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Wacom cintiq pro 24ペンモデルレビュー

イラストを仕事にしてからずっとほしいと思っていたワコムさんのでっかいたっかい液タブを購入しましたので、他の方の参考になればと思い、悩んだ過程も含めてレビューしていきたいと思います。


ちなみにワコム公式サイトのアウトレットセールで税込20万9000円で買いました。

Amazonより安い!


ワコムのアウトレットセールの商品は「新品未開封だが外箱に傷などがあり」の商品です。

pro24の外箱は化粧箱ではなくダンボールで、正直どこに傷があるのかすら分かりませんでした。

商品ももちろん綺麗で不具合などありませんでしたので大満足の買い物でした。



それでは本題に入っていきます!



●今まで使っていたタブレット

ワコムcintiq13HD

少し古い型の液タブ

https://amzn.to/39GPd5O


サイズ比較↓





●大きい液タブが欲しかった理由


資料を横に並べながら描くことが増え、13インチでは手狭に感じていたから。

確かに別モニターはありますが…それでもやっぱり手狭!

(趣味で使っている分にはこのサイズでも十分満足していました。)



●購入にあたって悩んだこと


「大きい液タブ」といえば、エントリーモデルであるcintiq 22 FHDがあります。

https://amzn.to/3dS2qMt

Amazon価格ですが、pro24ペンモデルは22万、22FHDは10万ほどと、価格の差はおよそ12万円。

また、pro24は可動式の台が別売り(定価6万!)なのに対し、エントリーモデルは可動式の台が付属しています。


主に懐の事情でこの2つの液タブのどちらを買うべきか、1年くらい悩みました。(ちなみにワコム以外は考えておりません)



●cintiq pro24を選んだ理由(機能編)


大きな違いとして、


①画面表示サイズ

エントリーモデル:フルHD表示

pro:最大4K表示


②色域

エントリーモデル:NTSCカバー率72% & sRGBカバー率96%

pro:Adobe RGBカバー率99%


以上があげられます。



①画面表示サイズについて


私のパソコンはUSB type-cの差込口がなく4K表示ができる環境ではありませんでしたので、正直FHDでもいいかな、という感じでした。

ただ4Kは無理でも2K表示はできるので少しきれいな画面を味わってみたいという気持ちも。

(PCスペックは十分ありました。VRゲームが余裕で動きます)


※2020年5月15日追記

DisplayPortでも4K表示できるみたいでしたので4Kに変更しました!


こちらについて後述します。



②色域について


これが決め手だった気がします。

まず色の規格について少しだけお話しすると…


【sRGB】…色空間の標準規格であり、ほとんどのモニタが対応。ネットでイラストをあげるだけならこちらで十分。

(むしろAdobeRGBで描いたものをネットにあげると、それを見るユーザーのモニターはほとんどsRGBなのでかなりくすんだ印象に)


【AdobeRGB】…Adobe社が制定した色空間で、sRGBよりも色域が広い。

印刷分野の標準色の一つであるJMPAカラー (雑誌広告基準カラー) 、Japan Colorの色域をカバーしているため、モニター上での色構成がしやすい(らしい)。


【NTSC】…AdobeRGBの色域とよく似ている。


(この辺はあまり詳しくないので、気になる方は調べてみてください…!)


お仕事でイラストを描くにあたり印刷前提のイラストを描く機会が増えましたので、役に立つ機能が付いている方がよいと思い…proにしました。

でも普段はsRGBですので、そこまで気にしなくていいかもしれません。



●proを選んだ理由(本音編)


かっこいいじゃないですか!

ほらこんなに!

高くても、本当に欲しいものが欲しい!

妥協して安い方を買って、後からやっぱりこっちがよかったと思いたくない!


ということです。



さて、前置きが長くなりましたが、以下レビューとなります。



●よかったところ


【画面が大きい!】


これに尽きます。

イラストソフトのワーススペースも広々使えます。

とくにレイヤーは何百枚も作成するので、なるべく縦を長く、画面の上から下まで表示したいと思っていました。

狭い画面でそれをすると他のパレットなんかを移動する必要があり、結果、描写範囲が狭くなるので泣く泣く断念していましたが…

今はそんな我慢をする必要もない!


最高です。



【イラストのバランスがとりやすくなった!】


上に通じるところがありますが、13HDのときは画面が狭いのでラフ段階でも拡大縮小をよくしていました。

pro24にしてからはキャンバス全体を表示していても細かくて描けないということがないので、ラフ段階で拡大縮小することがなくなり、イラストのバランスが取りやすくなりました。

また、そのことでショートカットをいじりまくることもなくなり時短になったと思っています。



【スマホから見たときの色のズレがなくなった!】


13HDのときは、調整を試みても液タブの画面とスマホの画面で色の差がありました。

スマホから見るとなんだか薄い印象になってしまうので、イラストの仕上げに一手間加えていましたが、それをしなくて済むように!

たまに調整を忘れたままTwitterにあげたりして「あ、なんか印象薄い…」と凹んだりしていたのですよね。

かなりありがたいです。


(スマホからイラストを見る方が多いのでそこを基準としています。使っているデバイスによって個人差はあります)



【モチベーションが上がった】


憧れの道具を使ってイラストが描ける!

憧れの液タブを使っている自分!

