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【全体公開】利根商業高校訪問レポ

利根沼田学校組合立利根商業高等学校 公式サイト


ご縁があって、群馬県の「利根商業高校」を訪問させていただいた際のレポ記事です。超絶長くなってしまいましたので、お時間のある時に読むの推奨です。


そして、記事投稿前に顧問の先生にチェックしていただいたところ、すばらしい補足説明を加筆していただきました! 主に太字になっているのが先生のコメントです。


※学校絡みの記事ですし、FANBOXよりもnoteとかに投稿すべきかもしれませんが、noteのアカウントを消してしまっており、僕の現役のブログはこれだけですのでご容赦下さい。


訪問までの流れ(その1)


2023年8月28日、X(Twitter)をぼんやり眺めていたところ、とある親御さんが、 「今日から息子が登校開始」 とポストなさっていました。


僕の学生時代は、夏休みは8月31日までが一般的でしたので(※)、 「今の夏休みって31日までじゃないの!?」 と驚いてポストしたところ、有識者から「今の学校は違う」と、最新の学校事情をいろいろご教示いただきました。


※関東の話で、北国などでは昭和時代から31日までではなかったようです。


今は夏休みが8月31日までじゃないことは、既婚子持ちの方にとっては常識かもしれませんが、僕は独身で子どもがおりませんので、最新の学校事情がまったく分かりません。


加えて、独身の中年男性は社会的な立場が非常に弱く、普通に近所を散歩してるだけで不審者扱いされるまであります。


学校に近づいた時点で通報されかねませんし、ネットで現役学生さんの話を聞くだけでも、親御さんからすると、我が子に近づいてきた謎のおっさんを警戒するのは容易に想像できます。


各所にご迷惑がかかるため、調べたくても調べようがないなとXにポストしました。


訪問までの流れ(その2)


⿴⿻利根商 元美術部 (総合文化ビジネス部広報チーム)公式⿴⿻


群馬県にある利根商業高校の「総合文化ビジネス部」の顧問の先生が、たまたま僕の漫画の読者さんで、上記の僕のポストに対して以下のリプライを下さいました。


(frame embed)



マジかと驚いて、とりあえず利根商の位置を調べたところ、群馬県の新潟寄りくらいの位置にありました。うちからは新幹線を使って片道2時間程度の距離です。


大宮→上毛高原駅の新幹線代だけで往復1万円くらいかかるため、行きやすいとは言い難いですが、これを断ったら、現役の高校をロケハンさせていただけるチャンスは今後一生なさそう。行くしかないやろと即決断して、


「ご都合が大丈夫であれば、ぜひ一度見学させていただきたいです!」


と先生に返信いたしました。


あとで先生にうかがったところ、学校の所在地が東京や埼玉からだいぶ離れていることもあり、まさか本当に来るとは思っておらず、僕が即食いついてきて驚いたそうです。


(顧問注:学校見学というイベントに需要があることを実感しましたね。高校は私の日常ですが、創作をされる方にとっては自分の経験だけがタネなんですね。)


何度か先生とDMでやり取りをして訪問日時が決まりましたが、正直なところ、本当に行けるのかどうか半信半疑でした。


上毛高原駅付近



2023年9月14日、20年ぶりくらいに新幹線に乗って上毛高原駅に到着。新幹線の乗客の半分近く?が上毛高原駅で下車して、想像以上に利用者の多い駅だと思いました。


(顧問注:世界最長クラスである大清水トンネルへのメンテナンス基地として設置された新幹線駅なので周囲に何かある訳でもないのですが、水上温泉や谷川岳登山などで賑わう駅です。駅から在来線に乗り換えられない点は要注意ですね。)


上毛高原駅は、東口はロータリーになっていますが、西口は駅を出たらいきなり里山みたいな地形になっています。


時間に余裕があったので、駅西口から3分程度歩いて、先生ご推薦の「嶽林寺」に行ってみました。非常に良い雰囲気の激渋なお寺さんです。



近くに「熊出没注意」の看板が立てられてました。新幹線を降りて徒歩3分で熊出没注意は渋いです(しかも本当に出たらしい)


(顧問注:熊もイノシシも猿も狸も出ます。校庭に熊が入ってきたこともありますねぇ…)


この日は暑くて、ちょっと歩いただけで汗だくになってしまいました。汗臭いと失礼かと思い、駅ナカの喫茶店「みなかみツェルト」で涼みつつ、時間を潰すことにしました。


(顧問注:駅そばも超ウマいです。)


