしっこが俺の全身を打った。既に射精ぎりぎりだった股間が、その水圧を一瞬受けただけで限界を迎えた。おしっこに溺れながら、人知れず便器の中で射精する。こんな、顔も分からない、佐伯の妹の下半身に閉じ込められ、おしっこを大量に浴びせられた上にイかされている。無力感で涙が出てくるが、一瞬のうちにおしっこで流し取られる。人間としての尊厳を失った俺は、勢いを弱めたおしっこが女性器からぽたぽた流れる様子を、呆然として見ていたのだった。 「ふー、すっきりした…」 佐伯の妹の平然とした口調に、俺は佐伯だけではなく、女の子全員に決して勝てないことを理解した。こちらを意識すらしていない女の子のおしっこに負けたのだ。俺は悟り、絶望し、心の中で何かを諦めた。 ------ 夜も12時。佐伯の家族もすっかり寝静まったようだが、俺は再び佐伯の勉強机の上に置かれ、椅子に座った佐伯に見つめられていた。が、持ち帰られた直後に机の上に乗せられていた時とは全く精神状態が違っていた。あの時は多少、人間同士で会話できているような感覚があった。 …あの後、尿まみれになった俺を佐伯は便器から剥がしとり、洗面台で洗われた。おしっこよりも強い水圧と、遠慮なくごしごし洗う佐伯の指に、無意識に痛めつけられながら。その後パジャマに着替えた佐伯は、ベッドに向かうかと思われたが、再び俺を机に乗せて観察している。…相変わらず、俺は裸のままだった。 「せんぱい、眠い?」 「え…?眠くは……いや、眠いかも…」眠いと言えばこのまま寝させてくれるのではないかと思い、少し嘘をつく。 「…もう12時だもんね」 佐伯がちらと時計を見る。この一方的な遊びも、今日は終わりだろうか。 「じゃあ、目覚まさせてあげるね」 そういった佐伯は、机の引き出しをがさごそとあさったかと思うと、何か棒状のものを取り出した。 プラスチック製のストローだった。 「…ちゅぷ」 ストローの片側を唇で加え、恥ずかしげもなくリップ音を響かせる佐伯。何を、しているのだろうか。 「ちゅぷ……ちゅぱ……んっ」 ストローを自らの唾液でコーティングした佐伯は、やがてストローを唇から抜き取ると、…真っすぐ俺の方へストローを向けてきた。 「な、なに……?」 分けも分からず逃げ出そうとする俺の両手を、佐伯の左手の指がそれぞれ押さえつける。俺は万歳した格好で、仰向けの状態で動けなくなってしまう。 動けなくなった俺の下半身めがけてストローが伸びてきて……にゅぷぷぷ、と俺の陰茎がストローの穴に挿入された。 「あっ…ああ……」思わぬ快感に体をよじらせてしまう。ただのプラスチック製のストローなのに、佐伯の唾液でぬるぬるになった感触が気持ちよく包み込んでくる。まるでローションを介したオナホのようだ。 「…おもしろい」 期待通りの俺の反応にふっと笑った佐伯は、じゅぽ、じゅぽ、とストローを上下に動かし始める。 「あっ、いやっ、やめっ、…あぁっ!」 佐伯がストローをバウンドさせるリズムに合わせて、哀れな小人は喘ぎ声を奏でる。まるで楽器のように、佐伯の手のわずかな動きに対していちいち反応させられる。 「…これはどう?」 「ああっ!!いやっ!!んほおっ!!」 ストローがぐりゅん、ぐりゅん…♡と回転し、陰茎が右へ、左へと撫でられていく。気持ち良すぎる。ストローの中で佐伯の唾液がぷちぷちと泡になって弾け、それが全体に塗りたくられていく。じゅく…じゅく…♡とエッチな音が響き、耳も犯される。 「かわいいよ、せんぱい♡」 指先でストローを回しながら、嬉しそうな顔で俺に話しかける佐伯。…こんなに表情のある佐伯を初めて見た。目を少し細め、柔らかな笑みを浮かべる後輩の姿に一瞬見とれてしまう。「かわいい」という言葉に一瞬股間が反応してしまう。 そして1秒後、一瞬でも心を許したことに後悔した。 じゅぽっ!じゅぽっ!ぐりゅぅ…♡じゅぽっ、じゅぽっ…!! 