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艦隊これくしょん File No.257 山風

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まどろみの中の記憶は、朝露と共に消ゆ

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窓の向こうに、鳥の鳴く声が聞こえる。

瞼の上から微かに光を感じ、しぶしぶと目を開く。

すぐ目の前には、提督の寝顔があった。

口を開けてのんきに寝ている顔をしばらく眺めてから、ふふっと笑う。

カーテンの隙間から僅かに朝日が顔を覗かせる。

もう少し寝顔を見ていたい気持ちと戦いながら、ゆっくりと身体を起こす。

「……?……………!」

立ち上がろうとして布団から出る瞬間に、違和感を覚えた。

裸だ。正確にはニーソックスだけを履いた状態だが、そんな事はどうでも良かった。

「…っつ……。」

昨日のことを思いだろうとして、頭がくらりと痛む。

なんだろうと一瞬考え、すぐに思い至る。昨日飲んだ、お酒のせいだ。

記憶を遡ろうとしても上手くいかなかったので、現状から推察する。

提督と一緒のベッドで目覚め、お互いに裸。

体が妙に気だるく、ベタついていて、汗を掻いた感じが残る。

はしたないと思いつつ、自分の股に指を差し入れてから恐る恐る確かめてみる。

指先に付着する白い粘液があった、決定的だ。

「……昨日、しちゃったんだ…?」

頬が熱くなるのを感じ、しばらく行き場のない気持ちと共に布団の中でもぞもぞとしていたが、すぐに思い直す。

こんな状況で提督が起きたら、いつも通りに振舞える自信がない。

一先ずシャワーを浴びて、気持ちを切り替えよう。

起こさないようにそろりとベッドから抜け出して、ベッドわきにあった、提督のシャツだけ羽織って部屋を出た。

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ゆっくりと音を立てないように、ひっそりとお風呂場に向う途中の廊下。

その時、急にリビングの扉が開いた。

「あっ…」

中からのそりと男が出てくる。そしてにこりと笑いながら言う。

「おはよう、山風君。」

しどろもどろになりながら何とか挨拶を返す。

完全に存在を忘れていた。元帥だ。

昨日のことを思いだす。

提督の恩師。

ふと近くに立ち寄ったらしく、「ついでだし、久しぶりに飲もう」と言って、お酒を片手に家に遊び来て、そのままの流れで泊ったのだった。

まだ上手く回らない頭をなんとか動かそうとしようとしていると、元帥の視線が下に落ちるのを感じる。

「……っ!すみませんっ…!」

反射的に胸元を抑え、両腿を寄せてその場にうずくまる。

下着をつけず、シャツのボタンも留めず、羽織っているだけの自分の姿を忘れていた。

「……ふふ、まだ少し酔っているのかも知れんな。」

元帥が笑いながら、早く行きなさいとあごをしゃくって促してくれる。

真っ赤になりながらもぺこりと頭を下げ、脇を通り抜けて逃げるように脱衣所に入ろうとした所で声を掛けられた。

「あ、山風君。」

一刻も早くこの場逃げたかったが、なんだろうと前を隠して前かがみで、向き直る。

「……仲が良いのは分かるが、もう少し声は抑えた方が良いな。」

こほんと咳払いしてからそう言って、からかう様に笑った。

全身の血が頬に集まるんじゃないかと思うくらいに顔が火照り、ばんっと脱衣所に逃げ込む。

「昨日の夜のコト…。声とか、元帥に聞こえてたんだ…。」

気恥ずかしさで死んでしまいたくなる。

そのあと、たっぷり一時間して、何とかようやくお風呂場から出る事に成功した。

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その後、まともに元帥の顔を見ることが出来なかったが、3人で一緒に朝食を食べてから、午前中の内に元帥は帰っていった。

家には提督と二人きりだ。

少し気恥ずかしかったが、緊張のピークは越えていたので思い切って聞いてみる。

「……提督、昨日のコト…、覚えてる?」

「ん?昨日か。んー、大分飲み過ぎて、正直の所、記憶がほとんど無いんだ。いつの間にか寝室で寝てたしな。」

「……そっか。」

「……。…ただ……」

少し困ったような、照れくさそうな様子で、提督が続ける。

「…俺、何か山風にしちゃったんだろうな。」

「……っ!!!」

途端にまた、顔が熱を帯び始める

考えてみれば、そうだ。

私は先に部屋を出たが、提督も起きた時は裸で、ベッド周りには脱ぎ捨てられたお互いの服や下着。それにシーツに残るニオイと湿り気。いくら鈍感な提督でもお互いの間で何があったかは想像がついたようだ。

提督の顔を見れずにいると、提督にそっと抱き寄せられた。

「……今度は酒の勢いじゃなくて、ちゃんと、な。」

「……」

答えられずに、腕の中で提督をおずおずと上目に見ると、目が合った。

数瞬、時が止まり、お互い、ぷっと吹き出す。

一頻り笑いあった後、もう一度向き合って、それからキスをした。

優しくて幸せなキスだった。

実をいうと、私も昨日のコトはほとんど覚えていなかった。

けれども朧げな記憶の中で、ふわふわしてすごく気持ちよかった感覚と、何度も何度も激しく強く求められた事だけは微かに覚えている。

この優しいキスからは想像できない位、激しく強く…。


お久しぶりです。いつもご支援ありがとうございます!

落書したので。SS付きですね、拙いですが雰囲気伝われば幸いです。

たまに山風描きたくなります。

小柄で華奢な体に、りっぱなおっぱい…!

今回は、元帥のプライベート編ですね。

たまに仲の良い後輩の所にお酒を持って、ふらっと遊びに行ったりするみたいです。

何故か旦那さんが先に酔いつぶれて、代わりに奥さんが元帥の晩酌に付き合って一緒に飲んだり、ってのがよくある流れだそうです。

話は変わるんですが、「フルニ●ラゼパム」って聞いた事ありますか?

睡眠薬の一種なんですが、以前にSNSなどで、警鐘ツイートが出回ってたのでご存じの方も居るかもしれません。

サクッと説明すると

・即効性が高く、非常に強い眠気に襲われ、服用前後の記憶の欠落がある

・さらにお酒との併用で、効果が倍増する。

https://prepra.jp/topix/culture/flunitrazepam/

↑興味ある方用リンク

まぁ、今回の記事とは全くもって、一切関係ないんですが。

初めて見た時、何て薄い本用な効能なんだと笑ってしまいました。

まぁリアルでやったらガチの犯罪なので、妄想だけに留めておきましょう。

時間が無かったので、ひとまず画像だけ投げときます。

月末までにはPSDも上げさせてもらいますね。

さて、Skebに取り掛からねば…

ではでは、また~

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