しばらくすると、授業を終えた先生がマイカーで駅まで迎えに来て下さったので、軽くご挨拶して車に乗せていただきました。


利根商業高校到着


数分で利根商に到着。本物の高校の校舎の前で、現役高校生がたむろしているのを間近で見るのは二十数年ぶりでしたので、

「そうそう、高校時代ってこんなだった」

と、懐かしい気持ちになりました。


利根商は挨拶を重視しているらしく、すれ違った生徒さんが必ず挨拶して下さるので、最初はちょっとキョドりましたが、すぐに慣れて、こちらも挨拶しまくりました。


受付を済ませて、「総合文化ビジネス部」(元美術部)部室の図書室に行くと、すでに10名強くらいの部員さんが集まってらっしゃいました。


(顧問注:この謎な部活動名に関しては、以下のtweetを参考にしていただければ、なんとなく事情というか文化部の苦境というかが分かっていただけるかと。)


(frame embed)


※↑ 牛帝駐:詳細に関しましては上記ポストのリプライ欄にある追記をご参照ください。


事前に先生との打ち合わせはあまりなく、とりあえず現地に行って、あとは流れでみたいな感じでしたので、どうしようか数秒考えたのち、まずは自己紹介をしたあと、ご挨拶も兼ねて、部員の皆様に僕の名刺を配ることにしました。


というのも、僕の名刺には同人誌のPDF版のQRコードが載っており、スマホカメラでQRコードを読み込めば、無料で『博識ギャル』が読めます。


名刺交換というよりは、実質、同人誌の無料配布です(そもそも普通の高校生は名刺を持っておりません)


紙の同人誌を持っていくことも考えたのですが、同人誌を20冊くらい担いで新幹線で片道2時間はキツいですし、当日の流れや空気が読めなかったため、今回は電子本にいたしました。


(顧問注:いまの高校生は電子書籍ばっかりですね。紙の本の貸し借りが部内で行われているのを数年間見てないなぁ…)


群馬勢あったけぇ


僕は笑顔が少ないタイプですし、性格も神経質ですので、とっつきやすい雰囲気ではないと自分では思っています。


とりあえず思い切って学校に行ったはいいけど、最悪の場合、生徒さんから警戒されて、非常に気まずい空気になり、学校側にご迷惑をかけた挙句、僕自身も大火傷をしてすごすご帰るという最悪の展開も内心覚悟していました。


しかし実際は、先生も生徒さんもメチャあったかくて、埼玉くんだりから突然やってきた、自称専業作家の謎のおっさんに対してもやさしく接して下さったので、終始とても良い雰囲気だったと思います。


立場上は外部講師だが、実際は僕の方が生徒


僕自身は良い雰囲気だったと感じましたが、おっさんという生き物は、若者に対して無自覚にデリカシーがない言動をして、若者に煙たがられるのが世の常です。


当日の僕は、立場上は外部講師でしたが、どちらかというと、僕の方が生徒で、部員の皆様から、現代の高校生がどんな感じか勉強させていただきたいという気持ちで参りました。


学校側のご厚意で取材させていただいている立場上、みなさまに失礼がないよう気を付けたつもりではありますが、もしも、無自覚に不快な思いをさせてしまっていたらすみません。


(顧問注:生徒から好評でしたよ!)


生徒さんと交流


当日の基本的な流れは、顧問の先生のご意向もあって、部員のみなさまに描いたイラストを見せていただいて、僕がコメントしていく感じになりました。


部員のみなさまのイラストは、題材が非常に多彩で、美少年・美少女キャラクターはもちろん、ちょっとホラーなテイストの幻想的な絵だったり、お菓子のパッケージだったり、自分でデザインした洋服だったり、ポケモンだったり、小説だったりと多岐にわたっていました。


素敵なイラストを見せていただいて、自分なりにコメントをしながら、話の合間に、現代の高校生は普段どんな作品を見たりしているのか尋ねたりして、勉強させていただきました。


アナログ作画派が多かった


「総合文化ビジネス部」は、前身が美術部だったこともあり、僕がいる間も、生徒さんはずっと絵を描いてらっしゃいました。


今のアラフォー世代は、PCを一人一台持っていた世代でしたので、PCで絵や漫画を描く人が多かったです。


しかし、今の若者はスマホ一台あればほぼ何でもできることもあって、PCの所持率は下がっており、結果的に、PCがなくても描ける、アナログ作画派が増えてる仮説を以前から持っていました。