「やあああぁぁ!!!やめてぇ!!きもち、きもちよすぎるからぁぁ!!!」こちらの予想をはるかに上回るスピードでストローが上下する。異常なレベルの快感に、ストローを追いかけるように体が跳ねる。と思うと、ぐりゅっ、ぐりゅ…♡と高速でストローが回転し、脳がはじけるような快感に襲われる。視界がチカチカし、だらしなく口をあけながら、気持ちよさによがる。抵抗する暇など一切なかった。 「ほら、ぎゅううぅぅぅぅぅ……♡」 「あああああああああああああぁぁぁぁぁっっっ!!!」トドメと言わんばかりにストローが全力で押し付けられ、精液が押し出されるようにストロー内に噴出する。俺は体をがくがくさせながら……ストローのもう一方の端を佐伯が咥えているのを視界の端に捉えた。 「ちゅうぅぅぅぅぅぅぅ………♡」 「…………!!!!!!!!!!!」佐伯が音を立てながら、ストローを全力で吸い上げる。ストロー内の圧力が急激に下がり、強制的に精液がどくどく出てくる。廃人になりかねない程の、人生で一度も味わったことのない快感。本来の射精は終わったはずなのに、佐伯が「ちゅうぅぅぅ…♡」とストローを可愛らしく吸い込めば、滝のように精液が噴出する。2回連続の射精。そしてあんなに長いストローの中を、佐伯の強靭な吸引力によって精液が登っていき、佐伯の口の中に入っていくのが見える。"吸われている"。体の中の成分を強引に。まるで体にストローを突き刺され、強引に中身を吸い出されているような気分になる。 「……ちゅぱ………こくん」 僅かな音を立てて、佐伯の喉が鳴る。体の中の精液を死ぬ思いでぶちまけたはずなのに、佐伯にとってはごく少量のジュース感覚のようだった。 「おえ…まず……」 ストレートに顔をしかめる佐伯。自分で強引に吸い出したにも関わらず、無遠慮な感想だった。 「はあっ、はあっ……」涙と涎を垂れ流しながら、仰向けに倒れ込んで呆然とする。射精直後のストロー吸引は、信じられないレベルの快感を与えていた。まだ体がびくついているのが分かる。…少しづつ、自分が危険な領域に落ちていることを自覚する。佐伯に好きなように虐められることに、快感を覚え始めている。いや、もう刻み込まれてしまった。一人では絶対に味わうことのできない、圧倒的な気持ち良さ。おっきな後輩に逆らえない。その事実に、興奮する。 「………」 無残な姿の俺に、佐伯の指が再び触れる。その重量感のある指の感触だけで、体がびくんと跳ねる。今度は、何をされるのだろうか。 指先で軽く転がされた俺は、四つん這いの状態となった。そして腰の両側から、佐伯の指によってがっしり固定される。 「……よいしょ」 「んほおおぉぉぉっっっ!!!!」お尻の穴に入ってきた侵入者に、全力で雄たけびを上げた。みちちち……♡と穴を広げて入ってくるのはストローの先。佐伯の唾液でしなしなになったストローの先っぽが、体内に侵入してくる。 「やめてっ!!!やめて!!!」 「ふふ、きもちい?…せんぱい♡」 お尻の穴に差し込まれたストローが、ぐりゅん、ぐりゅん…♡と容赦なく回転する。「ひぎゃあぁっ!!いやあぁ!」ストローが動くたび、甲高い叫び声を上げさせられる。痛い。怖い。体内から直接刺激を与えられ、快感に殺されそうになる。なんで、こんなことをするのだろうか。こんなことを続けてたら、壊れてしまう…!! 「…ほら、こんなのはどう?…ふぅぅぅーーー……♡」 「ぐほおぉぉぉぉっっ!!!!」ストローを咥えた佐伯が、ゆっくりと吐息を送り込んだ。吐息はお尻の穴の奥まで入り、腸内を逆流していく。生暖かい吐息が体の中に入ってくる感覚。「嫌だ…!怖い…!」ぼこん、と小人の腹が膨れる。巨人が軽く吐いた息も、小人にとっては十分な体積。佐伯がもし思い切り息を吹き込んだら、俺は体の中から破裂してしまうだろう。 「えへへ、風船みたい……」 再び、ストローが動き出す。 「これはどう?」 じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ…♡とストローが差し込まれる。既に白目をむいていた俺は何が起こっているのかすら理解できず、声にならない声を上げるだけだった。後輩女子による、強引なアナル開発。四つん這いで腰を摘ままれた状態の俺は、性奴隷そのものだった。佐伯の気まぐれ一つで、意識が飛びかねない程の快感と痛み、恐怖を同時に味合わせられる。 「…ん、これイってるのかな」 声も上げず絶頂する俺に、佐伯はかろうじて気づいたみたいだった。じゅぽん、とストローがお尻の穴から引き抜かれる。途端、全身の力を失った俺は机の上に倒れこむ。 「げほっ、げほっ、……えぐっ」 「え……せんぱい、泣いてるの…?」 涙を流しながらえずく俺にようやく気付いたらしい佐伯は、俺を手のひらの上に乗せ、顔を近づけてじいっと観察する。 「………ごめんね、せんぱい♡」 囁くような、蠱惑的な声に包み込まれる。佐伯の大きな人差し指が、俺の頭をよしよしと撫でる。視界を埋め尽くす大きな顔は、今まで見たこともない微笑を携えていて。その慈悲と美しさは、まるで女神様のようだった。 嗚咽しながら、佐伯の指にしがみつく。先ほどまでひどい目に合わされていたはずなのに。優しく撫でてくれる指に心を包まれる。こちらを見つめてくれる大きな瞳に安心する。 「んー…♡」 おっきな唇が腹部に押し当てられる。強引にしゃぶられていた時とは違い、優しく包み込むような体格差キス。おもわず、その巨大な唇に顔をうずめてしまう。リップと唾液の匂いが混ざりながら香ってくる。何とも言えない多幸感に包まれる。ずっとこうしていたい。 1分間にわたる、体格差フレンチ・キス。それは俺の心を奪うのに十分な時間だった。 「わ……一人で始めちゃった…せんぱい……♡」 佐伯の手のひらで、一心不乱に股間をまさぐりはじめる。もう何も見えていなかった。何も考えていなかった。頭の中には、おっきくて、綺麗で、可愛い佐伯の圧倒的な姿。そんな佐伯の手のひらの上で、顔を近づけて見つめられている。その事実に脳を支配され、猿のように自慰をむさぼる。もっと見てほしい。もっと包み込んでほしい。もっと…虐めてほしい。 「9回目は、自分からしちゃうんだね♪」 佐伯の囁きに身をゆだねながら、俺は人生で最も愚かな射精をしてしまったのだった。 ------- 1週間後。俺はまだ、佐伯に飼われている。 「ほら、大好きな太ももだよ、せんぱい」 俺はその日、暖かく柔らかい太ももに体の前と後ろから挟み込まれ、ずり、ずり、と蹂躙されていた。 …あの日。俺を10回射精"させられなかった"佐伯は、俺を自分の部屋に監禁して逃がさなかった。机の引き出しに押し込まれた俺は、佐伯が大学から帰ってくるといつもすぐに取り出され、巨大な唇と舌で愛撫された。そこからは素足で踏みつぶしたり、腋に挟まれたり、…あるときは女性器に擦り付けられたり。佐伯は律儀にも、俺を一日10回射精させるまでは罰ゲームを止めないつもりだった。 「せんぱいは私のことだいすきだもんね……れぇー♡」 太ももの間の俺に、唾液を垂らす佐伯。唾液でぬるぬるの太ももは掴んでも滑ってしまい、太ももの間から抜け出すことができなくなっていく。どんどん深みへハマっていく。 あれから俺は、毎日9回までしか射精できていない。9回目が終わると、佐伯はそれ以上何もしてこなかった。俺も、自分で射精しようとしなかった。お互いの歪んだ気持ちが、当初の罰ゲームの目的から外れ、どんどん状況をエスカレートさせていった。 もう俺は、もとの大学生活には戻れないだろう。後輩の女の子に飼われる快感を知ってしまったから。 --終わり--
konan
2023-08-15 12:03:04 +0000 UTC1
2023-08-15 10:17:05 +0000 UTC