今週、MMDClothというMMD上でクロスシミュレーションを行うことができる素晴らしいツールがリリースされました。
正直、MMDでクロスシミュレーション出来る日が来るとは思ってなかったのでかなり衝撃でした。
今回はその実証実験を行った結果をいくつかアップします。
【クロスシミュレーションとは?】
布の物理演算を行うものです。
通常、MMDの物理演算は剛体とジョイントによって行われます。
剛体は球・カプセル・ボックスで構成されそれらの衝突判定で物理演算が
行われるため布の動きを表現する時にも悪い言い方をすると"大雑把"なものとなります。
対して、クロスシミュレーションは頂点1つ1つに対して微小な球で
衝突判定を取るためかなり細やかな挙動になります。
【実際使ってみて】
リリースされたばかりということもあり、検証した9割方の衣装が
数フレーム計算すると謎の力によって吹き飛んでしまいまともに動きませんでした。
3つ目に「失敗例」として一例の動画をアップします。
ちゃんと動く衣装もあるので、"うまくいく・いかない"を分ける条件を検証によって
解明していけたらと思っています。
他の動画は成功・ほぼ成功なものです。
MMDClothはこちらで入手出来ます。
素晴らしいツールをありがとうございます!
https://bowlroll.net/file/316244
ただ、現状は導入するとMMDが落ちやすくなるので
普段使うのとは別に独立したMMD環境を作って導入するのをお勧めします。
成功例
単純な四角い布と人体との衝突ならほぼ確実にうまく行く
バスタオルはもっとハイポリ化したほうがよかったかもしれない
成功例
こちらも単純な四角い布と人体の衝突判定
失敗例
数フレーム計算したあとシャツがどこかへ吹き飛んでいってしまう
成功例
手ぬぐいと脚との衝突が精密に取れている
たわんだり皺がはいったりもとても布っぽい
やや成功
トレースモードで動かしても、クロスシミュレーションをベイクするときの胸の揺れ方と
実際に再生するときの胸の揺れ方が異なるらしく、
ベイク時にはTシャツは胸に貫通していなかったのに再生時には貫通してしまう
MMD側の物理で動くものとクロスシミュレーションの同居はかなり難しそう
あと最後に倒れ込む時に体がすり抜けて服が取り残された
失敗?
「人体との精密な当たりが取れるなら"ぶっかけ"に使えるのでは?」
と思って検証してみたが、やはりどうしても”固体感”があり
液体の表現として使うのは無理がありそう