今回、自分なりに部のみなさまの動向を調査したところ、実際にその傾向はあるらしく、ほとんどの生徒さんは鉛筆で絵を描いてらっしゃいました。


(顧問注:数年前まではPC作画が多かったのですが、今はアナログ優勢ですね。作品提出や印刷などでデジタルが優位なので、今後のことを考えればデジタル作画してほしいのですが、やはりお金がかかりますからね。この辺も現代の貧困かなと思います。PCは十数万円、iPadもスライタスを買えば五万円。高校生がポンと買える金額ではないですね。親から既に十万円超えのスマホを買いあたえてもらっているのに、追加で買ってくれる家庭があるのか?部活で才覚を示して、親がiPadを買ってくれるというパターンが多いです。)


PCのインターフェイス自体がとっつきにくい?


部室には、先生が部費で購入したiPadや、液タブがつながったノートPCがあり、それらで絵を描いている部員もいらっしゃいました。


ガチで絵を描くなら、液タブがつながったノートPCが性能的には最強ですが、先生の話ではiPadの方が断然人気とのこと。


液タブの何が不満なのか尋ねたところ、彼ら彼女らは小さいころからスマホで育っていて、PCを触った経験があまりないので、PCのインターフェイスになじみが薄く、使いづらいのではないか、みたいなお話でした。


学生時代に自腹でPCを買うのは厳しくても、社会人として働きはじめれば買えるようになるでしょう。しかし、PC本体の購入に10万円程度かかる上、買ったら「なじみがなくて使いづらい」PCのインターフェイスを覚えなきゃならないとなると、社会人になってからも、自分でPCを買うかどうかはちょっとハードルがありそうだと思いました。


エース部員


「総合文化ビジネス部」のみなさまは、さすがは日々の練習の成果で、皆様みずみずしい感性の魅力的な絵をお描きになります。


部のエース的な生徒さんは、絵柄・画力ともに特に魅力的で、今すぐ同人誌を描いてもけっこう売れそうだと僕は思いました。


思っても口に出して言わなきゃ伝わりませんので、ご本人とお話しした際に、


「今すぐ同人誌を出してみては?」

「イラストもいいけど、漫画の方が売れやすいと思います」


と、お伝えしたところ、


「絵は描けるけど、漫画の描き方がわかりません。話の組み立て方とか、コマ割りとか…」


との返答。


その場で自分なりのコマ割り方法などをお伝えしたのですが、アドリブの限界で、やや曖昧模糊だった気はします。


また、


「4コマを描けば、ストーリー漫画よりも考えることが減るのでオススメ」


みたいなこともお伝えしました。


その後、先生と校内見学のために20分くらい?離席して、部室に戻ってきたら、早くも4コマ漫画や5コマ漫画を一本描いていて、手が早すぎて驚きました。


(frame embed)



(frame embed)



※↑ この4コマ・5コマとは別に、ガチで描いたイラストも見せていただいて、メチャ上手で驚きました。


ご本人にその気があるかどうかは分かりませんが、もし仮に、部員さんが自分で同人誌を描いて即売会で売るとなると、群馬→東京の交通費が往復1万円程度かかるため、ご本人の実力よりも、物理的な距離の方がネックになりそうです。


(顧問注:このあたりの漫画が描けない問題、ストーリーを作れない問題は、生徒の『物語摂取量』が大きく関わっているのではないかと思います。現代の高校生は、部員のようなオタク気質の子であっても、あまり『物語』を読んでいないように思えます。SNSなどの競合娯楽が強すぎるのも一因ですが、最近のオタクコンテンツから『物語』が薄くなっているのも大きな原因だと思っています。)


校内を見せていただく



先生のご厚意で、校内をザッと一通り案内していただきました。


利根商は校舎が想像の3倍くらいデカい上、増築を繰り返したらしくて内部構造も複雑です。


例えるなら、学校型の巨大迷宮を歩いているような感じで、自分が今どこを歩いているか、まったく分かりませんでした。


話は変わりますが、少し前、定期的に見ていた夢があります。


高校の卒業式の日に、卒業式が開かれる体育館に向かうのですが、街がバグってて、何をどうやっても体育館にたどり着けないという夢です。



漫画にも描いたこの夢は、細かく書くと、「バグった街中をさまようバージョン」と、「巨大な校舎の中をさまようバージョン」の2パターンがありました。


巨大な利根商の校舎で、自分が今どこにいるのか全く分からず歩いてる状況は、まさにこの夢が現実化したような感じで、個人的に非常にエモかったです。


そもそも、8月27日に、

「最近の学校のことが何も分からん」

とXにポストしたのがキッカケで、17日後には、片道2時間かけて未知の群馬の高校に行き、それまで面識がなかった先生のご案内で校舎を練り歩いてる状況がだいぶ非現実的です。