これだけでモチベーションが爆上がりしました。

イラストって描くのに結構な時間がかかるし、最初から最後までずっと楽しいってわけではないんです。

上手く描けなくて机に向かいたくない時もあります。

だからこそ、モチベーションが上がるというのは本当にありがたいことです!




●気になったところ


【画面が大きいので、FHD表示はかなりぼやけた印象になる】


私は2Kで表示させていますが(2020年5月15日4Kへ変更)、接続直後はFHD表示でした。(PCの画面設定から変えます)

あまりにもぼやぼやとしているので、正直「これで絵描くのはむりかも…」と思いました…。

2K表示で普通くらい(最初は少しだけ違和感ありましたが今は気にならないです)、4K表示でやっと画面の大きさの恩恵を受けられる液タブだと改めて思いました。


pro16のサイズならFHDでも問題ないかと思います。


購入を検討されている方、pro24でFHD表示はかなりぼやけた印象で目が変な感じがしますので、せめて2K表示にしてもカクつかないくらいのPCスペックは用意しておいた方がいいです…!


2K表示でも画面そのものが大きいため、めちゃくちゃ鮮明!という印象はありません。

やはり4K表示させてこそ生きる液タブだと思います。


「もしほぼ同じ大きさ(2インチくらいは小さいですが)のエントリーモデルを購入していたらFHD表示しかできない」ので、proにしてよかったと心の底から思っています。


※※※実機を見たことがないので正確なことは言えませんが結構ぼやけた印象になるのではないかと思いました。これは憶測です。



【レビューでよく言われている「画面のギラつき」】


たしかに13HDから移行した直後は気になりました。

ただ姿勢を正し、画面と適切な距離を保てばそこまで気になりませんでした。


ギラつきよりも、大きい画面のせいでデスクライトの反射が強くなりました。

角度がつけられないのも大きな原因です。

そしてデスクライト使わなくなりました。

反射して眩しいです…!

これは別売りの台を買うか、自分で角度をつけるか、何かで遮るしかありません。


↓ベッドキャノピーですが、デスクの遮光に使ってる方が多いらしい

https://amzn.to/2X9qVib



【ファンの音がする】


これは結構音がします。

ノートパソコンかと思うくらい。

前機の13HDは全く無音でしたので少し驚きました。

ただ集中していれば気になりませんし、私は大体音楽を聴いているので気になりません。



【ほんのり温かい】


現在は冬なのでそこまで気になりませんが、手が心なしかポカポカしてきます。

アツイ!と感じるほどでは全くないですが、夏はどうなるか心配です。



【購入直後の色設定が「AdobeRGB」になっている】


Amazonのレビューで「色が全く違う、使い物にならない」というのを見かけましたが、このせいかと思います。

蛍光色が強く表示されるのでスマホや普通のモニターなどからみた色とかなり違います。

「sRGB」にすれば元どおりです。



【画面が大きいのでペン位置調整が大変】


設置直後はこれが大変でした。

画面が大きい分、調整中にどうしても頭が動いてしまうんですね。

頭をなんとか固定させて設定すればできますので、これに関しては頑張ってください…!




【付属のリモートコントローラーが使いにくい】


これは結構言われてますね。。

見た目がカッコいいので最初は使い慣れていこうと思ったのですが、ボタンが硬く指が疲れる上に少し使用しないと勝手に電源が切れます。。

ボタンの配置も個人的にはちょっと使いづらく…。

他のデバイスをお勧めします。



●その他


【視差について】


最初のペン位置設定が肝です。

ガラスの厚みについては、正直13HDと体感ではそんなに変わりませんでした。

悪い意味ではなく、どちらも描きやすいという意味です。

視差が圧倒的に少ないと感じるのはやはりiPad proでしょうか。



【ドット欠けについて】


「1ドット」欠けていましたが画面の中心から離れていたので気になりませんでした。目を近づけてやっと発見するレベルです。



【紙のような描きごこち、という謳い文句について】


公式サイトかイラストレーターのプロモーションかは忘れましたが、たまにこの謳い文句を見かけます。

もちろんめちゃくちゃ描きやすいのは確かで、「さすがワコム!一生ついていく!」という気持ちですが、「紙のような」描きごこち、という点においてはiPad pro(+ペーパーライクフィルム)のほうが優っています。

紙に描いている感じはしません。液タブですね。

pro24用のペーパーライクフィルムもあるのですが、そこまでツルツル滑る印象もないのでこのまま使っていくつもりです。





と、こんな感じでざっと書いてみましたがいかがだったでしょうか?

気になった点が多く「結局よくないのかな?」と思われる気がしますが…


買ってよかった!!

お金に余裕があってデスクスペースもあってイラストをこの先長く描く予定があるなら買い!!


と思っています。


気になった点が気にならないほど、私の中でモチベーションか上がったというのはなによりも大きな収穫でした。

絵を描くのが前より楽しくなりました。

ワクワクするだけで十分です!


本当に買ってよかったと思っています。


気になる点はいくつかあげましたが「後悔する」ほどのことではありませんでした。

買ってよかった気持ちが99.9%、残りがちょっと気になる点、という感じでしょうか。


もちろん私個人の意見で、気になる方はどうしても気になってしまうかもしれませんが、参考にしていただければと思います。



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