現代の高校:空き教室


校舎を回った際に、今は使われていない「空き教室」が非常に多いのが印象的でした。


昔の利根商は生徒数が非常に多かったため、校舎がすごく大きいのですが、その後、少子化の影響で生徒数が激減した結果、かなりの数の教室が余ってしまい、放置されているそうです。


「現代の高校はどこも生徒数が減ってますから、空き教室を描くと現代的な感じが出るかもしれません」


と先生はおっしゃっていました。


(顧問注:生徒が減れば、配置される教員も減るので、手が回らないんですよね…あと、現代の高校は一クラス30人ぐらいで設定すると、それっぽいと思います。45人クラスだった時代もありましたねぇ。)


現代の高校:高校生の「現代人」化


この項目に関しては、あくまで牛帝がごく個人的に感じた「イメージ」ですので、うまく言語化できませんし、そもそもまったくの勘違いかもしれません。


高校を現場で見てぼんやり感じたのは、「高校生」というものの概念が、僕らの時代と現代ではだいぶ異なっている可能性です。


友人知人とスマホで24時間つながって、ネットの情報を賢く活用して、生きづらい社会を上手に立ち回るのが「現代人」だとすると、今の高校生は、学生時代から「現代人」であることを求められているのかもしれません。


僕らの世代は、まだ昭和テイストが残っていましたので、ゲーセンで不良にぶん殴られたり、カッとなって学生同士で取っ組み合いになったりといった「リアル暴力」が身近でした。しかし、今の高校生活では「リアル暴力」というものは、わりと絶滅危惧種になっているようです。


治安が良くなったのはすばらしいことですが、負の側面としては、


「どれほど頭に来ても、リアル暴力を振るえば社会的に制裁されて半分詰む」


という大人の世界の圧を、まだ若くて不器用な学生時代から強要されている可能性はありそうです。


(顧問注:私の経験になってしまうのですが、スマホを持ち始める年齢が遅くなればなるほどキチンとしている生徒が多いように感じます。脳の発達が不十分な小中学生の段階で強い娯楽刺激や複雑で難解な人間関係を生むスマホを与えてしまうことは、やはり危険なのかなぁと思っています。)


「コミュ力偏重主義」


過剰に社会化されすぎた「コミュ力偏重主義」は、人生経験を積んだ中年ですらけっこう難しいのに、まだ人生経験が少なく、どうしても対人関係が不器用になりがちな学生時代に強要されてしまうと、例えるなら、「規格の箱にピッタリ収まらないメロン」のような個性派の学生さんにとっては大変な面があるのかもしれません。


学生の不登校が増えてるらしいのは、もしかしたら、そういった「強い空気」のような、数字には出ないけど、現場には確実にある(?)機微が背景にあったりするのかもしれません。


もしも、そういった社会圧が本当に存在していて、そういうのに不向きな学生さんが傷ついたりしているのであれば、高校という形態よりも、例えば、10歳以上年上の連中が集まる何らかのコミュニティに所属して、社会性をマスターするまでは、年上勢にかわいがられて過ごした方が、本人にとって良かったりするのかもしれません(僕には子どもがおりませんし、よく分かりませんが…)


ただ、見方を変えると、そういった社会的な厳しさに若いころから晒されているからこそ、最近の若いオタクたちは、全体的に礼儀正しくて、コミュ力が高く、見た目もシュッとしてるという影響もあるのかもしれません。


(顧問注:暴力もそうですが、『出る杭は打たれる』がスマホ社会で強まってしまった面はありますね…うちの部でも強烈なクリエーター気質を持つ子は何かと苦労しているようです。)


先生と打ち上げ


そんなこんなでワチャワチャしているうちに、あっという間に高校が閉まる時間になりました。


先生のご厚意で、一緒に夕食を食べて、軽く打ち上げをしました。


いろいろ濃い話ができましたが、公開しても差し支えなさそうなことですと、先生が「1日13000歩くらい歩く」とおっしゃってて、教師はメチャメチャ歩く職業だと驚きました(利根商の校舎がデカすぎるのもあるかも)


(顧問注:愛着障害や子どもの貧困、地方と都会の差、能力格差などなど、熱い話でしたね!)


また、先生は僕の漫画では『中年男子の日常』がお気に入りらしく、ぜひ連載再開してほしいとのご要望をいただきました。


先日の「尊髭会」(Twitter漫画家お食事会)の時もそうでしたが、年齢が僕と比較的近い方からは、『中年男子の日常』の支持率が異常に高いです(中年男性特化型漫画)


ぜひまた利根商にお邪魔したい


僕から見ますと、高校に直接うかがって、先生や生徒さんと交流できる機会は本当に貴重ですし、先生や生徒さんにとっても、一応は現役のプロ漫画家が外部講師として部室まで来るのはわりとレアかと思います。


お互いにとって足りない要素を持っていることもあり、ぜひまた学校に行って交流させていただきたいということで僕と先生の意見は一致しました。そう遠くないうちにまた利根商にお邪魔したいです(生徒さんに煙たがられてなければ…)


(顧問注:是非!進路指導としても非常に有意義な会でした!)


打ち上げ後、先生が「坐山 みなかみ」という地元のホテルまで送ってくださいました。このホテルは昭和感が濃く、部屋で旅情そのものになっていました。



また、翌日の帰路で乗った上越線も風光明媚ですばらしかったです。



今回は先生と生徒のみなさまのおかげで本当に貴重な取材ができましたし、かつてなく充実した一日になりました。重ね重ねありがとうございました!


漫画にも良い影響が出そう


漫画の取材は、現地でロケハンすると、現場の雰囲気だったり、周辺の立地や文化だったりといった、言語化できない空気感みたいなものも観察できて、圧倒的に情報量が増えます。


漫画を描くのであれば、可能な限り現地ロケハンもした方が良いと僕は考えています。


今回の利根商訪問は、有形のものや、無形の空気感など諸々含めて、自宅に引きこもっていては体験できなかった要素が多々ありました。


とても充実した取材旅行になり、間違いなく僕の漫画にも良い影響が出そうな手ごたえを感じました。今回の利根商訪問を糧に、今後も精進してまいります。


「顧問ちゃんのコメント」


 先ほどからちょくちょく注釈を挟んでいましたが、初めまして!総合文化ビジネス部の顧問です!牛帝先生のファンで、たまたま個人垢で見かけたtweetへ部垢からリプライするという離れ業を使ってこの企画を実現することができました。牛帝先生には重ねて御礼申し上げます。さて、せっかくの機会ですので、創作に携わる方へ何かヒントになるような現代の高校や高校生に関する話を少しだけさせていただきます。


 高校というのは本当に多様な場です。小中と違い、学科も多様ですし、入試で学力順にある程度振り分けられますし、地域の影響も強く受けます。自分が卒業した学校をイメージして描写すると、致命的なミスになるかもしれません。たとえば、地方の高校なのに1学年6クラスあるとか、現代の高校なのに授業風景にタブレットもプロジェクターもないとか、設定した校風に合わない授業内容を描写してしまうとか。


 また、現代の高校生は本当に多様な価値観を持っています。オタクコンテンツに限った話をすれば、BLを読んでいる生徒がTikTokで踊っていたり、ギャルギャルしている生徒がコンビニでアニメの一番くじを引いていたりと、オタクに対する偏見は確実に薄くなっています。それと同時にガッツリとしたオタクみたいな子はかなり少なくなってしまいました。私が赴任した当初は自分で同人誌を出している生徒も散見したのですが。そのような明確にキャラが立った生徒を作中に登場させてしまうと、高校生世代には違和感のあるキャラになってしまうかもしれません。


 ただ、このような現状は創作に関わる方には伝わりにくいのかなとも思います。なので、今回のような企画が様々な形で広く実施できたらと考えています。群馬県の片田舎の高校でよろしければ、見学したいというクリエーターの方、部のTwitterまでDMよろしくお願いいたします!


⿴⿻利根商 元美術部 (総合文化ビジネス部広報チーム)公式⿴⿻


※この補足説明だけでも僕が知らない事ばかりで、めちゃめちゃ勉強になります! このたびは重ね重ねありがとうございました! またお会いできる日を楽しみにしています(牛帝)

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